スピッツログブック
Date |
2005/1/16 |
天候 | 曇りたまに晴れ |
気温 | 16℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
20〜21℃ |
風 |
北西から北 |
透明度 |
8〜10M |
波 |
3.0〜4.0M |
生物 |
イソモンガラ、マダライロウミウシ、トウアカミドリガイ、チドリミドリガイ、ムカデミノウミウシ、イッポンテグリ、ハリセンボン、コクテンフグ、ハマクマノミ、クマノミ、ハシナガウバウオ、ニュウドウダテハゼ、クロオビハゼ、シマウミヘビなど |
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さ、寒い。窓の外では北風がゴウゴウと音を鳴らして吹き続けております。ダイビングの合間、濡れた体に北風を受けているとまさに暴力そのものである。そんな中でも2ダイブ。1ダイブで終了になるかなーと思っていたが、なんのなんの、2本も潜っていただき、感謝であります。 水中の透明度は良くもなく、悪くもなく。子供だったイソモンガラがしっかり成長して立派な個体に育っていました。穴に入りそうになったときに接近を止めると、うん? もう寄って来ないの? という顔でこちらを見る。その瞬間をパチリ。 イッポンテグリは2個体を確認。子供を捜しているけれど、いないもんだねー・・・・。 マダライロウミウシがペアで前後になって移動していました。昔からよく見る風景だが今年も見ることができました。 初めて見るウミウシかと思ったが、トウアカミドリガイでした。他のミドリガイに比べると個対数はそんなに多くないですね。 大きな、とても大きなコクテンフグが動かなかったので、横に「せんせい」を置いて大きさをわかりやすく撮影したかったのだが、うーん・・・・。うまくいかないもんだ。全然大きいコクテンフグに見えないね。 明日も寒そうだが、今週末にはモルディブツアーが始まってしまう。今のところそれまでのお客様は入っていないので、これで沖縄ラストダイブか? 地元ダイバーの方で寒さにも負けない方がいたら、エントリーしてちょーだいねー。ではでは。 |
Date |
2005/1/13 |
天候 | 晴れ |
気温 | 19℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜18M |
波 |
2.5〜3.0M |
生物 |
カスリフサカサゴ、オランウータンクラブ、コブシメ、ジョーフィッシュ、グルクマ、セムシカサゴ、ロクセンスズメダイ、モンツキカエルウオ、ヒラムシ、カクレクマノミ、ウコンハネガイ、ニセアカホシカクレエビなど |
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団体さんのダイビングも今日が最終日。天気予報では曇りだったのだが、けっこう晴れている。太陽が出てくれると体感温度はビシバシアップ。昨日とは全然違うのだ。これなら2ダイブくらいならば大丈夫。 水中は透明度も良くて、ほげーと潜っていても十分楽しい。これで水温がもう少し高かったらいいんだけれどなー・・・・。カクレクマノミやカクレエビの仲間を見つつ、ヒラムシなんかもヒラヒラ泳いでいたりする。 写真は紫色の毛並みを持っているオランウータンクラブ。最近必ず見せている。 他にはジョーフィッシュ。私は見ていなかったのだが、最後まで貼り付いて見ていたお客様によると、巣穴近くの小さいエビをパクリと捕食するシーンを見られたらしい。ふむふむ。良かったねー。私はその時、別のお客さんにコブシメを紹介していました。 モンツキカエルウオはかわいいんだけれど、やっぱりウネウネ揺すられ写真はみなさんなかなか撮れないみたい。もう少し穏やかになってほしいけれど、明日からまた荒れるとの予報。うーん・・・、せつないねー。 |
Date |
2005/1/12 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 17℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北 |
透明度 |
5〜15M |
波 |
2.0〜2.5M |
生物 |
タンザクハゼ、イトヒキハゼの仲間、ニュウドウダテハゼ、トウアカクマノミ、ベニキヌヅツミガイの仲間、キイボキヌハダウミウシ、ナカソネカニダマシの仲間、イソバナガニ、フタホシタカノハハゼ、レンゲウミウシ、タツノハトコ、イッポンテグリ、イソスジエビ、オオウミウマ、ウデフリツノザヤウミウシ、カクレクマノミ、コブシメ、ハナビラクマノミ、キリンミノ、サザナミフグ、ハマクマノミ、ヨスジフエダイ、ヤイトギンポ、ダルマガレイの仲間など |
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寒い!! 曇りだ。いや、雨降ってきた。こりゃ、たまらん。1本で終了する人も出てしまったが、まぁーその気持ちもよくわかる。昨日はけっこう晴れていたのになー。くそっ!! 水中風景を写真で紹介していくと、ベニキヌヅツミガイの仲間だと思われる奴がいました。あまり見ないよね。撮影してしまった。 コブシメのペアがしっかり産卵していました。卵も確認。産みたてホヤホヤの白い卵がサンゴの隙間にたくさん並んでいました。 深い場所ではタンザクハゼもいました。お客様からリクエストをいただいていたので、見せられて良かった。 そうかと思えば、ピカチューウミウシことウデフリツノザヤウミウシもゲット。大きさは3〜5センチぐらいでした。 おおおおおおおおおおっと!! こいつは初めて見るウミウシじゃーあーりませんか? 図鑑によるとキイボキヌハダウミウシと載っている。この二次鰓の模様はなんたることか? 人間の脳のような模様というか、たたずまいだねー・・・・。図鑑の説明を抜粋すると、「他のウミウシの体液を吸い食べてしまう」とある。そんな恐ろしい奴なのか?!! やや稀種と書いてあるが、ふむふむ。お初だもんなー。そりゃー稀種だろうに。 嬉しくてもう一枚追加。真上から撮影してみました。やっぱりこの二次鰓の模様はすごいなー・・・。もっと接写してこの鰓だけ撮影してもおもしろかったかもなー・・・。 うーん・・・・。はっきりそうだという確信はないが、きっとクロモドーリス・ブレキオーサではないでしょうか? 和名はないんだね。学名がそのままの読みで掲載されています。 他にはイッポンテグリやタツノハトコなどアイドルが確認されました。トウアカクマノミはイボハタゴイソギンチャクに住んでいるタイプとイボハタゴでないイソギンチャクに住んでいるものがいました。 |
Date |
2005/1/11 |
天候 | 晴れ |
気温 | 19℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
5〜15M |
波 |
2.0〜2.5M |
生物 |
カクレクマノミ、ハリセンボン、オドリハゼ、バブルコーラルシュリンプ、ヒトスジギンポ、ミナミホタテウミヘビ、ゼブラアナゴ、カマス、スカシテンジクダイ、グルクン、ソリハシコモンエビ、イシガキカエルウオ、ハマクマノミ、ロクセンスズメダイ、ツマジロオコゼ、ホシゾラウミウシ、キビナゴ、イソギンチャクエビ、クマノミ、キリンミノカサゴ、コホシカニダマシ、オランウータンクラブ、ニセアカホシカクレエビ、イソギンチャクモエビ、テンテンコノハミドリガイ、コロダイ若魚、ハナミノカサゴ若魚、クモウツボなど |
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今日から3日間団体さんケアである。遠くは東北、宮城県から遊びに来てくれた皆さんで普段は海洋生物の研究をされているとか。潜っていてもみなさんそれぞれで興味のあるものをジロジロ見ている。それはソフトコーラルであったり、ウミサボテンであったり、ヒルモであったり、実に幅広いジャンルにわたっている。きっと私には想像もつかない想いでヒルモなんかを凝視されているのであろう・・・・。 昨日の段階では今日も荒れる・・・という天気予報だったのだが、日が昇った海はけっこう穏やかである。ふむ。ボートに乗って南国らしい海を紹介できるかな? とも考えた。なぜなら、お客様の中には沖縄が初めてという方がお2人。南国っぽいきれいな海中も見せてあげたいし・・・・。しかしこのお2人、ファンダイビングをしたことがないという経歴もお持ちだという。つまり仕事で潜っているばかり・・・ということ。どのようなダイビングスタイルで潜られるのかちょっと不安。 で、実際潜ってみるとごく普通に中性浮力を取って潜ってもらえました。普段は作業ばかりなので浮く必要はあまりないのだろうけれど、がんばっていただけまして、感謝であります。宮城県の極寒の海で潜っているだけなので、なにを見ても楽しそうで、実に微笑ましい。キリンミリにしても色が派手だし、とても興味を引くらしい。 水中ではいろいろ見たのだが、やはりきれいな海が良かったようである。カマスが群れていたり、スカシテンジクダイが岩にかたまっていたり、そーいう感じね。あとカクレクマノミがリクエストされました。やっぱり人気があるのだ。 |
Date |
2005/1/10 |
天候 | 曇りそして雨、のちに晴れ |
気温 | 17℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北 |
透明度 |
10M |
波 |
2.0〜2.5M |
生物 |
ハナミドリガイ、マツバギンポ、カニダマシの仲間、ヒラツノモエビの仲間、クロオビハゼ、カクレエビの仲間、イトヒキハゼの仲間、ニュウドウダテハゼ、オニサルハゼ、シマウミヘビ、ニジギンポ、ミノウミウシの仲間、イソスジエビ、オオウミウマ、シマギンポ、コブシメ、ハダカコケギンポ、キヘリモンガラ子供、イッポンテグリ、フタホシタカノハハゼ、シチマキダテハゼ、サビウツボ、マダライロウミウシ、カノコイセエビ子供、レンゲウミウシ、ムカデミリウミウシ、タツノハトコ、タスジミドリガイ、ツマジロオコゼなど |
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リピーターのお客様とマンツーマンダイブ。このお客様とは去年は一緒に潜っていないらしいのだが、私はそんな風には憶えていなかったのでびっくり。遊びに来ていただく予定はたくさん立っていたのだ。が、ことごとく台風でつぶされてキャンセルキャンセル。 ようやく企画が実現したのは、冬も最中の寒い1月になってしまいました。しかしがんばって2ダイブできました。最後の方はちょっと晴れ間も見えましたよ。 水中ではイッポンテグリを観察。尻ビレの美しさが写真には撮れていないが、現場ではまじまじと見られました。 イソスジエビだと思っていたのだが、別の図鑑を何気に見ていたらアシナガスジエビという奴も載っていた。これがよく似ている。もっと詳細に判別のつく写真を撮らないと見分けがつかないなー・・・・。肉眼では黄色点々がとてもきれいなエビである。 ニジギンポが何を思ってか2匹並んで水面を見上げていたのでお客様ともども撮影に入りました。こーいうのは別にどうってことはない被写体なのだが、めぐり合えた場面なので、教えたお客様には撮影される方もいるし、ふーん・・・って感じで素通りされる方もいるし、いろいろであーる。今回のお客様は撮影されていました。ツボに合ったのかな? 良かった、良かった。 オニサルハゼの方かな・・・・。もっとしっかり寄って撮りたいんだけれど、けっこう敏感なハゼなんですよねー・・・・。 レンゲウミウシはほぼ常連さんになりつつあるウミウシです。図鑑では稀種との説明がありますが、スピッツ的にはそーいう感じはしない。 そしてこいつ。名前わからないよー・・・。大きさは5ミリ程度とかなり小さかったです。しかし紛れもないウミウシ。図鑑でこれかなー・・・・と思えるものはヒイラギウミウシという種類。いや、きっとそうかな・・・。うん。そうに違いない。いや、そうだろう。そうだと思えてきた。うん。ヒイラギウミウシに違いない。may be じゃなくて、must be だ。 カエルウオ。なんとかカエルウオじゃなくてカエルウオ。ただのカエルウオでしよう。ただのカエルウオというのはなかなか出会えない。個対数が少ないわけではないのだが、生息場所が浅いから出会えないんだよね。沖縄にもいるし、モルディブにもいたけれど、モルデイブでカエルウオ見てきた人はほとんどいないと思う。見たい人はリクエストしてくれていいけれど、まぁー大変だぜ。 おう!! タツノハトコじゃーあーりませんか!! しかも小さい。サイズは3センチぐらいでした。くるまって少しだけ動く姿もかわいいけれど、移動する様も非常にかわいい。大好きな魚であります。 いつまでいるかなー・・・・? |
Date |
2005/1/9 |
天候 | 曇りたまに雨 |
気温 | 17℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北 |
透明度 |
10M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
コノハガニの仲間、カニダマシの仲間、ヒラツノモエビの仲間、カスリハゼ、ウスゲショウハゼ、クロオビハゼ、ニュウドウダテハゼ、イトヒキハゼの仲間、コロダイ子供、オキナワフグ、タルマワシ、シマギンポ、ツマジロオコゼ、チドリミドリガイ、コブシメ、マツバギンポ、ニジギンポ、ハダカコケギンポ、イッポンテグリ、マダライロウミウシ、オニハゼ、ハチマキダテハゼ、ミミックオクトパス、フタホシタカノハハゼ、コウイカ子供など |
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リピータのお客様と今日もダイビング。天気はぐずつき、小雨もパラパラ。うーん・・・・。悲しい天気だ。昨日も潜ったポイントなので、かなりのネタがストックされており、それらを周回するだけでもかなり楽しいダイビングができるためガイドはかなり楽である。やはり続けて同じポイントに潜るとネタの新鮮さが維持できて、お客様にも楽しんでいただける・・・はず。 ミミックオクトパスは目だけしか出ていなかったのでお客様にはわかりにくかったかもしれない。心残りはそこだ。ぜひリピートしてもらって、またリベンジしてもらいたい。 |
Date |
2005/1/8 |
天候 | 曇りたまに雨 |
気温 | 18℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北 |
透明度 |
10〜20M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
ワモンキセワタガイ、オイランヨウジ、クマノミ、コホシカニダマシ、オランウータンクラブ、カザリイソギンチャクエビ、ニセアカホシカクレエビ、タイワンマトイシモチ、クサハゼ、カスリハゼ、シマオリハゼ、クロオビハゼ、シマキンチャクフグ子供、キリンミノ、ネッタイミノカサゴ子供、ミドリアメフラシ? 、ウロコウミウシの仲間かな? 、カクレクマノミ、イソギンチャクエビ、アカホシカニダマシ、ハダカハオコゼ、イソスジエビ、オオウミウマ、ツマジロオコゼ、シマギンポ、マツバギンポ、ハダカコケギンポ、キヘリモンガラ子供、サザナミハゼ、ミミックオクトパス、マダライロウミウシ、イボヤギミノウミウシ、ハチマキダテハゼ、オニハゼ、ハナハゼ、ホシゾラウミウシ、コウイカ子供、イッポンテグリ、タルマワシ、サザナミフグ、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、バブルコーラルシュリンプ、セムシカサゴ、クビアカハゼなど |
||
うーん・・・・。連休なんだよな・・・・。知ってる? お天道様は知っているのかなー? それなのにこの全国的な冷え込みは何ゆえ? 曇りはまだしも雨降らせるってどうよ? この仕打ち? たまらん、たまらん。やるせないモードはダイビングにも影響しかねない。が、今日は果敢に攻めて3ダイブ。18度の気温などなにするものぞ!! 欲しがりません勝つまでは!! ニイタカヤマノボレ!! 出陣だぁぁぁぁぁぁーーー・・・。と、意気込んだのは嘘だが、それぐらい決心しないとこの雨中で3ダイブなんて大変なことなのだ。 写真を撮ったので紹介していくと、まずはサザナミハゼ。だいたい浅いところに多いよね。大きくて見やすいが巣穴を放り出して旅立ちながら逃げていくので、観察はしにくいかもしれない。 久しぶりに見たぞ、ハダカハオコゼ。もっとカラフルな色彩のタイプが見たかったけれど、贅沢はいかん。 今日は上手に撮影できたハダカコケギンポ。一度目が慣れてしまうといろんなところで見つけられる。頭上のフサフサがなんとも愛嬌満点であります。 お客様からリクエストをいただいていたイボヤギミノウミウシ。とても大きな個体でした。 うーん・・・・。何だろうか? 図鑑によるとスカシウロコウミウシというのが近い。記述にある「近似のC.elegansは背側突起に葉脈状の線が入る」とあるので、それがこいつかもしれない。稀種であることに間違いはなかろう。 砂地に隠れていたコウイカの子供。見つかった瞬間もおすまし顔で隠れているが、もうダメだと判断した時の逃げ足は速い、速い。狙い済ました流し撮りでそのスピード感を表現。デジカメでも簡単に出来るからみんなやってみてねー。 うーん・・・・・。ミミックじゃないなー・・・。小さいし、色もミミックじゃないし、普通のタコ? と思いながら寄っていきました。 すると巣穴からするする出てきたその体が一瞬にしていつものミミックの体色に大変身。おや、まぁー・・・。あなたミミックだったのね・・・・。 ウシノシタの擬態でそこそこ逃げていくのでありました。 ダンディ坂野が部だのソデに消えていくときのポーズに似ているなー・・・・。 他にはヤシャハゼを撮影。ヒレナガネジリンボウについてはいっぱいいたので、みんな納得するまで撮影できたのではないだろうか? クサハゼやクロオビハゼも撮れたかな? オランウータンクラブとカザリイソギンチャクエビが一緒にいたのはラッキーでした。上手に撮れればおもしろい被写体だと思う。私もいつか撮ってみたい。 |
Date |
2005/1/7 |
天候 | 晴れ |
気温 | 20℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
21〜22℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
カスリハゼ、ミナミギンポ、ミカヅキコモンエビ、シマオリハゼ、ハラマキハゼ、フタホシタカノハハゼ、セミホウボウ、ジョーフィッシュ、モンハナシャコ、エリグロギンポ、ウミウシカクレエビ、アカククリ若魚、モンツキカエルウオ、グルクマ、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、ホシゾラウミウシ、ハナハゼ、スミゾメキヌハダウミウシ付ヒメダテハゼ、ハチマキダテハゼ、カゲロウカクレエビ、オニハゼ、イロブダイ子供、カスリフサカサゴ、オランウータンクラブなど |
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ちょっとは穏やかな海になってくれるかなー・・・・と期待したのだが、まったく予想外れ。なんたることか? ちょっとは楽に潜らせてくれよん。とぼやいてみてもしょうがないし、がんばりましょうねー。波は高いが天気はいい。晴れているので暖かい。お客様も陽気に誘われ本日は3ダイブ。潜っていただいてナンボなので、こーいう陽気はとても助かる。もっと晴れろ。 水中の透明度もなかなか良くて、陽光も入り、ふむふむ。まずまずではないか。穴からはミナミギンポがこちらを凝視。モルディブではハウスリーフに定番の巣穴があったので、とても助けられたネタだったのだが、沖縄ではあまり巣穴が定番化していない。けっこうすぐに巣穴を変えてしまいます。 砂地を低空飛行で滑っていたのはセミホウボウ。大きな翼の模様が独特で見つければ紹介せずにはいられない生物でありますなー。 最近のお気に入り。オランウータンクラブ、紫の毛並みバージョン。体にまとう海草を間違えたのだろうか? ただの目立ちたがり屋なのか? そんなに頻繁には出会えないが、忘れた頃にこーいう奴に出会っているかなー・・・・という感じで出会えるタイプ。しかし知らないうちに元のノーマルカラーに戻るんだよね。多分モルディブツアーから帰ってきた頃にはノーマルカラーに戻っているでしょう。 他にはヤシャハゼでしょう、ヒレナガネジリンボウもいたし、カゲロウカクレエビは小さくて撮れなかったけれど、見たときのインパクトはあったんじゃないかな? ハラマキハゼがまだ生存していました。がんばれよー・・・・。 |
Date |
2005/1/6 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 20℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
22℃ |
風 |
北 |
透明度 |
10M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
カゴシマオコゼ、イッポンテグリ、チドリミドリガイ、マツバギンポ、ハダカコケギンポ、キヘリモンガラ子供、ハチマキダテハゼ、フタホシタカノハハゼ、ハナハゼ、ミヤコイシモチ、イボヤギミノウミウシ、マダライロウミウシ、パイナップルウミウシ、コノハガニ、ソメンヤドカリなど |
||
那覇在住のお客様と共にダイビング。予定では2ダイブだが寒さに弱い方なので、実際潜ってみるまでは何本になるのかはわからないのだ。今日の曇り空も手伝って、寒さはアップアップ。私の推測どおり1ダイブにて撃沈。寒い寒いと連呼しつつ、早々と撤収作業となりました。 水中ではウミウシも登場。まずはイボヤギミノウミウシの巨大な個体に遭遇できました。 砂地の上を歩いていたのはマダライロウミウシ。お客様受けは良かったです。 パイナップルウミウシかなー・・・・。きれいな個体でした。 今日は2個体に出会えたイッポンテグリ。しかしお客様のカメラストロボは発行していなかった。うーん・・・、残念。バッテリー切れかな? 浅瀬ではカゴシマオコゼがいましたよー。 |
Date |
2005/1/4 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 21℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
22℃ |
風 |
南から北 |
透明度 |
10〜30M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
カクレクマノミ、ハナミドリガイ、オドリハゼ、バブルコーラルシュリンプ、イナセギンポ、ミナミホタテウミヘビ、ゼブラアナゴ、カマス、ソリハシコモンエビ、スザクサラサエビ、ウコンハネガイ、アマミウシノシタ、モンハナシャコ、シモフリタナバタウオ、ハナヒゲウツボ、ジョーフィッシュ、フサカサゴ、ハタタテハゼ、リュウキュウフクロウニ、キスジカンテンウミウシ、ピグミーシーホース、ヒレナガヤッコ、タテジマヤッコ、トサヤッコ、アカマツカサ、ヤミスズキ、カスリフサカサゴ、キビナゴなど |
||
久しぶりに泥場から脱出。サンゴ礁でのダイビング。しかし予報ではお昼ぐらいから荒れてくるとのことだったが、果たして? そのとおりになってしまった。お昼過ぎから風は北に変わり海は荒れてしまった。しかしスピッツはその変化にも見事対応し、無事に3ダイブ。しかも今日はいろいろ見られてなによりだったのだ。 ガレバではフサカサゴを確認。赤い宝石のような目玉を持つフサカサゴはじっとしたまま動きませんでした。紹介するのにライトは必須だね。 久しぶりに見たのは、旗割れハタタテハゼ。ギザギサでちょっとかわいそう。ふ、不憫じゃ・・・・。 お客様が見つけたオドリハゼはまったく隠れませんでした。ありがとうTさん。 ウミウシでは大きなキスジカンテンウミウシがのそのそと砂地を移動していました。 そしてハナヒゲウツボの成魚にも出会えました。とても華やかな魚で、私は好きな魚の1つであります。 そしてちょっと離れた場所に子供の黒色バージョンも登場。す、素晴らしい。 そしてそしてもそのちょっと横には黄色のジョーフィッシュも!! 素晴らしい。ワンダフルなエリアだ。 そして別のポイントでは黄色いピグミーにも出会えて、何も言うことはない。満腹、満腹、ごちそうさま・・・・のダイビングでした。 他には大きなアマミウシノシタやヤミスズキ、イナセギンポにゼブラアナゴなんかもいました。 |
Date |
2005/1/3 |
天候 | 晴れ |
気温 | 21℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
22℃ |
風 |
東から南東 |
透明度 |
8〜20M |
波 |
2.5〜2.0M |
生物 |
カスリハゼ、ミカヅキコモンエビ、ソリハシコモンエビ、シマオリハゼ、フタホシタカノハハゼ、ハラマキハゼ、イソギンチャクモエビ、ヒメオニオコゼ、カゴシマオコゼ、ウミシダヤドリエビ、ホシゾラウミウシ、モンツキカエルウオ、カスリフサカサゴ、サキシマミノウミウシ、オランウータンクラブ、ジョーフィッシュ、ヒラムシ、コブシメ、ハナビラクマノミ、ニセアカホシカクレエビ、バブルコーラルシュリンプ、イロブダイ子供、グルクマなど |
||
冬の中でもこれぐらいの気候だったら、まぁーラッキーかな・・・という暖かさの中でダイビング。内地からのお客様に糸満の方が1人、前兼久の方が1人と地元のダイバーの方の参加も嬉しいスピッツであります。 少しうねりが残っているものの、ダイビングにはまったく問題ない。モンツキカエルウオが撮影できる程度のうねりであーる。水中の透明度はびっくりするぐらい良い。ブルーな海であーる。ヒレナガスズメダイの子供なんかを見ていても幸せを感じられる。そんな中層をグルクマの大きな群れが行ったり来たりしていました。 大晦日、元旦に荒れたせいか、生物は全体に少なめでした。ウミウシでは写真のようなちょっと珍しい奴も見られました。 画像が悪いのは、画像のレベルをSQ2で撮影したから。やっぱり問題外ですな。HQぐらいのクオリティーは欲しいです。 ハラマキハゼ・・・・。しばらく潜っていなかったので、まだ生きているか不安だったが、まだいました。しかし底の様子はとても変わっていました。よくハゼたちは健在でいられるなー・・・・。 ジョーフィッシュはそこそこのご機嫌。初めは遊んでくれるのだが、一度隠れてしまうと長い間出てきてくれません。あっちゃー・・・・。もうすこし遊んでほしいです・・・。 あとはオランウータンクラブの毛が紫色の個体を確認。ちょっと変わっていました。 |
Date |
2005/1/2 |
天候 | 晴れ |
気温 | 18℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
22℃ |
風 |
北東から北 |
透明度 |
5〜8M |
波 |
3.0〜2.0M |
生物 |
カニダマシの仲間、ヒラツノモエビの仲間、イトヒキハゼの仲間、オニサルハゼ、ニュウドウダテハゼ、コロダイ子供、イッポンテグリ、オオウミウマ、ナンヨウツバメウオ、ツマジロオコゼ、マツバギンポ、ハダカコケギンポ、キヘリモンガラ子供、キヌハダウミウシ、ミミックオクトパス、ハチマキダテハゼ、フタホシタカノハハゼ、カスリハゼ、ハタタテギンポ、サツマカサゴなど |
||
午前到着のお客様と午後から2ダイブ。かなり暖かくなってとてもありがたい。昨日の寒さがうらめしい。透明度も良くて、潜っていても気持ちいいです。晴れ間もあり、海中にも陽光は差込み、リップルマークもアクセントになり癒されるというものです。 キヘリモンガラ子供はここ最近動かない定番のネタ。大人は凶暴だが、子供はすぐに隠れようとするシャイな性格であります。 浅瀬の藻場で見つけたハタタテギンポ。あまり見ないよね・・・・。違う? 先日確認したオオウミウマを探す、探す。絶対このへんにいるはずだ!! と信じて捜索していると「あっ!! 見っかっちまった・・・・」という顔のオオウミウマと無事に遭遇できました。目に表情があるねー。会えて嬉しいよ。ほんまに。 イッポンテグリ、今日は2個体を確認。こちらは大きい方でした。 そしてこちらはお客様のTさんが発見したイッポンテグリ。サイズはちと小さめで、10センチぐらいでした。 オレンジのまるまったゴミがあるなー・・・と思ってツンツンしたら伸びて移動しはじめました。なんとウミウシだったのか!! キヌハダウミウシだと思われます。 他にはツマジロオコゼやナンヨウツバメウオ若魚を確認。サルハゼは今年のヒットかな。今日はたくさんいました。 |
Date |
2005/1/1 |
天候 | 晴れ |
気温 | 15℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
22℃ |
風 |
北西から北東 |
透明度 |
5〜8M |
波 |
4.0〜2.5M |
生物 |
ツマジロオコゼ、チドリミドリガイ、マツバギンポ、ハチマキダテハゼ、ダンダラダテハゼ、ハナハゼ、オニハゼ、フタホシタカノハハゼ、テンテンコノハミドリガイ、タスジミドリガイ、ニジギンポ、ハダカコケギンポ、チゴミドリガイ、ミミックオクトパス、ナンヨウツバメウオ若魚など |
||
あけましてあめでたいはずなのに・・・・、なんたる寒波!! 今冬1番の冷え込み。気温はなんと15度だ。台風のような海。新年早々・・・・、なんてこったい。やれやれ・・・。 お客様はリピーターのOさん。デジカメと一眼レフハウジングの二台のカメラを駆使し上手に撮影される。ハゼをじっくり見てきました。3本だって潜れる海況ではあったのだが、あまりの寒さに2本で終了。Oさんのスーツのお尻には大きな穴が開いており、そりゃー寒かろうに・・・・。 しかし水中ではそんな穴のことなど感じさせないほど集中して撮影されていました。集中力ってすごい。まずはダンダラダテハゼの子供サイズ。大人も子供もダンダラ模様は変わらずそのままであーる。 個対数は多いがけっこう敏感なフタホシタカノハハゼ。頬に塗られた2本の極太黒線がジャングルに潜むベトコンのフェイスペインティングのようでホフク前進にも慎重さが増すというものである。 サイズはちと小さかったが、黄化個体にも遭遇。よく目立っていました。 ハチマキダテハゼも個対数は多い。わりと度胸があるので、撮影しやすいハゼのひとつ。今日の個体もかなり寄らせてくれましたので、お客様も満足だったもよう。 反面、すぐに逃げてしまうのはオニハゼ。どこのポイントの奴もかなり敏感。度胸のいい奴を探すのがひと苦労なハゼであります。 チゴミドリガイがいたので紹介。寒くなってきたのでミドリガイの仲間が非常に多い。タスジミドリガイやハナミドリガイが多いです。 テンテンコノハミドリガイもかなり多いです。 特に珍しくもないのだが、とてもきれいに撮影できたので嬉しくて載せてしまったヤライイシモチ。きれいに撮れたらどんな生物でも素晴らしく綺麗なのだ。ただ生きているというシンプルな生命体の美しさに見惚れましょう。 今年は頻繁に見られるミミックオクトパス。個対数はけっこういるんじゃないだろうか? 目の上に飛び出た角が目印なんだけれど、この独特の色合いもかなり目立っています。 もちろん私たちに見つかる前からこんな色ではない。上手に砂色に擬態しているのだ。 このミミックはあまり大きくない個体で、ハウジングとの大きさを比較できる写真を撮ってみました。 巣穴にスルスルと隠れていきます。だいたいいつもこんな感じで、腕を2本から3本残しつつ隠れていきます。なにかに擬態しているのだろうか? ヒトデ? ヒトデってでも危険な生物じゃないしなー・・・・。 あと・・・・・、私の中では完全に白いダンゴムシとして扱われている「タルマワシ」というヘンな生物もいました。写真中央の白色の物体がそうです。なにものかはよく知りません。 明日はもう少し暖かくなるとの予報。なんとかしてほしいもんだ。 |