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Date

2006/1/31

天候 曇り
気温 20℃ 中潮

水温

21℃

南東

透明度

25〜30M

2.0M
曇っているなぁぁぁぁぁぁぁぁ。憂鬱な気分にさせる天候だが、このアンニュイな我が身を引きずりつつも潜らねばならない理由がある。あ、ちなみにこの理由は「わけ」と読んでいただきたい。その方が音の響きがいいから・・・・・。そう、その理由とは、午後から北風に変わっていくということ。せっかくの南東風。潜らにゃ損損・・・・・と潜ってきました。

せっかくの南東なので、深い場所も攻めてみた。するとアケボノハゼをゲット。冬だというのにけっこう接近しても全然隠れませんでした。季節感のないアケボノハゼだ。

    

ウミシダにはバサラカクレエビがついていました。

                   

ピンク? 赤色? とにかく派手なカラーのハダカハオコゼもいました。去年からずっといますね。

     

ナンヨウキサンゴにハゼがついていたらぜひとも撮影してあげてほしい。ナンヨウキサンゴはライトを当てるときれいなサンゴです。

     

なにカエルウオだろうか? 黒い体に真っ赤かの目がやけに特徴的。はっきりした名前はわかりましぇん・・・・。

    

スミレナガハナダイのサロンパスマークはあるけれど・・・・、おや? 体色がおかしいねー・・・・。ふむふむ。こいつはおかまというかおなべ。スミレナガハナダイはメスからオスに性転換する魚として有名だが、体の色がメスのオレンジのままであります。ヒレの特徴はもうオス化していますけれどね・・・・。

    

浅いところで群れていたこの魚たち。手元に今図鑑が無いので調べられない。またわかったらかきこみますね。

    

きれいなウニであります。名をリュウキュウフクロウニ。とても派手でいるとすぐにわかります。海外に生息しているこのタイプのウニにはよくエビがついているそうだが、私は出会えていない。一度見たいと思って、見つけると探してみるのだが、いつも空振りばかりであります。

    

浅瀬に生い茂る藻場も探索。

      

こんなところにイザリウオが隠れていたりして・・・・・・。と、思って探したら本当にいた。
黒い体で体長は1.5センチくらい。写真中、頭が右上の方角です。

      

ツノキイボウミウシはよく見るけれど、いつもスルーしてしまう。今日は撮ってみました。

               

シロウサギウミウシはこれからもっと増えてくる。サイズも色もかわいいねー。

     

クロヘリアメフラシがこんなところに? という場所で静かに大発生していました。

                

モザイクウミウシもいました。

                

センテンイロウミウシは2個体を確認。

                

浅瀬のサンゴは見事である。壊さないように大切に扱わねば・・・・。

     

しかしところどころに白いサンゴが・・・・。もしや?

     

うんうん。やっぱりオニヒトデ。日中はサンゴの影や、岩下に隠れたりしていますので、引っ張り出して殺傷行為を働かせていただきました。

     

全部大きなオニヒトデばっかりでびっくりしましたが、全部やっつけてきました。あのサンゴは守りたいなー・・・・・。                                


Date

2006/1/28 

天候 晴れ
気温 20℃ 大潮

水温

21℃

北から北東

透明度

5〜8M

2.0M
リピーターのお客様と午後から2ダイブ。昨日までの曇り空ではなく、久しぶりに晴れ渡っている。すばらしい。車内ではTシャツでOK。しかも車窓は全開バリバリ。おんぼろハイエースも気持ちよさそうに走っている。道沿いには咲き誇る桜が散見し、冬の沖縄の良い面がやけに目に付く昼下がり。昼寝には最適だが、水温21度では水中はブルブルであります。しかし他のポイントに比べるとまだ温かいので、贅沢は言っていられない。

ウミウシが好きなお客様なので、ねちねち探してみる。オキナワキヌハダウミウシかな・・・・と思って紹介したこのウミウシはアカボシウミウシでした。冬季から初夏にかけて潮通しの良いさんご礁浅所で稀に見られる、とのコメントが図鑑にあります。目印は触覚先端のオレンジ色だな。今度から注意して見てみよう。

      

リュウグウウミウシはお客様が見つけました。こいつもいろんな環境で見つけられる。

               

名前のわからないウミウシに出会いました。小さい・・・・。3ミリぐらいでした。触覚だけ白くて、体は黒グレーっぽい色です。

                     

オニカサゴの子供だと思われる個体。別に珍しくも無いけれど、最近カサゴ類の判別が難しくなっているので撮ってみた。後々なにかに役立つかもしれない・・・・と思ったので。

      

写真はそんなに撮りませんでした。見られたものは、他にオオウミウマやゴルゴニアシュリンプ、コナユキツバメガイにマダライロウミウシ、キカモヨウウミウシ、クロモドーリス・プレキオーサ、コモンウミウシ、シラナミイロウミウシ、ミドリリュウグウウミウシやあとはイトヒキフエダイに大きなワレカラ。名前のわからないハゼかコチのような仲間の魚も見られました。今度じっくり撮ってみたいです。           


Date

2006/1/27

天候 曇り
気温 20℃ 中潮

水温

20〜21℃

北から北東

透明度

12〜15M

2.0M
お客さんがいないけれど、まぁー定期的にいろんなポイントに潜って海中の様子を確認しておかないとね・・・・。ここは久しぶりに潜るなぁぁぁぁ・・・・。
アカホシカクレエビがいました。一番たくさん見られるのはニセアカホシカクレエビだけれど、今日はアカホシカクレエビも見られました。目印は目と目が白いラインでつながっているところ。

    

同じところにニセアカホシカクレエビもいました。こっちはつながっていないし、体に赤い点々もないのだ。

   

バブルコーラルシュリンプは住んでいるミズタマサンゴの美しさも手伝って、誰がどのように撮ってもそこそこきれいに撮れるとても便利な被写体であります。触覚が人間の体毛のようで、気持ち悪く撮れています。エビのラインはきれいなんだけれどなー・・・・・。

   

セダカギンポは本日2個体を確認。大人と子供がいました。あいかわらず怪獣のような顔つきでありますが、愛嬌さも同居しているゆえ、あいくるしさがあるのだ。

          

ガラスハゼが全然動きませんでした。背景を水でぬいてあげて、想像通りの仕上がり。あまりにも動かなかったのは、卵を守っていたからでした。はぜの尻尾付近から上のほうにツブツブの卵が産み付けられている様が見てとれます。

    

ジョーの砂場はけっこうぐちゃぐちゃに変化していたが、生存しているジョーはしぶといねー。巣穴を変えずにキョロキョロしていました。

                          

でかいコブシメが岩に化けて止まっていましたが、まぁーすぐにわかる。なんせでかいから。

        
         

斜面で出会えたので、こーいう撮影ポジションにも簡単に動ける。写真に広がりをつけたいならば、絶対水面を画面のどこかに入れられる構図を狙っていただきたい。マクロ撮影でももちろんワイド撮影でもそれは同じなのだ。

                

モンツキカエルウオはあいかわらず同じ場所でこちらを見ていました。ずっといるね・・・・・。

                   

ウミウシも少しずつ増えている。キャラメルウミウシの成熟した個体。大人の魅力がむちむちしたボデェーラインからプンプン臭ってくる。

      

そうかと思えばコモンウミウシの子供個体。こちらはあどけなさが体色に現れており、幼い香りがぼやけた紫色周辺に漂い、目じりが下がってしまうのだ。

           

そしてアダルトな風格を身にまとったモンジャウミウシの大人。ぼてっととした体つきは、今くるよねぇーさんを彷彿とさせる。外縁のナミナミ模様がくるよねーぇーさんの派手な衣装とだぶって見えるのは私だけ?

       

ムラサキウミコチョウがペアでいました。これからどんどん増えてくるでしょう。

               

ゆっくり潜りたかったのだが、やけに後頭部からノイズが聞こえてくるので水中でBCを脱ぎ見てみると・・・・・、あららららららら・・・・・。オクトのホースから大量のエアー漏れが・・・・・・。こりゃーいかん・・・・。いくら中圧ホースからのエアー漏れとはいえ、深い場所に長くいてはすぐにエアー切れだ。

                  

と、いうことで、今日はこれまで。ご清聴ありがとう。


Date

2006/1/25

天候 曇り
気温 20℃ 中潮

水温

21〜22℃

北から北東

透明度

12〜15M

2.0M
雲が多い。多いというか、見える範囲すべてが雲だ。日差しはどこにも感じられない。しかし寒いというわけではない。暖かいとも言えないがこれぐらいならばましだろう。20度。贅沢を言ってはいけない。20度といえば、ウォームビズの暖房設定温度ではないか・・・・。

そんな沖縄本島。今日もせっせっか潜ってきました。一本だけ。体験ダイビングで使えそうなポイントと近隣のショップさんに教えられた場所を試しに潜ってみた。
エントリーに少し歩くが、足場もしっかりしているし、歩きやすい。たまたま最干時に来たのだが、満潮時に来れば歩かなくてもすぐにエントリーできそうである。
腰ぐらいまで浸かっても、足場は乱れない。ふむ。なかなか。水中を覗けば、藻場が見える。ふむふむ。これまたなかなか。ハマサンゴなどもポツポツ残っているし、シマハギが群れていたり、ハギの仲間がどちらかというと多い。

サザナミフグやイシヨウジ、マガキガイにシャコガイなど体験ダイビングで紹介できそうな生物も多いし、何よりも危険生物、ラッパウニやガンガゼの類が少ない。

探せばもっとたくさん写真のようなシーンが見られるのかもしれないが、一箇所でほのぼのした風景に遭遇。横からぺたりと撮るとこんな感じだが、

    

底にはいつくばって、水面を仰いで撮ってみると、下のような感じになる。

            

少しは格好良く撮れるので、ぜひ試してもらいたい。

またマンジュウヒトデがいくつかあり、そこにはヒトデヤドリエビもついていました。先日お客様からデジカメの性能について質問いただいたので、その質問内容を撮ってみた。「被写体の背景を水のブルーで抜くときにちゃんと青色で抜けたり、黒く落としたりできるの?」というものだったが、普通にプログラムオートで撮った写真がこれ。普通で撮ったら青になりました。黒く落とすにはマニュアルで撮る必要があるだろうね。マニュアルでは撮ったことがないので、撮り方がわからず断念。

                

上の写真を画像処理ソフトで加工したのが下の写真。バックのブルーはより青になったけれど、人での色が飛んじゃった。私は上の方が好きだけれど、下の方が好きという人もいるかも。まぁーどちらでもいいのだ。撮りたいように撮って、加工したいように加工して、楽しい思いができることにこしたことはない。

     

ついでなので、マクロモードも使ってみた。私は普段ほとんどマクロモードを使いません。ただのオートにして、ズームを最大限よりも少し引いたぐらいに設定。ストロボを強制発光モードにしてあとは撮るだけ。寄れるところまで寄って、ピントがだいたい合っているのを確認しながら撮る、撮る、撮る。

    

次にスーパーマクロモードという奴で撮ってみた。これにするとフラッシュが光らなくなるので、全体に青みがかった写真になっている。上の写真より少し寄れているが、そんなに目立った寄りはできていない。

    

今度はそれらをトリミングして比べてみよう。ちなみに上の写真2枚は撮った画像そのままであります。サイズは小さくしてあるけれどね。

こちらはスーパーマクロモードじゃない、普通撮影の方。ストロボが当たっているので、色がよく出ています。普通、接近しすぎるとストロボが画面全体にいきわたらないケラレという現象が起こるのだが、私は非常に有効な拡散板を使用しているので、どんなに接近してもストロボの当たらない角度はない男なのであーる。このアイデァは他のショップのイントラさんがやっていたものを真似したのだが、実に有効でチープで素晴らしいのだ。今度HPの別コーナーで紹介しますね。

     

こちらがスーパーマクロ撮影。色は出ていないけれど、別にこれはこれでいいんじゃない? ちょっと手振れしている感じがするが、鑑賞には足るよね? 柔らかい感じがするからこちらの方が好きという人もいるんじゃないだろうか? 今後、マニュアル撮影の方法も勉強して、いろんなモードの画像比べなんかもやっていくつもりです。暇ってすごいねー。

     

エキジットしたら少し晴れてきました。よっしゃ、よっしゃ。


Date

2006/1/24 

天候 曇り
気温 18〜20℃ 中潮

水温

18〜19℃

北から北東

透明度

8M

2.0M
久しぶりのダイビングだ。なぜか? 暇なんだからしょうがないじゃないか・・・・。こりゃーつぶれるよ、つぶれてしまうよ、いいのかい? いいのかい? 
まぁー毎年二月は暇だし閉めてしまっているくらいだから、今年もそんなにお客さんが来るわけないのだが、お客さんのいない切なさは山の如し。

フラフラ潜りに行ってきました。今年は頻繁に見られるフリソデミドリガイに遭遇。去年までは一度も出会わなかったのに、目の慣れとは恐ろしいものだ。

       

顔色の黒すぎるハダカコケギンポに遭遇。

    

イッポンテグリもいました。2個体を確認。どちらも大人でしたけれどね。

    

久しぶりに見たなー・・・。オクヨウジ。細長いヨウジウオの代表選手。細くて長いです。

    

私もゴミだと感じていたフィコカリス・シムランス。あまりにも白い。画面中央の白いもやもやがエビです。と、いってもエビには見えないよね。まぁー来てくれたらライブで見せてあげるので、驚きの声を上げてくださいませ。サイズも小さいよぉぉぉぉぉ・・・・。

         

まだウミウシは少なかったし、全体的に生物も冬を感じさせる内容。春が待ち遠しいなー・・・。


Date

2006/1/15

天候 曇り
気温 21℃ 大潮

水温

21〜22

北から北東

透明度

5〜8M

2.0M
地元のお客様2名と2ダイブ。晴れるかなー・・・と思っていたのだが、あいにく雲の多い天候になってしまった。夕方から晴れたけれど、そんなときに晴れてくれても・・・・・。

しかし水の中はそんなに寒くなくて、なかなか過ごしやすい。陸で休憩しているときも談笑する余裕がありました。
なんでも見ます、撮ります・・・という非常にありがたいお客様だったので、なんでも紹介。季節柄ウミウシが多くなってしまうのは旬だからであります。

一枚目の写真はヒナギンポ。環境を問わず浅い水深に普通に見られる。顔に広がる複数の白点が目印です。

             

なんでもない普通種のキリンミノ。少し小さい個体がいたので、撮ってみました。想像以上にヒレは美しい。どこにでもありふれているキリンミノたちだけれど、こーいうのをしっかりとガイドできるようになりたいもんだ。

      

凪いだ水面を背景にナンヨウツバメウオの若魚が3個体見られました。水面がぺったり・・・だったので、うまくいったら水面にツバメウオの影が写るんじゃないかなー・・・・と予測して撮ってみたのだが写っていませんでした。構図も中途半端だが、ガイドしながら撮っているんだからこんなもんだ。

           

ここからウミウシです。まずはフジナミウミウシ。普通種だと思われますが、特に今年は普通に見られる。

            

キカモヨウウミウシも普通種。触覚の色がきれいですねー。

      

コモンウミウシの子供サイズがいました。かわいいかったよー。

                  

コナユキツバメガイは一匹だけでした。ゆっくり移動している途中でした。

       

触覚の先端にオレンジ色が見えるので、アカボシウミウシのようにも思えるが、それにしてはオレンジ点々の数がまばらで少ないようにも感じる。と、いうことはキヌハダウミウシの仲間・・・という曖昧な呼び方しかできない種類だろうか?

          

他にはイッポンテグリやコロダイ、チョウチョウコショウダイ若魚、ゴルゴニアシュリンプ、ハダカハコケギンポ、ニジギンポ、カゲロウカクレエビ、ニュウドウダテハゼ子供、イボヤギヤドリイトカケナなどもいましたよ。


Date

2006/1/14

天候 晴れ
気温 21℃ 大潮

水温

21〜22

北西

透明度

5〜8M

2.5M
本来はダイブマスターの講習なので写真を撮っている暇なんてない日なのに、今日は大丈夫。水中マップの作成なので、私は監視役になります。

2本目は器材交換ダイブだったので、カメラは持参しませんでした。

まずアカスジカクレエビがいました。いったい何匹いるのだろうか? 6匹はいるよね。

      

ヒブサミノウミウシは普通種のくせにとても派手できれいなウミウシ。

      

ホシゾラウミウシも大変たくさん見られますけれど、今日はけっこうきれいに撮れました。

     

ヒョウモンウミウシも普通種。大きくてわかりやすい種類です。

     

マダライロウミウシが縦に連なっている場面は驚きであるが、慣れると普通の場面。大変頻繁に出会えるシーンです。

    

シラナミイロウミウシの子供も最近よく見かけます。

            

スミゾメミノウミウシがこんなに寄って撮れました。ミノの色が微妙ですね。
だいたい汚いウミウシなので素通りされがちですが、いざ撮ってみるとこんな色をしているんだねー・・・・。

      

タスジミドリガイもたくさん見られます。みたい方はぜひ。

       

うーん・・・・・。なんだろうか? ホリミノウミウシの仲間であることは間違いなさそう。でもぴったり同じ個体は図鑑には見当たらない。やれやれ。

    

子供のイソコンペイトウガニが2個体いました。その中で撮り易かった方です。    

             

キミシグレカクレエビはここ数年ずっと見られています。このままずっとずっといてほしい。片手だけ長いんです。

     

うーん・・・・。なんのキンチャクフグの子供だろうか? イマイチ名前がわからないぞ。瀬能先生から返事がきました。「尾鰭に白点がないようなので、シボリキンチャクフグに同定されます」とのことでした。かわいいねー。


   

今日はいろいろできてダイブマスターの講習がはかどりました。よっしゃよっしゃ。


Date

2006/1/9

天候 晴れ
気温 20℃ 小潮

水温

21〜22

北東

透明度

5〜8M

2.5M
リピーターのお客様も今日で最後。午前中はスノーケリングをやってきました。久しぶりのいい天気。滞在初めは寒気に震えていたお客様もこの日の日差しにはご満悦でした。スノーケリングはやっぱり太陽が出て水中が明るいほうが楽しいからねー。

そして午後から地元のお客様と2ダイブ。夕方にはショップの集まりがあるし、この日はけっこう忙しかったけれど、午前も午後もお客様は一人ずつ。儲からないのに忙しいのは、ショボショボショップの日常なのだ。まずはタコ。ワモンダコだと思うんだけれど、あんまり逃げませんでした。

         

オニカサゴの子供だと思われる個体だけれど、案外こーいう奴が実はオニカサゴじゃなかったりすることもあるのでいちおー撮影。瀬能先生に聞いてみよう。コメントが届きました。「●まったく検討がつきません。オニカサゴの仲間のようですが、なにぶん最近多数の種に細分化されたため、水中写真からの同定はますます困難になっています」とのことです。ふむふむ。やっぱりそうなんだよねー。カサゴ系はホンマに難しい。勝手な判断は命取りですな・・・・。

      

ハチマキダテハゼがたくさんいました。こうやって撮ってみるとなかなか美しいハゼではないか・・・・・。シリビレがもっと開いていたのになー・・・・。撮ったら少したたまれてしまった・・・・・。

       

なんだ? このエビ・・・・。図鑑を見てみたけれど、ぴったり合う姿のエビはいなかった。だけどナマで見たその姿はエビ以外の何者でもなかったっす。フィコカリス・シムランスに似ているが、こんな色のシムランスには出会ったことがない。白いフサフサのシムランスは出会ったことあるけれど・・・・、環境に似せているのかなー・・・・。ちなみに画面中央で右を向いているエビを真横から写しています。白く見えているのが目玉です。わかるよね?

           

こいつも名前がわからないけれど、ナガレモエビというのに当てはまりそう。いろんな色のがいるみたいだけれど、こんなにきれいな緑色の個体はあんまり見ないな・・・・。

      



               

またもやなんだかわからないエビが登場。図鑑で調べたら、透明感の感じ、触覚の分かれ方などからミネミズエビではなかろうか・・・・と推測。しかしなんせ小さいし、透明すぎて体の特長が写しきれていません。なんだかなー・・・・。いよいよ一眼レフで撮らないとダメかなー・・・・。

        

対照的にでかくて撮りやすい・・・・、いや、撮影スタイルは大変です。足場もなかなかないし、浮きながらのピントあわせは大変だけれど、被写体の大きさは十分なイソコンペイトウガニ。潜れば見られる。そんなに移動しないんだね、こいつ。

        

さぁーさぁーウミウシです。二度目の出会いとなった、アオセンミノウミウシ、図鑑では冬季に見られる稀種と書かれている。ふむふむ。そのとおりだ。大きさは1センチほど。とても細くて繊細なウミウシでした。

              

フジナミウミウシも出てきました。

               

ホソスジイロウミウシもいよいよ出てきました。どかっ! と増えてくるのかな・・・・。これから。

        

ミドリガイの仲間がいました。画面中央、白い触角に緑の体の個体がそうです。体長は1センチぐらいでした。

             

あまり移動しないね。こいつ。フリソデミドリガイです。個人的に好きなので、つい見せてしまう。

      

今日はこいつがペアでいる現場に遭遇。下の写真がそうなのだが、わかる? 画面中央で二匹の頭が接触している。一匹は画面左上から中央に向かっており、もう一匹は画面右下から中央に向かっている。うーん・・・・・。なんてわかりにくいんだー・・・・・。

      

セミホウボウ子供のリクエストをいただき、捜索していたのだが、あえなく振られてしまいました。移動する魚はなかなか難しいですなー。


Date

2006/1/8

天候 晴れ
気温 14℃ 大潮

水温

21〜22

北東

透明度

5〜15M

2.5M
スノーケリング好きなお客様とマンツーマン。午前中にダイビング。午後からスノーケリング。滞在初日から真栄田岬でのスノーケリングを熱望されていた望みがかない、本日の風は少し北東よりの東風。洞窟の中だけだったら泳げそう。よしよし。

ダイビングでは甲殻類リクエストをいただき、エビたちをどんどん紹介。カメラ派の方ではないので、私も撮る暇も無く移動、観察、移動の繰り返し。
イソコンペイトウガニ、ゴルゴニアシュリンプ、キミシグレカクレエビ、カクレクルマエビ、イソバナガニにコマチヒシオリエビ。魚ではチョウチョウコショウダイ子供やコロダイ、イッポンテグリにミミックオクトパス(写真下)、イトヒキハゼの仲間にクロイトハゼの仲間、ホホベニサラサハゼなどいろいろ見られましたよ。

     

砂地にうずくまっていたのはヒメオニオコゼ。顔だけ出しているのだ。
      
          

みんなが通る場所だったので、砂から出して移動させてしまいました。

     

午後からは真栄田でスノーケリング。人が少なかったので透明度が良かったです。

   

洞窟の中のハタンポたちがきれいでした。


Date

2006/1/7

天候 晴れ
気温 14℃ 大潮

水温

21〜22

北東

透明度

5〜15M

2.5M
少しだけ、少しだけ晴れ間が見える今日の沖縄本島地方。晴れていればみんなの潜る気も満々なのだが、こう寒くてはその気力が萎えてしまうのもいたしかたあるまい。
しかし一人のお客様は果敢に攻めて3ダイブしていただきました。ありがたや・・・・・。

岩陰からこちらを見ていたアカククリ若魚。最近ずっといるそうです。

                       

ハダカハオコゼの黄色がかわいいサイズで岩の上にいました。なんか・・・・、久しぶりに見たな・・・。

      

イソギンチャクがとてもきれいなので、ぜひ撮ってください・・・と紹介したこの被写体。こんなにきれいなイソギンチャクなら何も考えずにハマクマノミをしっかり見て、タイミングだけ計って撮ればこの写真よりももっと綺麗なのが簡単に撮れるですよ。私は焦っていたので、粘れませんでしたけれど・・・・・。

     

トウアカクマノミもいました。

              

そこにはオドリカクレエビもついていました。大きかったな・・・・・。

     

ウミウシではサラサウミウシの登場。

     

マダライロウミウシも大きかったです。

     

名前のよくわからないギンポ? カエルウオがいたので撮ってみた。顔に白点がありますね。ヒナギンポの子供でしょうか? ちょっと不鮮明すぎてわからないですねー・・・・。

                  

中層にはたわわなカマスの群れがいました。透明度もなかなかで気持ちよく潜れました。

   
寒い中、3本潜っていただき感謝なのだ。午後には少しだけ晴れて暖かくなっていました。


Date

2006/1/6

天候 晴れ
気温 14℃ 大潮

水温

21〜22

北東

透明度

5〜15M

2.5M
午前一本、午後から二本の3ダイブ。天候はよくない・・・・。なかなか寒い・・・・。おとといまではけっこう暖かかったのになー・・・・。お客さんが来たら、荒れてしまう。ふぅー・・・・。

ウミウシではサキシマミノウミウシの登場。小さくてきれいなウミウシで普通種です。

             

コナユキツバメガイが3匹もかたまっていました。そばにある白いものは卵塊なのかな?

      

なんだろうか? ヤグルマウミウシだろうか? と初めは思いました。図鑑を見てみると、サンカクウミウシというのとヒオドシウミウシというのが臭う。しかしどちらとも微妙に違う。うーん・・・・。なんだろうか?

              

今年はいつでも見られるようになってしまったゴルゴニアシュリンプ。インパクト絶大でスタンバイしています。

      

こいつもよく見られるイトヒキフエダイ。きれいな体のわりにはあんまり逃げなくて、撮影もしやすい。お勧めの被写体ですよ。

     

イボヤギヤドリイトカケという名前の貝です。こいつはイボヤギを食べてしまう貝で、けっこうたくさん見られます。細い管のようなものをイボヤギに差し込んでチューチュー吸い食べてしまいます。周囲の黄色いツブツブは卵だと思われます。

     

ミミックオクトパスは最近頻繁に出会えます。しかも普通に外に出て、こんな感じに腕を広げている場面に出くわす。恋の季節なのかな・・・・。相手を探して砂地を右往左往しているのだろうか?

      

ぜんまい仕掛けのおもちゃのようだったセミホウボウ子供。動く、動く。正面から撮りたかったのだが、無理でした。その後捜索するも出会えていません。イッポンテグリ大人よりも全然かわいい。この日のアイドルはこのセミホウボウでした。

      

明日は晴れるかなー・・・。


Date

2006/1/3

天候 晴れ
気温 21℃ 大潮

水温

22℃

北東

透明度

5〜15M

2.5M
親戚つながりで沖縄旅行の合間に体験ダイビングに参加していただいた三姉妹のお客様と共にダイビング。陽光うららかな快晴の沖縄本島地方。昨日の荒れた海も幾分おさまりました。ほっ。

お客様の耳がなかなかぬけなかったので、最期はスノーケリングのような感じになってしまったが、ソフトコーラルの上をロクセンスズメダイたちと泳ぎ、楽しそうに潜っておられました。

またいつか沖縄に遊びに来たときは、一緒に潜りましょうねー・・・・。


Date

2006/1/1

天候 晴れ
気温 21℃ 大潮

水温

22℃

北東

透明度

3から5M

2.5M
元旦。なかなかのお天気であーる。北風もそんなに吹いていないし、去年に比べればかなり暖かい。素晴らしいことですねー・・・・・と話すお客様の顔も心なしかやはり笑っている。暖かいと笑えるのだ。ふぉふぉふぉふぉ・・・・・・。

しかし昨日までの東風の影響で濁ってしまったこのポイント。今年のクリアーな時期ももう終わりかな? もう少しクリアーなままでも良かったけれど、まぁー濁っていて当たり前のポイントだからしょうがないのだ。
元旦の一発目は、やはり赤っぽい写真でおめでたく飾りたい。
トサカの中に目玉が光っていましたのでトサカに触らないように、適当に撮ってみました。エビがいるねー・・・・・ということはわかるが、なにエビかというところまでわかるような写真にはなっていない。こんな場所だからこそ隠れている生物も安全なんだよねー。

         

お客様が見つけたタツノハトコ。3センチくらいでゆらゆら揺れていました。

            

イッポンテグリの大人。子供も頑張って捜したのだが、捜索は無駄に終わる。しかしお客様はこのイッポンテグリでかなりの枚数を撮られたのではないだろうか? ヒレの美しさは撮影するに値する青色なので、まだ見たことない人はぜひスピッツにおいでくださいませ。ほぼ普通種ですから、お見せできると思います。

      

イソコンペイトウガニは全部で5個体を確認。その中でもっとも撮りやすそうなこいつをパチリ。どこが目で足かわかりますか? 写真では下を向いている感じです。

      

大きなカレイがいました。実はカレイも奥が深い生物である。こいつは黒点の場所と数からテンジクガレイだと推測するが、とても大きかった。30センチ超えていましたよ。沖縄の方言ではヒラトンマーと言うと図鑑に書いてある。ふーん・・・・。

       

何度も何度も見ているけれど、名前のわからないキセワタガイの仲間。パープルと青、黄色の微妙な色使いがたまらなくおしゃれなのだ。

     

上と違う個体かと思って撮影したのだが、どうやら同じ仲間のようである。こいつの方が体色が比較的明るくってきれいでした。

      

センテンイロウミウシ。うむ。普通種だ。

          

画面中央、私の指が指している場所にウミウシがいる。別に隠れていることもなく、普通に移動しているだけなのだが、あまりにも擬態が上手でよくわからない。

       

うーん・・・・。いろいろ調べてみたけれど、オウカンウミウシの仲間というのが一番汚さという点だけで近いかな・・・・。触覚の特長とかはあまりよくわからない。大きさは8ミリぐらいでした。

           

砂地の上をのそのそ移動していたのは、ホンクロシタナシウミウシ。外縁部分の薄いオレンジ色が目印だね。

     

そしてこんなに見事なフリソデミドリガイには初めて出会いました。今までも何度か出会っているが、振袖が一本切れていたり、片側だけしか残っていなかったり、なかなか完璧な個体に巡り合えませんでしたが、今回のこいつはなかなかのヒット。4本の振袖を見事にフリフリしてくれていました。大きさも1センチぐいはあってとても立派。今まで見た中で最大だと言っても過言ではない。触覚もきれいだし、写真もわかりやすく撮れていていいんじゃなーい?

      

てっきりヨソギだと思っていたのだが、フチドリカワハギかもしれないね。どこがどう・・・・と言われると私も怪しいのだが、黒い線の模様がないってところがヨソギっぽくないなー・・・・・と。

      

ヤツシハゼです。普通のヤツシハゼ。ただ共生エビが出てきていたので、撮ってみました。図鑑で見るとヤツシハゼと暮らしているのは、ブラキッシュウォーターシュリンプと書かれている。が、この写真の個体と特徴面で一致しないように思うのだが、もう少し見分けられるような写真を撮らないとダメだね。

     

大きな目とぼてっとした唇がかわいいニジギンポ。いつでも見られるのでぜひリクエストしてくださいませ。

      

砂に埋もれて休んでいたのはオキナワフグ。

     

全部出てくるとこんな感じ。尻尾の最後の部分の青色がきれいなんです。

     

うねりの中、浅場でウロウロしていたオオウミウマ。

     

他にはカスリハゼ、クロオビハゼ、シマオリハゼ。そしてお客様のリクエストでもあったイトヒキハゼの仲間を確認。ニュウドウダテハゼ子供やオニサルハゼもいました。