スピッツログブック
Date |
2005/2/26 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 17℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
20〜21℃ |
風 |
北 |
透明度 |
5〜8M |
波 |
2.5〜3.0M |
さぶっ!! 玄関を開けると同時に北風がビュービュー・・・・。なんてこったい。昨日までの暖かさは夜のうちに北風がすっかり吹き飛ばしてしまったようで、今日はひえひえ沖縄が戻ってきました。しかし私の潜る気力は萎えることなく、今日もポイントチェックに潜ってきました。この北風にも折れない私の潜る気はかなり沖縄モードになってきました。よしよし。 まずはシマギンポを紹介。あいかわらずヤエヤマギンポによく似ているけれど、目の模様がシマギンポの方が断然かわいい。ヤエヤマギンポほど大きくならないしね。 顔のアップも見ていただきたい。ね? 目の模様かわいいでしょう? そして頭上のトサカ。これ大きな特徴あるね。 こちらはマツバギンポ。ちょっと個対数が減ってきたように感じた。一ヶ月前はもってたくさんいたけれどなー・・・。 イッポンテグリは3個体を確認。全部大人です。背びれのピロロローン先端が丸くなっているメスが2匹。 背びれが尖っているオスが1匹見られました。子供も捜しているけれど、いないもんだ・・・・。 コブシメかな・・・、とにかくコウイカの仲間の子供がいました。体色をめまぐるしく変えてくれたので、パチパチ撮っちゃいました。 こっちの色のほうがきれいで、私は好きだな。 そして体色をこんなに変化させていたのは、ヘビギンポの仲間。こーいう奴らも判別難しいよね。 いなくなったと思って探していたら見つかったハダカコケギンポ。今月号のダイビングワールドには本部の瀬底島で見つかっているとの情報が載っていた。ふむふむ。沖縄本島にもいるんだぜ。 ずっと見られるイトヒキハゼの仲間。今日はエビも元気でガンガン出てきていました。 ニュウドウダテハゼ。以前よりも生息場所が少し深くなったように思う。と、いっても数メートルの違いなんだけれど。 カスリハゼは大きいのから小さいのまでいっぱいいました。 オキナワフグも2個体確認。私はこのフグの尻尾が好きでね。この写真ではいい色になっていないが、けっこういい色が出てくれるのだ。 タツナミガイでしよう・・・。体が汚くって、模様とかもはっきりしないけれど・・・・。まぁーそうだろう。大きくて30センチぐらいありました。 だけれど目はとても小さい。写真画面中央にあるブルーの目玉が見えるだろうか? よーく見てね。 ハナミドリガイです。ミドリガイの仲間がたくさい見られました。俺たちの季節だぜ!! と喜んでいるかのようにのそのそはばかることなく移動していました。 タスジミドリガイもたくさんいたなー・・・・。 うーん・・・・。判別、大変難しい。触覚の感じからすると、ヒョウモンウミウシのようでもある。しかしならば背中の暗紫色の小さな不定形斑紋がより斑紋になってもいいであろうし・・・・。まだサイズが小さいということもあり、マダライロウミウシの子供かヒョウモンウミウシか? 悩むところであーる。 下の写真は本日別の場所で出会ったマダライロウミウシの触覚部分であるが、写真のとおり白色の縦線が入っているのであるが、上のウミウシの触覚部分には入っていません。やっぱりヒョウモンウミウシなのかな・・・・。 このマダライロウミウシ、ペアでこのように移動していました。珍しくはない。見るときはたいていこんな感じで移動しているが、なぜこのように移動するのかはまだよくわかっていないらしい。 ミドリリュウグウウミウシも2個体。うーん・・・・。以前ならここでこのウミウシはあまり見かけなかったのになー・・・・。わけがわからずちょっと不安。 レンゲウミウシも2個体確認できました。こいつらはあんまり動きません。 えーと・・・、学名だ、学名。和名は・・・・、まだない・・・みたいだね・・・。クロモドーリス・プレキオーサ。でも稀種とは書いていない。冬から初夏にかけて見られるらしい。私も初めて見たものではない。けっこう見ています。 トゲトゲウミウシなのかなー・・・・? ちょっと違う気がするんだけれど、一緒? 学名ではパープルチップドジャノラウス。とてもきれいなウミウシです。 おぅ。すぐそばにもう1個体いました。なんかヘンな態勢。 と、思ってまじまじ見たら白丸でくくった場所に白い卵を産んでいたようです。違うかもわからないけれど、産卵中かと思うと触れなかったので詳しいところはよく見えなかった。 他にはオオウミウマはまだいました。透明度は・・・、あんなに雨が降った後にしてはそこそこきれいで満足のいくものでしたよ。 |
Date |
2005/2/24 |
天候 | 快晴 |
気温 | 24℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
20〜21℃ |
風 |
東から南東 |
透明度 |
20〜30M |
波 |
2.0M |
南から南西の風が強く吹いていたのだが、南よりの風は本当に温かい。全然寒くないぞ。天候も午前中いっぱいはいい天気でした。午後から雨降りそうな雲がモクモク出てきましたけれど。 今日もネタチェック。オオハナサンゴに隠れているこのエヒ。ずーっと前からいます。バブルコーラルじゃなくて、オオハナサンゴに隠れていて、サイズも小さいから、てっきりアカヒゲカクレエビだと思っていたんだけれど、いさ撮影して、こうやっとまじまじ図鑑と見比べてみると、なんだ・・・、バブルコーラルシュリンプ・・・みたい・・・・。うーん・・・・。 ムギワラエビの仲間。こいつにもはっきりした名前がほしいですねー。いつも同じ場所で見られています。 モンツキカエルウオは全部で3個体を確認。ただ南西の風に体を揺さぶられ、写真はブレブレ。 深く潜ると、オキナワサンゴアマダイがしゅるしゅる泳いでいました。今日は全部で4ペア確認できました。多かったな。 スジクロユリハゼも元気にピコピコしていました。2個体を確認。たくさん写真に撮ったのに、ボケているのばっかり。スジクロってピントがあいにくいのかなー・・・・。 ついにこいつがたくさん押し寄せてきました。オレンジウミコチョウ。10個体は確実に見させていただきました。今ぐらいから、6月くらいまでは確実に見られるネタとして定着することでしょう。 覗くといつもミゾレウミウシがついているカイメンがある。今日もいた。しかも2個体。ミゾレウミウシなんてあまりにもありふれていて撮ってもらえないかもしれないけれど、触覚のみぞれ模様にびしっとピントがあった写真はホンマにきれいなので、ぜひ試してあげてね。 昨日もそうだったが、今日もクジラの声が海中に響き渡っていました。ホゲー、ホゲーっていう感じで撮影中に息をひそめているとものすごく響いてきます。まるでゲームのバイオハザードのゾンビがどこかで叫んでいるかのような声です。慣れるまではあまり気持ちのいいものではないけれど、慣れてしまえば、自分もホゲーホゲーと一緒に共鳴することで楽しさもアップ。 明日もホゲーホゲーなのだ。 |
Date |
2005/2/23 |
天候 | 快晴 |
気温 | 24℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
20〜21℃ |
風 |
東から南東 |
透明度 |
20〜30M |
波 |
2.0M |
生物 |
ツバメウオ、コノシロ?、ヒレナガネジリンボウ、ヤシャハゼ、リングアイジョー、クロヘリイトヒキベラ、クマノミ、キリンミノ、アケウス、フサカサゴ、ワレカラ、オレンジウミコチョウ、キカモヨウウミウシなど |
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今日も潜ってしまった。お客さんはいない。いないけれど潜ってしまった。一ヶ月も潜っていないのだから、それぞれのポイントに潜っておかないとね。 昨日とうって変わって快晴の沖縄本島地方。気温はグングン上昇し、24度を記録。イェーイイイィィィィィィ。温かいぜ。エキジット後にゆるま湯シャワーを浴びられる気温だ。風もそんなに強くないし。 中層に群れるツバメウオは冬場ならけっこう簡単に見られる。今日もいい感じで群れていました。そして特筆するは透明度。スコンと抜けていて、先日のモルディブよりも全然きれい。ちゃんと水面から30M下の底が見えるぞ。いいねー。モルディブよりも魚はすくないけれど、これだけきれいだと、ツバメウオをのほほーんと見ていてもただ癒される・・・・・。 下ではヤシャハゼ。背びれも立派だし、ヒレをそれぞれ広げていてなかなかきれいな個体だ。 ヒレナガネジリンボウ。こいつもきれいにヒレを広げていますね。きれいに撮れていないのは私の腕のせい。 ホタテツノハゼ属の一種というアバウトな呼び名で゜いつまで呼ばれるのだろうね、あなたは。前からいるけれど、そんなにいっぱいは見ていないなー。今日は見やすい場所にいました。 リングアイジョー。この横にシマウミヘビがニョロニョロしていて、私を警戒すべきかウミヘビを警戒すべきかキョロキョロしていました。 なんてきれいに撮れたんだフサカサゴ。適当にカメラを構えて撮っただけなのだが、ヒレをちゃんと開いてくれていますね。ふむふむ。なかなか。 アケウスかと思ったけれど、モクズシヨイかな・・・。写真の中に写っているんだけれど、どこがどうだかわからないよね・・・・。 ホソウミヤッコかなー・・・・。多分そう。5Mぐらいのところでゴロタの上をフンフン、フンフンと頷いていました。 こんな季節から輝いてしまわれるとは・・・・・。おでこのVサインがまぶしいぜ、アマミスズメダイ子供よ。今の季節にはちょっと早いかなーと思ったので、撮ってみました。 キムラベニハゼ(仮称)でも見るかなー・・・と思っていつもの巣穴を見てみたら、キムラはいなくて普通のベニハゼがパタパタと気持ち良さそうにホバリングを繰り返していました。 岩の横で隠れているつもりのカゴシマオコゼ。あんた、そんなところじゃー、丸見えですからぁぁぁぁぁ。残念。 そして冬になると増えてくるワレカラたち。いろんなところでピョンピョンしてました。この写真はワレカラの目がわかるね。両手を広げて冬を楽しんでいるかのようなポーズ。或いはようやく晴れた、この陽射しを体に受けているのだろうか? わかるわかる。やっと洗濯物乾くよなー・・・・。 岩の上でじっとしていたオレンジウミコチョウ。これからは・・・・、あんたの季節ですからぁぁぁぁ。がんばれ。 キカモヨウウミウシは元気に移動中でした。 そしてわかりにくい現場に擬態するかのようにじっとしていたミノウミウシの仲間を発見。指先のちょっと横に赤い触角が見えるだろうか? ふむふむ。初めて見るタイプだ。 拡大するとこんな感じ。しかしこれっぽい奴は図鑑には見当たりませんでした。またゆっくり探そう。 水温は21℃。ふむ。そんなに寒くないぞ。晴れたら全然OKっす。先輩、潜りましょうぜ。またひとつお願いします。 |
Date |
2005/2/22 |
天候 | 雨 |
気温 | 16℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
20〜21℃ |
風 |
東 |
透明度 |
10〜20M |
波 |
2.0M |
生物 |
グルクマ、モンツキカエルウオ、ヤエヤマギンポ、ヒレナガネジリンボウ、ニセアカホシカクレエビ、ジョーフィッシュ、ミドリリュウグウウミウシ、シモフレカメサンウミウシ、センテンイロウミウシなど |
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沖縄に帰ってきてから、もう6日目か・・・・。モルディブツアーレポートもようやく書き終わって、ようやくダイビングであーる。しかしずっと雨。帰って来た日だけ快晴で、翌日からずっーーーーーーと雨である。プロ野球のキャンプも大変だろうな・・・、雨だわ、寒いわ。今日も朝から雨。モルディブの温かい海に慣れてしまった体が、無意識に海から遠ざかろうとしている。海に向かう足取りが重い。いかんなー・・・。ネタチェックでとりあえず1本。てっとりばやく準備してサクサクエントリー。寒さに備えてブーツも履いてしまった。エントリーの瞬間に寒さは感じるものの、それほどでもない。 「ふむ。なんだ、たいしたことないな・・・」 とかと雨水のたまった水面近くの水温は19度。寒いはずがなかろう。足早に深場に潜降。ダイコンの水温は21℃を表示。ふむ。なかなか・・・・。 中層をグルクマがギンガメアジのように通過していく。透明度もそこそこ、雨後のわりにはきれいなほうだ。グルクマもたくさんいるし。 バブルコーラルシュリンプが定位置で。お腹には卵がありますねー。 以前までいなかった場所にヒレナガネジリンボウが出ていました。ヤシャハゼは出ていなかったなー・・・。いなくはなっていないと思うんだけれど・・・。底の砂がおおきくうねって砂紋を形成していたので、隠れているだけだと思われる。このヒレネジ、よく出てきていたなー。 モンツキカエルウオもいました。 ミドリリュウグウウミウシの子供サイズを2個体確認できました。 シモフリカメサンウミウシ。地味なうみうしだけれど、けっこうリクエストしてくれるお客様は多い。けっこう見たがっている人、多いんだよね。 以前に1度だけ見たことのあるマイチョコウミウシ。自分で見つけたのは初めてだ。水深はたったの1M。浅いところにいるんだねー・・・。前回の出会いは・・・、8Mくらいだったかな・・・・。 コールマンウミウシだと思われる個体。ややこしいよね。このタイプは。1番外側に白色ラインがあること、中央の青色部分に黄色が混じること、触覚、エラが赤色などからそう判断したんだけれど、違うかもしれない。 タテヒダイボウミウシでしょう。まぎらわしいのに、フリエリイボウミウシというのがいるのでもしかして・・・と思って撮影したのだが、フリエリではないでしょう。普通種だね。 ジョーは全部で5個体を確認。しかし2個体はちょーぉぉぉぉ敏感で表情すら拝めなかった。黒っぽいジョーでした。下の写真の個体は、以前からずっと見られている個体。巣穴にしっかり蓋をして隠れているところをお邪魔。こいつはけっこう愛想良い子でした。 前からいたのか・・・・、ちょっと憶えていない。黒色のジョー。まだ少し敏感でした。もう少しダイバーに慣れてほしいなー・・・。 そしてたまたま見つけられた巣穴の蓋を取ってみれば、出てきたジョーは黄金色。なんときれいな・・・。神々しいまでのお姿よ。のぉー・・・・、ばぁーさんや、ばぁーさん・・・・。かぐや姫を見つけた翁がおばぁーさんに知らせようとしたように私も誰かに知らせたかったが周囲には誰もいなかったので、ここでみなさんにご紹介。 もっと黄色ジョーが増えることを祈ろう。エキジット後の冬風は肌に刺さります・・・・。防寒対策は大切だ。しっかり暖を取れば、2本、3本と潜ることも可能でしょう。さぁーウミウシでも探しますか・・・。 |