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Date

2006/2/26

天候 曇り、小雨
気温 20℃ 大潮

水温

21〜22℃

南東から北東

透明度

5〜8M

2.5〜3.0M
昨晩に「潜りたい」と電話をいただき、今日のダイビング。地元の人は潜りたい時に潜れるから内地の皆様にはうらやましい限りでしょうね。

天気予報では曇りそして雨だったが、六時半の読谷の空はこんなに朝焼けしていました。通勤途中、国道58号線に路駐してパチリ。

   

爽快な朝景色とは裏腹にダイビングに出発する頃には曇って、雨も降ってきた。
水中ではケショウフグの子供に遭遇。狭いスペースに体を押し込んでじぃーっとしていました。

   

さぁーさぁーまたもやガラスハゼの仲間だ。どうせ鑑定できないのだろうから、撮るの止めよう・・・と思っていたのだが、背中の薄い赤ラインが数本見えたので、これは図鑑に書いてあった特長に似ている・・・・と思って撮影。図鑑で見てみると、オオガラスハゼのようである。判断理由は第一背ビレ起点より後方の体側に6赤褐色横帯があることかな・・・・。曖昧だけれど。6本というのも自信がない。どれとどれで6本かと問われればうーん・・・・と即答できないんだけれど。

   

まぁーなんてことのない普通種。ヘビギンポだと思われます。白い背ビレ、背びれの終わりの白色が体の方まで伸びていることなどが特徴かな。

   

さてさてカニダマシの仲間が2個体。両者とも同じカラマツに住んでいるので別種と考えることもできるけれど、雌雄と考えるほうが無難か・・・・。生息数はいっぱい。とにかくいっぱいいる。ここでしか見られないけれど、ここでは普通種。しかし図鑑には載っていないな・・・・・。

   

ウミウシの好きなお客様なので、ウミウシが続いていくぞ。まず左側がフジナミウミウシ。そんなに珍しくはない。右側の緑色の個体はヒラミルミドリガイでしょう。触覚が白いこと、体に白点があることなどが特徴。「沖縄のウミウシ」には掲載されておらず、「本州のウミウシ」に載っていました。私は多分初めての出会い。

   

左側、ペアで見られているのがホソスジイロウミウシ。この2個体だけでなく、大きいのから小さいのまで全部で5から6個体を確認できました。右側はクチナシイロウミウシ。背中の紫色線が規則正しいので間違いないでしょう。これが入り乱れている個体を探しているのだが、なかなか出会えないね・・・・・。   

   

コナユキツバメガイが集まっていたのは左側の写真。全部で何匹? 6匹はいるよね・・・。右側の写真もウミウシが集まっている。ホシゾラウミウシが3個体見られる。その下にクチナシイロウミウシの子供が一匹。画面右の真ん中よりちょい上にレンゲウミウシの子供がいます。わかる?

    

おお・・・。ちょっと珍しい奴かな・・・・とワクワクしつつ撮影。図鑑で調べてみたら・・・、うーん・・・。クロヘリアメフラシのカラーバリエーションだった。ちょっと残念だが、普通種のカラーバリエーションをきっちり押さえておくこともなかなか重要なことであーる。右側はトウアカミドリガイ。すぐそばにもう1個体いました。このエリアはミドリガイが多くて、他にもチゴミドリガイ、タスジミドリガイ、ハナミドリガイ、シロアミミドリガイなどがいました。

   

レンゲウミウシも大きいのがいました。泥っぽいところが本当に好きなウミウシなのだ。さんご礁では見たことないな・・・・。

               

そして・・・、うーん・・・・。ウミウシっぽくない奴が続くぞーと思っていたのだが、撮影した写真をじっくり見比べてみると・・・・、どせうやら全部同じ種類のようである。触覚がオレンジっぽい色で、背中に白色の突起物がある。

       

いろんなサイズを見つけたので、それらを全部載せていくと、あああああああぁぁぁぁ、なるほど同一種だねぇぇぇぇぇぇー・・・・・とわかっていく。

      

こいつが一番大きかった個体。黒い体にオレンジの触覚がよくわかる。突起物は白色というよりも成長後は黄色に近くなっていく。

    

水中で見つけたときは、全部微妙に異なっているウミウシたちに見えたのだが、しょうがない。名前を調べたがなかなか出会えなかった。すると「本州のウミウシ」に載っていた。なんでもどこかで発見されているもんだ。和名はまだなく、マツカサウミウシ属の1種その3と書かれている。分布は奄美大島だけになっているので、これで沖縄本島にも生息していることが確認できました。春、さんご礁の浅場で1個体のみ観察された稀種と書かれている。ふむふむ。なるほど。探すのは大変だけれど、見つかってしまうと、けっこうボコボコ見つけられてしまうのはいつものことなのだ。多分今度からはもっと見つかるぞ。

    

他には、シラナミイロウミウシやマダライロウミウシ、ヒブサミノウミウシなどもいました。雨はなかなか止まないで、ずっと降っていました。やれやれ。


Date

2006/2/24

天候 曇り、小雨
気温 23℃ 中潮

水温

22℃

北東

透明度

5〜8M

2.0M
久しく潜っていなかったな・・・・。けっこういい天気だったのに・・・・。で、潜ろうかなーと思ったら雨。そんなに降っていないけれど、小雨が終始ぱらつく天候の沖縄本島。まぁーだらだら潜ってみよう。

まずはエリグロギンポが穴からこちらを見ていたので撮ってみた。正面から撮ってみると、体からいろんな毛がぴょんぴょん飛び出ているのがよくわかる。

           

オキナワフグにしては、変な模様の背中だなー・・・・・と思って撮影。図鑑が手元にないので調べられないが、後に名前を記します。で、調べました。うーん・・・・。センニンフグかな。私は初めての出会いだ。オキナワフグだと決め付けて撮影パスしないでよかったー。

     

今日こそははっきり名前を調べられる写真を撮って、名前を明確にしようといつも勇むのだがどうしても特徴がうまく出ない・・・・・。図鑑と見比べても、よくわからない。水中でこーいうのを見分けられる人はホンマにすごいっす。オオガラスハゼのような顔だが、体の線の模様はどうも薄いというか・・・、ないのかな? それとも光の加減で色濃く出ていないだけなのか? この感じ・・・・。これが本当の姿なのかどうか? というのはやっかいな問題だ。体色ってけっこう変わってしまうからね・・・・・。うーん・・・・。

     

ハダカコケギンポはすっかりポピュラーな魚になってしまった。数年前はまだほとんど知られていなかったのに・・・・・。頭のフサフサはイッカクの角のように個体によってばらつきがあるので、より立派なフサフサを持っている個体を見つけて撮ってあげましょう。

          

オニサルハゼの子供のようにも見えるし、ミナミサルハゼの子供のようにも見える。大きさは10センチぐらいで、そんなに子供じゃなかったんだけれど、名前がはっきりわからないなー・・・・。

     

オニサルハゼでしょう、こいつは・・・・。尾びれの基部に黒点があるからね・・・・。

     

イトヒキハゼの仲間もたくさんいました。全然逃げない奴がいたので、粘ってみました。ヒレがとてもきれいなのだ。

     

また共生エビもガツガツ出てきた。エビとハゼを同時に画面に入れるには構図って大事ですよね。バランスよく配置できれば、そこそこ見られる写真になるんだけれど・・・・・。もう少し画面右下の砂の部分を削れるような場所に陣取って撮りたかったけれど、そうするとハゼの姿が横から撮れなくなってしまうので、断念。でも、もう少し左に移動すれば良かったなー・・・・・。

    

カスリハゼも全然逃げなかった。この日はそんなにダイバーもいなかったので、魚たちの警戒心も薄れていたのだろうか?

    

このポイントでは珍しいことにクサハゼのペアも見られました。見てすぐはこんな感じで二匹でホバリングしていました。

     

その後、一匹が巣穴に構え、もう一匹はホバリング態勢。巣穴からは共生エビも出始めました。

     

いろんな構図を考えたのだが、逃げないクサハゼを画面手前に置いて、やや中央に寄らせて、画面奥に浮いているクサハゼを取り込み、奥行きを出して、さらにその奥を底の砂だけで埋め尽くさないで、視線をハゼたちと水平にし、画面一番奥には水を入れて、空間の広がりを心がけました。ピンは手前のクサハゼに合わせたかったので、カメラ中央を手前のクサハゼに合わせて、シャッター半押し。そのままでカメラをやや持ち上げて、このような構図になったところで撮影。

カメラの場所や視線の高さを変えるだけで、いろんな写真になるのでみなさんトライしてみて下さい。

     

これがオニハゼですぅーという感じのわかりやすいオニハゼ。いろんな環境で見られて、しかも格好良い魚。ただ警戒心が強いので紹介したりするのはとっても大変。いい写真が撮りたかったら、自分で見つけてにじり寄りましょう。ガイドが教えているオニハゼを撮っているようでは、なかなかベストは撮れませんよ。警戒心の強い魚ということは、そーいうことである。

    

こちらは警戒心という言葉をまるで持ち合わせていない、シマオリハゼ。完熟した大人の魅力満載な個体ですが、子供の頃から警戒心の薄さは変わらない。かなり乱暴に寄ってもあまり隠れない。紹介しやすい泥ハゼ代表選手であります。また、こいつが大きいんだ・・・・。そのくせ、ヒレの美しさはなかなかのものである。

            

ヤハズハゼという名前だとわかったこの魚。ふてぶてしい顔だ。

     

ヤツシハゼの仲間はたくさんいるけれど、こいつがなんとかヤツシハゼという奴ではなくて普通のヤツシハゼでしょう。まだそんなに綺麗じゃないけれど、十分に美しくあるのだ。

     

背中にウミウシをつけた個体もいました。まだまだ冬だねー。ウミウシはスミゾメキヌハダウミウシといいます。

               

こちらはヤツシハゼ属の一種その4としてハゼ図鑑に載っているタイプ。こいつもなかなかの個体数で見られます。ヒレが全然見えないな・・・・。すみません・・・・。

     

そして警戒心が強くて写真に撮れなかったのだが、泥穴からばかでかいウツボががぁおおおおおおと顔を出していました。遠くて鮮明に撮れていないのだが、画面中央で顔を出しているのがそうである。すぐに隠れてしまいました。

     

ゴルゴニアシュリンプはずっと定位置。いつまでいるのかなー・・・・。

     

ずっと同じ場所にいるエビ。てっきりカゲロウカクレエビだと思っていたけれど、・・・・・・・。あんまり黒い線の模様が入っていないな・・・・・・。なんだこれ? でも赤っぽいラインはカゲロウカクレエビっぽいけれどね。

     

ここからはウミウシが続いていく。左はヒブサミノウミウシ。右側はホソスジイロウミウシ。両者ともに普通種だ。頻繁に見られます。

     

よく似た種類が出てきました。左側、模様が輪っかになっているのが、ヒョウモンウミウシ。右側で青紫点々がたくさんあるのがマダライロウミウシです。すごく似ていますし、生息域も似ているが、それ故に比較しつつ紹介しやすい二種類です。

      

左側はコモンウミウシであろう。ヒメコモンウミウシと見分けるコツは二次鰓の色だというが、この写真にそこまでは写されていない。失敗・・・・・。ちょっと先端が見えているが、それが白色ではないので、コモンウミウシだろうと判定。ここが白かったらヒメコモンウミウシです。右側はシラナミイロウミウシ。まぁー・・・、なんてことはない普通種だ。

       

左側がニシキツバメガイ、忘れた頃に見かける普通種だけれど色が綺麗なので受けは良い方。ただその配色から気持ち悪がられることも多いウミウシ。反対にシックな雰囲気のコナユキツバメガイは右側です。

          

クロモドーリス・プレキオーサという学名でしか今のところ呼べないウミウシ。早く和名をつけてほしい。だっていっぱいいるからね。普通種の中の普通種。背面が真っ白な個体もいれば、淡く汚れている個体もいる。両者とも外縁が水色系でくくられていることで区別できますね。

        

左側はハゼのヒレにくっついているところをよく見る、スミゾメキヌハダウミウシ。右側はなんだろうか? サイズは極少で3ミリぐらいでした。背中が割れているからミドリガイの仲間なのだろう。ちょっと小さすぎて名前不明なのだ。

    

以前にも一度出会ったこのウミウシ。今日は2個体見られました。どこにいるかわかる? 二匹のウミウシとその後ろに卵塊であろう・・・・ウネウネが見られます。ホシクズミノウミウシというのに近いが、どうだろうか? もしそうだったら稀種なんだけれどなー・・・・。サイズは今回は大きくて1.5センチぐらいありました。

    

水温が22度を記録し、心なしか温かな快適ダイブでした。この調子でこれから上昇していくのだろうか? うーん・・・・。ちょっと早いよねー・・・・。まだそんなに上がらないと思われます。最近暖かかったので、それで上がったのかなー?

2006/2/19  DM講習でした。

Date

2006/2/18

天候 曇り
気温 21℃ 小潮

水温

20℃

透明度

15〜20M

1.5M
リピーターの方とマンツーマンでダイビング。二月は週末も暇だ。来週も暇なので、誰か潜りにきてね。先に潜っていたショップから教えてもらったハナヒゲウツボ子供。久しぶりに見たな・・・・。

      

12/31のログでトラギス科の魚の稚魚と紹介した魚が少しずつ大きくなってきています。ナマコマルガザミかと思われた頭部の模様は白いハートマークのように見えてきています。

     

オビテンスモドキの稚魚といってもいいくらいのサイズ。全長で2センチぐらいかな・・・・。この頃から不規則な泳ぎかたで漂っているので、撮影は困難すぎます・・・・。

     

ウミウシはセンテンイロウミウシなどの普通種から始まり、

     

お客様は初めての出会いだとおっしゃっていた、スソヒダウミウシ。

     

黒いウミウシは名前不明である。

    

きれいな砂地の上でもそもそ移動していたトゲトゲウミウシ。綺麗で大きくてインパクトのあるウミウシなのだ。

    

こいつは初めての出会い。チビクロモウミウシであろう。潮通しの良いさんご礁浅場で稀に見られると図鑑に書かれてあるが、そのとおりの場所で遭遇。大きさは5ミリぐらいです。

                    

どこのポイントにも適当にフラフラ漂っているエビのような姿の稚魚? が珍しく海底に着底していたので撮影してみました。もっと寄りたかったねー・・・。

           

エキジット後に風に吹かれても、着替えればそんなに寒くなくなってきました。よっしゃー・・・。


Date

2006/2/16

天候 晴れ
気温 23℃ 中潮

水温

21℃

透明度

15〜20M

1.5M
いい天気だ。このお客さんは本当にラッキーだ。滞在された3日間、全部晴れて、暖かい。今日の夕方からまた崩れていくそうだが、明日はもう帰られるだけなので、ホンマいい時に来られたもんだ・・・・。

今日はリクエストでもあったジンベェダイブ。参加したのは、たった二人。そうスピッツだけだったので、網の中をゆっくり堪能・・・・・・・いや、流れていた。けっこうビンビン流れていた。エントリーしたらロープまで泳ぐのにけっこう泳いだからね。

           

写真はとてもクリアーな水中でジンベェと泳ぐお客様だが、普段は水深20から25M付近に横たわっているイケスの底の網が流れで流され、水深7Mぐらいまで持ち上がってきている。よって今日のイケスはすごく狭かったのだが、おかげでジンベェもすぐにまわってきてくれるし、2匹いるジンベェ君が入れ替わり立ち代りで大忙しのお客様でした。

スピッツのジンベェダイブでは、これでもか!! というくらい記念撮影していますので、ぜひトライしてみてね。今日はジンベェとお客様の写真を40枚ぐらい撮ってしまいました。これらは全部CDに焼いて無料サービスしていますよー。


Date

2006/2/15

天候 晴れ
気温 23℃ 中潮

水温

20〜21℃

透明度

20〜25M

1.5M
曇っているけれど、暖かい。暖かいだけでとても幸せな気分です。今日は少し遠出してきました。久しぶりにケラマに来てみた。一年ぶりくらいだ・・・・。鯨の鳴き声がゾンビのうめき声のように終始聞こえてくる。ゲームのバイオハザードを思い出してしまい、少し怖い。

小物ではアナモリチュウコシオリエビ。変わった風貌なので、お客さん受けはけっこう良い。

           

サンゴの隙間にはカスリフサカサゴがたくさんいます。恩納村にもこれからもっとたくさん増えてきてほしいなぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・。ダンゴオコゼもいたし、サンゴテッポウエビもいましたよ。

        

ウミウシではきれいなシンデレラウミウシがいました。

     

水面近くにはギンユゴイが大きな群れを作っていました。こいつらは水面にしかいないよね。

    

そしてタイマイにも遭遇。お客様と一緒に記念撮影もできたし、食事中をお邪魔しました。

     

久しぶりのケラマでした・・・・・。今度はいつになるかなー・・・・。


Date

2006/2/14

天候 晴れ
気温 23℃ 大潮

水温

20℃

透明度

15〜20M

1.5M
スピッツの講習卒業生がリピートしていただきました。ありがたや、ありがたや。講習以来潜っていないとのことで、ビーチからじっくりのんびり思い出しダイビングをしてきました。

ハダカハオコゼは白色が二ヶ所にいました。

     

天候が素晴らしくて、光の束がとても綺麗。

     

透明度もクリアーで、普通のハナミノカサゴだってより綺麗に見えちゃう。

             

おおっと久しぶりに見た、モンキキンチャクフグ。こんなの講習以来潜っていない人に紹介しても「のれんに腕押し」かもしれないが、レアだとか、貴重だとか、そーいうことはおいといて、接近して見られるチャンスがあったのなら、このフグの模様はぜひ紹介したい。名前どうのこうのじゃなくて、生物のきれいさに興味がある人ならば、必ずどこか惹かれる風貌なのではないか?

ガイドなんてそーやって信じてガイドしていかないと、どんな魚も怖くて紹介できないぜ。

     

風貌と名前が絶妙でお客様受けバツグン。ガイド助けなオランウータンクラブ。赤い目が怪しく光っているのだ。

              

大きいのでカゴシマオコゼだと思っていたら、鼻先がこんなに白かった!! なんだおまえ、ツマジロオコゼかよ・・・・・。頑張って成長したねー・・・・。定位置でがんばれよー。

     

そしてウミウシが出てきました。おそらくクセニアウミウシ属の一種だと思われます。サイズは2センチほどでした。

          

レモンウミウシは冬の定番。その微動だにしない動きは紹介を簡単にしてくれます。

      

オトヒメウミウシとは久しぶりの出会い。とても華やかなウミウシなので、ゲストのリアクションもきっちりゲットできます。

           

ツバメウオは少し遠いところで固まっていました。もう少し逃げずに一緒に遊んでくれてもいいんだけれど、あんまり慣れられるのも困るので、ほどほどがいいんだけれどね。

    

オンナの駅で徘徊していた野良猫です。かなり人慣れしていました。

     

海も穏やかで、天候も良くて、Tシャツだけで寒くないし、いい日和だったなーぁぁぁぁぁ・・・・。


Date

2006/2/12

天候 晴れのちに曇りそして大雨
気温 18℃ 小潮

水温

19〜20℃

南から北

透明度

10〜15M

1.5M
地元の人たちばっかりばらばらで3人も集まってくれた。嬉しい限りでございます。あいにくの北東風だが、どっかで潜れるので、そんなに案じてもいない。お客さんと相談しながらポイント選択し、ダイビング。

シラナミイロウミウシのかわいいサイズがいました。もっと大きくなるウミウシだが、まぁーこれぐらいのサイズが手ごろな感じでかわいい。

             

お客さんが見つけたクロヘリシロツバメガイ。図鑑によると「やや稀に見られる」とのこと。ふむふむ。私も初めての出会いかなー・・・・。はっきり憶えていないが、そんなに何度も出会ってはいないはず。

     

うーん・・・。オトメミドリガイかミドリアメフラシか悩んだのだが、顔の下にアメフラシ特有のでっぱりが両サイドに見られるため、やっぱりミドリアメフラシであろう。黒い目玉がかわいいのだ。

     

ミヤコウミウシのカラーバリエーションかと思ったが、違った。まだ和名のないウミウシで、学名をホプロドーリス・エストレリアドという。沖縄のウミウシ図鑑には載っている。周年稀に見られるとのコメントもある。うんうん。初めての出会いだ。
3ミリぐらいのウムサキウミコチョウを見ていたお客様のフィンに蹴られて水中を漂っていたところを私が発見し紹介しました。ウミウシを見つけるときは、こーいうタイミングも多い。お客様の足元もなかなか見逃せないのだ。

     

さてさて・・・・、名前がわからない。なんだろうか・・・・。これもお客様が発見。お客様素晴らしい・・・・。名前が判明しました。「沖縄のウミウシ」275ページ、アオミノウミウシ科の一種6でしょう。稀種だそうです。お客様やったね。

     

小さい個体だったので、指と比較して見ました。

     

砂地の上ではヒメオニオコゼの子供がいました。大きさは10センチぐらいだったかな・・・・。こいつに気づかずに触れそうになってしまったのはガイドの私である。しっかりしましょう・・・・。

    

マダラタルミの子供もいました。すぐ逃げちゃう。

           

そしてそして・・・・・。おっ!! という出会い。あの岩と岩の間に見える模様は!! なんとホムラハゼではないか。こんなところで出会えるとは。そして、岩から体を出しているとは・・・・・。うーん・・・・。ラッキーだなー。岩を触りもせずに、この状態でいたので、とにかくみんなを呼び、岩を触らないようにしてお客さん全員に紹介。みんなが見れるだけそこに止まっているホムラハゼなんて私はライブで初めての出会いだ。

毎回、見るたびに一瞬で岩陰に逃げ込んでしまうので、お客様に紹介するどころか、私自身も見たのか、見ていないのか、はっきりわからないことも今となっては数回。

しかし、しかし、これはもうホムラハゼに間違いないでしょう。このヒレは絶対そうだよね。顔が見えれば良かったのだが、まぁー沖縄本島にも生息しているっていうこともわかったし、写真も証拠として撮れたし、お客さん全員楽しそうだったから、いいじゃないの。

        

今度行っても・・・・、まぁーいないだろうなーぁぁぁぁぁ・・・・・。

他にはミナミハコフグ子供や3本ラインのハマクマノミ、フィカリス・シムランスに、グルクン、コガネアジ、ダツ、オニハゼ、ヒメダテハゼ、シモフリカメサンウミウシ、サキシマミノウミウシなどがいましたよ。


Date

2006/2/11

天候 晴れのちに曇りそして大雨
気温 19℃ 大潮

水温

20℃

東から北

透明度

10〜15M

2.0M
スゥエーデン人4人と彼らたちを連れてきてくれた日本人男性カードホルダーと一緒に体験ダイビング。お医者さんの卵だそうで、みんな頭の回転が速い。私のもうすっかり錆付いている英語をよく聞いてくれました。

水中では、一人、耳の抜け具合があまりよろしくない人がいたが、みんな安全に潜れました。グルクマが中層を群れていたり、コブシメが目の前をスイィィィィィィと泳いでいったり、カクレクマノミと遊んだり、ロクセンスズメダイに囲まれたり、なかなか楽しまれていました。

ウツボが見たいとのことだったので、探していたのだが、自分で探し出して、私に教えてくれました。やるもんだ。しかし、やっぱりウツボ好きなんだなー・・・・・。外国人の人って・・・・。これには私なりに辿り着いた理由があるのだが、それは今度のひとりごとで・・・・・。

とても暖かい日和で、気持ちいいダイビングでした。


Date

2006/2/10

天候 晴れ
気温 18℃ 中潮

水温

19〜20℃

透明度

15M

2.0〜1.5M
そろそろ潜っとこうかなー・・・・とダイビング。天候は晴れだが、風はちと寒い。でも贅沢は言っていられない。

えーと・・・。ウミタケハゼの仲間だと思いますけれど、判別って難しいよね。ガラスハゼの仲間よりは体高があるので、そうかなー・・・と思う程度である。体の模様は見えにくいよね。

      

うーん・・・・・・・。苦手だ。イソハゼの仲間としか言いようがない。また瀬能先生に聞いてみます。

     

ヒレナガネジリンボウ。うんうん。これはわかる。けっこういるんですが、寒いからかな・・・・、かなり敏感です。すぐに隠れちゃう。

                   

ウルトラマンホヤも増殖中です。

     

ハシナガウバウオを撮影したのではなく、その下のムラサキゴカクガニを撮影。黒い体に太白いラインが目印です。カニの左側にあるカニの形をした模様はなんだろうか? カニではないし、まるで日焼けの跡みたいになっているね。

     

他にはヤシャハゼやミナミハコフグ子供などもいました。


Date

2006/2/6

天候 晴れのちに曇りそして大雨
気温 18℃ 小潮

水温

17〜19℃

東から南そして南西

透明度

5M

2.0M
いい天気になった。なんて清々しい朝なんだ・・・・。今日は午後から2ダイブだし、お客さんのいる時に晴れてくれるのはとてもありがたい・・・・・と思っていたら、段々曇ってきて夕方、エキジットの頃には雨が降ってきた。そんなのありー?

今日はウミウシを探してみましたが、まだイマイチ・・・・・という感じは否めませんでした。ちっくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・・。
そしてウミショウブハゼがいました。ウミタケハゼにしては、ちょっと見たことないなー・・・と思って撮影しといて、調べてみたら、どうやらウミショウブハゼのようです。

      

たくさん見られたトウアカミドリガイ。

        

きっとハラックサウミウシであろう。しかし図鑑の個体の大きさは全部小さくて最大でも8ミリのもの。この個体は大きくて1センチは超えていたと思う。二次鰓がとても変わっている・・・・・。成長するとこんな大きな塊のように変化していくのだろうか?

         

横から撮影したものも載せておこう。二次鰓の変な形がわかりやすいね。

             

ホシゾラウミウシは本当にどこにでもいるなー・・・・。

     

反対にあまり見られないミチヨミノウミウシ。とても綺麗なウミウシです。

     

こいつもどんな環境にでも見られるクロモドーリスプレキオーサ。早く和名がつかないかなー・・・。

         

センテンイロウミウシのようだが、なんか違う気がする・・・・。なんだろうか? と思って撮影していたけれど、やっぱりセンテンイロウミウシか・・・・。

      

名前のわからないテヌウ系のウミウシがいました。去年も数個体確認しています。

     

お客様が見つけた、キクゾノウミウシがハナミドリガイを食べている瞬間です。ガブリと喰らいついている様子がよくわかる写真になっていますね。ふむふむ。

     

わりと大きなフィコカリス・シムランスに出会えました。シムランスにしてはエビらしい形がこの写真からもよくわかる。体中央の丸い袋はなんだろうか?

         

エビがいたけれど・・・・・、名前がわからない。うーん・・・・。初めての出会いだぞ、こいつ。

     

図鑑で調べてみたら、アカエビというのが良く似ている。ただ似ている・・・というだけで、アカエビかどうかの判断材料はまだ乏しく、次回の出会いを待ちたい。

     

ね? エビの目玉がきれいなのだ。砂に潜るエビでした。

水温は怒涛の17度。さむっ。水温にばらつきのある海でした。


Date

2006/2/5

天候 曇りたまに雨
気温 18℃ 小潮

水温

18〜20℃

北東

透明度

3〜8M

3.0〜4.0M
リボンゴビーが見たい。どうしても見たい。なんとしてでも見たい。見たい見たい。とにかく見たいんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁとリクエストしていただいたお客様と2日連続でリボンゴビー狙い。太陽が隠れた今日の空を見れば、ナビゲーションに一抹の不安が・・・・。

他のガイドはどうか知らないが、私はガイドするとき、いつも太陽の場所で自分の場所をナビゲートしているので、曇ってしまうとパワー半減なのだ。

しかしなんとか今日もナビゲートできました。でも曇っているときのリボンゴビーはとてもシャイシャイでライトを照らすとあっというのに引っ込んでしまう。透明度も昨日より悪かったし、残念な結果に終わってしまった。
まぁー欲張りはいかん。

ウミウシではレンゲウミウシの大人サイズを確認。立派なレンゲだこと。このウミウシは子供より大人の方が綺麗だね。

      

なんだろうか? こいつ。アナゴのような感じで底から顔だけ出していました。他にももう1個体確認しています。

         

リュウキュウヤライイシモチでしょうね。こんな泥場にいるんだから、違う奴かな? と思って撮影してみましたが、どうやら普通のリュウキュウヤライイシモチだった。

     

イザリウオの仲間がいました。オオモンイザリウオかなー・・・・。真っ黒けっけで、あまりかわいい・・・とは言えないけれど、見るには楽しい個体でした。

     

今日は曇っていて寒かった。お客さんがいないと暖かいのに来ると寒くなるのはなんとかならないねのなのかなー・・・・。水温も部分的に18度まで記録。ここは沖縄?


Date

2006/2/4

天候 曇り
気温 15℃ 小潮

水温

20℃

北東

透明度

5〜10M

2.0M
ハゼマニアの方が偶然にも二人そろって、ドロドロダイビング。そしてこのお二人、あまりウミウシには興味がないところまで似ている。キセワタガイの仲間がいましたが、楽しんだのはガイドである私のみであります。お客様はハゼに夢中だったのだ。

         

レンゲウミウシの数が増えてきました。この奥にもう1個体いました。

         

すはっ!! こんなところをのそのそ徘徊しているとは!! ウミケムシという名前そのままの風貌ですね。毒があるので見つけても触らないように・・・・って、あまり触りたくない形だよね。しっかし毒々しいなー・・・・・。

      

お客様のリクエストだったミミックオクトパス。前回もリクエストしてもらっていたのだが、空振り三振バッターアウトだったので、今回はなんとしても見せてあげたかった。その願いが通じ、無事にビデオカメラに撮れました。まだ子供の個体だったけれど、いいじゃないの。贅沢を言っていてはキリがないのだ。

     

ふむ。
なんじゃ? こりゃ? すんげぇーひしゃげた顔。エラの横から毛みたいなのが出ている。昔ウーパールーパーってこんな風貌だった? ハゼなのか? ちょっと皆目検討がつかないので、また瀬能先生に聞いてみよう。早速答えが返ってきました。「ヤハズハゼだと思いますが、難しいです・・・」とのこと。鑑定依頼したのはこの写真ではなく、スピッツのお客さんが撮影した全身を撮っているもので、それはここにアップしていません。

    

なんと美しいのだろうか? オキスズメダイのペアが婚姻食を出しているのだ。普段はこんなにブルーは出ていないぜ。ぜひ見てもらいたいネタだ。3月にはこのオキスズメダイが見たい・・・とリクエストしてもらっているお客様が遊びにきてくれる予定。それまでこの婚姻食は続いているのかなー・・・・・。

     

どこにでもいるサラサハゼの子供。撮り易い場所にいたので撮ってみました。

    

そして私も初めての出会い。なんとセンネンダイがいました。こんなところにいたとは? という場所だが、もう一度ここに到達できるかもなかなか微妙だ。お客様たちも初めて見たらしく、かなり嬉しそうでした。こーいう初めての出会いはやっぱ嬉しいよね。それは何千本潜っていても変わらないよねー。

    

リボンゴビーも見てきましたよー。4〜5匹で群れている集団が何個かあって、お客さんはそれらにかぶりつきでした。またこの集団がこの日はなかなか隠れないラッキーにも恵まれて、いい絵が撮れたのではないだろうか?

             

他にはヤツシハゼ、カスリハゼ、シマオリハゼ、イッポンテグリ、ゴルゴニアシュリンプ、ハダカコケギンポ、マツバギンポ、イソスジモエビ、ニュウドウダテハゼ、イトソキハゼsp、クロイトハゼspなどがいました。