スピッツログブック

 

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Date

2004/3/31

天候 晴れ
気温 24℃ 小潮

水温

21℃

北から北東

透明度

15M

2.5M

生物

カクレクマノミ、キビナゴ、ハリセンボン、イバラカンザシ、ナガウニ、チリメンナマコなど

今日は体験ダイビングでありました。お客様2人と私と真弓のマンツーマン体験ダイビング。天気も良くて、暑いぐらいであります。お客様はスキル的にはまったく問題ない二人だったのだが、男性の耳の抜け具合がかんばしくなくて、途中で別行動になってしまいました。こーいう時はマンツーマンで良かったなーとつくづく思うのだ。男性は花粉症を患っておられて、鼻グジュグジュ状態だったので、ちょっとダイビングにはきついコンディションだったのだ。花粉症と無関係なシーズンに潜ってみればきっと問題なく潜れたりするだろう。

女性のお客様は耳の抜けも絶好調みたいで、大変楽しんでおられました。

水中ではキビナゴが大群を形成していて、透明度もよく、カマスも群れていて、体験ダイバーにもわかりやすい清々しさと爽快感と大胆さと美しさで、とてもいいダイビングになりました。水がきれいで、魚がたくさんいると、やっぱりおもしろいのだ。

 

Date

2004/3/29

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

北東

透明度

15M

2.0M

生物

グルクマ、ニセアカホシカクレエビ、ホシゾラウミウシ、イガグリウミウシ、カクレクマノミ、アマミスズメダイ子供、ムラサキウミコチョウいっぱい、モンツキカエルウオ、ジョーフィッシュ、クマノミ、ハマクマノミ、エリグロギンポ、マガキガイ、シマウミヘビ、コンシポリガイ、ヒラムシなど

うんうん。晴れている。本日夜間より断水の始まってしまう沖縄本島地方。最近の天気予報がまったく当たらない。今日も西よりの風の予報だったのに、朝、海を見てみると、とても穏やか。どこでも潜れそう。お客様と相談してペタペタな海に移動し、午前中に2ダイブ。午後からは夕立が降ってきたので、結果的には正解のダイビングでした。

水中ではいたるところでグルクマが世話しなく泳ぎまくり。もう少し・・・、もう少し・・・・という距離で反転し遠のいて行きます。その距離がとても微妙・・・・・。ちゃんと撮れるかなー・・・・どうかなー・・・・という距離をまるで把握しているかのように泳ぎ去ります。ガイド泣かせだ。

3.29.04.guru.jpg (22815 バイト)

そして早々と登場してくれたアマミスズメダイ子供。おでこに光る蛍光ブルーのVサインがとても格好いいのだ。この個体はそんなに逃げず、隠れず、1ケ所で止まってくれていたので撮りやすかったです。

3.29.04.amami.jpg (36537 バイト)

浅瀬には海草が元気に育ってきました。春の気配がプンプン。そんな中で変わらぬポジションをキープし続けるモンツキカエルウオ。今日は1個体のみの確認に止まりました。

3.29.04.mon.jpg (22492 バイト)

びっくりするぐらいたくさんいたぞ。ムラサキウミコチョウ。記憶しているだけで10個体ぐらいは見た。単独でいるもの、ペアでいるもの、グループでかたまっているもの。いろんな個体がいろんなポーズで確認できましたが、泳いでいる個体には遭遇できず・・・・・。

3.29.04.murasaki.jpg (39056 バイト)

今日も出会ってしまったコンシボリガイ。先日出会った奴よりも小さく、色が黄色がかっていましたが、美しさに遜色はない。

3.29.04.kon.jpg (43503 バイト)

確認したのはわかりやすい岩肌をそそくさと移動しているところでした。けっこう速い。指で進路を塞ぐと、行き場を見失ったように立ち往生。ゆっくり写真に撮れました。

3.29.04.kon1.jpg (32520 バイト)

他にはカクレクマノミやオランウータンクラブがいました。

 

Date

2004/3/28

天候 晴れ
気温 23℃ 中潮

水温

21℃

南西

透明度

20〜25M

4.0M

生物

ハリセンボン、ヘラヤガラ、クマノミ、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、リングアイジョー、ハナハゼ、オランウータンクラブ、トゲコマチガニ、ガンタンウミウシ、オレンジウミコチョウ、クビナシアケウス、フサカサゴ、ヘビギンポの仲間、キムラベニハゼ(仮称)、イボヤギミノウミウシ、ツユダマガイなど

今日もさぞかし寒いんだろうなー・・・・と思っていたら・・・・、あれあれあれれれれれれ。暖かいぞ。北東から北の風ということだったのに、朝になったら風は南西? まったく外れてしまった天気予報。この責任はどう考えているのだ? 気象庁め。しかしおかげで今日のスノーケリングのお客様には吉報となり、スノーケリングもスムーズに終了いたしました。

そう。今日はスノーケリングのお客様だったのだ。水泳をしているというご家族連れだったのだが、足の立たない深い場所もそんなに怖がらずに楽しく泳いでおられて、スピッツとしても嬉しかった。ハリセンボンは知名度もあるが、人気もあって、とても助かる。「ニモ」を見ているだろうと思い、映画に出てきた魚を紹介するが、「見ていない・・・・」との返事。けっこう見ていない人、多いなー。

それでもクマノミが人気者なのには変わりがないんだけれどね。

午後からちょっとダイビング。1人でブラブラ潜ってきました。

まずは体長3センチぐらいのフサカサゴがいました。こいつはこれぐらいで大人なのかな・・・・。あまり大きい奴は見たことないですね。いつもこれぐらいのサイズです。

3.28.04.fusa.jpg (43215 バイト)

そしてなぜこんな色になっているのかわからないけれど、すごい色だな・・・・。ヘビギンポの仲間が婚姻色を出しているんだろうけれど、今まであまり見たことない体色だ。オレンジのカイメンがバックになり、余計に目立っていました。

3.28.04.hebiginpo.jpg (32033 バイト)

深いほうではたくさんいたヒレナガネジリンボウ。水温が21℃になったのが原因かどうかはわからないが、あまり隠れない個体が多かったです。いい兆しだ。

3.28.04.hireneji.jpg (56357 バイト)

ヤシャハゼもハナハゼ同様、巣穴から高く離れてホバリングしていました。もちろんダイバーが寄っていくと写真のように巣穴に隠れていく。遠くからでも見つけやすいのはいいことです。

3.28.04.yasya.jpg (44405 バイト)

そして岩肌で目立っていたのは、キムラベニハゼこと青い模様の入ったベニハゼの仲間。毎年必ず一緒の場所で見られるのだが、今年も同じ場所で見られました。よほど居心地がいいんだろうね。

3.28.04.kimura.jpg (28374 バイト)

リングアイジョーをできるだけかわいく撮るぞ。と固く心に決め潜ったのだが、あまりかわいく撮れなかった。私のように、あそこに住んでいるリングアイをできるだけ真上から撮ろう・・・・・と決めて潜ってもなかなかその通りには撮影できない。滞底できる時間も長くない。ハゼも撮りたい、ジョー撮りたい、ウミウシもできたら撮りたい・・・・・。お客様の欲望や要望もわかるのだが、ホンマにいいのが撮りたかったら、とりあえず一点。何を撮るか決めて潜らないと、ほんまに全部があやふやになってしまうのだ。もちろんガイドは無駄なく、その生物の場所までお連れいたしますが、その生物の手前でストロボのバッテリーをONにしたり、ストロボの角度を決めたり、いろいろ操作するお客様がけっこういるのだが、時間がもったいないことこの上ないのだ。できるだけ深場に潜降する途中で準備は全部済ませ、被写体の前に着いたら一刻も早く撮影態勢に入って欲しい。

あれ? 何を書きたかったのだろうか? まぁーいいや。

3.28.04.ring2.jpg (24277 バイト)

ほんまに・・・・、ほんまにいっぱいいるオランウータンクラブ。写真のように普通の石の上なんかにもポツンといたりする。どこにいるのかわかる? 中央で赤いようなオレンジのような目が2つ光っているでしょ?

3.28.04.oranutan.jpg (48886 バイト)

ウミシダの根元にトゲコマチガニと思われる奴がいました。こーいうのはすぐに隠れるので、わかりやすく撮ってあげるのは難しいですよね。

3.28.04.kani.jpg (29195 バイト)

ふーむ・・・・。写真に撮ってはみたものの、なにがなんだかよくわからないぞ。写真中央に写っているのはクビナシアケウスというクモガニの仲間です。白っぽいモヤモヤしたのがカニなのですが、わからないよね・・・・・。うん。そうだよなー。私もこの写真見て、どっちが頭かよくわからないもんなー・・・・。でも写っているんだけれどね・・・・。たしかに・・・・。

3.28.04.kubinashi.jpg (56158 バイト)

そしてここからはウミウシが続いていく。イボヤギの近くに潜むように隠れていたイボヤギミノウミウシ。大きさは1.5センチくらいでした。けっこういると目立つのですぐにわかります。

3.28.04.ibo.jpg (33890 バイト)

アップで見るとこんな奴です。

3.28.04.ibo1.jpg (17815 バイト)

たくさん見られるオレンジウミコチョウ。微妙な色の濃淡は個体差か・・・・。右の写真では2個体が重なっていました。

3.28.04.orange.jpg (14098 バイト)3.28.04.orange1.jpg (20473 バイト)3.28.04.orange2.jpg (19230 バイト)

そしてウミコチョウのような姿でいたるところに見られるツユダマガイ。ずっとなんていう名前か知りたかったのだけれど、お客様のkさんから名前を教えてもらいました。ほんまにいっぱいいるのですが、たまにお客様からも名前を訊かれるので、今回載せてみました。

3.28.04.tsuyu.jpg (15050 バイト)

きれいですなー・・・・。ガンタンウミウシという仮称がついています。

3.28.04.umiushi.jpg (40583 バイト)

名前不明。・・・・。でもこんな地味でかわいくない奴は誰にも人気がないかもなー・・・・。

3.28.04.umiushi1.jpg (60325 バイト)

ミノウミウシの黒いバージョンかな・・・・。はっきりと名前がわかりません。

3.28.04.umiushi2.jpg (39280 バイト)

常日頃、写真とは背景の処理で良くもなり、悪くもなると言っていましたが・・・・、このように綺麗なサンゴがあり、そこに魚がいれば、何も考えず、その場を切り取るだけでインパクト十二分な写真がデジカメでもできあがるのです。すごい黄緑色ですな・・・・。サンゴの模様もなかなか渋い。魚はタテジマヘビギンポというどこにでもいるありふれた奴です。

3.28.04.tatejima.jpg (50394 バイト)

うーん・・・・。目にピントがあっていないか・・・・・。ここらへんがデジカメのデメリットですなー。明確なピント合わせが難しいです。

 

Date

2004/3/27

天候 雨たまに曇り
気温 21℃ 中潮

水温

20〜21℃

北東から東

透明度

20〜25M

2.0M

生物

モンジャウミウシ、ハマクマノミ、クマノミ、ハナビラクマノミ、オランウータンクラブ、ミナミハコフグ子供、サザナミヤッコ、サザナミフグ、ハナゴイ、カクレクマノミなど

雨か・・・・。明後日からの断水に向けて恵の雨になるであろうが、ダイビングにとってはマイナスである。風も徐々に強くなり、波高も2mから4mまで上る模様。サクサク2本で終了パターンが望ましい。

1本目はサンゴのまだまだきれいなポイント。ユビエダハマサンゴがたくさんありました。お客様のリクエストはクマノミだったので、いろんな種類のクマノミを紹介。途中でモンジャウミウシやミナミハコフグ子供もいました。しかし水温は20℃。お客様もかなり寒いようで、2本目は20分ぐらいで切り上げましょう・・・とのコメント。

青色のサンゴがたくさんあり、とても美しい。オニヒトデの残骸を食べていたサザナミフグに遭遇。私達を見て逃亡。カクレクマノミを写真に撮り、ハナゴイの群れの横を通って、寒くなる前にエキジット。エキジット後も雨が降っており、なかなか寒さが消えない1日でした。

 

Date

2004/3/26

天候 曇り
気温 22℃ 中潮

水温

20℃

北東

透明度

15M

2.0M

生物

カクレクマノミ、ムラサキウミコチョウ、オオモンイザリウオまたはイロイザリウオ2個体、ヒトデヤドリエビ、ツマジロオコゼ、ソリハシコモンエビ、オビイシヨウジ、ミナミハコフグ子供、ハマクマノミ、キンチャクガニ、キリンミノ、バブルコーラルシュリンプ、マガキガイ、ミナミホタテウミヘビなど

予定通り北東の風なのだが、昨晩のうちに南から西をまわって北東になったので、海には西からのうねりが届いている。皮肉なプレゼントだ。

北部まで移動しての2ダイブ。しかし幸運にもカクレクマノミやムラサキウミコチョウに出会えました。そしてオオモンイザリウオかな? いやイロイザリウオ? とにかく黒っぽくて粒粒した模様のあるイザリウオがサンゴの下に隠れていました。けっこう大きくて全長は15センチほどありました。

またずっと見られている3〜5センチくらいの黒いイザリウオも確認できました。けれど、岩の隙間にいたので、かなり見えにくかったです。

他にはソリハシコモンエビやハマクマノミ。また久しぶりにキンチャクガニもいましたが、浅場だったため、お客様は浮き気味でゆっくり見る余裕がなかったです・・・・。キンチャクガニはお腹にたわわに卵を抱えていました。子供をいっぱい産んで欲しいなーぁぁぁぁぁ。

 

Date

2004/3/21

天候 晴れ
気温 23℃ 大潮

水温

20℃

北東

透明度

20M

2.0M

生物

ツバメウオ、アカマツカサ、ハタンポ、サヨリ、ハリセンボン、カマス、ヨウジウオ、クマノミ、ツマジロオコゼなど

今日はご家族のお客様で、子供を中心に体験ダイビングとスノーケリングをやりたい・・・とのリクエスト。天候も良く、風もまだ穏やかさをキープしてくれていたので、順調に終了できました。

まずは体験ダイビング。3人のお子さんのうち1人が深い場所に不安を感じ、スノーケリングに変更になりましたが、無事に終了。不安・・・というのは、やはり難しいトラブルである。ゆっくり時間をかけて対処していかねばならないし、体験ダイビングではなかなか時間が足りない。無理をしてダイビングを続け、より大変なトラブルになってしまうことも考えられるため、スノーケリングに変更された娘さんの勇気は素晴らしかったのだ。その後のスノーケリングでは、足の立たないような深い場所での水面に怯えることもなく、沖縄の海をずいぶん楽しんでおられました。波酔いをする人もあくまりいなかった。海は徐々に夏になってきているなー・・・という感じがひしひし伝わってくるようなスノーケリングでした。

クマノミ、やっぱり受けがいいなー・・・。特に今は卵を抱えているため、ほんまに映画の「二モ」のような仕草が見られるからね。

 

Date

2004/3/20

天候 曇り
気温 23℃ 大潮

水温

20℃

北東

透明度

10〜15M

2.0M

生物

クマノミ、モヨウフグの子供かな? 、ヒィントゥアネンシス、スィートジェリーミドリガイ、イガグリウミウシ、ミカドウミウシの子供かな? 、チリメンウミウシ、コールマンウミウシ、カクレクマノミ、ミガキブドウガイの仲間、トウアカミドリガイ、シロアミミドリガイ、クサハゼ、シマオリハゼ、ヒメテンジクダイ、ニシキテグリ、シモフリタナバタウオ、デバスズメダイ、グルクン、モンツキスズメダイ、ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、スミゾメキヌハダウミウシ、ヤマブキハゼ、ハタタテハゼ、チンアナゴ、キンギョハナダイ、キカモヨウウミウシ、クビアカハゼ、イロブダイ子供、ウミシダウバウオなど

もうスピッツら何度来ていただいているのだろうか? とわからなくなるくらい来て貰っているリピータさんと3ダイブ。まずリクエストにあったハゼ探し。

3.20.04.hireneji.jpg (48211 バイト)

砂地にたくさんのヒレナガネジリンボウとヤシャハゼがホバリングしていました。ただまだ水温が低いのか、かなり敏感に巣穴に隠れます。まだヒレナガの方が堂々としていました。他にはヤマブキハゼやハタタテシノビハゼ、ハタタテハゼなどもたくさんいました。浅場ではチンアナゴが数匹顔を出していました。

ウミウシの好きなお客様なので、徹底的にウミウシ探し。写真で紹介していくと、まずはチリメンウミウシ。ちょっと体の模様が傷ついているように思いましたが、元気に移動していきました。

3.20.04.chirimen.jpg (41416 バイト)

コールマンウミウシはどこにでもいるけれど、久しぶりに撮ってみました。黄色い縁取りの1番外側に白いラインが入っていることで私は区別しております。

3.20.04.coleman.jpg (41157 バイト)

けっこう綺麗に撮れたイガグリウミウシ。こいつもよく見かけるタイプ。外洋から内湾までいろんな環境で見かけます。

3.20.04.igaguri.jpg (37199 バイト)

そして初めて見た、こいつたち・・・・。頭部だけを見ているとミドリガイの仲間のようにも見えるし、胴部を見ているとミガキブドウガイの仲間のようにも見える。なんなんだ、こいつは? 大きさは左上の大きい個体で5mmほど。右下のさらに小さい方が3ミリぐらいでした。移動スピードはかなり速かった。

3.20.04.migaki1.jpg (54765 バイト)

拡大してみると・・・・、黒い体に散在する白点の中にさらに小さな黄点が2つ、明確に2つ存在している。・・・・。むむむむ。あれ? 今、右下の小さい方をさらに確認してみると、こいつは白い体じゃない? そこに黒点があるように見える。むむむむむむむ・・・・。なんなんだ、この2個体は?

3.20.04.migaki2.jpg (13867 バイト)

と、思っていたら、八丈島のアミニスダイバーズのスタッフN君から情報が入り、トンプソンアワツブガイという名前が判明。伊豆でもケラマでも水納島でも見つかっているらしいが、けっこうな稀種とのこと。

そしてお客様が見つけたとても綺麗なウミウシ。図鑑で調べたところそっくり、これだ! という個体は確認できなかったが、1番近いかなー・・・というのは、ミカドウミウシの子供である。体長は2〜3センチでした。

3.20.04.mikado1.jpg (34048 バイト)

ここのポイントはミドリガイの仲間が多い。こいつはシロアミミドリガイと思われる個体。背中の白い筋がよく目立っていました。

3.20.04.shiroami.jpg (46835 バイト)

砂地をのそのそ歩いていたスミゾメキヌハダウミウシ。よく見かけるのはハゼの背中やヒレの部分にくっついている場面である。このように移動している場面を見たのは私は初めてのこと。こーいう場面を見ると、やはりこいつらも居心地の良いハゼの背中やヒレを求めて移動するのだなー・・・と思うし、ハゼを探し当てて、体に登る時にハゼはどんなリアクションをするのだろうか? などといろいろ想像できておもしろいのだ。

3.20.04.sumizome.jpg (19225 バイト)

あまり見かけないスィートジェリーミドリガイ。ミドリガイの仲間はあまり派手な体色は見かけないのだが、こいつだけはとても華やか。もう少し大きかったらわかりやすいのだけれどね。

3.20.04.sweet.jpg (27046 バイト)

ガレ場の死サンゴの下でのそのそ動いていた名前のわからないウミウシ。大きくて全長は10〜12センチぐらい。図鑑では似ている奴はいたのだが、これだ! という奴はいなかった。とほほほ・・・・。

3.20.04.umiushi.jpg (51439 バイト)

昨日も確認したモヨウフグの子供のような個体。的確な名前はよくわかりません。昨日とまったく同じ場所で寝ていました。

3.20.04.fugu1.jpg (42639 バイト)

泥っぽい場所にいたマダラハゼと思われる個体も確認。逃げてる・・・、あ、止まった・・・、どれどれ撮ろうかな・・・・、あ、また動いた。という繰り返し。なかなか止まり続けてくれない奴でした。

3.20.04.haze1.jpg (23673 バイト)

名前のとおり、なかなか表に出てこなかったカクレクマノミ。ただ顔だけは、ずっーとこちらを向いていました。

3.20.04.kakure.jpg (36015 バイト)

またここのポイントではクサハゼがとてもたくさん。そばにはシマオリハゼもいました。クサハゼ見るのは久しぶりだったな・・・・。

3.20.04.kusa.jpg (83519 バイト)

そしてユビエダハマサンゴの隙間をのそのそくるりくるり移動していた、ニシキテグリ。たまたま表に出てきた数秒の一瞬・・・・・ん?  おかしな言い方ですね。とにかく一瞬。ほんまに一瞬のシャッターチャンスをモノにできた写真であります。お客様もがんばって格闘されていたのだが、なかなか良い写真が撮れなかったようで実に申し訳ない。しかしニシキテグリの良い写真を撮るためには自分で見つけ出すのが1番の近道のように思う。見つけてお客さんを呼んでいる間にどんどん奥に逃げていくからね。また次回リベンジできたらしましょうね。

3.20.04.nishiki.jpg (57810 バイト)

お客さんしか見ていないウミウシで、図鑑に載っていないモノがあったので、後日送ってもらう予定です。ここから下にアップしていきましょうね。

3.20.04.takemonja.jpg (28979 バイト)

まずはモンシャウミウシ。私、見ていないなー。ウミウシ好きのお客様はほんまに自分でもいろいろ探して、楽しそうに潜られているので、私も嬉しいのだ。

3.20.04.takekiiro.jpg (20182 バイト)

そしてキイロウミウシ。図鑑によるとけっこう普通種ということだが、私はそんなに見ない。稀種と書いてあるホシゾラウミウシの方がありふれている。

3.20.04.takehynto.jpg (19111 バイト)

ヒィントゥアネンシスという学名でしか載っていなかったウミウシ。コンシボリガイを探している時に出会ったので、一瞬コンシボリガイかと思ってしまった。淡い色使いが同じ臭いを感じさせる奴なのだ。

3.20.04.take1.jpg (25724 バイト)

そして最後に登場したのは、ありふれているようで初めて見たウミウシ。けっこうかわいい模様である。名前はなんというのだろうか? わかる人がいたら教えて欲しいものです。写真提供はTさんでした。どうもありがとうございました。

 

Date

2004/3/19

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

20℃

東から南

透明度

5〜10M

2.0M

生物

ホシゾラウミウシ、キリンミノ子供、タスジミドリガイ、アオフチキセワタガイ、ムカデミノウミウシ、タコベラ、クマノミ、イソギンチャクモエビ、コンシボリガイ、ベニゴマリュウグウウミウシ、モヨウフグの子供かな? 、ヒラムシ、オブラートウミウシ、イモガイの卵などヒシガニかな・・・? 、ヤツシハゼ、シマオリハゼ、アカホシカクレエビかな? 、トウアカミドリガイ、シマカスリハゼ、ネコジタウミウシ、ハチマキダテハゼ、チョウチョウコショウダイ子供、サザナミヤッコ子供など

なかなかのお天気。3本予定で潜ったのだが、久しぶりのダイビングで予想以上に疲れたとのことで2本に変更。1本目ではウナギギンポを探したのだが、予想以上に悪い透明度にてこずりまして、結局見つけることが出来ませんでした。

チョウチョウコショウダイの子供はずいぶん大きくなりました。この個体はずっと同じような場所で確認されています。同様にサザナミヤッコ子供も確認できています。

3.19.04.cyou2.jpg (51021 バイト)

テンジクガレイかなー・・・・。大きかったですよ。体長は40センチぐらいでした。

3.19.04.hirame.jpg (37026 バイト)

これは顔部分のアップです。お客様に教えてもらった「魚類写真資料データベース」というHPで写真がうまく出てこないです。スピッツのHPがおかしいのか? どうなのかがわからないですけれど・・・。

3.19.04.hirame1.jpg (49728 バイト)

図鑑の写真とは異なるのだが、他に似ている写真も無く・・・・・、きっとベニゴマリュウグウウミウシであろう・・・・と思われる個体です。大きくて全長は5〜6センチくらいありました。移動スピードは速いようで、翌日にも同ポイントを潜り捜索したのですが、見つけることが出来ませんでした。

3.19.04.benigoma.jpg (63296 バイト)

おりょりょ・・・。見たことないフグだ。とても珍しいに違いない・・・・と思って写真におさめたのだが、図鑑で見ると、どうやらモヨウフグの子供のようである。全長は15〜20センチくらいかな? もう少し小さかったか・・・・。あまり・・・というか、ほとんど動かなかったので撮り易かったです。

3.19.04.fugu1.jpg (42827 バイト)

タコベラ・・・・。まぁーそんなに珍しくないんだけれど、私は好きな魚。地味だけれどとてもきれいです。この写真はそんなに綺麗に撮れていませんね。

3.19.04.tako1.jpg (22977 バイト)

トウアカミドリガイ。ミドリガイの中では赤色が入っていると、だいたいこいつだな・・・とわかるようになってきました。いいことだ。見られる個体はけっこう大きくて、こいつも4センチぐらいありました。

3.19.04.touaka.jpg (18499 バイト)

そして・・・・・、初めて見たのではない。だけれど図鑑には載っていない。このきれいな個体。名前のわかる人がいたら教えてくださいね。

3.19.04.umiushi1.jpg (33529 バイト)

図鑑では普通種と書いてあるが、見た憶えがないオブラートウミウシ。発見した時はほとんど動きませんが、見つかったとわかったとたん・・・・、うん。ウミウシがどのように感じたかは推測でしかないのだが、そんな感じで逃げ始めます。逃げる時のスピードはびっくりするぐらい速いです。

3.19.04.oburato.jpg (38574 バイト)

うーん・・・・。素晴らしい。お客様のTさんが見つけたコンシボリガイ。決して綺麗なポイントではないが、そこにこんなに美しいウミウシがのそのそしているとは。

3.19.04.kon1.jpg (36398 バイト)

あまりに綺麗なので、もう一枚追加でコンシボリガイなのだ。年に数回、4〜5回見られるが、とても珍しいと言ってもいいでしょう。青と白のバランスというか、ぼやけたような色彩とか、淡い濃淡とか・・・・・・、実に素晴らしい。見つけていただいたTさん、どうもありがとう。

3.19.04.kon2.jpg (56132 バイト)

 

Date

2004/3/17

天候 晴れ
気温 24〜25℃ 小潮

水温

20℃

透明度

10M

2.0M

生物

クマノミ、マガキガイなど

午後に到着のお客様5名と体験ダイビング。事前に問い合わせていただいて、空港からの送迎からダイビング、ホテル送迎までを通してケア。お1人体調があまりよろしくない・・・ということで、キャンセルになり4名となったが、無事に終了することができました。

マガキガイやナマコなど浅瀬で生息する海の生物をそれぞれ紹介しつつ、クマノミも確認。映画の「ニモ」のおかげで、クマノミの認知度は飛躍的にアップしたと思われます。そしてあの映画。「ニモ」は生態的には無理があるだろう・・・・・というシーンも多々ありましたが、生態に忠実に描かれていた場面もあり、その中でのクマノミが卵の世話をしている場面などは、かなりリアルでした。

今日のクマノミ、イソギンチャクの横には赤色の卵が産んであり、じっと見ているとその卵に新鮮な海水をヒレでおくるクマノミの姿までをも観察できました。以前からもそーいう場面は体験ダイビング中にも確認できましたが、なかなかお客さんが喜んでくれるような場面ではありませんでした。

映画のパワーってなかなかすごいものです。今年はクマノミにかなり助けられそうな1年ですなー。

 

Date

2004/3/16

天候 曇りたまに雨
気温 24〜25℃ 小潮

水温

20℃

南東

透明度

10M

2.0M

生物

特になし

いやー素晴らしい陽気だ。ポカポカと暖かい・・・・。このような天候で海に潜れるなんて、沖縄に住んでいて良かったー・・・・と思わせる快晴。そんな中、レスキュー講習にてダイビング。水面でのパニックダイバーの救助、水中での意識不明ダイバーのレスキュー、水中での遭難者捜索練習、人工呼吸、引き上げ方法など、いろいろ実戦してみました。

海も凪いでいて、非常に講習やりやすかったです。レスキュー講習を受講されたい方はまたお問い合わせくださいませ。2日間で取得できますよ。

 

Date

2004/3/14

天候 曇りたまに雨
気温 23℃ 小潮

水温

20℃

南東

透明度

15M

1.5〜2.0M

生物

チンアナゴ、ヨスジフエダイ、キンギョハナダイ、ケラマハナダイ、カシワハナダイ、ヒメオニオコゼ、ヤシャハゼ、ヤッコエイ、シマウミヘビ、オニカサゴ、アカマツカサ、イソギンチャクエビ、カノコイセエビ、アオリイカの卵、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、クマノミ、コクテンフグなど

天気予報では晴れマークだったのだが、あいにくの曇り空。雨も少しだけ・・・・。しかし風が南東風だったこともあるのか、気温は23℃前後まで上昇。寒さは感じましたが、それほどではなかったです。

今日は石川市にお住まいのスピッツ講習卒業生とダイビング。1本目では白い砂地に点在する根を潜りました。青い海中にヨスジフエダイがとても美しい。曇っていたので、そんなに明るい海ではなかったのだが、南国ムードは十二分であります。

3.14.04.yosuji.jpg (48421 バイト)

また砂地にはヤッコエイの姿もありました。食事中だったようで、はじめのうちはまったく逃げないで堂々としたものでしたが、我々に気付いてからの逃げ足はかなりのものでした。と、いうわけで写真は逃げていくヤッコエイになってしまいました。

3.14.04.ei.jpg (26095 バイト)

砂に隠れることもなく、堂々と歩いていたヒメオニオコゼ。いかに背中の毒が強烈だからといっても、おおっぴらに出歩きすぎであろう。もっと控えめに生きなさい。

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サンゴの上で死んだように休んでいたコクテンフグ。優しく撫でても変化なし。しかし目線だけはこちらに向けます。子猫のようなコクテンフグでした。ありきたりの生物で珍しくもなんともないし、別に大物というわけでもないけれど、こんなに近くでまじまじ見れて、皮膚の質感や光沢なども確認できるネタはほったらかしにできるはずがないのだ。遠すぎてちらりとしか見れないマンタよりも近くでまじまじ見れるコクテンフグなどのありふれた生物の方がおもしろいと感じられるのは、きっと私だけではないはず。

3.14.04.kokuten.jpg (37872 バイト)

2本目ではゴロタの上にミヤケテグリを確認。ピョコピョコ移動していました。

3.14.04.miyake.jpg (71662 バイト)

また昨日もいた大きなイソギンチャクエビも健在。昨日よりも見やすい場所にいたし、今日はもう1匹、小さい個体も確認できました。こーいう大きくて動かないエビはホンマいいネタであーる。いつまでもいてほしい。

3.14.04.ebi.jpg (37068 バイト)

今日はキンチャクガニいなかったです。

 

Date

2004/3/13

天候 曇り
気温 21℃ 小潮

水温

20℃

北東

透明度

15M

1.5〜2.0M

生物

ハナビラクマノミ、シマウミヘビ、アカマツカサ、オレンジウミコチョウ、イソギンチャクエビ、カノコイセエビ、ハリセンボン、ツマジロモンガラ、マガキガイ、アオリイカの卵など

うーん・・・。ちょっと天気悪いねー・・・。昨日まではいい天気だったんだけれど・・・。今日は恩納村在住のお客様と体験ダイビング並びにファンダイビング。1本目は体験ダイビングと体験付き添いダイビング。体験ダイバーのNさんは非常に落ち着いていて、スキルも上手。ホンマに楽しんでおられるのが水中でもひしひし伝わってくる。いわゆるナイスリアクションという奴で、私としても非常に助かる。マガキガイやアオリイカの卵、カクレクマノミなどを確認。

2本目では体験ダイバーの方はお休みして、ファンダイビングとなりました。リーフに出来た穴をとおり、カノコイセエビを確認。ガレバでは抱卵していたキンチャクガニにも出会えたのだが、まんまと穴に隠れられ、お客様に紹介することは出来ませんでした。大きなイソギンチャクエビが登場。最近はシマウミヘビがよくからんでいます。お客様はデジカメ撮影初挑戦ということで、四苦八苦されていましたが、カクレクマノミなどはうまく撮影されていました。やっぱりクマノミって撮り易いんだね。

 

Date

2004/3/12

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

20℃

透明度

5〜15M

1.0M

生物

ハタタテハゼ、キスジカンテンウミウシ、オトヒメウミウシ、チギレフシエラガイ、アカククリ若魚、ヤイトギンポ、ウコンハネガイ、コクテンフグ、イトヒキハゼの仲間、ニュウドウダテハゼ、ツムギハゼ、ヤツシハゼ、ウナギギンポなど

あああぁぁぁぁいい天気だ。素晴らしい快晴の青空は張るということも忘れさせるほどの清々しさ。青空の下に立っているだけで気持ちよくなってしまうのだ。

ファンのお客様と体験のお客様と講習のお客様と少しずつだがいろんなタイプの仕事が入り、スピッツは2人でてんてこまい・・・・かと思ったら、体験の方は申込書の健康チェックで引っかかり、ダイビングを断念。そのお連れのファンの方も予想以上の海の冷たさに1本で終了。ちょっと忙しいかな・・・・と思っていたのですが、午後からはリピーターのお客様1人と講習1人というスピッツらしい人数になり、ありゃりゃ・・・・という感じでした。

1本目ではウミウシを見たいというお客様がいたので、目に付いたウミウシを紹介。写真のキスジカンテンウミウシやオトヒメウミウシ、チギレフシエラガイ子供など。チギレフシエラガイは久しぶりに見たな・・・・。やっぱり大きい奴は紹介もしやすいし、見やすいし、いいことだらけなのだ。

3.11.04.kisuji.jpg (35314 バイト)

浅瀬ではハリセンボンが群れていたり、コクテンフグと戯れたり・・・。

そして2本目ではヘビーリピータのKさんと共にマニアックにだらだら潜りました。実際ダイビング中に確認するだけではてんで判別できないカザリハゼの仲間たち。写真に撮っても、ヒレの様子や模様の様子がはっきり見られない角度のため、今をもってしても、なんなのか・・・・、はっきりわからない始末・・・・。あかんねー。

3.12.04.haze1.jpg (53773 バイト)

カザリハゼかな、これは・・・・。

3.12.04.haze2.jpg (29431 バイト)

こいつはもっとわからない。小さすぎたし、全長3センチぐらいだったでしようか・・・・。

3.12.04.haze3.jpg (37285 バイト)

またいつも確認できるイトヒキハゼの仲間。今日はとてもシャイでした。

3.12.04.itohiki.jpg (36857 バイト)

反対にいつも度胸のすわっているニュウドウダテハゼ君。もちろん今日もどてっ! と確認できました。

3.12.04.nyudou.jpg (42536 バイト)

そしてシュート、ゴーォォォォォォォォォルゥゥゥゥゥゥと叫んでもいいぐらいのウナギキンポ全身。なんて気味が悪い模様なんだ。でかかったです。80センチぐらいありましたでしょうか? もしかしたら1メートルぐらいはあったかも・・・・。

3.12.04.unagi1.jpg (64175 バイト)

しかし前にまわって、顔つきなどもよくよく見てみるとやっぱりその色彩模様はとても綺麗なのだ。

3.12.04.unagi2.jpg (55743 バイト)

それにしても変わった生物だ。これでギンポだというのだから、いったいぜんたいギンポってなに? と問いたくなるのは私だけではないはず。こんな泥の環境でなにゆえにこれほどまでの色使いを・・・・。ヒレを開いてくれた瞬間も何度かあったのだが、ちょうどカメラはバッテリー切れ寸前で、この3枚を撮るだけで精一杯でした。うーん・・・、残念。

3.12.04.unagi3.jpg (110122 バイト)

 

Date

2004/3/11

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

20℃

透明度

5〜10M

1.5M

生物

トウアカクマノミ、ワカヨウジ、ハチマキダテハゼ、クロオビハゼ、コロダイ子供、センニンフグ、ツムギハゼ、イトヒキハゼの仲間、スジクロユリハゼ、オドリハゼ、モンキキンチャクフグ、ニシキイトヒキベラ、オレンジウミコチョウ、ミカゲハゼかな・・・、タンザクハゼ、アオハチハゼ、カニダマシの仲間、ヤジリハゼ、ヤツシハゼなど

いい天気になりました。今日からのリピーターのKさんはとてもラッキー。きっと明日もいい天気。まずはリクエストにあったリボンゴビーことタンザクハゼにチャレンジ。・・・・があまりの濁りに志半ばで断念。コースを変更し、浅場をダラダラ潜りました。

すると見慣れないフグが砂にうずまっている。図鑑で調べたらセンニンフグというらしい。こいつの他にも3個体を確認。背中の模様と側面のシルバーラインが目印だそうです。

3.11.04.fugu.jpg (22496 バイト)

定番のイトヒキハゼの仲間。いつも見られているけれど、特に今日はご機嫌だったようで、ヒレが全開。写真にもっと綺麗に撮れると思ったのに、全然撮れていないのだ。やっぱりデジカメだからだろうか? 実際に見ているときはもっときれいだったんだけれどなー。

3.11.04.itohiki1.jpg (49567 バイト)

ふむ。上の写真は画像処理ソフトで加工したものです。撮影したものをそのまま載せると下の写真のようになります。なかなか遠いとストロボの色が出てくれないのだ。

3.11.04.itohiki2.jpg (28511 バイト)

コロダイの子供は以前まで2個体いたのだが、1個体に減っていました。そしてすっかり若者に成長。もう子供とは言えない大きさなのだ。

3.11.04.koro.jpg (92448 バイト)

冬よりは減ってしまったツムギハゼ。地味だが長く伸びた背びれがわかりやすいし、憶えやすい。体長は10センチぐらいかな。私は好きですけれどね。

3.11.04.tsumugi.jpg (34680 バイト)

最近ぐぐぐぐぐっっっっと数が増えてきたヤジリハゼ。一見ヤツシハゼのようだが模様が違うし、名前の由来となっている尖った尻尾が海中でもよく確認できます。

3.11.04.yajiri.jpg (22947 バイト)

おそらくこいつもヤジリハゼの子供でしょう。海中ではよくわからなかったんだけれどね。こうやって並べるとヤジリハゼかな・・・・と。

3.11.04.yajiri1.jpg (33005 バイト)

ヤツシハゼはこいつですね。青とオレンジの点々は海中ではあまり目立って見えません。

3.11.04.yatsushi.jpg (28054 バイト)

そして時間をあけて、リボンゴビーにリベンジしたところ、しっかり確認。だが透明度は非常に悪く、2〜3Mぐらいか・・・・。浅場はもっと見えているんだけれどね。透明度は浅場で10M以上ありました。で、そんな悪い透明度の中で食い入るように探し続けた数々のリボンゴビーのあいまに、なんとアオハチハゼが。なんとか写真に撮れました。

3.11.04.aohachi.jpg (25775 バイト)

はじめは自信がなかったのだけれど、こうやって見てみると、完全なるアオハチハゼである。こんなところにいるんだなー・・・・。まぁー2度とこの場所に戻ってくることは不可能だけれど・・・・。

ウミウシではヒメコモンウミウシと思われる個体にも遭遇。忘れた頃に見れますね。

3.11.04.UMIUSHI2.jpg (34178 バイト)

見慣れないウミウシだなー・・・・と思い撮影。こんなの図鑑に載ってたかな? と半信半疑で調べてみると、なんと載っていた。ネコジタウミウシ。なんでネコジタなんだろうか? 名前の由来はよくわからないが、実際の体色はいろんな色が混ざり合い、非常に複雑。全長は2センチぐらいでした。稀種だそうです。

3.11.04.umiushi1.jpg (42556 バイト)

そして岩の上でうごめいていた正体不明な奴。ウミウシなのかなんなのかもよくわからない。移動速度はとても速かったです。

3.11.04.nani.jpg (30148 バイト)

またお客様のリクエストで深場も攻めて、スジクロユリハゼを確認。ピンクダートゴビーには出会えませんでしたが、もう一種のリクエストだったモンキキンチャクフグに偶然遭遇。今までこのエリアでは見たことがなかったので、ホンマに偶然だと思うのだが、見たいと思っていたお客様の時にその偶然が重なり、スピッツとしても安堵。このモンキキンチャクフグ。ペアでいたのだが、大きい方の個体は写真にうまくおさめられませんでした。で、下の写真は小さい方の個体です。どちらかがオスでメスなのだろうが、まだ私にはよくわからない。

3.11.04.monki.jpg (38318 バイト)

今回撮れなかった大きい方の個体はこんな模様でした。撮影は2003年の12月6日です。

12.6.03.monki1.jpg (35350 バイト)

そしてようやくたくさん登場してきたオレンジウミコチョウ。小さい体で移動速度はめっちゃ速い。小さくて見にくいですが、よぉーく見ていただけるとけっこうかわいかったりします。全長は3〜5mmです。

3.11.04.kocyou.jpg (25185 バイト)

浅瀬で見つけたミカゲハゼだと思われる個体。いろんな種類がまだまだいるねー・・・。でもこんなの見たい・・・と思う人も少ないんだろうけれど。

3.11.04.haze1.jpg (13238 バイト)

 

Date

2004/3/7

天候 曇りたまに晴れ
気温 16℃ 大潮

水温

18〜19℃

北東

透明度

15M

2.5〜3.0M

生物

カクレクマノミ、ハマクマノミ、オオモンイザリウオ子供またはイロイザリウオ、ロクセンスズメダイ、シマウミヘビ、コブシメ、アオリイカの産卵、

寒い。まるでひどい暴力のような風に殴られ続けているかのようなダメージを受け、倒れこみ頬に伝わるコンクリートの冷たさのような寒さに、ひくひく、ぶるぶる・・・・、震えの止まらぬ沖縄本島。気温はなんと16℃。それでも昨日に比べれば・・・・、時折のぞく太陽がまだマシか・・・。昨日はずっと曇っていましたから。

今日は講習のお客様。うううっ。このような寒空に講習とは、お客様もかなり辛いであろうに・・・。しかしよくがんばられた。無事に終了。写真を撮るのが大好きなお客様だったので、水中にてデジカメの試し撮りなんぞもやってもらいました。できはいかほど?

水中では、これでもか! と太ったコブシメに出会い、講習生と一緒に記念撮影。

3.7.04.kobu.jpg (40222 バイト)

またアオリイカはペアで産卵途中。私たちが邪魔だったようで、遠のくとすぐに産卵しました。なんでも真弓が見たところ、抱えていた卵が丸見えだったそうです。私は上から見ていたのでそこまでは見えなかったのだ。

3.7.04.aori3.jpg (52749 バイト)産卵前のアオリイカのペア。後ろから撮ってしまったため、抱え込んでいる卵が写っていません。残念。

 

 

 

 

 

 

 

3.7.04.aori4.jpg (71264 バイト)時折オスがメスの上に来て、メスをガードしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.7.04.aori2.jpg (60613 バイト)私たちが遠のくと、すかさずメスが岩の下に入り産卵していました。オスはまたもやガード。しかも体色を変化させて、威嚇までしていました。

 

 

 

 

 

 

 

3.7.04.aori1.jpg (46227 バイト)産み終わり、再び寄り添うアオリイカたち。まだまだ産み続けそうでした。

 

 

 

 

 

今日は北風が強くて他のポイントに潜れなかったのであろう、たくさんのダイバーがここを訪れていました。自分の店に来るお客さんだけじゃー、なかなかわからないけれど、沖縄に来ているダイバーって多いんだなー・・・・と改めて思いました。みんな寒いのにがんばって潜っていましたよ。

 

Date

2004/3/6

天候 曇り
気温 17℃ 大潮

水温

19〜20℃

透明度

15M

2.5〜3.0M

生物

アンナウミウシ子供、イシガキカエルウオ、ヤマブキハゼ、アカヒメジ、スミゾメキヌハダウミウシ付シノビハゼ、アオリイカの卵、カクレクマノミ、アカホシカニダマシ、イソギンチャクモエビ、ハナミドリガイ、ホシゾラウミウシ、シモフリカメサンウミウシ、コブシメの卵、オオモンイザリウオまたはイロイザリウオ、ホシテンス子供、ウコンハネガイ、アマミウシノシタ、ムラサキウミコチョウなど

さっぶっうううぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・・。2月の方が暖かかったぞ、どうしたんだ沖縄本島。泣けてくる現実は涙なくして直視できないが、それでもダイビングは続いていく。今日は午前2ダイブです。なんでも午後からちゅらうみ水族館に行く予定とのこと。よく潜り、よく遊ぶ、アクティブなお客様だこと。

水中では、黒くて小さなイザリウオに出会えました。オオモンイザリウオの子供かイロイザリウオなのか、ちょっとよくわかりません。人通りの激しい場所なので、すぐにいなくなってしまうことでしょう。

3.7.04.iza.jpg (56687 バイト)

また久しぶりに見たムラサキウミコチョウ。羽ばたきはしなかったが、ゆっくり浅場を移動していました。浅羽にはハナミドリガイが多く、いたるところでノソノソ、ノソノソ・・・・・。また大きなアマミウシノシタにも出会えました。

そしてイカの卵も確認。なんの卵が不明だったのだが、明日のダイビングで判明。ちょうどこの場所にアオリイカのペアが産卵していました。

 

Date

2004/3/5

天候 晴れ
気温 21℃ 中潮

水温

19〜20℃

北東

透明度

10〜20M

2.0〜1.5M

生物

ヒラムシ、ホソウミヤッコ、フトユビシャコ、ヒメギンポ、キマダラウミコチョウ、ホシゾラウミウシ、セスジスミゾメミノウミウシ、シロウサギウミウシ、コブシメ、ハタンポ、アカマツカサ、チョウチョウコショウダイ若魚、ブダイの群れ、アオリイカ、パンダダルマハゼ、ツバメウオ、グルクマ、アジの仲間、オランウータンクラブ、モンハナシャコ、ニセアカホシカクレエビ、オトヒメウミウシ、キカモヨウウミウシ、ジョーフィッシュ、カゴシマオコゼ、ヤイトギンポ、シマウミヘビなど

うんうん。久しぶりに暖かな沖縄本島地方。しかしこの陽気も今日まで・・・ということで、明日の寒さに怯えながら、サクサクとダイビング。今日は3本のダイビングを終了。

水中ではあまりハゼの姿はいない。きれいな砂紋が形成されていました。しばらく潜っていない間に荒れたのかな? まぁー冬だからハゼが少なくてもそんなに不思議ではないけれど・・・・。オランウータンクラブやニセアカホシカクレエビを見ながら進む。ジョーフィッシュは黒茶色っぽい奴が1匹。以前はもっとガンガン顔を出してくれたのだが、今回はあまり出てこなかったです。水温は19度。この冷たさが影響しているのだろうか? 黄色のジョー。生存は確認できたが、すぐに隠れてしまいました。なんとかならないものかな・・・・。

またウミウシでは、セスジスミゾメミノウミウシやシロウサギウミウシ、ホシゾラウミウシ、オトヒメウミウシ子供を確認。

ずっと確認していたチョウチョウコショウダイ子供はすっかり大きくなって今や子供とは言えず、若者に育っていましたがシャイな性格は益々アップ。岩穴の奥から出てこなかったです。そしてパンダダルマハゼもサンコの隙間の奥のほうでお尻を向けていました。

全体的に透明度は良く、潜っていて気持ちよかったですが、やはり40分を越えると寒くなってきます。うねりが大きくて明日からの海がちと心配です。

 

Date

2004/3/4

天候 晴れ
気温 20℃ 中潮

水温

20℃

北東

透明度

10M

2.0M

生物

ヤツシハゼ、ニュウドウダテハゼ、ウナギギンポ、クロオビハゼ、シマオリハゼ、カクレエビの仲間、ワニゴチなど

リピートゲストがまたもや遊びに来てくれました。ありがたい限りでございます。今日はホクホク暖かく、気温も20度まで上昇。素晴らしいね。お客様はロングバケーションを取っての沖縄旅行で前半はケラマに行かれていたのだ。そして後半をスピッツで過ごされる予定だったのだが、風が強く波高が高いため船が遅れ、とまりんを出発したのは14時過ぎ、2ダイブの予定が1ダイブに変更になりました。

穏やかなポイントで1ダイブ。透明度はまぁーここならばこんなもの。ニュウドウダテハゼやヤツシハゼ、カスリハゼ、クロオビハゼなどを確認。いわゆるドロハゼというタイプたち。イッポンテグリの姿は確認できなかったが、ウナギギンポはまだいました。でも、あまりにも敏感。お客様にその姿が見れるほどではなかった。なんとかみんなに見せてあげたいなー・・・・。大きなワニゴチが砂中に隠れていました。

3.4.04.wani.jpg (54384 バイト)

 

Date

2004/3/2

天候 曇り
気温 20℃ 中潮

水温

19〜20℃

北東

透明度

10M

2.5〜3.0M

生物

ニュウドウダテハゼ、ハチマキダテハゼ、ヤツシハゼ、カスリハゼ、ウスケショウハゼ、グルクン、サザナミヤッコ子供、ウナギギンポなど

明日は風が強くなるというので、今日潜りましょう。と思いつき、ネタチェックに行きました。まずハゼの写真から。てっきりウスケショウハゼだと思って撮った写真だが、こうやってHPに落としてまじまじ見てみると、・・・・・・、余計に混乱してしまう。

3.2.04.haze.jpg (24077 バイト)

この上下は同じ魚であります。上のはちょっと遠かったのだが、背びれの黒点が写っているのでアップしまして、下写真はヒレの様子が見えないものの、近づいて撮影したので、模様がよくわかるのでアップしました。

3.2.04.haze1.jpg (23008 バイト)

そしておそらくこれがウスケショウハゼだろうな・・・。

3.2.04.haze2.jpg (14423 バイト)

フタホシタカノハハゼ子供の黄化個体であろうと思われるハゼ。腹部分の水色点々が目立ってますね。

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シマカスリハゼと思われる大きな個体。数が少し減ってきたようにも思う。

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またたくさんいるのはヤツシハゼ。小型なのであまり目立たないが、よぉーく見ていただけると美しさがわかると思われます。

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完全に全身が出てきたニュウドウダテハゼ。テッポウエビは出てこなかったが、ヒレもそこそこ開いていたし、「どーぞ、撮ってください」とばかりに出てきました。ありがとう。

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ウミウシはそんなに確認できなかったのだが、ホシゾラウミウシ。けっこういつでも見るなー・・・。

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以前から確認していたサザナミヤッコ子供。だいぶ大きくなりました。横から体の模様を撮ってみようと思ったのだが、なぜかシャッターが下りる時にはこちらを向いてしまうサザナミヤッコ君。いつも思うのだが、こーいう模様はなぜかびっくりするぐらい左右対称なんだよねー。

3.2.04.sazajr.jpg (65447 バイト)

いなくなったであろう・・・と思っていたウナギギンポ。まだいました。ただ敏感な性格はまったくそのまま。遠くからしか観察できません。寄っていくと、すぐにスルスル逃げてしまいます。ただ表情、体色などホンマにかわいい。ウミヘビはきらいだけれど、ウナギギンポは好きなんだよなー。なんにせよ、まだ見られて良かったです。

3.2.04.unagi.jpg (87189 バイト)3.2.04.unagi1.jpg (185521 バイト)

他にはグルクンの群れにであったり、浅場にチドリミドリガイがいたりしましたが、透明度がそこそこだったのがなによりもヒット。しばらく続くといいんだけれどな。