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Date

2006/4/30

天候 晴れ
気温 26℃ 中潮

水温

22〜23℃

透明度

20〜25M

1.5M
今日から始まったGW。初日は3名のお客様とのんびりダイビング。予想以上の低水温に驚くゲストの皆様と共に、あれやこれや探しながらダイビング。

ムギワラエビの仲間、スミレナガハナダイ、ネムリブカ、オランウータンクラブ、オドリハゼなどを見つつ、ウミウシではニシキツバメガイやユキヤマウミウシ、センテンイロウミウシ、シロウサギウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、ムラサキウミコチョウに、オハグロツバメガイの交接シーン、ミアミラウミウシもいました。
何よりのヒットは、センジュミノウミウシ。一箇所に3個体がかたまっていました。私は初めての出会いである。
図鑑で見ると稀種と書かれてありました。よっしゃー。

      

ジャパピグもいましたよー。


Date

2006/4/28

天候 曇りたまに晴れと雨
気温 24℃ 大潮

水温

22℃

北東

透明度

10〜15M

2.5〜2.0M
ウァドゥーつながりで遊びに来ていただいたお客様とダイビング。3ダイブ予定が予想以上の寒さに2ダイブとなりました。だけど、2本目はけっこう楽しかったようで、いい感じに終了。次のダイビングにもまだ繋げていけそうな感じが・・・・・・。

海では、洞窟の中に突入し、ハタンポやアカマツカサと遊んできました。他にはオランウータンクラブやミナミハコフグ子供なんかもいましたね。

トウアカクマノミもいたし、コホシカニダマシとも遊べました。

ウミウシでは、ソフトコーラルを食べるキッカミノウミウシに遭遇。まだ小さくてかわいらしいサイズでした。

      

大きいのはメレンゲウミウシ。

                  

ゾウゲイロウミウシもいましたが、なんといっても、ピカチューウミウシことウデフリツノザヤウミウシ。沖縄では珍しいですが、ここのポイントではだいたいよぉーく探すと見つかります。今日は簡単に見つけられたのでラッキーでした。

             

他にはタツノハトコやコノハガニ、カクレクマノミ、オトヒメエビ、ハナビラクマノミにヨスジフエダイなんかもいましたよー。


Date

2006/4/27

天候 晴れ
気温 25℃ 大潮

水温

21〜22℃

北西

透明度

5〜8M

2.0〜2.5M
那覇在住のリピーターの方と2ダイブ。ハゼを探したり、ウミウシを探したり、オールマイティーにいろいろ探してきました。アカスジカクレエビが抱卵していました。

      

お客様の目に止まったこの魚。イトヨリダイの仲間かなー・・・・。名前はただいま鑑定中・・・・・・。

                  

そして図鑑の写真とはまったく違うけれど、多分フジイロミドリガイだと思われる個体。ネットでこいつっぽい写真に出会いました。

    

そしてなんともド派手な色をしたニシキツバメガイ。ブルーがきついぜ。

    

前回とまったく同じ場所で見られました。名前不明のこのウミウシ。いまだ持って調査中。

    

ヨゾラミドリガイは数個体確認できました。

                    

ヤエヤマギンポの背びれがほんのり色づいて・・・・。色気づいてきたのか、この生娘め!! とののしるわけではないが、もはや恋の季節到来に疑う余地はなく、これからはこーいう奴らがビンビン元気に突っ走る海中になっいくのだろう・・・・。楽しそうだねー。

    

他にもカスリハゼ、ヤツシハゼ、ニュウドウダテハゼ、イトヒキハゼSP、フタホシタカノハハゼ黄色、マツバギンポ、ゴルゴニアシュリンプ、ミヤコイシモチ、カクレクルマエビ、イソコンペイトウガニ、コロダイ、ツバメウオチョウチョウコショウダイ若魚などに出会えました。


Date

2006/4/26

天候 曇りそして豪雨
気温 22℃ 大潮

水温

22℃

透明度

20M

2.0M
今日は午後から土砂降りの天気になっしまいした。スピッツは午前中にサクサクと洞窟スノーケリングを実施。スピッツにしては多くて6名での開催でした。みなさんどうもありがとうでしたー。

真栄田の階段だが、結局GWになってもいまだ工事中。写真のとおり完成には程遠いが、驚くべきは最後の難所、崖部分に階段が作られようとしている事実であります。す、素晴らしい。国定公園内という現実を考えると、崖部分を削るのは夢のまた夢かと思っていたのだが、やってくれるぜ、恩納村。ダイビングにもかなり友好的にいろいろやっていただける。ありがたいことであります。

       

とりあえずGWの期間中は階段の工事を一旦中断し、開放してくれるそうなので、GWの真栄田は潜れますよー。


Date

2006/4/23

天候 曇り午後から晴れ
気温 24〜25℃ 中潮

水温

23〜24℃

北東

透明度

20〜30M

1.5M
昨日から続けて潜っていただいているAさんとマンツーマンでダイビング。透明度のいいところで潜りたいというリクエストにお答えして乗り合いでケラマに行ってきました。

3本潜ったのだが、通してきれいなサンゴを観察。スズメダイたちが戯れて、ほげぇーといい気持ちのダイビングなのだ。
小物では、ウミシダの中にバサラカクレエビの姿も見られました。

      

サンゴの隙間にはダンゴオコゼが。

     

クリアーな水中ではワモンダコも岩の上で日向ぼっこしていたかのように、出ていました。この前では海がめも見られたし、お客様にはなかなか好評でした。

     

一緒に乗り合いしていた別のグループが見つけて教えてくれたフリソデエビ。全然隠れない個体で、ほとんどすべてのダイバーにサービスしてくれました。

     

ムラサキウミコチョウがとても多かったです。水温がケラマは24度もある・・・・。なんで?


Date

2006/4/22

天候 曇りたまに雨
気温 23℃ 小潮

水温

22℃

南西

透明度

20〜25M

2.0〜2.5M
午前から徐々に風が強くなっていく・・・・・・。午後からの到着ダイブのご予約なので、午後の風向きと強さが気になってしょうがない・・・・。
が、なんとか夕方まで荒れずにもってくれました。よかった。

2本潜りましたが、実にのんびりいろんなものが見られました。
まずはハダカハオコゼです。けっこうウロウロ移動しているんだが、まぁー見れている。

    

浅瀬ではコブシメをじっーくり観察できました。色もコロコロ変えてくれたしね。

    

穴の中ではネムリブカが一匹。毎年、ここの穴には今の季節ネムリブカが入ってきます。きっと産卵の準備とかしているんでしょうねー。

     

ウミウシでは、大き目の紹介しやすいウミウシが続々と出てきて、ガイドさん大助かり。コンペイトウウミウシにキスジカンテンウミウシ、そしてこのオトヒメウミウシ。表だけじゃなくて、体のいたるところにちゃんと点々の模様が入っているんだねー・・・・。たいしたもんだ。

                

ふむ。ミカドウミウシの子供ですな。大人はあまり見ないけれど、子供はたまに見かける。

            

あら、まぁー。ジャパピグことジャパニーズピグミーシーホースの白バージョンがもう登場ですか!!GWも見られるといいんだけれどねー。

     

ジャパピグって、季節に関係なく見られるものかもしれないですね。冬はあんまり探さないからなー。


Date

2006/4/21

天候 晴れ
気温 26℃ 中潮

水温

22℃

北東

透明度

5〜15M

1.5M
北海道からいらしているお客様のラストです。初めてスピッツを利用するお客様も参加していただいて、今日は賑やかに潜ってきました。

のんびり3本潜ってきました。午前の2本では、あまり撮影していないので、写真は午後のダイビングのみかな? 午前中はトウアカクマノミを見たり、コブシメを囲んだり、カクレクマノミを撮影したりしていました。空き缶を巣にしていたニジギンポもいましたよ。

午後からはまたリピーターのお客様とマンツーマンになったので、ハゼ狙いで潜ってきました。途中でハダカコケギンポにも挨拶してきました。

                  

懸命にヒレを広げて威嚇でもしているかのようなこの魚・・・・。名前がわからないのですが、魚の下には卵があります。卵を守ろうとして、私を威嚇していたのでしょうか? 寄っても全然逃げないのだ。偉いぜ、親!! 名前はただいま瀬能先生に鑑定依頼中です。

答えが返ってきました。「●「日本のハゼ」のトンガリハゼ属の1種3ではないかと思います」とりことでした。ふむふむ。そう言われてみればそう見えるなー・・・・。


   

うーん・・・・・。ウスゲショウハゼだろうな。黒点が2つ並んで縦に走っているでしょ。尾びれ基部にも二つの黒点。ふむふむ。多分間違いないでしょう。まだまだ子供の個体ですね。

     

たくさん見られるヤツシハゼSP−4番。詳しくは図鑑「日本のハゼ」を見てね。

     

なんだろうねー。黄色のハゼはその色だけでかわいくて、つい紹介してしまうが、判別できるまで寄ってしまうとお客様が撮影する前に隠れてしまう可能性が高いので、名前がよくわからない。たいていこの季節に見られる黄色のハゼはみんな子供だから、なおさらに小さい。こいつは・・・・、イトヒキハゼSPの子供かなー。

                    

どうだ!! とばかりにヒレを広げているカスリハゼ。こいつは全然逃げない堂々とした個体でした。こうやってびしっ!! と撮れると格好いいハゼだよね。カスリハゼって。

     

ウミウシでは現在大量発生中のホソスジイロウミウシ。1ダイブで数十個体の確認も可能です。

     

さてさて・・・・。なんだろうね。フジタウミウシSPか、ツガルウミウシSPだと思うんだけれど、図鑑で合致する写真がないなー・・・・。

    

浅瀬でお客様とはぐれてしまったとき、アオリイカが交接しかけていました。もっと寄って撮ればよかったんだけれど、早々に浮上し、お客様と合流。

             

透明度悪いと、たまにはぐれちゃうんですよね。そーいうときは、焦らず、水面集合ですぞ。


Date

2006/4/20

天候 曇りたまに雨
気温 24℃ 小潮

水温

22℃

透明度

8〜15M

2.0M
今日もハゼ狙いでゴー、ゴー、ゴー。しかししょっぱなの写真はチギレフシエラガイなのだ。大きかったので、実にかわいらしく撮ってあげられました。プリプリした感じがとてもよく出ていて個人的に嬉しい。

     

ヤシャハゼもたくさんいましたが、水温22度ではまだチト敏感。すぐ隠れてしまいます。

               

反面、まったく隠れない個体が多かったヤノダテハゼ。生息水深も10M前後で、非常に楽。

      

同様の水深にヒレナガネジリンボウも見られました。

             

ありふれているけれど、綺麗な個体に出会えたときは、とにかくいろんな角度から撮影しています。

     

ダテハゼSP−3も登場。ハラビレの赤いラインが特徴です。昔から見つかっていて、個体数も少なくないのに名前がつかないね。

     

ハチマキダテハゼもヒレをけっこう広げてくれました。尻ビレの色がきれいに見えそうだったんだけれど、写っていないなー・・・・・。

     

ヒメオニハゼだと思われる奴もいましたが、すぐに隠れてしまいました。

                

こちらは普通のオニハゼ。

                  

ツマグロサンカクハゼは、数匹が同じ場所でピョコピョコ移動していました。

                

またトウアカクマノミも二箇所で見られました。初め場所では卵が産みつけられていましたよ。

                  

もう一箇所の方ではみんな揃って、写真に撮らせてくれました。

     

キンチャクフグの子供が目立ってきました。こいつはハンキンチャクフグ。

     

ハナヒゲウツボの子供もいました。大人がいればいいのにねー。

                   

まだまだ書けていないログが多い。ふぅー・・・・・・。


Date

2006/4/19

天候 晴れ
気温 24℃ 小潮

水温

22℃

透明度

20〜25M

2.0M
今日はアケボノハゼでも狙いましょう・・・・と深場に行ってきました。最近はあまり深いほうに降りていない。久しぶりだな・・・・。無事にアケボノハゼを撮影できたようだし、なによりでした。

クレバスには透明度のいい水とアカマツカサたちがかたまっていました。

      

キベリアカイロウミウシでございます。たまに見かける程度かな・・・・。

      

アラリウミウシもたまに見かける・・・・・。このあたりは似通っていてわかりにくいですよね。

              

こんにゃくが固まっているようなものはアメフラシの卵塊でしょう。そこに一匹のチゴミノウミウシが集まってきているのが見えますか?

        

卵塊を見つけたら、こいつを探せ・・・というのはもはや常識。今の季節ならけっこう見られるのでは?

                 

そして大きいねー、こいつ。ジョオウミノウミウシ。今シーズンになって何度も見ているが、これもやはり目が慣れたということです。生息環境がわかったことも発見を容易にしています。見たい人はリクエストしてね。

       

今日はコンシボリガイにも遭遇。今まで見た中で最大級の大きさでした。写真も撮りやすいことこの上なし。

      

いつも巨大な個体に出会えるモンジャウミウシ。子供の個体の方がこいつは珍しいかな・・・・。

      

忘れた頃にフラリと現れるマイチョコウミウシ。私のチョコという変わった名前がついているのでとても憶えやすい。容姿も独特だしね。

      

ニシキツバメガイは生息環境が幅広いウミウシです。さんご礁でも泥地でも見られます。

      

そして・・・・、わからない奴に出会ってしまった。オレンジがきれいな2センチぐらいの個体。

      

そして・・・・、なんだ? この突起は? 見るからにへんてこりんなミノ系のウミウシなのだ。

      

薄い黄緑から黄色系のミドリガイの仲間。ウミウシを捜索していたわけではないけれど、いろいろ変わったウミウシが見つかるものだ。

               

またウバウオの仲間もかわいらしいポーズを決めてくれていたのだ。

                       

岩陰から覗くサビウツボは目が特徴的で、けっこう人気者。おもちゃのような目玉ですよね。

       

岩の上からこちらを見ていたのは、ロウソクギンポ。目の上に入った薄いピンクのラインが目印ですね。

       

穴に入って、色を変えるとこんな感じになります。ピンクのラインは健在です。周囲のロウソクギンポに対してアピールするかのように体色を変えていました。

              

オランウータンクラブも絶好調。どこのポイントにもいっぱいいるのだ。

      

私自身も岩と間違えてしまい、触りそうになってしまった真っ白なオニダルマオコゼ。こんな綺麗な個体はちょっと珍しいかな。もっと汚くなってくださいねー・・・・。

      

オドリハゼも元気でした。ただまだ敏感でお客様のカメラ前ではちゃんと踊ってくれませんでした。しっかりしてほしいぜ。

      

クマノミの子供がきれいなイソギンチャクの中を出たり入ったりしていたので撮影。もう少し上手に撮って上げられるといいんだけれどねー。

                 

岩場ではキンチャクガニも登場。お客様のカメラにもしっかり写ってくれる逃げない個体でした。

      

大きな穴には、カノコイセエビの大人が構えていました。

      

オシャレカクレエビかなー・・・・。ちょっと自信ない。このタイプのカクレエビってけっこう種類があるんですよねー。今まであまり気に留めていなかったけれど、はっきり区別するのって大変なのだ。

      

うーん・・・・。わからないなー。なんていうカエルウオだろうか?

      

ナンヨウミドリハゼでしょうな・・・・。いっぱいいますよね・・・・・。普通にいる奴をできるだけ綺麗に撮ってあげたいですね。

      

こいつも普通にいるヘビギンポ。

      

ミカゲハゼですな・・・・。図鑑と比べてそう確信しましたが、また別の意見があれば教えてくださいませ。

      

ハダカハオコゼもいたなー・・・・。たくさんいろいろ見られている日だね。

       

と、思ったらもう終わりだった。ハゼを探していたのに、ウミウシもけっこう見つかるものです。


Date

2006/4/18

天候 晴れ
気温 25℃ 中潮

水温

22℃

南東

透明度

12〜15M

1.5〜2.0M
うーん・・・・。眠い。今朝の二時半ごろ、ようやく生まれてきました。その後なんだかんだで睡眠時間は2時間ぐらいしか取っていないけれど、テンションは高めなので、かまわずにそのままダイビングに突入。3ダイブ、のんびり、じっくりでした。ただダイビングの合間の休憩時間にはかなり寝ていましたけれど・・・・・。
ハゼ、カエルウオ好きなお客様なので、とことんその路線で攻めてみました。ウミウシはあまり探しませんでしたが、目に付いてしまうこの季節。
まずはヤエヤマギンポから行ってみよう。浅瀬にたくさんいるので、誰でも簡単に見つけられるし、
頑張り次第でどんどんいい写真が撮れるはず。みんな頑張ってねー。

      

エリグロギンポはどこのポイントにもたくさん見られるありふれたギンポだが、その中でも堂々と逃げない個体に巡り合えたら、迷わずガシャガシャ撮ってほしい。表情がいろいろで楽しいですよ。

     

イシガキカエルウオもどこにでもいますよね・・・・。撮り方、見方でいろんな顔になりますから、ちょっと見て終わりじゃなくて、じろじろ見ていただきたい。

     

カエルウオの中でも人気者のモンツキカエルウオ。今日は2個体見られました。

      

お客様かリクエストのあったセダカギンポ。すっかり大人になっているので怪獣らしさにも磨きがかかり、ますます怪獣のようでありますが、個人的に私も好きなギンポです。

      

ミズタマサンゴに変な模様が入っていたので撮ってみました。なに? この模様は?

      

チギレフシエラガイの白黒バージョン。ふむ。・・・・・。ふむふむ。

      

コールマンウミウシというありふれた奴だろうけれど、なんか黄色っぽかったので撮っておいた。

      

人面に見えるホヤです。

                

こちらはちょっと色が濃いバージョン。みんなでなんか歌っているみたいですね。

                 

チゴベニハゼはちょっと伸びた背びれが特徴的。岩陰でよく見られるのに、けっこう綺麗だから、ガイドさん大助かり。困ったときのチゴベニハゼなのだ。

      

なんかいないかなー・・・・・と穴の中を覗いていたら、ハシナガベラ子供に出会いました。このまますぐ穴の奥に入ってしまったので、お客様には紹介できませんでした。Fさんごめんなさいねー。

                   

そして・・・・、正体不明のこのハゼ。黒い体に白い点々・・・。なんだろうか? ただいま瀬能先生に鑑定してもらっています。
答えが届きましたよー。「●初ですね。シロオビハゼに近似の未記載種の可能性があります。よく似たものにCryptocentrus maudaeやC. leucostictusがありますがいずれとも違うようです。ただし、魚の状態によって背中の白斑あるいは白帯がはっきりする可能性があり、できれば撮影してもらえるとありがたいです。場合によってはC. leucostictusに同定できるかも知れません。●画像データベースに登録させていただきます


      

ヒメイカが隠れていました。ふむ。けっこう撮れているね。

     

ハゼ好きのお客様のリクエストですから、当然ヒレナガネジリンボウもチェック。

                

ヤシャハゼもいましたよ。そしてジョーも3〜4個体を確認しました。

             

黒のチビジョーもいましたよ。

              

大きかったカゴシマオコゼ。ここでは普通種かな。大変よく見られます。また擬態に役立ちそうな枯葉がたくさん堆積しているんですよね・・・、ここのポイント。

        

カノコイセエビ子供と思われます。

       

カスリハゼもいましたよ。泥地を開拓するテッポウエビを従え、こちらを眺めていました。

     

そしてここのポイントのクビアカハゼはなかなかいい色している。もう恋の季節なんでしょうね。ハゼの色がどんどん綺麗になっていくぞ。

      

サンカクハゼがいました。すぐ逃げたけれど、すぐにまた出てきた・・・・。今、写真で見ると、ハゼの下の色が変わっている。卵があるのかな? きっと卵を守っていた個体なのでしょう。

         

ハマクマノミがたくさんいました。
天気も良かったので、とてもいい色が出ていますねー。

     

子供も生まれたし、いい天気で3本楽しかったし、良い一日でした。


Date

2006/4/17

天候 晴れ
気温 25℃ 中潮

水温

22℃

透明度

2〜3M

2.0〜2.5M
今日のお客様は北海道からはるばる訪れてくださるリピーターの男性。けっこうロングステイでゆっくりがっしり潜っていく予定。
今朝の私の起床時間は、夜中の3時ぐらい。真弓に「おしるし」というのがあったので、お医者さんに車を走らせる。そのまま真弓は入院となり、私は病院からお客様を迎えに・・・・。

午前に1本。透明度は悪いが、ウミウシの多いポイント。今日もたくさんのウミウシが見られました。まずはイシガキリュウグウウミウシ。

       

うーん・・・・。貝? なんだろうか? ウミウシだろうけれど・・・・、図鑑には載っていなかった。

      

ヤエヤマミドリガイが浅瀬の岩の上をのそのそ移動していました。

      

またサンゴの隙間にはコバンハゼも少々・・・・・。が、写真は上手に撮れていない・・・・。うーん・・・・。

      

他にもカクレクマノミやチョウチョウコショウダイ若魚などもいました。
そのまま午前中にもう1本と思ったら、病院から早く産まれるかもよーコールが入り、お客様の了解を得、近隣のダイブショップのKさんに午後からのダイビングを託し、私は病院に・・・・・。お客様、ご協力感謝いたします。


Date

2006/4/13

天候 曇りたまに晴れ、だけど雨
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

南西から北

透明度

8〜10M

2.0〜2.5M
スピッツモルディブツアーに来ていただいたことのあるお客様がリピートしてくれました。ありがたや・・・・。今回は家族でのご来島。生後五ヶ月のお子さんはとてもかわいらしかった。天候はあいにくの雨だが、潜っていただけるお客様があるということは嬉しい限りであります。

ハゼの好きなお客様だったので、ハゼを紹介。フタホシタカノハハゼであります。普通色、黒バージョン、黄色バージョンといろいろ楽しめるこのハゼ。ちょっと敏感だったけれど、お客様を楽しませてくれたみたいでした。

                  

ヒメギンポの子供がちょこっ! と顔を出していました。

                  

おおおおぉぉぉ・・・・・・。久しぶりに見たな・・・・・。ホソウミヤッコです。砂地の上にポツンといました。

      



      

カモハラギンポといいます。こうやって穴に入っている個体ではニジギンポと間違えてしまうが、けっこう簡単に見分けられるので、間違わないようにね。ポイントは口の位置です。カモハラギンポは写真のように前に突き出ていて、ニジギンポは少し奥まったところ、に下を向いて位置しています。

          

ハダカコケギンポは沖縄ではかなり異質な魚だけれど、頭上のフサフサはとてもかわいい。

        

今日は真っ黒けの個体もいました。こちらは少し大きめの個体。黒いと表情まで写らないね。
 
       

少し小型の個体は、黒色も薄くて顔がよくわかりました。しっかし、この個体、見事なフサフサだ。あっぱれ。

     

マツバギンポもたくさん見られました。写真の個体はまだまだ子供であります。

         

ニセアカホシカクレエビは一番頻繁に見られるカクレエビです。
デジカメで目にピントがぴったりきている写真ってなかなか撮れないね。

      

ワレカラがシロガヤに寄り添うように隠れていたので、撮ってやりました。

                  

うーん・・・・・。見たことのないヨウジウオの仲間が登場。なんだ!!!! この変な模様は? 早速瀬能先生に鑑定してもらっています。結果を乞うご期待!!!

「ご返事遅くなりました.添付の画像はヨウジウオの仲間ですが,それに対する回答でよろしいでしょうか?データもヨウジウオのものということで. で,何なのかですが,さすがにこれは難しいですね.ヒメホソウミヤッコに似ていますが,断言できません.いずれにしても参考にデータベース登録させていただきます」とのことでした。

      

オニカサゴが2個体向かい合っていました。画面右の奴はハラビレを立てて、体を持ち上げるようにしていました。なんの行動だったのだろうか?

     

ウミウシにはあまり興味がないお客さんだったので、ネチネチウミウシを探したりはしませんでしたが、どうしても目に付いてしまうウミウシたち。こいつはゴクラクミドリガイの仲間。早く正式名称が決まらないかなー・・・・・。

    

パイナップルウミウシ。この個体は色が大変綺麗でした。

     

レンゲウミウシが3個体もかたまっていました。

               

テヌウニシキウミウシの仲間を今日も確認。今年は多いなー・・・・。

              

他にはコウイカの仲間の子供がいたり、ヒメイカ、タイワンマトイシモチ、ミヤコイシモチなんかがいました。ウミウシではナギサノツユもいたし、フリソデミドリガイ、クロモドーリス・プレキオーサ、くちなしいろうみうし、チドリミドリガイ、キマダラウミコチョウ、ムラサキウミコチョウ、ハナミドリガイ、タスジミドリガイなんかもいました。


Date

2006/4/12

天候 晴れ
気温 24℃ 大潮

水温

21℃

透明度

15〜25M

1.0〜2.0M
予想以上に海が荒れなかったのはなにより幸いでした。しかしデジカメのバッテリーがなくなってしまうトラブルに1本目で遭遇。
よって今回は写真がない。あるのはこのようなもの。
ナンヨウブダイの子供であります。大人はあんなに緑が綺麗なのに、子供の頃はこんなに不細工。黒い体に白線が数本入っています。

                   

ジャパピグを再び探したのだが、もうどこに行ったのかわからなくなっていました。ただ浅瀬でイザリウオ子供に出会えました。お客様のカメラにはちゃんと写っているみたいなので、後で送ってもらい、使用させていただくのだ。
と、いうことで送っていただけました。あまりかわいい色ではないけれどちゃんと手があってかわいいのだ。

                

他には・・・・、なんせオランウータンクラブが多い。ほんまに多い。どっさりいる。アオギハゼ、オヨギベニハゼ、スミレナガハナダイ、ハナゴンベなどを確認。ベンケイハゼはまだまだ敏感ですぐに隠れてしまいます。
ウミウシでは珍しいキイッポンウミウシに出会えまして、お客様に撮影をお願いしました。

               



他にもモンジャウミウシやジョオウミノウミウシなども観察。最後に浅場でロウソクギンポ、ミカゲハゼなどを確認。お客様も楽しそうでした。


Date

2006/4/9

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

南東

透明度

15〜30M

1.0〜2.0M
今日もダイビングだ。でもお客さんは1人だ。昨日も1人だ。やるせないぜ、ベイビー。しかしマンツーだからこそ、できるガイドもあるわけでのんびり潜ってきました。なにかメタファーを挿入しようかと思ったのだが、疲れていて邪魔臭くなってしまった。いかんなー・・・・。

まずはチゴミノウミウシの登場だ。一箇所に三個体が並んでいました。ピンク系が1個体、オレンジ系が2個体確認できます。別なようにも見えるけれど、全部チゴミノウミウシのようにも見える。最大の特徴である背中の斑紋がそれぞれに確認できました。

      

うーん・・・・・。なぜ、なぜ・・・・。今年も確認できたデンショクミノウミウシ。今年もやってきました。突起に装着された電飾が豪華であります。なぜ毎年、今の時期に現れるのか?  他の季節には見たこともないぜ。

      

かわいい感じのウミウシはきっとクロスジリュウグウウミウシの子供であろう。色が幼くてかわいいね。

             

その昔の名前、ゴマフリイロウミウシの方がわかりやすかったと思う、モンコウミウシ。図鑑を見ると、紋小。つまり紋が小さいからモンコウミウシとなったそうである。まぁー確かに、モンコだよね。

     

うーん・・・。シンデレラウミウシの子供だと思ったのだが、図鑑を熟読すると・・・・、外側の白線は内側につれて網目状になり薄くなると書かれている。・・・・・・。こいつそうなっていない。では、これによく似いている個体が存在するのかというと、しっかり存在しているから困ったもんだ。ラベンダーウミウシという奴。うん。こっちかな・・・・・。ラベンダーだね。

     

またもやよく似た色のウミウシに出会ってしまった。サイズはかなり小さい。8ミリぐらいでした。さきほどのラベンダーウミウシと反対のカラーモデルになっている。まったく・・・・、よく出来ているもんだ。混乱するのに十分な容姿です。真ん中が白くて紫の縁取り、外縁部に再び白系。あてはまるのはトルンナ・ダニエラエぐらいか。でもおそらくこいつでしょう。

           

なんだろうか? でかかった。10センチぐらいありました。真っ黒け。でも触覚があったのでウミウシだと思いますよ。

      

うーん・・・・。ウミコチョウの季節がやってきた。いろんな場所でいろんなコチョウが見られるぞ。コチョウファンは・・・って、そんな人、いるのかな? とにかくコチョウファンはエントリーからエキジットまで気を抜かないで潜ってほしい。さて、このウミコチョウ、図鑑で見ると、ぴったり当てはまるものがないが、しいて言うならば、シフォプテロン・キトリヌムではなかろうか? まだ和名がなく、学名だけの奴。キイロウミコチョウかとも思ったけれど、背中の黒ポッチが長いので、違うかなー・・・・と思いました。

            

浅瀬の岩陰の奥からこちらを見ていたゼブラウツボ。かわいい顔している。そして今日の深場ではシマウミヘビに襲われてしまったが、ウミヘビなんかより全然かわいい顔しているぞ。

                  

ハダカハオコゼいました。去年からずっといた奴のような気がしたのだが、それを確かめる術もなく、ただそのように感じるだけであります。

      

ヒレグロベラ子供。普段はもう少し砂のある環境で見ているので、ドロップオフで見られた今日は写真におさめておきました。

                  

浅瀬をツノダシの群れと、シマハギの群れが通過していきました、。写真はシマハギの群れです。

       

うーん・・・・。今年は4月で見られたジャパピグこと、ジャパニーズピグミーシーホース。現場で見ているときは、細部までわからなかったのだが、こうやってPCで写真を見てみると、ふむふむ。たしかにジャパピグだ。背中の赤い糸のようなもの、どの個体にもはえているからな・・・・・・。もう一匹は撮れない場所にいました。

        

おおおぉぉぉぉぉぉ。なんてきれいなウツボなんだ? なんかの本で見たような覚えが・・・・・・。ネットで調べたらヒメウツボという名前でした。久米島やケラマでも見つかっていましたよ。

      

お客様が見つけて呼び止めてくれたのは、なんとヨゴレヘビギンポ。頬の蛍光ブルーがとてもきれいなのだ。オスの美しさでありまーす。

      

ペアでいたので、こちらはヨゴレヘビギンポのメスということになるのだろう。

      

あまり遠くには逃げなかったのだが、メスを中心にしてオスがクルクル回転するように飛び跳ねていたので、一緒の場面は撮影できませんでした。で、一緒に写っているのはこんな感じになってしまった。

      

他には、スミレナガハナダイのおなべ個体や、ベニヒレイトヒキベラ、ハナゴンベ、タマギンポ、ホホグロギンポ、モンツキカエルウオ、ミズスズメダイなどがいましたよー。         


Date

2006/4/8

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

北東から東

透明度

25〜30M

1.0〜1.5M
今日もお客さんは1人だ。やれやれ。週末だけれど、4月の中旬は暇だね。深場に潜入しアケボノハゼをゲット。ここでは全部で4個体のアケボノハゼを確認。スジクロユリハゼも3個体いました。

            

シロガヤにつかまっていた赤いワレカラ。赤色系は珍しいよね。

                     

アラリウミウシでしょうか・・・・。お客様が見つけました。

               

大きくてきれいな・・・・? ババイボウミウシに出会いました。イボ系でもこいつはけっこう好きだったりする。

      

エンビキセワタの赤色バージョンです。

       

こちらはゴクラクミドリガイの仲間その2です。

              

ドロップオフの壁ではイボヤギヤドリイトカケがイボヤギに管を突き刺し、チューチューとイボヤギを吸い食べているところでした。画面右下の粒は卵です。

    
 
センテンイロウミウシのようだけれど、二次鰓がこんなに赤いなんて見たことない。きっと別種だろうと思い、紹介、撮影。ネットで調べてみると、やはり別種だった。沖縄のウミウシ図鑑に載っていました。イロウミウシ科の1種1ということです。やや稀種だって。

         

こちらが本家本元のセンテンイロウミウシ。うーん・・・・。今日の写真はなんか・・・、曇っているね。レンズが曇っていたのかな? 申しわけない。

            

背中のラインが入り乱れていると、初物だったのだがだめでした。名前をクチナシイロウミウシといいます。

      

ユキヤマウミウシは定番ですな。

      

オレンジウミコチョウもこれからの定番。見ない日はない・・・という感じで増えていきます。

           

最近頻繁に出会う、セトイロウミウシ。普通種です。

                 

こんな色のウミウシ、あんまり見たことないなー・・・・。また調べるのしんどそー・・・と思いながら撮影したこのウミウシ。図鑑で見たら、すぐ見つかった。沖縄のウミウシ図鑑。コミドリリュウグウウミウシといいます。たしかに小型で緑色だ。稀種だそうです。やったね。

              

このへんから小さすぎて写せていません。お客様が見つけることが多かったぞ。すごいぜ、お客様。

          

どこにいるかもわからない? 中央に汚そうなウミウシがいるんだけれどね。

             

お客様の写真の方が少しだけわかりやすい。あの白い点が目印になりそう・・・・・。写真ありがとうございました。

     

もう1枚送られてきたこの写真。沖縄のウミウシ図鑑には載っていなくて、本州のウミウシ図鑑に載っていました。イバラウミウシ属の1種その3です。初めての出会いでした。

           

ウミウシが好きな人と探すと、心置きなく下を向いてネチネチ潜れるからたくさん見つけられますなー。

2006/4/5 スノーケリングしてました。

Date

2006/4/4

天候 晴れ
気温 25℃ 小潮

水温

21℃

南東から南

透明度

1〜30M

1.0〜1.5M
たまったねー・・・・。便秘で苦しむベンパー(便秘+erでベンパー)のようにログが滞り心苦しい日々を過ごしていましたが、なんとか吐き出せそうです。よかった。

この日はリピーターのお客様とのんびりじっくり3ダイブ。6.5ミリのかぶりスーツで遊びに来ていただいたので、寒さを気にせずにガイドできる。それでこそいろいろ探せるというものであります。がんばろう。

底をのそのそ移動していたイチゴミルクウミウシに遭遇。探すといないのだが、あきらめた頃にふっと出くわすかわいいウミウシであります。

         

名前がはっきりしないキセワタガイだが、本州のウミウシ図鑑を見ていたらカラスキセワタじゃないだろうか? と思うようになった。たいして珍しくもなく通年通して出会えます。


     

大きなウミウシの代表選手。キスジカンテンウミウシです。紹介しやすくって好き。

     

浅瀬で見られるインコハゼ。今後もっと個体数は増加していくでしょう。

     

うーん・・・・。ずっーと前から観察しているカクレエビだけれど、名前がはっきりしない。手持ちの図鑑ではドライニアシュリンプというのが近いようにも見えるのだが、もっと鮮明な写真じゃないと判別できないな・・・・。いよいよ一眼レフで撮らないとわからないなー・・・・。

     

地味なハゼだが、よぉぉぉぉぉぉくぅ見ると体には水色やピンクのドットが点在しているのだ。眼鏡をかけているような顔が特徴で憶えやすいハゼです。大人ほどきれいかな・・・・。

     

ツムギハゼは大きくて逃げないハゼです。この後も逃げずに背びれを広げてくれました。お客様ともどもじっくり見させていただきました。

         

ずっーと同じ場所にいるオキスズメダイ。以前は産卵床作りに忙しそうだったが、今日の現場状況はいろんなステージの卵がわっさわっさと産みつけられていてとても華やか。砂がかからないように世話しなく動き回るオキスズメダイの体にはまだまだ婚姻色が出ていたのだけれど、いつになったら消えるのだろうか?

     

暗黒に光り輝く蛍光ブルー。スミゾメスズメダイ子供はとっても妖艶であーる。大人は真っ黒けで地味なんだけれどね。でもそーいうスズメダイって多いねー。

           

とても大きなオオウミウマもいました。ゆっくり移動していたのだが、まるでノックアウト負けし、控え室に戻るボクサーのような足取りでした。でも背びれのピヨピヨした動きがとてもかわいかったのだ。

                     

もう一匹。少し赤っぽい個体にも遭遇。海藻の緑とからまっていい感じ。黒色の個体が多いので、こーいう赤色系の個体は嬉しい。

     

同じ海藻の繁みの中にサザナミフグの子供が隠れていました。

            

フラフラ移動し始めたサザナミフグ子供がオオウミウマ赤色とニアミス。もっとしっかり撮影したかったのだが、こんな写真しか撮れませんでした。残念。オオウミウマの顔、藻で隠れているし・・・・・。

             

うーん・・・・。久しぶりの出会い。スジモヨウフグだ。個人的に好きなフグです。渋い模様と色だよね。

      

そうかと思えば、アウトリーフではバツグンの透明度の中、ツノダシの群れにも出会ってきました。なかなかいろんなモノが見られて楽しいダイビングでした。

     

天気も晴れ間が続いており、いい感じなのだ。


Date

2006/4/3

天候 晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

北から北東

透明度

15〜25M

1.5M
お客さんのリクエストにより、きれいな海を求めてダイビング。素晴らしい透明度と穏やかな海況に恵まれ、実に楽しいダイビングだったのだ。

アカシマシラヒゲエビはここの定番。潜れば必ず見られる。

      

ここのチンアナゴは全然逃げません。デジカメの標準レンズでもここまで寄って撮影できる。

                    

岩陰からフリソデエビ子供の登場。あまり逃げなかったのでじっくり見せていただきました。

             

3本線のハマクマノミ。順調に大きくなってきています。模様は変わらないのかな?

            

ヒトスジギンポは別にどこのポイントにもいるけれど、穴に入って撮りやすい個体はぜひ紹介したい生物のひとつ。観察しやすいし、カエルウオ、ギンポ観察の導入にはもってこいの生物なのだ。手ごろな大きさだし。

               

キンチャクガニも登場しました。浅瀬だったので、ロクハンかぶりスーツのお客様には沈んでいること自体が困難な状況でしたが、とりあえず観察。元気よくイソギンチャクを振り回してくれる個体でした。

               

どこにでもいる普通の魚。キンギョハナダイ。オスよりもメスの方が圧倒的に普通に見られる。でも普通にいる魚ということは、それだけ楽に見られるということで、ぜひじっくり見ていただきたい。目の上の紫系のシャドーはホンマに美しいのだ。

             

砂地で動かず、じぃーっとしていたコノハガニ。これ・・・、2個体いるのわかりますか? 大きい個体の頭の上に小さい個体が登っているんです。ちょうど肩車している感じ。砂が付着していてわかりにくいけれどね。一瞬、片方の手足を離して、曲芸のようなポーズを取ったのだが、そのときにはシャッターを押せなかった。あれれれれ・・・・・。デジカメのタイムラグのつらいところであーる。

              

ガレ場でウロウロしているクロヘリイトヒキベラはよくある光景。でもこれからのクロヘリイトヒキベラは婚姻色が出て、光り輝いていくのだ。黒くて汚い魚だとスルーしないで、ぜひとも紹介したくなる魚に変わっていく。ただ興味を持って、一緒に見てくれるお客さんは少ないけれどね。

この日はクロヘリイトヒキベラに混じって、ニシキイトヒキベラ、イトヒキベラもビュンビュン泳いでいました。

      

うーん・・・・・・。実際はもっともっともっともっともっともっともっとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ美しい。デジカメの弱点、ワイドに弱い写真である。だいたい内蔵ストロボではまったくダメだし、拡散板を使ってもここまでの光しか当たらない。一眼レフにワイドレンズをつけて撮影したい風景でした。レンズは20ミリぐらいでいいんじゃないかな・・・・・・。
 
  

反対にこーいうマクロ撮影ならば、なんとかこなせるデジカメ。ミヤケテグリとキンセンイシモチが一緒に写っています。

             

サンゴの隙間にはナンヨウハギが隠れていました。

      

穴を覗けばエビがどっさり。たくさんいるのがスザクサラサエビ。中央やや奥に位置しているのがサンゴモエビ。いつもはすぐに奥に隠れてしまうエビなんだけれど、今日はなぜかあまり隠れずゆっくり見させていただきました。

        

一日に1個体ぐらいは名前のわからないウミウシや、初めて見るウミウシに出会う。フジタウミウシかと思ったのだが、なんか微妙に違う。とりあえずアップしてからまた再調査いたします。

            

よく晴れた1日で夏もすぐそこ・・・・という陽気でした。暖かいのは本当にありがたいです。


Date

2006/4/2

天候 曇り後に雨
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

南西から西

透明度

8〜30M

2.0〜2.5M
スノーケリングとファンダイビングが重なって、あたふたした一日でしたが、無事に終了。1人で動くのには限度があるのだ。

ファンではきっちり3ダイブ。真栄田岬の階段は補修工事期間にすでに入っているはずなのだが、まだなにも手がつけられていない状態で放置されている。まぁー週末だし、工事もお休みなのだろう。来週から始まるのかな? と思っていたら、これを書いている4/6現在、少しずつ始まりました。真栄田岬はしばらく潜れなくなりますね。

まずチギレフシエラガイノーマルバージョンをご紹介。まぁーなんてことのない普通種だ。

            

ふむふむ。こいつはけっこう珍しい。ゴクラクミドリガイ属の1種その2。沖縄のウミウシ図鑑にも載っています。

          

なんだろうか? 名前がわからない・・・・・。だけど・・・・、じぃーっと見ていると、上の写真のミドリガイが大きくなった姿ではないかな? と思うようになった。なんとなくそう思った。それぐらいしか他に手がかりになりそうなことはない。ふぅー・・・・、やれやれ・・・・・。

      

おおおおお・・・・。初めて見るウミウシだ。と、直感したわけではない。なんだろうか? これは・・・・。あまり見たことのないウミウシだけれど、きっとゴクラクミドリガイの仲間だろーなー・・・・と思って撮影していた。図鑑で調べてみたら、コノハミドリガイというきっちりした名前がついていた。しかも、かなり稀というコメントもあった。図鑑写真のサイズと比較、同様の小ささでした。こいつのサイズは
 
      

何度も見ているこのミドリガイの仲間も名前がわからないままです。調べてもなかなかわからないのだ。

             

オトヒメウミウシは普通種ですが、子供の個体は色もあどけなさが漂っていますね。

      

最近よく見かけるテヌウニシキウミウシの仲間。大きくてインパクトたっぷりですよ。

      

うーん・・・・・。シロガヤが・・・・、なんか太くなっている・・・・と怪しんでじっくり見てみると、なんか以前に見たことあるウミウシがいました。下の写真のどこにいるかわかる?

      

しっかし、まぁー・・・・、上手にシロガヤに擬態するもんだ。名前がわからないぞ。

          

岩の上にはウルマカサゴがいました。あいかわらずカラフルな体なのだ。

      

また中層ではツバメウオが大集結。以前よりも数が増えたような・・・・、気のせい?

           

岩陰にいたスズメダイの仲間。目がおかしい・・・・。目の周囲が白く縁取られている。全体が見えなかったので名前までわからないが、反対側の目は普通だったので、この目だけ怪我したのかな?

          

オクヨウジも発見。目にはピントがあっているけれど、体の抱卵している卵の部分はぼけてしまった。ごめんなさい。でも皆さんが想像している以上に細い魚なので、ピントあわせも大変なのだ。髪の毛ぐらいの細さです。

       

なんだろうか?

          

コノハガニだと思うのだけれど、背中の白いラインがちょっと気になる。

      

イッポンテグリもいましたよん。

     

顔に散りばめられた白点の数々。ヒナギンポは浅瀬の普通種。かわいくて好評です。

              

初めは変わったウミウシだなーと思っていたのですが、ヒメイカが隠れていました。初めは2匹いたのですが、1匹は早々に逃げてしまいました。

      

タツノハトコもいましたよ。

     

ホタテツノハゼの仲間は定位置でした。いつまでもいてほしい・・・・。

     

エリグロギンポが岩の上でじぃーっとしていました。婚姻色でヒレが赤く変わっていました。そろそろ恋の季節がはじまるのだねー。

             

正体不明の生物が砂地をはっていました。なんだ、これ?

      

おお、忘れていた。この日は中層でアカウミガメと思われる個体に遭遇。かなり大きくてゆったり泳いでいました。ツバメウオの群れに突っ込み、その後深場に消えていきました。

   

たまに大物を見ると嬉しいね。


Date

2006/4/1

天候 曇りそして晴れ
気温 24℃ 中潮

水温

21℃

透明度

20M

1.5M
今日は午前中に体験ダイビング。午後からファンダイビング。体験ダイビング中に中層で浮いていたチギレフシエラガイ。あまり見たことのないカラーバリエーションだ。迷わず撮影しました。

     

ファンダイビングではオレンジ色が斬新なホウズキフシエラガイがいました。

     

シロガヤにくっついていた小さなウミウシ。見ているときは白色のウミウシだと思っていたが写真を拡大してみると黒点が入っている。図鑑によるとジョオウミノウミウシといいます。初めて見ました。

         

レモンウミウシは普通にどこでも見られるけれど、こんなにずん胴な個体はあまり見かけない。短くまとまっている奴だねー。

      

よく似た二種が並んでいました。みぞれ模様の触覚が特徴のミゾレウミウシ。黄色い触覚が目印のダイアナウミウシ。

     

セトイロウミウシの子供。指と比較するとそのサイズがよくわかるよね。

     

反対に大きなウミウシにも出会いました。ゼニガタフシエラガイといいます。大きすぎて気持ち悪がるお客さんが多いです。

     

最近よく見るゾウゲイロウミウシ。普通種なのにカラフルで人気者です。

     

ユキミノガイが岩の間でパフパフしていました。初めて見るとインパクトある生物ですよね。

           

オランウータンクラブのフサフサがなくなったようなカニに出会いました。クモガニの仲間であることは間違いないんだろうけれどね・・・・・・。

             

おおお、そうそう。コガラシエビ子供にも出会いました。もう少し大きいやつの方が見栄えがいいけれどね。

     

いい天気が続いています。このまま頑張れ。