スピッツログブック
Date |
2004/5/31 |
天候 | 快晴 |
気温 | 31℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
27℃ |
風 |
南 |
透明度 |
10〜20M |
波 |
1.0M |
生物 |
特になし |
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昨日真栄田岬でスキンダイビング中に行方不明になったという行方不明者の捜索ダイブでした。前兼久漁港からボートに乗って真栄田に。近隣のダイブショップのベテランイントラさんたちと協力し「ツバメの根」から北側に向けてリーフ沿いを探索。ボトムの水底は45〜55Mと深いため、無限圧潜水に努め、水深30〜35M付近から遠くに底を見ながら捜索。 良いとは言えない透明度でしたが、底はなんとか確認できました。 行方不明者の発見にはいたりませんでした。うーん、・・・・・。 |
Date |
2004/5/29 |
天候 | 快晴 |
気温 | 29℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
25〜26℃ |
風 |
南 |
透明度 |
8〜30M |
波 |
1.5M |
生物 |
ヨスジフエダイ、クマドリイザリウオ、ハナヒゲウツボ、ツバメウオ、ハダカハオコゼ、イッカクガニかな? 、ヒメキンチャクガニ、シロブチハタ子供、スカシテンジクダイ、ソリハシコモンエビ、アマミスズメダイ子供、キイロイボウミウシ、モンハナシャコ、ヒオドシユビウミウシなど |
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梅雨とは盛夏の意味なのだろうか? と梅雨の意味自体を疑いたくなるほどの快晴が広がった沖縄本島地方。たまらん陽気と暑さであります。
暑っっっっっっっっいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!! おのずと焼かれる背中の肌がひりひりと火傷していくのを「やばいなー・・・・」と思いながらも、なかなかそれらを止めるために肌を隠す・・・というのも面倒くさくて、きっと今ごろみなさんの背中は大火傷になっているかもしれない・・・・。それほどの陽射しであります。陽が刺すと書いて陽射し。ふむふむ。 ほんまに陽に刺されてしまったスピッツ一行でありました。 今日は那覇在住のお客様グループ8名がどどどっと押し寄せ、体験ダイビングやファンダイビングなど活発に動きました。お一人で来られていたKさんにはご迷惑をおかけしました。ご協力を大変感謝しております。どうもありがとうございました。 海の中はすさまじい透明度に犯され、クリクリクリクリアーな海中にキビナゴの群れが混ざり、夏まっさかりという感じ。水温も26℃を記録。どこまで上るのであろうか? このペースだとまたサンゴが白化してしまいそうでダイビング関係者は嬉し惑わしヒヤヒヤドキドキであります。 高水温に伴い、私はロングジョンだけでダイビング。そんなに寒くなかったぞ。 去年の10月ぐらいから潜ってないお客様が多かったので、ほんま久しぶりのダイビングになったのだが、最高のコンディションに恵まれて、ラッキーでした。ただ潜っているだけのシーンも透明度の良さに引っ張られて気持ち良さそうな写真に見えてしまう。 2本目では、キンチャクガニ・・・ではなく、ヒメキンチャクガニがいました。お客様が正面から撮影されていたため、私は横から撮影したのだが、横からだとなにがなんだかよくわからない写真になっていますね。まぁーなんとなくカニらしい姿にはなっていますが・・・・。キンチャクガニよりは珍しいです。でもキンチャクガニの方がかわいいです。いいところは・・・・・・、ないな・・・・。あまり見つけても嬉しくないカニである。マニアックな人には受けるかな・・・・・。 ここではツバメウオも群れていたし、ハナヒゲウツボの大人がシャーッと顔を出していたし、ヨスジフエダイがのほほーんと群れていたし、白色のクマドリイザリウオがかわいかったし、ハダカハオコゼが踏ん張っていました。いろいろ見どころの多かったダイビングとなりました。 3本目ではあいにくの透明度に出会ってしまいました。うねりも少しありました。だけれど、黒色のクマドリイザリウオに出会えました。しかしホンマ・・・・・、汚いなー・・・・。 他にはモンハナシャコやヒオドシユビウミウシがクネクネしていたのだ。 |
Date |
2004/5/28 |
天候 | 曇りたまに雨最後に晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
25℃ |
風 |
南 |
透明度 |
25M |
波 |
1.5M |
生物 |
ウミシダウバウオ、ヒトデヤドリエビ、クマノミ、カマスの群れ、ミナミハコフグ子供、ヤマブキハゼ、レモンウミウシ、カノコイセエビ子供、ハタンポ、アカマツカサ、ナミダテンジクダイ、スカシテンジクダイ、アオヤガラ、チョウチョウコショウダイ若魚、オランウータンクラブ、パタンダルマハゼ、オオモンイザリウオ、モンハナシャコ、ツバメウオ、ゾウゲイロウミウシ、ワモンダコ、スジクロユリハゼ、アケボノハゼ、ピンクダートゴビー、バルタンシャコ、クビナシアケウス、フサカサゴ、オニダルマオコゼ、イソギンチャクエビ、ヤイトギンポ、コンシボリガイ、イガグリウミウシ、モンツキカエルウオ、シライトウミウシ、ロウソクギンポ、オトヒメウミウシ、スミレナガハナダイ、キスジカンテンウミウシ、ハナゴンベ、モンジャウミウシ、クマノミ、ダニエラウミウシ子供、ゴマフビロウドウミウシ、オレンジウミコチョウ、ヒメコモンウミウシ、ウミコチョウの仲間、ミドリガイの仲間、ホホグロギンポ、コウワンテグリなど |
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スピッツを初めて訪れてくれたお客様とのマンツーマンダイブになりました。平日に来てもらったらこんな感じでマンツーマンで潜ることも多いスピッツ。マンツーマンだと緊張する・・・と言うお客様がたまにいるのだが、マンツーマンほど楽しいダイビングスタイルはないのだ。ガイドが見たものを全部紹介してもらえるし、写真だって誰に遠慮することもないし、撮り放題、見放題、お茶だって飲み放題のヨロレイヒーなのだ。 まずはウミウシたくさんいましたよ。最近・・・っていうか、いつでも出会えるけれど、特に最近は潜れば見られているゾウゲイロウミウシ。ありふれているのに人気がある憂いウミウシであります。 けっこう珍しいと思っていたダニエラウミウシ。今日は子供サイズを2個体確認。 ダニエラウミウシに対して、その倍以上の大きさでドーンと現れたのはキスジカンテンウミウシ。大きい奴は紹介しやすいし、お客様も撮影しやすいし、ほんまいいですなー。 そうかと思えば、これは極小。全長は5mmぐらい。ミリです。ミリ。ミリデシリットルでもないし、ミリグラムでもなく、当然だがミリセンチメートルであります。探すとけっこう個対数はいる。今まで見つけられなかったので、今年だけ大発生しているのかどうかは不明。オレンジ色のウミコチョウです。図鑑ではそれらしきものを見つけられませんでした。 ヒメコモンウミウシがドロップオフの壁にしがみつくように移動していました。淡い色合いのとてもきれいなウミウシであります。 うーん・・・・・。図鑑ではこれ! という奴に出会えなかったミドリガイの仲間。でも何回も見たことがあると思う。 何度でも見ているし、たくさん見られるオトヒメウミウシ。 ジュッテンイロウミウシですな・・・。このへんは実にいろいろな模様のタイプがいます。 ゴマフビロウドウミウシですが・・・・・。ウミウシ図鑑伊豆版に出ている方に近いと思われます。前にもこのタイプを見ました。 下を向いたままピクリとも動かなかったオオモンイザリウオ。かなり大きかったです。見つけられたり、見つけられなかったりなのですが、だいたい同じ場所で見られるので、いつもどこかに隠れているんでしょうなー・・・・。 浅場で見られたのはコウワンテグリであります。白い体がとても目立ちます。 今日も見られたモンツキカエルウオ。うねりも少なかったので、ゆっくり撮れました。 ピンクのまゆ毛でこちらをじっと見ていたロウソクギンポ。いっぱいいるので、撮り放題です。 深いところにいる、スジクロユリハゼ。今回は全部で3個体を確認しましたが、1番浅いモノは32Mぐらいでした。これぐらいなら助かります。 ピンクダートゴビーもいましたが、かなり深いほうだったので、あまり追いかけずにただ見ているだけでした。アケボノハゼは全然隠れませんでしたよ。
そしていよいよスカシテンジクダイがドカーンと増えてきました。もっともっと増えてほしいです。 こーいう写真はデジカメって苦手ですねー・・・・。ピントがどこにあっているのだろうか? そして名前のわからないオコゼ? カサゴ? に出会いました。まったくわからないっす。 そしてお客様自身が見つけたコンシボリガイ。後で写真が送られてくるはずなので、そのときまで写真は待つとして、このごろコンシボリガイ多いなー・・・・・。 と、いうわけでお客様から送られてきたコンシボリガイ。いやー・・・・、淡い色が実に綺麗であります。Kさん、どうもありがとうございました。 そしてイソギンチャクエビの写真も送ってもらえました。私では絶対撮らないアングル。私ならばエビ全体を写真におさめる構図で撮影したと思いますが、イソギンチャクで画面を区切り、その瞬間が見事な風景画のようになっていますね。陸上でも写真を撮られているというお客様だったので、さすがにいろいろ考えておられる・・・・・。いろいろお客様から勉強させていただくことはホンマに多いと実感するスピッツ世古であります。 そしてこれまた見事に撮影されたクビナシアケウス。私も何度か撮影を試みたことがあるのだが、シワシワモヤモヤのカニなので、実際撮れた写真を見てもカニの目玉がどこにあるかなんてまったくわからない写真がおおいのだが、この写真は実に上手であります。目がわかるもんなー・・・・。カニと同じ視線で撮影されていた努力の賜物なのだ。素晴らしいぜ。 写真どうもありがとうございましたー・・・・。 |
Date |
2004/5/27 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
25℃ |
風 |
南 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
3.0〜2.5M |
生物 |
ジョーフィッシュ、チリメンウミウシ、レモンウミウシ、ナマコマルガザミ、ムカデミノウミウシ、セソコテグリ、モンツキカエルウオ、ヤシャハゼ、スミゾメキヌハダウミウシ付ヒメダテハゼ、ヒレナガネジリンボウ、オドリカクレエビ、ニセアカホシカクレエビ、エリグロギンポ子供など |
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空港到着後、そのまま2ダイブに流れ込み、じっくり潜ってきました。透明度はまぁーまぁーかな。天気も良くて、ホンマに梅雨はどこに行ったのだろうか? 写真のクビアカハゼ。ヒレを広げると非常に綺麗なので、体色がきれいな個体がいると、けっこうヒレの様子までもよく見るようにしているのだが、デジカメではなかなか撮れないのだ。この個体はけっこうヒレを開いていたんだけれどね。 浅瀬にいたミノカエルウオ・・・・・だろう・・・。海で見るとこんな色には見えない。これはかなり加工している。もっと黒っぽく見えます。個対数はかなりたくさんいますよ。 今日も2個体を確認したモンツキカエルウオ。アイドルですね、やっぱ。 チリメンウミウシでしょう。ふむ。この隣にも同じくらいの大きさのものがいました。 気温の上昇と共にジョーもたくさん出てきました。今日は全部で9個体を確認。今年はやっぱり黄色系が多い。そのどれもがじっくり撮らせてくれるし、隠れないので、全部のジョーをまわるだけで、ダイブタイムは45分ぐらいになってしまう。 ね? ホンマ、いろんな色がいるのだ。かわいいことこの上なしですぜ、親分。 |
Date |
2004/5/25 |
天候 | 晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
生物 |
ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、タツノハトコ、ハブランキセワタガイかな? 、コブシメ、ジョーフィッシュ、ミドリリュウグウウミウシ、ナマコマルガザミ、エリグロギンポ大人と子供、モンツキカエルウオ、ツバメウオ、オトヒメウミウシ、ベニゴンベ、イシガキカエルウオ子供、オレンジウミコチョウ、センテンイロウミウシ、ハナミノカサゴ特大、アマミスズメダイ子供など |
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もうかれこれ何回スピッツに来ていただいているのだろうか? と自分でもわからなくなるくらい来てもらっているお客様と2ダイブ。実にのんびりしたものでした。イザリウオのリクエストをいただいたのだが、お見せすることができず、非常に残念な結果とあいなりました。申し訳ない。 まず砂地でのりクエスト、ヤシャハゼを確認。まったく隠れないペアのヤシャハゼをかなり長時間観察されていました。しかし裏事情を話させていただくと、そのヤシャハゼのすぐ近くをタツノハトコが1匹、泳いでいるような流されているような・・・・そんな感じでフワフワ漂っていたのだ。その漂う先には、いかにもタツノハトコがからみつきそうな藻があったので、てっきりそこにからみつくものだと勝手に思い込んでしまった。・・・・・・。 お客様のヤシャハゼ撮影の邪魔にならないよう、私はリュウグウベラギンポや、 イソモンガラ子供を観察。そして撮影。個人的にとても好きな魚である。シャイな性格なので、すぐに岩穴に逃げ込んでしまうのだが、そのキュートな模様は万人受け間違いなしなのだ。 ひときり写真を撮影したところで、私も接近し、ヤシャハゼ近辺のタツノハトコを探したところ・・・・・・、ありゃ? あららららららら??????????? 見当たらない・・・・。どうなってるねん? ここにからみつこうと思って漂っていたのではなかったのか? もっと先に流れていってしまったのか? ぬおー・・・・・。なんたる不覚。情けないこと山の如し。お客様、申し訳ないっす。 浅瀬にもどって、エリグロギンポを観察。大人はたくさんいるけれど、初夏も間近なこの季節ならば、ぜひとも子供を紹介したい。名前のとおり、子供には子供の襟黒模様がポチッと存在しているのだ。子供は目が大きくて、かわいさも二倍にアピールしてきますぜ。 今の季節、絶対紹介したいのはジョーフィッシュ。誰でも見られるし、誰でも喜べる。しかも色が黄色と来れば、大好評間違い無し、外れなしのネタにガイドさんは大助かりなのだ。お客様の撮影中に他のジョーも確認してきました。本日は、全部で6個体のジョーが見られました。お客様には黄色と黒色を紹介。 モンツキカエルウオは全部で2個体。隠れている穴によって、微妙に体色を変化させているので、二個体それぞれが違う感じで、それぞれで楽しめました。 お腹が今にもはちきれんばかりに卵で満杯になっていたナマコマルガザミ。おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、おまえまで抱卵しているきせつなのか・・・・。春じゃのーぉぉぉぉぉぉとおじぃー的感慨にふけるスピッツ世古でありました。 また中層にはキビナゴの大群がひしめき、夏もすぐそこ・・・・といった感じは潜った誰もがひしひし感じてしまうし、感じずにはいられないのだ。 ウミウシでは大きくてカラフルなオトヒメウミウシを確認。紹介しやすくて便利なウミウシであります。 小さいところではオレンジウミコチョウもいました。また変わったキセワタガイが・・・・・。砂の上を徘徊。青い縁取りから、アオフチキセワタガイかな? とも思えるが、体に散在する白点からコナユキツバメガイをも連想させる・・・・が、どう見ても違う。ふーむ・・・・。 図鑑で見ても、当てはまるものはそんなにない・・・・。ハブランキセワタガイというのが1番近いです。 センテンイロウミウシかな? と思ったけれど、セトイロウミウシのようだけれど・・・・、ちょっと違うような気もする。白線の模様の感じがねー・・・・・。うーむ・・・。 浅瀬ではベニゴンベもいましたが、動きが素早くてお客様も満足のいく写真は撮れなかったようである。オオモンイザリウオどっか行ったのかなー・・・・・。 |
Date |
2004/5/22 |
天候 | 曇りそして雨でも後に晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
3.0〜2.5M |
生物 |
チンアナゴ、クマノミ、ウツボ、スザクサラサエビ、アカシマシラヒゲエビ、オトヒメエビ、サンゴモエビ、スカシテンジクダイ、ヤシャハゼ、ヒトスジギンポ、グルクン、ヒメコモンウミウシかな? 、アマミスズメダイ子供、タツウミヤッコ、スイジガイ、モンダルマガレイ、アカマツカサ、イソギンチャクエビ、キンチャクガニ、ハマクマノミ、ハナビラクマノミ、オランウータンクラブ、ワモンダコ、クビアカハゼ、ダンダラダテハゼ、オニハゼの仲間、ヒメダテハゼ、ミナミハコフグ子供、ヒメオニオコゼ、ソリハシコモンエビ、ヤッコエイ、カノコイセエビ、タカノハハゼ、シラナミイロウミウシ、セソコテグリ、コウワンテグリ、フウライボラ、モンツキカエルウオ、ジョーフィッシュなど |
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台風2号の残り香に悩まされるかと思ったら、思った以上に海は穏やかである。助かった・・・・・。今日は私と真弓と分かれてダイビング。真弓はリフレッシュコースを担当。私がファンダイビング。スピッツを初めて訪れてくれる3名と那覇在住のリピーターさんの4名でダイビング。 風波はほとんどないが、うねりの微妙に残る海面。1本目は流れも少しあり、久しぶりに潜るというお客様には少ししんどかったかもしれない。耳が抜けにくいという自己申告を受けたので、潜降はいつもより慎重に。ロープを使い、リーフを使い、使えるものは全部使って無事に潜降できました。ここではリーフにできたクレバスがいろんな場所でつながった独特の地形があるので、それを堪能。マクロではイソギンチャクエビやキンチャクガニを確認。特にキンチャクガニはお客様のMさんが自力で発見。私もそうだったが、キンチャクガニを自分で初めて見つけたときは嬉しかったなー・・・・・。今回はMさんにもそーいう瞬間が訪れてくれて私も嬉しかったのだ。 しかもそのキンチャクガニは岩の上でかなりの長時間ポーズを決めてくれてバンバンザイ。お客様が近づける様々な角度からの指に対抗してカニバサミイソギンチャクをフリフリ。かわいいと人気があることに誰もが同感してしまうのだ。 2本目ではポイントを移動し、とびきりの透明度の海にエントリー。あああぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・、素晴らしい。お客様の顔も嬉しそうである。水の綺麗さというのは、ガイドががんばりようがないので、こーいう水に恵まれたダイビングはそれだけで強力な後ろだてを得たようで、ガイドしては心強い気になってしまう。実際、水がきれいだと、普通に群れているキンギョハナダイなんかをぼぉーっと見ているだけで、ホンマ絵になるモノであります。 ここではチンアナゴやヒトスジギンポ、サンゴモエビにタツウミヤッコを紹介。フタイロハナゴイの子供が1匹だけいたのだが、すぐに隠れてしまったので、紹介できませんでした。また中層ではグルクンが少しだけ群れていて、ブルーな海中とフィットしてとてもきれいでした。 写真はサンゴモエビ。 そしてタツウミヤッコです。 3本目ではお客様はリピーターさん1人だけになってしまったが、相談して探検ダイビングに突入。初めて潜るポイントを2人で探検してきました。川の水が入っているので、どんな生物がいるのかとても楽しみだったのだが、その期待を上回ることのない海中でした。ちょっと残念。しかし砂地ではヒメダテハゼやクビアカハゼ、ダンダラダテハゼなどを確認。写真はクビアカダテハゼ。 砂質が泥ではないので、ドロハゼは期待できなかったのだが、ヤシャハゼなどもかくにんできず、うーん・・・、ちょっとショック。ただヤッコエイは確認。またスカシテンジクダイがわんさか群れている根もあり、非常にその場所だけが華やかできれいでした。 それらを食べようとハダカハオコゼなんか集まっているかな? と探したのですがヒメオニオコゼのみの確認に終わりました。 しかし岩の隙間にはたくさんのスザクサラサエビやソリハシコモンエビ(お腹に卵アリ)が見られたし、 別の場所では大きなカノコイセエビもいました。写真はソリハシコモンエビ。バックの空間と手前のオレンジなどがなんとも言えず、かっこいいですね。 少し泥っぽい場所にはタカノハハゼと思われる個体もいましたし、 ウミウシではシラナミイロウミウシも確認。 しかしウミウシの数は少ない目でした。他にはチギレフシエラガイが見られた程度。 もう1回行くか? と聞かれれば、うーん・・・・・という感じ。最後の浅瀬でセソコテグリ、コウワンテグリに出会えましたので、浅い場所だけ限定でもう一度行ってもいいかなー・・・・という感じでした。チャンチャン。Mさんお疲れ様でした。またいい写真があったら送ってくださいませ。 と、いうことでとてもたくさんの写真を送っていただきました。ありがとうございます。セソコテグリです。 白いボデェーがかわいい、コウワンテグリです。 お客様が見つけたウミウシ・・・・。ゴマフビロウドウミウシによく似ているけれど、違うよなーぁぁぁぁと思っていて、水中では名前が出てこなかった。図鑑で調べてみると、ふむふむ。マイチョコウミウシだって。初めて見たぞ。お客様の眼力に脱帽である。 コモンウミウシか・・・・、ヒメコモンウミウシか・・・・・。うーん・・・・。判断に迷う体色だ。 またリフレッシュコースでは、モンツキカエルウオやジョーフィッシュを紹介。真弓が新たに黒色のジョーを確認。今年はホンマに多いなー。透明度もそこそこだったようで、いいリフレッシュになったのではないでしょうか? いいデジカメ画像があれば送ってくださいねー。 |
Date |
2004/5/19 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
南 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
2.0〜2.5M |
生物 |
セジロクマノミ、トウアカクマノミ、オドリカクレエビ、キリンミノ、ハマクマノミ、ヘラヤガラ、ヨスジフエダイ、ミナミホタテウミヘビ、モンダルマガレイ、ミナミウシノシタ、マジマクロイシモチ、レモンスズメダイ子供、ツバメウオ、リングアイジョー、クマノミ、ゾウゲイロウミウシ、ヒラムシ、オトヒメエビ子供、アナゴの子供かな?、オランウータンクラブ、カクレクマノミ、ハリセンボン、アンボンクリノイドシュリンプなど |
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台風2号が徐々に接近しています。今日が先島諸島で明日が沖縄本島らしい。午前中ならばまだまだ潜れるだろう・・・・・と思っていたら午後もそんなに荒れなかった。ただ風はゆっくりとしかし確実に強くなってきました。 1本目は久しぶりに潜るポイント。お客様の耳の抜け具合も良かったので、少し深いほうまで降りてリングアイジョーを観察。以前からずっと同じ場所にいる。まだいるのか心配だったが、今年も変わりなく同じ巣穴に住んでいました。今日は3個体を確認したのだが、去年は3個体もいたかなー・・・・・前はもっと少なかったように記憶しているんだけれどね。 浅場に戻りつつ、ゾウゲイロウミウシやオトヒメエビの子供を確認。岩の下には白いアナゴの子供のような魚が・・・・・、ニョロニョロとうごめいていました。なんだったんだろうか? あいつは? デジカメは携帯していたのだが画像はない。ゆっくり撮る時間がありませんでした。 またアンボンクリノイドシュリンプの立派なサイズが2個体。流行のサングラスをかけているかのような風貌はとても格好いい。私の好きなエビである。大きくて太い個体が多いので、見せやすいということもプラス面であります。 2本目ではトウアカクマノミやヨスジフエダイを見つつ、ミナミホタテウミヘビを観察。お隣のダイブショップスタッフKさんの話によると、このミナミホタテウミヘビ、いったん巣穴から出てまたもや帰ってくるとのこと。そんなブーメランミナミホタテウミヘビのような光景がはたして見られるのだろうか? と半信半疑で見に行ってみると・・・・、うーん・・・・。かなり身を乗り出してくれたものの、ブーメランにはなってくれませんでした。やり方が悪かったのだろう・・・・。 浅瀬で2個体ぐらいのガンガゼに密集して群れているマジマクロイシモチの群れに出会いました。毎年ここのガンガゼにはたくさんのイシモチがついているが、ことさら今年のマジマクロイシモチと思われる奴らは大量である。 画像処理で明るくした写真であるが、撮ったまんまでアップしていたら真っ黒けの写真にしかなっていませんでした。 |
Date |
2004/5/18 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
南 |
透明度 |
20M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
ワモンダコ、モンツキカエルウオ、コクテンフグ、シロウサギウミウシ、オトヒメウミウシ、イシガキカエルウオ、ハリセンボン、ハタタテハゼ、ヤイトギンポ、トゲコマチガニ、エソ、オニヒトデもコンシボリガイ、ハマクマノミ、クマノミ、イソギンチャクモエビ、ヤマブキスズメダイとその卵、スミレナガハナダイ、マンジュウヒトデ、ウコンハネガイ、ツバメウオ、オニダルマオコゼ、メレンゲウミウシ、クビアカハゼ、チョウチョウコショウダイ若魚、アカマツカサ、ハタンポ、スカシテンジクダイ、キビナゴ、アオヤガラ、パンダダルマハゼなど |
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今日はまだ大丈夫かなー・・・・・と空に伺いを立てるように起床。まだまだ南風。風力もそんなに強くないし、海も穏やかでした。私がファン、真弓が体験ダイビングを担当。ファンは3本潜りました。通常は2本のお客様なのだが、台風で明日は潜れないかもわからないという緊迫感が彼女を3ダイブ目に後押ししたようです。 ただ耳の抜け具合が良くなかったので、あまり深い方には行かず、浅場でのんびり潜っていました。タンク本数も20本前後のお客様なので、見やすい生物、紹介しやすい魚たちに終始。 ハタタテハゼやエソの歯並び、コクテンフグなんかを紹介。モンツキカエルウオも紹介したのだが、台風2号のうねりに揺すられ、じっくり見れませんでした。とほほほ・・・・・。そんな中でお客様の印象に1番残ったのはシロウサギウミウシとのこと。このシロウサギ、あまりにも小さかったので、見せようか? スルーしようか? かなり迷った生物でしたが、後で聞いてみると1番かわいいと思ったという生物にランクイン。どんな生物が興味をひかれるのかはホンマ・・・、何年ガイドしててもまったくわからないのだ。 2本目では耳も抜けて少し深い方に潜れました。そこでスミレナガハナダイやヤマブキスズメダイを観察。卵を守っていました。ここの浅場では真弓がコンシボリガイを発見。今年は3度目の出会いであります。今日の個体は青白っぽい個体ではなく、黄色っぽい個体。個人的には青白っぽい方が好みだが、黄色系だってかわいいこと間違いなしなのだ。デジカメを携帯しなかったので写真がないのが悔やまれます。お客様の印象ランクにもこのコンシボリガイが第1位に選ばれ、なかなか納得の順位でした。 またちょっとマニアックな魚なので、今回のお客様には紹介せずスルーしたのだが、モンキキンチャクフグのペアがいました。そしてそのすぐ横にもう1匹モンキキンチャクフグが。同一視界の中に3匹のモンキキンチャクフグを見たのは実に初めての体験でした。やっぱり春やねー・・・。 躊躇しつつも3本目に突入。ここではハタタテハゼを1本目よりもじっくりねっとり観察。クビアカハゼとコシジロテッポウエビの共生も見ることができました。サンゴの隙間にはパンダダルマハゼがいたり、岩の上には大きなオニダルマオコゼが踏ん張っていましたが、お客様の印象ランクには洞窟の青さが第1位に選ばれ、やはり洞窟って人気あるんだなー・・・・としみじみ思った1本となりました。 雨は際限なく降り続いているが、台風が接近しているなーという感じがあまりしない。だんだんそれている気がします。もっと雨降らないかな・・・・・。ダムが・・・・・。 |
Date |
2004/5/17 |
天候 | 曇り |
気温 | 26℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
南 |
透明度 |
12〜15M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
ツバメウオなど |
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台風の風音を遠くに感じながらも今日は南風。まだまだ恩納村はペタペタであります。今日のお客様は1名で同期のイントラさん。スキンダイビングをやりたいとのリクエストに応えて、真栄田でスキンの練習大会になりました。 昨日までの気候を忘れられず、ロングジョンだけでスノーケリングに出かけたのだが、プランクトンやクラゲの多さにまいりました。肩や腕をチクチクと刺す大量のプランクトンにアップアップ。それでも1時間ほどはスキンダイビングを楽しみました。ロングジョンだけでもそんなに寒くなかったです。 最大深度は18Mくらいで、無理をしない深度でとどまりました。私の過去最大スキンダイビング深度は26Mだが、そのあたりの水深まで行こうとすると、やはり1人では心配なので、今日のような2人で行えるコンディションは深場に挑戦できる絶好の機会だったのだが、今日は止めておきました。みなさんもスキンダイビングする時は、2人1組でやりましょうね。 |
Date |
2004/5/16 |
天候 | 快晴 |
気温 | 30℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
南 |
透明度 |
25〜30M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
チギレフシエラガイ、カビラヌム、ミツボシクロスズメダイ子供、オドリカクレエビ、イソギンチャクエビ、ニセアカホシカクレエビ、オトヒメエビ、オランウータンクラブ、ムラサキウミコチョウ、エリグロギンポ、アオフチキセワタガイ、ハナミドリガイ、ジョーフィッシュ、ゾウゲイロウミウシ、エンマウミウシ、コールマンウミウシ、ミドリリュウグウウミウシ、センテンイロウミウシ、イシガキカエルウオ、ツバメウオ、ハナゴンベ、イカの子供、イガグリウミウシ、ミナミハコフグ子供、ヒオドシユビウミウシ、オニカサゴなど |
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南風が心地良い・・・・というよりもちと強い。今日は本島在住のお客様や内地のお客様と一緒にのんびりダイビング。透明度こそイマイチでしたが、まぁーマクロを見る分には特に問題はない。1本目ではチギレフシエラガイ白黒バージョン。 そして学名しかわかっていないカビラヌム。 カビラヌムにいたっては産卵現場に遭遇できて超ラッキー。白い糸のようなものが卵です。 たくさんいるのはニセアカホシカクレエビ。またオランウータンクラブ、エリグロギンポを観察。 写真のアオフチキセワタガイはとても大きかった。 2本目ではジョーフィッシュを中心にたくさんのウミウシを観察。と、いうのもお客様のリクエストでウミウシ、ウミコチョウをいただいていたので、これはがんばって探さねばなるまい・・・・・と探しました。ジョーは全部で5個体を確認。黒系が2個体、黄色が3個体いました。 デジカメでCさん撮影のジョー3種類。撮影されている間に、カメラを持っていないお客様には他のジョーも紹介。たくさんいるので、とてもおもしろいのだ。 リュウグウウミウシを見たいとのリクエストでしたが、ここではミドリリュウグウウミウシを確認。近くにはセンテンイロウミウシもいました。お客様の写真には一緒に写っていました。 ゾウゲイロウミウシは綺麗に撮れていますねー・・・・。触覚部分のねじ山のようなギザギサも鮮明であります。構図もいいし、素晴らしいぜ、Cさん。 エンマウミウシ、コールマンウミウシなどたくさんのウミウシがいました。写真はコールマン。1番外側の白いラインが目印です。 ちゃんとムラサキウミコチョウも紹介できました。ピントがピシッと合っていないのが惜しかったですねー・・・・。背景にピントがきていますぜ、Cさん。またリベンジしないとね。 3本目では、ゾウゲイロウミウシに続くより白っぽいウミウシを探したのだが、不発。2本目と同じゾウゲイロウミウシがまたもやいました。他にはイガグリウミウシ。 ヒオドシユビウミウシもいましたし、ハナミドリガイも確認。ミド゜リガイの中では大変よく見られる種類です。 Cさんが自分で見つけてがんばって撮影していたオトヒメエビ。後ろからカメラを睨んでいるのはキンセンイシモチではないでしようか? 両者の関係をうまくフレームの中におさめようとがんばってみた・・・・とのコメントですが、なかなか狙いは素晴らしい。Cさんの意図は成功したのでしょうか? 私が紹介した生物ではなく、自分で見つけた生物というのはホンマ嬉しいし、撮影にも力が入る・・・・という気持ちは私もそうだったので、とてもよくわかる。 自分で見つけた被写体もゆっくり撮れるように、スピッツはだらだら潜っているので、ぜひともいい写真をゲットしてほしいもんですぜ、Cさんまたがんばりましょう。 |
Date |
2004/5/15 |
天候 | 快晴 |
気温 | 30℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
28℃ |
風 |
南 |
透明度 |
5M |
波 |
1.5M |
生物 |
特になし |
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今日はダイブマスター講習のため、プールワークで久しぶりの泳ぎこみに精を出す1日でした。400M水泳や800Mスノーケリングを講習生と一緒に泳ぎ、タイムを計りました。空は快晴で屋外塩水プールに降り注ぐ陽射しは強烈で、お客様ともどもスピッツスタッフもこんがり日焼けしてしまい、背中の痛みが夏をジンジンと感じさせ、いとをかし。 午後はマスククリアやウエイト脱着、BC脱着のデモンストレーションの練習などをしていました。プールの水温は28℃を越え、水着だけで泳げて快適そのもの。いよいよ夏らしくなってきた沖縄本島なのだが、ホンマは梅雨ど真ん中なのだ。梅雨前線よ、何処へ? 台風2号がフィリピン近海でこちらを伺いながら回転しています。今後の動向に注意!! |
Date |
2004/5/14 |
天候 | 曇りそして雨のちに晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
南西 |
透明度 |
25〜30M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
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うーん・・・・。朝方に降っていた雨もダイビングをはじめる頃には止み、エントリー時にはなかなかの陽射しも見え始めてきました。晴れ男のSさんさまさまであります。1本目は初めて潜るポイント。なにがいるかワクワク探しながら潜りました。お目当てだったハゼは見つからなかったが、ヤッコエイが何枚もヒラヒラ泳いでいたり、サンゴの隙間にはパンダダルマハゼがいたり、ウミシダ満載の岩肌には各種カクレエビやヘラヤガラの子供が身を隠したりしていました。 ここではヨスジフエダイが南国っぽくまとまってくれてたりして、なかなかの風景。流れも穏やかでのんびり潜れました。 ウミウシでは、他のショップのイントラOさんに教えてもらったガンタンウミウシ。とても派手な色でよく見ると美しいのだが、よく見ないと全然きれいじゃないので、ぜひじっくり見てあげて欲しい。 これまた鮮やかな色のオトヒメウミウシ。抜群の透明度にフィットしてとても綺麗でしたよ。 あまり移動していかないクマドリイザリウオ。まだまだかわいいサイズで周囲のカイメンの赤色も鮮明で、なかなかいい風景。しっかり広げた両手が彼の力の入り方を物語っているのだ。 これまた最近の恒例。ハナヒゲウツボ子供。今日も隠れずにシャーと顔を出していました。 お客様には見せられなかったが、なんとか写真に写っていたハシナガベラ子供。見えにくい場所ではありましたが、あんなに長く隠れなかったのはあまり記憶にないな・・・・。 素晴らしい透明度に恵まれ、気持ちよいダイビングでした。 |
Date |
2004/5/13 |
天候 | 晴れ |
気温 | 30℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
南西 |
透明度 |
25〜30M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
ツムブリの群れ、キビナゴ、アオヤガラ、スマ、カスミチョウチョウウオ、イソマグロ、ベニゴンベ、アカホシサンゴガニ、ハナビラウツボ、サンゴテッポウエビ、ヒトスジギンポ、リュウキュウハタンポ、オオサンゴサラサエビ、ハナゴイ、カノコイセエビ、フシウデサンゴモエビ、コガネアジの群れ、リュウグウウミウシ、グルクン、コガネシマアジ、ギンユゴイ、ムロアジなど |
||
あああぁぁぁぁぁぁいい天気だ。ほんまにいい天気。お客様はたったの1名だが、リピータさんで今年のモルディブツアーにも参加してくれた社長さんであります。ぜひ楽しんでいただきたい。 1本目では、流れが少々。その中でコガネアジの群れに出会いました。初夏ということもあり、婚姻色を出している個体やペアになっている個体たちも多く見られました。中層にはキビナゴが多く、夏もすぐそこ・・・・という感じがビンビン伝わる1本でした。 2本目では穴を潜りました。ここではたくさんのエビが見られ、フシウデサンゴモエビやオオサンゴサラサエビ、カノコイセエビなどです。穴の中層で浮ぶハタンポもきれいでした。 3本目ではハナヒゲウツボに振られたものの、たくさんのツムブリの群れに遭遇。エントリーした瞬間からたくさんいました。その語はキビナゴの群れに囲まれ、それらを捕食しようとするアオヤガラやスマが高速度で移動しており、なかなかエキサイティングなエントリー付近でした。後半はハナビラウツボやサンゴテッポウエビ、ベニゴンベなどを見てエキジット。 明日はどこに潜ろうかなー・・・・。 |
Date |
2004/5/12 |
天候 | 晴れ |
気温 | 30℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
5〜10M |
波 |
1.5M |
生物 |
イソギンチャクエビ、 |
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お客さんがいない。この谷間を利用してまだ潜っていないポイントをチェックしてきました。が、期待していた場所には潜れず、流れ流れて久しぶりに潜るポイントでエントリー。以前・・・・、最後に潜ったのはもう数年前になるのだが、久しぶりに潜りました。でもやっぱり魚、少なかったな・・・・・。 大きなイソギンチャクエビがいました。どこにでもいるエビだけれど、大きな個体に出会えると非常に嬉しい。逃げないけれど模様が綺麗だし、こんな風にバックになるイソギンチャクには微妙に色がついているし、写真にしやすい被写体なのだ。 あまり見ないタイプだな? と思ったんだけれど、ニシキツバメガイだよね、やっぱり。 こ、これは・・・・・!! と一見して驚愕した色合いのウミウシ。絶対図鑑に載っていないだろうなーと思ったらやっぱり載っていなかった。こーいう泥世界に潜ってみると、まだまだ図鑑に載っていない種類のウミウシがビシバシ出てくるのだ。泥から浮かび上がる鮮やか過ぎる色合いのウミウシでした。 なんだ? これは? 水中で観察しながら、ウミウシかどうかさえもわからなかった奴。図鑑で見てみたら・・・・、ウミウシ図鑑の伊豆バージョンにこれらしきものが載っていました。ミレニアムマツカサウミウシという奴が1番当てはまる。図鑑によると珍しいとのこと。沖縄ではもっと珍しいのかな? 私だってこんなの初めて見たぞ。でも個対数は・・・・なんといっぱいいたんだよね・・・・。びっくりだぜ。 ホウライヒメジかな? うーん・・・・・。名前がよくわからないよ・・・・。 泥の具合はなかなか興味のある泥でしたが、あまりの透明度に行く手を阻まれ断念しました。また透明度のいい時に再挑戦だ。 |
Date |
2004/5/11 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
東から北 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
生物 |
ハリセンボン球、コノハガニ、ツマジロオコゼ、キンチャクガニ、シンデレラウミウシ、オニヒトデ、ウミシダウバウオ、アンボンクリノイドシュリンプ、ミノカエルウオ、ヒメスズメダイ、スミレナガハナダイ、アマミスズメダイ、キホシスズメダイ、コガネスズメダイ、イボヤギミノウミウシ、レモンウミウシ、アカホシカニダマシ、ヒナギンポ婚姻色、コラミフサカサゴ、センテンイロウミウシなど |
||
2ダイブ。天候も良く、実にのんびりしたダイビングでした。まずは深い場所でハゼを観察。初めは巣穴に隠れていたようでその姿を見ることは出来ませんでしたが、諦めずに粘っていたら出てきてくれました。ふむふむ。諦めてはいけない。たとえ、2セット取られたゲームだとしても諦めない韓国のように決して諦めてはいけない。 浅い場所では、イボヤギミノウミウシやアカホシカニダマシを観察。アカホシカニダマシは2個体いましたが、どちらも奥のほうに隠れていて観察しやすい個体ではなかった。 アオギハゼじゃないなー・・・・と思いつつシャッターを切った写真。なかなかピントが合わなかったのだが、これがまだまともに撮れているシヤシンでした。ウロコベニハゼっていう奴かな・・・・。もう少し鮮明な写真がほしいね。今度取り直しだ。 浅場にいるヒメスズメダイ。誰も気に止めないし、紹介してもあまりいい反応は帰ってこない。今日のお客さんならば・・・・・と思い、紹介してみたのだが、やはりリアクションは薄かった。よく見るときれいなんだけれどなー・・・・。でも諦めずに私はヒメスズメダイというスルーパスを繰り出し続けるのだ。いつかフィットするFWが現れて、そのパスをズドーンとシュートしゴールを決めてくれることを願おう。そのストライカーは、今これを読んでいるあなたかもしれないのだ。私のスルーパスを受け取ってくだされ。そりゃっ!! ヒメスズメダイとは対照的に誰にでも通るパスである。キンチャクガニ。嫌いな人いないよね。むしろ、こーいうのはスルーパスではなく、私のシュートと言っても過言ではない。誰のハートにもズドンと決まるシュートである。みんなのハートに決めてやるぜ。・・・・・・、なんだこの文章は? おっと? なんでこいつがこんなところに??????と疑問マークが山ほど出てきたニラミフサカサゴ。本来ならばサンゴの隙間で暮らしている生物なのに・・・・。こいつは岩場に出来たくぼみにはまるように暮らしていました。ううううううぅぅぅっっっっ・・・・。なんて住宅事情なんだ。早くサンゴが復活して、こーいう生物がみんないるべき場所に暮らせるようになってほしい。 しかし、しかし侮るなかれ、今の恩納村の浅瀬を見よ。かわいい珊瑚がたくさん芽吹いているのだ。この生命を温かく見守っていければ、ニラミフサカサゴやダンゴオコゼ、カスリフサカサゴたちがびしばし見られるようになるはずであります。? うん? すると、ダンゴオコゼやカスリフサカサゴたちも、今は恩納村のどこかの岩のくぼみで生きているのだろうか? むむむむむむむむ。行方不明者を捜索するかのように岩のくぼみを覗いていけば、もしかしたらとんでもない出会いがあるかもしれないですなー・・・・。 ウミウシではシンデレラウミウシがいました。 ウミシダウバウオも大きかったし、同じウミシダにはアンボンクリノイドシュリンプもウミシダヤドリエビもいました。 そして私的にはヒットだったこの場面。お客様にはどううつったのだろうか? ミノカエルウオの求愛行動です。巣穴に入っているミノカエルウオとその周囲でうろついているミノカエルウオ。なんだろうか? と見ていたら、外側のミノ君が巣穴に入ろうとして果敢にアタックを繰り返していたのだ。 周囲をウロウロしているミノ君であります。そして・・・・・・、 巣穴にダイブ!! しかし・・・・、彼は結局巣穴に入れず、この後巣穴から去ってしまいました。 アップで見るとこんな顔ですね。実にかわいい奴なのだ。他にもヒナギンポも恐ろしいほどの婚姻色を出しており、普段の色とまったく違うのだ。写真に撮ったのだがピンボケでした。Kさんきれいに撮れていたらまた送って欲しいな・・・・・。 と、いうことで送られてきた写真が数枚。アンボンクリノイドシュリンプは格好いいよね。 これでもか!! と言わんばかりにイソギンチャクをかざして我が身を守るキンチャクガニ。実にかわいい。 もう1枚送っていただいたのだが、それはここではアップしないのだが、非常に上手に撮れていました。お客さん、やりますなー・・・・。 |
Date |
2004/5/7 |
天候 | 晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
23〜24℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
生物 |
キビナゴ、ヒメオニオコゼ死体と生体、オオモンイザリウオ子供またはイロイザリウオ、ハマクマノミ子供、ミナミハコフグ子供、クマドリイザリウオ黒色と白色、ヒオドシユビウミウシ、ミゾレウミウシ、ヤシャハゼ、クマノミ、アマミスズメダイ子供、スザクサラサエビ、アカシマシラヒゲエビ、フタイロハナゴイ、チンアナゴ、ヒトスジギンポ、サザナミフグ、グルクン、タツウミヤッコ、ヨスジフエダイ、ハナヒゲウツボ、キリンミノ子供、クモウツボ、キンチャクガニなど |
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ふぅー・・・・・。いったい何日分のログがたまっているのだろうか? 約10日分? いやもっとだな・・・。書く苦労を考えればはなはだしんどいが、がんばってクリックしていただいているお客様のためにもがんばって書き連ねていこうではないか・・・・。只今の時間は14時。どこまで進めるのかな? さてさて連休も終わった5月の沖縄本島地方。すっかり梅雨に入り込んだ我々を拍子抜けさせる快晴となりました。風も微風。海は穏やかな海面を取り戻し、どんなとこでも行っておくんなさいまし・・・と言わんばかりの凪ぎ加減。よっしゃよっしゃ。 海中で岩の隙間を覗いてみれば、スザクサラサエビ(写真左側)とアカシマシラヒゲエビが隣同士で実にフォトジェニックではないか。ここの岩の隙間はいつ見てもたくさんのクリーナーシュリンプで溢れかえらんばかりであーる。実にいい場所だ。 そのちょっと横にはサンゴモエビまでが、あたかもクリーナーシュリンプのような態勢で岩の上に鎮座。キミもクリーニングするのかい? 興味深く見ていたが、それを確かめることは出来ませんでした。 まったく逃げないチンアナゴことガーデンイール。いや、ガーデンイールことチンアナゴ。英名がガーデンイールですね。逃げないので、写真に撮ってみました。改めて見ると、非常に細かい濃密な黒点で皮膚を覆われているのですなー。 以前からいたのか? それともたまたま流れてきたのか? どちらにしてもかわいいフタイロハナゴイ子供。もっとしっかり撮ってあげたかったけれど、なかなか綺麗に撮って上げられませんでした。実物を見ていただくともっとかわいい様子がしっかり見られることと思います。 うーん・・・・。たいして珍しくもないし、どこのポイントにでもいるよね。こいつ。ちょっと正確な名前が自分でわからないぞ。図鑑で見たところ、ハタタテギンポやニジギンポのようであるが、ぴったりそうだ!! という確信的根拠は見つけることができない。うーむ・・・・。でも、ほんまにいっぱいいるんだけれどなー。 ハナヒゲウツボの大人。最近よく見に行っています。かわいいから、きれいだから、見せるとお客様喜ぶし、私も嬉しいし、もう十分です。ハナヒゲウツボがいたら助かるなー・・・・。 威嚇のために広げられたムナビレはとってもきれい。背びれの毒が怖いですねー。 見つけたときは見事なまでに砂中に潜って隠れていました。知らずに手や膝をつく人がいてもおかしくないのだ。 キリンミノの子供。あまり珍しくもないが、ちょっとかわいかったので、アップしてみました。大人はいっぱいいるけれど、この季節これぐらいの子供がたくさん見られてくることでしょう。 ミナミハコフグ子供も毎年見られているが、今日も巧みなヒレ使いでちょこまかと逃げていきました。黄色いサイコロのようなボデェーラインはとても目立ってしまうので、見つけやすい魚であります。 タツウミヤッコが今日もいました・・・・。今日も・・・というのは最近いつも同じ場所で見られるから。ほとんど動いていないです。子供のほうがかわいいのだが、大人でも見られるだけで感謝でございます。 「撮ってんじゃーねぇーよ・・・」とでも言いたげに首を持ち上げたヒオドシユビウミウシ君。泳ぐウミウシとして有名ですが、泳がなくても十分な見応えなのだ。やっぱりその顔というか表情。 海中でのダイビング時に、ここまで表情をわかるのはよっぽど顔を近づけないと無理だけれど、しっかり注目してあげれば、その愛しい目がちゃんと判別できるのだ。ヒオドシユビウミウシを見た人はそれではい、終わり・・・ではなく、しっかりとその顔まで見て欲しいし、そこまで紹介するように私はしているので、しつこいぐらいに紹介するぜ。 ちょこまかと移動を繰り返しながらもずっと見られているオオモンイザリウオまたはイロイザリウオの子供。真っ黒けな体、ゆえに可愛げは不足しているが、そのかわいいサイズはガイドさん大助かり。白いエスカをブンブン振っていました。写真でも振っていてくれるのだが、判別できますかね? そしてこちらもずっといるクマドリイザリウオ白色。「あっ! 見っかっちゃった・・・・」という顔ですね。こーいう表情に適当に言葉を当てはめるのは実にたやすい。しかしこのクマドリイザリンがほんまのところ、何を考えてたのかは誰にもわからない。そのままのきれいな体のクマドリ君でいつまでも。フォーエバー。 あしびーブルーのダンディーYさんからネタを教えてもらって探してみたら、見つけられたクマドリイザリウオ黒色。頭しか写真に撮れないような実に観察しにくい場所に隠れていました。以前からいるいる・・・と聞いていたのだが、ずっと未確認でしたが、ようやく確認できました。あんなわかりにくい場所に隠れたられたら、見つけ出すのは大変であーる。ようやく見つけたその嬉しさも・・・・、あまりに汚くなった体表に私はガクゼン。もっと小さくてかわいらしい黒色クマドリイザリンを想像していただけにショックは隠しきれません。もっと子供のときに出会いたかったなー・・・。 どこが目かわかる? わかるか・・・、わかるよね・・・。うん、わかってよね。 全体的に透明度は良く、ブルーを楽しむこともできたし、流れもほどほどだったし、天気は良かったし、いいダイビングでしたとさ。3本ともおもしろかったぜ。只今の時間は14時半。書き始めてからすでに30分が経過。なぜこんなに時間がかかったかというと、ギンポの名前をネットなどで調べていたからであーる。そーいう手間がほんまに、手間なのだ。さぁーまだまだ書かねば。 |
Date |
2004/5/6 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 23℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
23℃ |
風 |
東 |
透明度 |
20M |
波 |
2.0M |
生物 |
リングアイジョー、クマノミ、ハマクマノミ、オオモンイザリウオ、ツバメウオ、イロブダイ子供、ミナミハコフグ子供、パンダダルマハゼ、オイランヨウジ、アカマツカサ、ハタンポ、チョウチョウコショウダイ若魚、ハリセンボン、オランウータンクラブツマジロオコゼなど |
||
今日は午前に2ダイブ。昨日で梅雨入りした沖縄本島地方。梅雨らしくジメジメした空は雨も降らせて、私たちは幾ばくかブルーであるが、できるだけ透明度の良い海を求めて潜ってきました。波は少々残っているものの、エントリーエキジットにはさして問題とはなりませんでした。 1本目ではクマノミやリングアイジョーを確認。リングアイジョーはホンマに敏感で、すぐに隠れる。もう少し水温が上れば少しは状況が変わってくれるのだろうか? 以前はもっと観察しやすかったような記憶があるんだけれどなー・・・・。 イロブダイ子供やミナミハコフグ子供といったアイドルを紹介し、すでに大人・・・といった雰囲気があるチヨウチヨウコシヨウダイ若魚を確認。 大きくなってもムナビレの模様はあいかわらず渋いままであーる。 ピンク系のオオモンイザリウオ。最近頻繁に見かけます。移動はけっこうしている。見るたびにかなりの移動距離。ただ同方向には動いておらず、あっちにフラフラこっちにフラフラ。このままいなくなるのかなー・・・・。 ツマジロオコゼだ・・・・と紹介したのだが、こうやって見てみると頭の先が白くないね。と、いうことはこいつはカゴシマオコゼの子供かな? と、いうことは、このままこいつはどんどん大きくなっていくのかな? ぶくぶくどんどん大きくなったカゴシマオコゼ、それはそれでインパクトがあり、ガイドしてとても助かる生物であります。 ペアで見られるパンダダルマハゼ。写真に撮るのは非常に難しいが、まぁーいいではないか。そのかわいらしい姿を拝めるだけで幸せになれるというものであります。見られる・・・ということで言わせていただくと、今年のパンダは大変見やすいので、ぜひ見ていただきたい。 オイランヨウジがなぜか毎回、丸見えな場所にいます。どうしてだろうか? もっと隠れないとだめなんじゃーなかろうか? |
Date |
2004/5/5 |
天候 | 晴れのちに曇りそして雨 |
気温 | 24℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
23〜24℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
10M |
波 |
2.0M |
生物 |
モンツキカエネウオ、ジョーフィッシュ、グルクマ、クビアカハゼ、クマノミ、イシガキカエルウオ、コールマンウミウシ、シラヒゲウニなど |
||
梅雨入りした沖縄本島。本土から長く伸びた梅雨前線がこのまましばらく居座るようであーる。海も昨日の夕方あたりから次第に荒れ始め、今朝はポイント探しに大忙し。 初心者のお客様と一緒だったら潜らないが、今日はベテランのお客様だったしマンツーマンダイブということもあり、うねりの残るポイントに来たのだが、お客様は潜らずにキャンセルとなりました。うねりの残る海面から底揺れのひどさを想像されたようである。あらららら・・・・。しかし潜る、潜らないの最終判断はやはりお客様が決定するものであり、その判断があって、私ががんばるかどうか・・・になるわけで、ポイントを前にしてからの、「潜りますか?」 という問いかけはこれからも続けていきたいと思います。特に今日のような海況の場合は。 ポイントに到着するまでどんなポイントに潜るのかわからない・・・・というのは那覇からケラマなどに潜りに行ったときによくあるのですが、私としてはできるだけ事前に了解を得たい。どんなのが見られて、こんなポイントにこんな感じで潜ることになりますよー・・・・と。そしてポイントに到着したときも、その海を見たうえで、潜りますか? どうしますか? という決定はお客様にゆだねたい。もちろんそこが潜れる海況であることは当たり前であるとして・・・・。 で、キャンセルになったあと、お客様はレンタカーで来ていたので、了解を取り、ネタチェック並びにこーいう海面のときはどのような海中になっているのかチェックで少し潜ってきました。うねりは12〜15Mぐらいでわずかに感じる程度。20Mぐらいではまったく感じないほどでしたが、安全停止中はひどく揺すられました。 そのまま午後から到着されたお客様と合流し、リフレッシュダイブで1本潜りました。お客様はほぼ7年ぶりのダイビング。私がモルデイブで働いていた当時の講習生であります。海外でしか潜ったことのないお客様で、初の日本国内。そして初のウェットスーツを着用してのダイビング。モルディブで講習するとウェットスーツを着ないことが多いです。するとどうなるか? というと、大変上手になるんですよね。中性浮力なんかの上達も早いです。講習当時はTシャツにショートパンツといういでたちでしたし、グローブも着用していませんでしたから。 ゆっくりレギュレーターリカバリーなどからはじめたのですが、カンを取り戻すのにそんなに長い時間はかかりませんでした。講習もドロップオフが多かったし、横の壁などを見て潜ることが多かったようで、「あんなに底ばかり見て潜ったのははじめてかも・・・」とのコメントも。うーん・・・・。いろんなダイバーがいるなー・・・・・。 写真はうねりの中で撮影したモンツキカエルウオ。水深は1.5Mくらいかな? またGW期間中、おおいに我々ガイド陣を助け、お客様を楽しませてくれたジョーたち。只今7個体を確認していますが、その全員に登場してもらいましょう。実に様々な色があるものだ。初段右側の黒っぽいジョーなんか、ちょっとおもしろい顔であーる。あしたのジョーのおっつぁんみたいである。ジョー、ジョーよ、立つんだジョーォォォォォという声が聞こえてきそうな顔だが、おいおい、おまえ自身がジョーなんだぜ? と突っ込みたくなるのはあしたのジョー世代なら必然である。 全体として黄色系のジョーが多いのは嬉しい限りである。今年は黄色ジョーの大漁であります。特に楽しませてくれているのが、1番最後、四段目で1枚だけアップされている黄茶色のジョー君。とても元気のいい個体で、巣穴に蓋をする様が観察し放題であります。いつまでもその元気をキープしてほしい。 またクビアカハゼがうねりに負けず、巣穴の外に出ていました。いっぱいいるので見過ごされてしまいがちのクビアカハゼだが、その美しさは筆舌に尽くしがたいほどであります。ぜひゆっくり見て欲しい。 |
Date |
2004/5/4 |
天候 | 曇りそして雨 |
気温 | 27℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24℃ |
風 |
南西 |
透明度 |
2〜25M |
波 |
1.5〜2.0M |
生物 |
ミヤコイシモチ子供、トガリモエビの仲間の子供、カスリハゼ、ヤツシハゼ、ウナギギンポ、チョウチョウコショウダイ若魚、マンジュウヒトデ、クマドリイザリウオ、ヨスジフエダイ、ハナヒゲウツボ、ムスジコショウダイ子供、ユキミノガイ、キンチャクガニ、センテンイロウミウシ、アジアコショウダイ若魚、ツバメウオ、ミノウミウシの仲間、ウミウシ、ムレハタタテダイ、スザクサラサエビ、アカシマシラヒゲエビ、黄色いウミコチョウの仲間、ヒトスジギンポ、オニダルマオコゼ、タツウミヤッコ大人、キンギョハナダイなど |
||
GWももう数える程度で終わろうかという5/4。天候がぐずつき始め、重そうな雨雲がぴったり空に貼り付いていました。 天候にもめげず、3ダイブしていただけたお客様もいてくれてスピッツとしても大変ありがたい。感謝でございます。1本目では、ツバメウオやウミウシを観察。今年初となるムスジコシヨウダイ子供も岩の端っこでクネクネのたのた泳いでいました。 名前のわからない赤色形のウミウシが岩の上をのしのし移動していました。そのウミウシに寄り添うように汚いグレーのウミウシまでいるのだが、見えるだろうか? 両方とも名前がわからないのだ・・・・。 また浅瀬ではツバメウオがかわいい群れを作っていました。 底ではキンチャクガニがたわわな卵を抱えて登場。今にもこぼれ落ちそうな卵をよくよく観察してみると、目玉のような点々が見えたのだが、ホンマに目玉なのだろうか? ちょっとわからない。 ハナヒゲウツボの成体がシャーッシャーッと顔を出していましたし、 ここ最近ずっといてくれるクマドリイザリウオ白色はほんまにかわいい。 真弓が撮影してたら、偶然あくびをしたそうで、その瞬間を見事撮れることができました。唇っていうか、口の先は透けているんだね。 また3本目では泥の視界に突入し、ヤツシハゼやカスリハゼをゲット。写真はミヤコイシモチの子供である。ほぼ透明な体の後ろ半分には白い点々が散在し、あたかも白い水玉パンツをはいているかのようで、とてもかわいい。大きさは2〜3センチくらいなので、よーく、ほんまによぉーく見ないとわからないのだが、そんなに逃げない魚なので見る機会があったら見逃さずに凝視してほしい。 他にはウナギギンポもいたのだが、すぐに逃げられてしまいました。 |
Date |
2004/5/3 |
天候 | 晴れ |
気温 | 27℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
23℃ |
風 |
南東 |
透明度 |
5〜20M |
波 |
1.5M |
生物 |
ヤシャハゼ大人と子供、ヒレナガネジリンボウ、セムシカサゴのペア、ベニゴンベ、ミナミハコフグ子供、ミヤコウミウシ、リュウキュウフクロウニ、カサイダルマハゼ、オオモンイザリウオ、ツバメウオ、リングアイジョー、ヤマブキハゼ、ハタタテハゼ、クビアカハゼ、ウミシダヤドリエビ、クビナシアケウス、ミヤケテグリ、トゲコマチガニ子供、ゾウゲイロウミウシ、チギレフシエラガイ、パンダダルマハゼ、レモンスズメダイ子供、イシガキカエルウオ、ハシナガウバウオ、ハチマキダテハゼ、カスリハゼ黒色と黄色、ゴマモンガラ子供、ゴンズイ玉、ミナミウシノシタ、ニュウドウダテハゼ、ミヤコイシモチ子供、シマオリハゼ、ヘコアユなど |
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今日はデジカメ映像がなーい・・・。TさんにOさん、うまく撮れているのがあったら送ってね。よく晴れた空模様に加え、南東の風で波高も1.5M。何も言うことのないコンディションであります。 1本目ではヤシャハゼやヒレナガネジリンボウを観察。すると子供の・・・、ほんまに小さな2センチぐらいのヤシャハゼも確認。子供はかわいいねー。リーフの上ではセムシカサゴがペアでいました。またベニゴンベは今日も定位置。小さいながらもインパクトは十二分・・・と思っているのは私だけかな? とても好きな魚なのだ。真弓がミヤコウミウシを発見。他にもカサイダルマハゼやオオモンイザリウオがいました。2本目ではミヤケテグリがゆっくり観察でき、クビナシアケウスも確認。子供ながらトゲコマチガニもいましたし、ウミシダヤドリエビはいっぱいいました。 ウミウシではゾウゲイロウミウシにチギレフシエラガイ。パンダダルマハゼもいましたよ。 3本目では、マンツーマンダイブになってしまいましたが、ゆっくり潜れました。波があったものの、潜ってしまえば問題にならないほどでしたし、ニュウドウダテハゼのペアがまったく隠れずご機嫌でゆっくり見られました。ここでのヒットはミヤコイシモチの子供であります。 他にもカスリハゼの黄色バージョンがたくさんいましたし、ゴンズイ球・・・たかがゴンズイ球と言いなさんな、されどゴンズイ球である。かなり大きな群れに出会いました。ゴンズイ球もあれだけ大きいと大迫力であります。透明度は思ったよりも良く、明日もここに潜ろう・・・・と決めたのですが・・・・、翌日潜ってみるとひどい濁りだったのでした。1日でずいぶん変わるもんだ・・・。 |
Date |
2004/5/2 |
天候 | 曇りそして晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
23℃ |
風 |
南東 |
透明度 |
5〜8M |
波 |
1.5M |
生物 |
メレンゲウミウシ、チギレフシエラガイ、ハナミノカサゴ、カビラヌム、リュウグウベラギンポ、ミツボシクロスズメダイ、ニセアカホシカクレエビ、オドリカクレエビ、オランウータンクラブ、チリメンウミウシ、エリグロギンポ、キャラメルウミウシのペア、モンツキカエルウオ、ジョーフィッシュ、ミドリリュウグウウミウシ、クマノミ、グルクマ、ムラサキウミコチョウ、ヤエヤマギンポ、アオヤガラ、シマカスリハゼ、ミカヅキコモンエビ、ソリハシコモンエビ、ヒメオニオコゼ、シマオリハゼ、バブルコーラルシュリンプ、レモンウミウシ、ビワガタナメクジ、ウルトラマンホヤ、ハチマキダテハゼ、スミゾメキヌハダウミウシ付ヒメダテハゼ、ナマコマルガザミ、ヒラムシ、ムカデミノウミウシ、キリンミノ、カンムリベラ子供など |
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GW期間中、スピッツとしては1番の人手。全部で8名。もっと取ろうと思えば取れるのだが、たくさんでそこそこいろいろ見られて・・・と考えたらやっぱり8人ぐらいが限界でしょう。 デジカメをお客様がレンタルされたので、その画像を拝借し、HPに載せさせていただきます。Hさんどうもありがとう。画像は全部Hさん撮影なのだ。 大勢で潜るということは、すぐに隠れるような敏感な生物はなかなか紹介できないということで、動かない、全員が見られる・・・・となれば・・・・・、やっぱりウミウミシたちに頑張ってもらわねば。 まずはレモンウミウシ。今年はなんか少ないように思う。例年ならば潜るたびに見ていたような・・・・。そんなことないか? そして久しぶりに見たカビラヌム。写真手前に1匹、後方にも1匹の計2匹が写っています。フサフサの色が渋いウミウシであります。 特大の大きさだったメレンゲウミウシ。こーいう大きくてインパクト大の生物は助かるのだ。 ミドリリュウグウウミウシもたくさん見られます。好き嫌いの分かれるカラーリングです。見たい人はリクエストしていただければ、ほぼ100%見せられると思います。 真弓チームが見つけていたナマコマルガザミ。困った時の頼りどころ的生物で、ガイドさんを助けてくれます。 ニセアカホシカクレエビかと思っていた個体はどうやらアカホシカクレエビのようである。体の斑紋が図鑑のアカホシカクレエビと合致します・・・。お客様のログにはニセアカホシカクレエビと書かれているはず。訂正しといてくださいませ。 いろんなポイントで見られるモンツキカエルウオ。共通しているのは浅い場所にしかいないということ。ただ今日の3本目で見つかった個体はちと深場にいました。カメラ派のダイバー曰く、「嬉しい水深にいた」とのこと。ずっといるかな? 黒色ジョーです。今年は黄色の方が愛想が良く、黒色の方がシャイです。 キンキン色に輝くジョー君。顔の出し方もかわいく、お客様も大喜びのアイドルぶりでしたよ。 3本目ではヒメオニオコゼが見られたし、ビワガタナメクジもたくさんいました。またシマオリハゼが泥の中から顔を出していたし、ミカヅキコモンエビやソリハシコモンエビも元気でしたよ。 |
Date |
2004/5/1 |
天候 | 曇り |
気温 | 26℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
23℃ |
風 |
南東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
生物 |
スミレナガハナダイ、モンガラカワハギ若魚、コンペイトウウミウシ、シロタスキウミウシ、ハナゴンベ、ヤミスズキ、オヤビッチャ、エンマウミウシ、オドリハゼ、バブルコーラルシュリンプ子供、シモフリタナバタウオ、ベニゴンベ、スザクサラサエビ、イソギンチャクモエビ、フタイロカエルウオ、センテンイロウミウシ、キムラベニハゼ(仮称)、ツバメウオ、スジクロユリハゼ、ピンクダートゴビー、リングアイジョー、バルタンシャコ、コブシメ、ミゾレウミウシ、ゾウゲイロウミウシ、チギレフシエラガイ、モンジャウミウシ、シロミノウミウシ、オレンジウミコチョウ、シラナミイロウミウシ、キカモヨウウミウシ、コナユキツバメガイ、モンツキカエルウオなど |
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ふっぅー・・・。ようやく5/1だ。今の時間は16時半。二時間半もかかって、書けたのは6日分のみ。書くの遅いよなー・・・・。まぁーがんばりましよう。 今日もウミウシ様に頼るダイビングは続いていく。お客様の中にはウミウシに興味がないと言っておられた方もいたのだが、人数が多いし、ウミウシ好きの人もいるので、やっぱり紹介してしまう。お許しくださいませ。 まずはチギレフシエラガイの白黒バージョン。この冬からなかなか出会えないなーと思っていたのだが、ここ最近になってどんどん出会えています。すべての写真はお客様Hさんの撮影であります。 ゾウゲイロウミウシも最近よく見かけます。普通種なのだが、色が綺麗でお客様にも人気が高いウミウシです。 私もはじめて見たシロミノウミウシ。小さすぎてよく写っていないが、これは撮影者のせいではない。あまりにもシロミノウミウシが小さすぎるのだ。 どこにでもいそうだが、図鑑には合致する写真がない。よって名前が不明。でもそんなに珍しくはないと思われます。私、何度か見たことありますもん。 鮮やかな体色。中央で白く縁取られた様からフチドリウミウシというらしい。よく似ているタイプが多いので、混乱してしまうが、特徴を捉えた名前で、実に憶えやすい個体であります。 そして初めて見たのはオレンジ色のウミコチョウの仲間。合致する写真が図鑑にはない。が、この日このウミウシをはたして何個体見ただろうか? というほどたくさんいました。しかし浅瀬のみ。深いほうでは確認できませんでした。去年までもいたのかなー? 個人的に今年初観察の種類です。 黒いカイメンによく見られるモンジャウミウシ。あまりにも普通種。いろんなポイントで見られます。 こいつも普通種かな・・・・。コナユキツバメガイ。 もっと普通種。キカモヨウウミウシ。でも個人的に好きである。 うねりと闘いながらの撮影・観察になったモンツキカエルウオ。全部で4個体を確認しましたが、1個体のみとても観察しやすい場所にいまして、助かりました。穴の奥行きがあると、すぐに隠れられてしまうので、奥行きのない穴に住んでいる個体を見つけることが撮影・観察のお勧め方法です。 撮影されたままの写真だと真っ黒けだったスミレナガハナダイのオス。しかし画像ソフトで加工するとここまでの色が出てきました。Hさんもびっくりしているかも? いい色に撮れているように見えるよなー。うんうん。 3本目ではオドリハゼ、シモフリタナバタウオ、ベニゴンベそしてキムラベニハゼを観察。キムラベニハゼはお客様のリクエストリストに入っていたので、撮影していただくことができて私もひと安心でした。 |