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Date

2006/5/31

天候
気温 26℃ 小潮

水温

25℃

南東から北東

透明度

5〜20M

2.5M
昨日から続いてリピーターの方とダイビング。那覇在住の方も飛び入りしてきて、3本潜ってきました。天候はどうだ!! と言わんばかりの大雨でしたけれどね。

まずは深場でアケボノハゼを観察。お客様もみんなそれぞれ被写体と対峙できたようでなによりでした。

                 

そして季節はずれのニシキフウライウオ。こいつは大きいほう、メスも近くにいるはず・・・・と探す素振りを見せたら、お客様か見つけてくれていました。

          

こちらが体の小さいほう。こっちの方が色が綺麗でした。

         

オニダルマオコゼのかわいいサイズがガレ場に横たわっていました。

          

そして珍しいことに、こんな場所にウミテングが・・・・。ここのポイントではウミテングって初めて見ました。お客様受けも良かったです。

     

巨大なナマコのようなゼニガタフシエラガイを発見。移動する様子は本当に気持ち悪い。

     

メレンゲウミウシに似ているが触角の模様が異なるヘリシロイロウミウシ。

     

キベリアカイロウミウシです。たまに見ますね。

                

シロタエイロウミウシは2個体がすぐ近くにいました。

       

一匹はなんと産卵中。交接終わったところだったのかな?

      

そしてなんとも形容しにくいウミウシに出会ってしまった。でかいしけばいし、気持ち悪い。日本で発売されている図鑑には絶対載っていないだろう・・・・という確信が水中ですでにありましたが、その予感は見事に当たる。

     

インパクト絶大のウミウシなのでもう1枚アップしておこう。名前を学名でCeratosoma brevicaudatum。ニシキウミウシたちの仲間ですね。

     

いろいろ見られるもんだ・・・・と感心する3本でした。


Date

2006/5/30

天候 晴れそして曇り
気温 26℃ 小潮

水温

25℃

北東から東

透明度

10〜20M

1.5M
午前到着のお客様と午後から2ダイブ。北東だけれど風はそんなに強くないので大丈夫。
ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウなどを観察。ホタテツノハゼspがいたけれど、お客様に紹介する前に無限圧潜水時間が少なくなってしまったので、浅場へ移動。

      

オランウータンクラブやパンダダルマハゼ(卵あり)、バブルコーラルシュリンプ、リングアイジョー、エリグロギンポに写真のゼニガタフシエラガイなどが見られましたよー。

     


Date

2006/5/28

天候 ずっと小雨
気温 27℃ 大潮

水温

25℃

西から北

透明度

5〜8M

2.0〜1.5M
朝から雨はシトシトと降り続く。いかに梅雨といえども滅入る気持ちに変わりはなく、テンションの下がる思いでダイビングへ。しかし水中ではいろいろ見られてとても楽しかった。

昨日の午後から波が高くなってきて、西に風がまわる予報だったので恩納村もきっと荒れてしまうだろうと推測していたのだが、全然・・・・・。穏やかだ・・・・。どこでも潜れるぐらいペタペタだった。

まずはフチドリカワハギだと思われる個体。もっと小さいのもたくさん見られたのだが、全部すばしこくって逃げられました。チャンチヤン。

           

見にくいよね。この写真。画面中央にギンポハゼspが顔だけをジョーフィッシュのように出しているのだが、見えるかなー・・・・。黄色く光る目とぼけた黒い口元が見えますね。まだ敏感ですが、そろそろ見られてきました。

           

ハダカコケギンポはすっかりアイドルとしてスピッツ内で定着。頭上のフサフサがとてもかわいいのだ。

            

黒い個体もいますが、あんまり絵にならない。黄色や赤はいないのかなー・・・。ただいま捜索中。

               

色が薄くてわかりにくいけれど、タツノハトコがいました。まだ子供の個体ですね。

      

そして大人のタツノハトコです・・・・。いや、違う。全然違う。なんじゃこりゃー? 故マツダユウサク氏じゃなくても、叫びたくなるこの生物。なんじゃ、こりゃあぁぁぁぁぁぁ・・・・。タツノハトコにしては太すぎる。そして頭上の一対の皮弁はなにものぞ? こんなの今まで見たことない・・・・。

      

一番近いと思われるのはトゲヨウジだが、こんな皮弁はないしなー・・・・。トゲヨウジにしては小さい。瀬能先生に聞いてみよう・・・・・。下の写真は顔部分のアップであります。

          

このあたりは普段はスルーしてしまうような小さなハゼたちだが、こーいう魚の名前もしっかり知っておきたい・・・・・という欲が最近メラメラ出てきて、調べています。

      

こーいうのとか・・・・・。

      

こーいうの。イソハゼも難しいよね。しっかし派手だね。このままパチンコ屋の電飾になれそう・・・・。

     

ヒメイカがいました。あ、一匹大きいのがいるなー・・・と撮影しようとしたら、周囲にいたチビヒメイカたちがその大きい奴に寄って来ました。焦って撮影したので、そのときの写真はぼけてしまった。

      

一瞬でまたもや離散・・・・・。残った大きい・・・・といっても、1センチぐらいだけれど・・・・、ヒメイカを撮影。

       

スズメダイではクロリボンスズメダイの子供が群れていました。一匹だけ混ざっている尻尾の外側に白いラインの入っている魚はなんだろうか?

     

こいつらもなんだろうか? オキスズメダイの子供と考えるのがもっとも妥当なのかな・・・・。

     

浅瀬で普通にいるセダカスズメダイを撮ってみました。お腹下部の蛍光ブルーが隠し味のように光っているのだ。

     

ムレハタタテダイの子供が一匹だけ迷い込んだかのようにフラフラしていました。

                  

オオウミウマの子供もこれからびしばし出てくることでしょう。まだ目が大きくてとてもかわいいのだ。

     

テンスのような行動で私の前をフラフラしていたこの魚。だけれどこんな色のテンスって見たことないよな・・・・。撮影して調べてみましょう・・・・・。テンスじゃない。ホシテンスじゃない。あとは・・・・、オオヒレテンスモドキか・・・。あの成魚の色がもう出てしまっている個体かな? これまた瀬能先生に聞いてみなければなるまい。

     

ソバガラガニがいました。

     

そしてヤドカリ入門編のコモンヤドカリ。こいつはよく見るよね。

     

さぁーなんだろうね。イッポンテグリの子供のようだが、絶対にそうではない。以前にも見たことがあるこの体。以前に瀬能先生に聞いたときはこんな返事が返ってきました。「難しいですね。イトヒキヌメリ属もしくはハナビヌメリ属のある種に似ていますが、正確な同定はこの画像からは困難です。参考にデータベース登録させてください」ということです。今回の写真をもう一度送ってみますね。

     

そして特大のワレカラにも遭遇。シロガヤが汚れていて絵にならないかなーと思ったのだがそのまま撮影。するとその汚れがいい感じになっていて、地獄の番人のようなワレカラになりました。折れ曲がった触覚もそれで味が出ている。よりワルな感じが出ていて、気に入った写真になってしまった。

     

さてさて・・・・。ここからウミウシゾーンに突入する。セスジミノウミウシだと思う。全部。この写真には大小の2個体が写っている。

     

上の写真の個体とは異なっているようにも見えるのだが、やっぱりこいつもセスジミノウミウシなのかなー・・・・・・・・。

     

こいつはどちらかと言うと1枚目の写真の個体に似ている。

     

正面から撮れたのでそれもここに載せておこう。綺麗なウミウシだよね。

     

ムカデミノウミウシの老成した個体に出会いました。派手な紫色が見えず、シックな感じになっています。

     

カンムリハラックサウミウシだ・・・・と思って撮影しただけなのだが、よく見ると・・・・、産卵しているじゃーあーりませんか? こりゃー・・・・・・、なんで気づかなかったんだ? うむ? 画面右下にある黒いものもカンムリハラックサウミウシじゃないだろうか? そうだ、そうだ。

     

おや? 一見して初めて見るウミウシだとわかったこのウミウシ。和名はまだない。学名でヒュプセロドーリス・エマといいます。たいへんに稀なものであるという説明文が図鑑にあるが、私も初めての出会いでした。

     

たくさん写真があったねー・・・・、お疲れさん。


Date

2006/5/27

天候 曇りのちに大雨そして小雨
気温 29℃ 大潮

水温

25℃

南西から西

透明度

15〜20M

2.0M
昨日潜ったリピーターの方と今日も続けてダイビング。だが海は昨日よりも波が高い。潜れる場所でゆっくり2本潜ってきました。

まずはアカククリの若魚が岩陰に隠れていましたので撮影。

                  

エリグロギンポは大人も子供もいたけれど、子供がこちらをちらりと見ていたので撮影。

                  

そしてソして、別の岩陰にはハナゴイの子供が一匹だけ・・・・。かわいいなー・・・・。

            

キンギョハナダイの子供と揃ってこちらを見ている様子はとても微笑ましいです。

              

今日は2個体確認できたヒメニセモチノウオ。すんげぇーレア・・・・・というわけではなくて、探すとけっこう見つかったりする魚。頬の水色ラインがアカハチハゼのようでかわいいのだ。

      

今日はモンガラカワハギの若魚もいました。もう大人になりかけですねー・・・・。もう少し早く出会いたかったねー・・・・。

      

なんだろうか? カサゴの子供だということはわかる。小さすぎてなにカサゴかはよくわからない。多分セムシカサゴの子供だろうか・・・・。

                

ヤノダテハゼが尻尾まる見えぇぇぇーでいたので撮影したのに、肝心の尻尾の部分をランドールピストルシュリンプが隠してしまっているではないか・・・・・。共生エビが出てくるのはいいが、ヤノダテハゼの時だけは気をつけないと一番の特徴である尻尾の模様をガードされてしまうので、気をつけろ!!

            

ゼブラホンヤドカリがいたので撮影してみました。最近はヤドカリブームということで、いろんな場所でヤドカリを見せるガイドさんが大活躍しているという噂をお客様から聞いている。はっきり言って、ほとんど興味のなかった分野だが、お客様が見たいというのであれば、少しずつでも勉強して見せられるようになりたいので、ちょっとずつだが紹介できるようにヤドカリも憶えていくのだ。

              

シロハナガサウミウシは久しぶりの出会いでした。大きくてインパクトのあるウミウシですよね。

      

サビウライロウミウシが2個体かたまっていました。こいつは大きいほうの個体。

          

普通種のモンジャウミウシもこんなに大きいと紹介せずにはいられません。

      

反対に小さかったコモンウミウシ。うむ。まだウミウシけっこう・・・・いや、かなり多いよね。

             

クロヘリアメフラシです。・・・・・・・・、普通種ですな・・・。

      

でかっ!!  メレンゲウミウシです。

      

さてさて・・・・、なんだろうか・・・・。このウミウシは。一見ウミウシではないようだが、触覚と二次鰓が見えるので確実にウミウシだろう。図鑑で見てみるとそれっぽいウミウシは幾多見られるが、どれも触覚部分の形状が全然違うのだ。男性の乳毛のような貧弱な触覚でいいのだろうか?

      

ウミウシはまだたくさん見られますね。ポイントにもよるのだろうけれど・・・・。波は思ったよりも高くなりませんでした。よかった。

あ、キンチャクガニもいたんだ・・・・、写真貼るの忘れていました。

      

昨日のテレビ番組でもこいつ紹介されて笑いを誘っていましたよ。あいかわらずの人気者だ。


Date

2006/5/26

天候 晴れ
気温 30℃ 大潮

水温

25〜26℃

南から南西

透明度

3〜25M

2.0〜2.5M
久しぶりに遊びに来ていただいたリピーターの方とダイビング。なんでも好まれる方なのでガイドさんとしてはとても助かる。なんでも見ていただけるというリラックス感がいろいろな生物の発見につながっていくのだ。
まずはウミウシ。うーん・・・・・、見たことあるような、ないような・・・・・というウミウシ。沖縄のウミウシで見たら、ちょっと違うけれどフチベニイロウミウシかなー・・・・と思った。が、別の図鑑本州のウミウシを開いてみるとアカメイロウミウシというのが載っている。その写真とぴったり。解説を読んでみると、八丈島と沖縄諸島で見られるらしい。ふむふむ。季節を問わず稀に見られるとのこと。ふむふむ。フチベニイロウミウシとの比較は書かれていなかったけれど、こいつはアカメイロウミウシでほぼ決定でOKでしょう。それほど写真がぴったり。

      

またヒオドシユビウミウシが泳いでいる場面にも遭遇。いや、ホント。泳がしたのではなく、泳いでいたのだ。

      

このウミウシは泳ぐことで一躍有名になったのだが、そのインパクト絶大な顔もなかなか興味深いです。またこーいう小さくて移動する被写体をデジカメで撮影するときは、なるべく背景に岩などが写りこまないようにポジションを取って、背景を水だけにすると、他にピントを合わせる対象物がないので、ピシャリと被写体にピントが合ってくれることが多いです。この二枚もそのようにして撮りました。ただよく動いていたのでブレブレではありますけれど・・・・・。

                     

モザイクウミウシはたくさん見られました。これはその中で一番小さかった個体です。

            

黄色いけれど、名前をシロウミコチョウといいます。カラーバリエーションがあってメインの色が白色バージョンなので、この黄色の方が珍しいのかな・・・・。とてもとても小さいです。3ミリぐらい。

             

ネッタイミノカサゴ子供がいました。こんなに子供なのにすでに寄生虫に体を蝕まれていました。かわいそうに・・・・・・。

      

ムギワラエビの仲間がいました。きれいなエビですね。

     

またもっと小さいときから確認していたが、小さすぎて撮影できなかったモンツキベラ子供。ようやく楽に撮影できる大きさにまでなってくれました。近くにはヒオドシベラの子供もいますよ。

              

うーん・・・・・。なんじゃ、こりゃー? というエビでした。どっかの図鑑? ネット? で見たことあるなー・・・・。というレベルのエビ。自分で見つけて見るのは今回が初めて。早速図鑑で調べてみたら・・・・・、海の甲殻類という図鑑の102ページに載っていました。ナガレモエビ属の1種・・・・・・。うーん・・・、まだ名前ついていないのかよー・・・。分布は西表島としか書かれていない。珍しい奴なのかな・・・。これで沖縄本島にいることは証明できたけれど、生息水深も書かれている18Mよりももっと浅かったし、同じ種類かちょっと疑問。今度行ってもいるのかなー・・・・。でも初めて見る生物はやっぱり感動するねー。

           

他にはアケボノハゼを見たり、スミレナガハナダイの子供を見たり、ハナゴンベ見たり、ジャパピグ見たり、してきました。2本にしては充実した内容でしたよ。


Date

   2006/5/20 天候 晴れ
気温 29℃ 大潮

水温

24℃

北西から北

透明度

3〜5M

2.0〜2.5M
今日は午前にファンダイブ。午後からサンゴの植え付けプログラムに参加。バタバタしていました。
水中ではまずウミウシから紹介。アズキウミウシです。

      

ソリハシコモンエビはお腹に卵を抱えていました。

      

ハゼではヤツシハゼsp−4がたくさんいました。

      

ニュウドウダテハゼもいたし、

      

名前は調査中です。

      

ちょっと変わったハゼかなー・・・と思ったのだが、なんのことはない・・・・るイトヒキハゼspですね。

      

こちらはイトヒキハゼspの黄色子供です。

             

アオハチハゼに似ているが背びれの形が異なるクロイトハゼsp。最近頻繁に見られています。・・・・・。いや、最近ってことはないな。以前からずっといました・・・・・。

      

クロリボンスズメダイ子供です。かわいいなー・・・。

      

そして午後からサンゴ植樹です。まず恩納漁港に集合し陸でブリーフィングを受けます。
サンゴをすでに植えつけてある琉球石灰岩基盤を岩にボルトで差し込んでいきます。岩には予めウミンチュの人たちが穴を開けておいてくれますので、そんなに難しくないというか簡単です。

完成するとこの写真のように、植樹したサンゴがかごで囲まれ守られている絵になります。

      

水中には以前に植えられたサンゴがすくすくと育っていました。もうそろそろかごが小さくなってきたサンゴたち。大きいかごに交換していく作業もされています。

      

こちらは今回植えたサンゴたち。かごに藻がついておらずきれいなものです。右側のダイバーはブラシで岩表面の藻などを削り取っています。こうすることでサンゴが楽に定着するようになるそうです。

       

今回植えつけるサンゴの子供たち。

       

私も植えてきました。かごには日付とナンバーがついたタグが付けられます。これで自分の植えたサンゴを個体識別できるようになっています。

       


ぜひ私の手でサンゴを植えて、恩納村をサンゴだらけの海に変えてやるぜ!! という熱いハートの持ち主はぜひとも参加問い合わせくださいませ。


Date

2006/5/19

天候 曇り時々晴れ
気温 28℃ 大潮

水温

24〜25℃

南から南西

透明度

10〜15M

2.0〜2.5M
最後に潜ったのは二年前で、それもスピッツでした・・・・というお客様が久しぶりに遊びに来てくださいました。ボートは苦手、ビーチがいいなー・・・・ということだったのだが、当日の海況はあまりかんばしくなかったので、ボート所要時間最大5分ぐらいのポイントで楽しむことにしました。

一本目ではツバメウオと遊び、2本目ではトウアカクマノミたちと遊ぶ、いつもの定番コースをきっちりまわってきましたよ。
途中で見られるいろいろな生物も紹介、ハタタテハゼから2本線のハマクマノミ、特大のイソギンチャクエビ、カクレクマノミに、ヨスジフエダイ。

ウミウシでは、ピカチューことウデフリツノザヤウミウシにも遭遇。

      

もう1個体。とても大きなスソヒダウミウシにも出会えました。二次鰓全開でダイナミックに移動していました。

      

終了した途端に海の向こうから巨大な雨雲がやってきて大雨になってしまいました。滑り込みセーフって感じの2本でしたよ。

2006/5/18 体験ダイビングしてました。

2006/5/15 洞窟スノーケリングしてました。

Date

2006/5/14

天候 晴れ
気温 27℃ 大潮

水温

24〜25℃

透明度

1〜3M

2.0〜2.5M
久しぶりのマンツーマンガイドです。GW期間中ということもあり、少なからずのお客様に遊んでいただき、実に嬉しかったスピッツであります。またもやたくさんのお客さんと遊べるとより嬉しくなってしまうので、ぜひとも遊びにいらしてくださいませ。しかしその一方でマンツーマンガイドならば、私もたくさん写真が撮れるし、ここのログにもたくさんの写真が載ってしまうわけで、マンツーマンにも良いところは多いわけです。

では早速ダイビングですが・・・・、那覇在住のリピーターお1人とダイビング。泥エリアもいとわない果敢な攻めるダイビングで、泥にまみれてきましたが、強烈な濁り。マンツーマンだから潜っているけれど、複数人のガイドはきついなー・・・・というのが正直なところ。もう少しだけクリアーにならないかなー・・・・。

初めは甲殻類からいってみましょう。
こーいうエビたちひとつひとつにちゃんとした名前がついているのか、私にはよくわからないが、ツノモエビ属の仲間でありましょう。

     

ハナブサイソギンチャクには大きなイソギンチャクエビがついていました。

     

コモンウミウシにも遭遇。

     

普段はあまり見向かないムカデミノウミウシも産卵中の個体ならば、絵になるでしょう。立会い出産するおとーさんの気持ちで撮影。ヒーヒーフゥー。

     

うーん・・・。こんな泥地でウミコチョウに出会うなんて・・・・。いったいなんだろうか? 図鑑で調べてみるとウスバネウミコチョウというのが一番近いように思う。説明どおりたしかによく泳いでくれました。

     

岩陰でたたずんでいたのはタイワンマトイシモチであります。これからまだまだ増えてくるでしょう。

                

フウライイシモチもどんどん増えてきた。

            

ヒメオニオコゼ、まだ小さい個体でしたが面構えはしっかりしたもので、立派に威嚇もしていました。

      

うーん・・・・・。完全なる大人のイッポンテグリ。この長くとがった背ビレはオスの特徴。そしてその背びれの模様の妖艶な輝き。中途半端なサイズの個体ではここまでの発色はわかりませんでした。いやー・・・・、実に綺麗だ。

      

すっごい泳いでいる・・なんだろう? と思ってよく見てみるとカレイの子供でした。サイズは1センチぐらい。

              

他の場所でもう一匹いました。こっちは黒い個体だが、カレイの色なんて保護色するし、種類なんてよくわからないよね。

     

こちらは大人のカレイだけれど、カレイの図鑑なんてまだないし、名前はよくわからないなー・・・・。

     

ミヤコイシモチはいっぱいいますし、大人も子供も今はどっさり。そして大人の口の中には卵までわんさか。

     

唇の隙間から卵の目玉が見えているのが確認できるでしょうか?

     

オキスズメダイも出産ラッシュ。産卵床にはいろいろなステージの卵がどっさり。オキスズメダイが忙しく動き回って新鮮な海水を送り続けていました。

     

そして出てきたオキスズメダイ子供。いろんなところに少しずつ泳いでいますよー。

     

なんだろうか? と疑問に思っていたこの魚。写真に撮って調べてみたら、なんのことはない、ヤツシハゼsp−4でした。でもきれいな背びれのオスですね。

             

インドアカタチだね。こんなところに出現するとは・・・・・。いつまでいるのかわからないけれど、新しいアイドルの出現に喜ばずにはいられない。ただ場所の特定が・・・・。また探し出せることを希望するのだ。

      

濁った水がしばらくとどまるのかなー?


Date

2006/5/13

天候 晴れ
気温 30℃ 大潮

水温

24〜25℃

透明度

3〜25M

2.0〜2.5M
初めの予定では二人だけだったお客様に地元の方が2名参加してくれて、全部で4名。さんご礁から泥地まで幅広く攻めてきました。

ガイドに忙しくて私の撮影した写真はわずか一枚だけ。あまり見たことのない外套膜のタカラガイがいたので、撮影してみました。

     

他にはヒオドシベラ子供、タイワンスズメダイ、ジャパニーズピグミー2色、名前のわからないミノウミウシsp、コンペイトウウミウシ、ウミコチョウsp、ムラサキウミコチョウ、チギレフシエラガイ、シロウサギウミウシ、シンデレラウミウシ子供、オキスズメダイ大人と子供、イトヒキハゼsp、ニュウドウダテハゼ、カスリハゼ、ヤツシハゼ、ヤツシハゼsp−4、ハダカコケギンポ、コナユキツバメガイ、ホソスジイロウミウシ、ホソウミヤッコspなどがいましたよー。


Date

2006/5/10

天候 晴れ
気温 28℃ 中潮

水温

24〜25℃

透明度

3〜25M

1.5〜2.0M
昨日に続いて二人のお客様が連日の3ダイブ。とてもありがたい。ありがとうございます。深場ではヒオドシベラ子供をこれでもか!! というぐらいに撮影。ちゃんと撮れていればいいですねー。

その間に私はまたもや彷徨いつづけ、フジムスメウミウシを収穫。

                

コンペイトウウミウシも2個体いました。

               

浅場ではコンシボリガイがフラフラしていました。

               

あいかわらずたくさんいるウミコチョウたち。

               

午後からは泥にまみれてハゼ観察。カメラのバッテリーがなくなったので、写真はなーい。最後に撮れたのがなかなか良い発色をしていたヤツシハゼであります。逃げなかったし、お客さんも撮っていた個体のようです。

       

他にも泥ハゼがいろいろ見られました。フタホシタカノハハゼの黄色は子供も大人もいましたよー。ヒメオニオコゼもペアだったし、シマギンポが婚姻色を出していました。
ヒメイカがきれいなホヤに付いていたので、なかなか絵になりました。

車が壊れたので、またもや修理です・・・・。


Date

2006/5/9

天候 曇りそして晴れ
気温 27℃ 中潮

水温

23〜25℃

透明度

3〜25M

1.5〜2.0M
久しぶりに大きな一眼レフのカメラハウジングを持ったお客さんがやってきました。しかも二台。105ミリマクロと200ミリのセットを1人で抱えて海に入ります。その体力だけでもびっくりしてしまいます。もう1人の方も一眼デジカメをダブルストロボで装備。なかなかマニアックな2日間になりそう・・・・・・。

スジクロユリハゼをゲットしていただき、私はその隙に相手にされなかったアケボノハゼとご対面。今日はアケボノハゼを全部で6個体も確認してしまいました。

                

粘れるだけ粘って浮上。途中でメキシクロミス・マリーイというウミウシに出会ったり、ハナゴンベ子供を見たりしつつ浅場へ。

                

浅場ではジャパピグを撮影。今日は二箇所に茶色と・・・・・・。

              

白色がいました。初夏から秋ごろまで、ほぼ通年見せられるように頑張りたいと思います。

      

岩陰ではオキナワベニハゼもいました。

      

そうそう深場でシマウミスズメに出会いまして、私だけ確認、撮影。お客様はスジクロに夢中でしたからね。シマウミスズメで呼んであげるのも悪いでしょう・・・・。せっかくピント合っているところなのに・・・・・。

      

ジャパピグ撮影会はエンドレスに続くのではないか? と心配になるほど集中して撮影されていまして、その間私はあっちにフラフラ、こっちにフラフラ。チギレフシエラガイを見つけたり、

                  

人面に見えるホヤがいたり、

                  

ツユダマガイの縞々バージョンみたいな奴にも出会ったり・・・・・、

                  

大きなミドリリュウグウウミウシにも出会ってきました。

       

別のポイントではリュウグウウミウシ系の大きな個体にも遭遇。形や模様はミドリリュウグウウミウシなんだけれど、色の薄さが・・・・。こんなぼやけた色の個体は見たことがない。しかしうっすらと見える模様はミドリリュウグウウミウシにも見える・・・・。誰なんだい? おまえさん・・・・。

     

イチゴミルクウミウシの子供かな? と思ったこの5ミリに満たない綺麗なウミウシ。しかしそうではないみたい。じゃーなんだろうか? ミカドウミウシの子供・・・・というラインが妥当かな・・・・。

                   

さてさて、全然名前の予測がつかないウミウシに出会ってしまった。この突起の模様はいかなることか?ただいま鑑定中。わかる人がいたら教えてねー。

         

うーん・・・。「本州のウミウシ」に載っている。クレープウミウシというのが一番似ているように見えるけれど、説明を読むと微妙に異なっている。ちょっと保留ですな・・・・、こいつも。

     

明日はなにが見られるかなー。


Date

2006/5/7

天候 曇りたまに雨
気温 27℃ 小潮

水温

23〜25℃

から西

透明度

5〜25M

2.0〜2.5M
GW最終日。沖縄在住のお客様たちが4名集まっていただいたので、全部で6名となり、一番の人手となってしまいました。が、それも午前のみ。午後は二名のお客様とじっくり潜って来れました。

昨日、イザリウオ子供を外したので、今日こそは・・・・と勇んで捜索したのだが結局ダメで、イザリウオのリクエストにはお答えできませんでした。申し訳ない・・・・・。

ハダカハオコゼやコンペイトウウミウシ、シラナミイロウミウシ、イガグリウミウシにモンジャウミウシなどを見てきました。2本目はヤシャハゼなんぞを見つつ、タツノハトコやオドリカクレエビ、アカホシカクレエビも観察してきました。

3本目では各種ギンポ、カエルウオを観察。エビではヨコシマエビに久しぶりに遭遇。

     

他にはゴルゴニアシュリンプやマツバギンポ、ハダカコケギンポ、ヤエヤマギンポ、ホソスジイロウミウシにマダライロウミウシ。ハゼではホホスジシノビハゼがいました。

             

次回はイザリウオをぜひ。そして泥ハゼワールドに突入しましょうねー。


Date

2006/5/6

天候 晴れ
気温 26℃ 小潮

水温

22〜23℃

透明度

10〜25M

1.5〜2.0M
GWもあと少し。頑張ろう。GW時期になると浅瀬に湧いてくるこのウミコチョウたちはどうやって季節を知っているのだろうか? GWを過ぎると徐々にではなく、すっぱりといなくなってしまう。毎年見るけれど、なんて名前なのかいつまでたってもわからない。

      

特にこのオレンジの奴ら。たくさんいるんだけれどなー。

          

砂地のポイントで、サガミツノメエビを発見。小さくてお客さんにもあまり好評とは言えなかったけれど、けっこう珍しいこのエビ。図鑑で見ると生息水深は30M以深と書かれているけれど、沖縄で私が見た個体は全部浅場だ。この個体も水深は5Mぐらい。ひょっとして全然別物なのかな?

          

最近のアイドルはヒオドシベラ子供。全長2〜3センチでとてもかわいいですよー。なかなかちゃんと撮れませんけれどね。

                

他にはスジクロユリハゼやトウアカクマノミ、コノハガニにフウセンウミウシ、ヒレフリサンカクハゼやオドリハゼ、あとジャパピグとネムリブカもいましたよ。珍しいところではヒナヨウジにも出会えました。


Date

2006/5/5

天候 晴れ
気温 27℃ 小潮

水温

23℃

南東

透明度

20〜25M

2.0〜2.5M
今日も3ダイブ。連日の3本だが、水温がなかなか上がらない。もっと温かい海になってほしいなー・・・・。今日も那覇のご夫婦が参加してくれて嬉しい限りだ。地元の方の飛び込み大歓迎であーる。

ウミウシはあまり詳しくないという方もいたのだが、季節柄紹介せずにはいられません。ブチウミウシが登場。よっしゃー。

     

フジムスメウミウシにも出会えました。

            

うーん・・・・。久しぶりの出会いだねー。イチゴジャムウミウシだ。こーいう名前が楽しいウミウシは紹介するときのお客様のリアクションがおもしろい。イチゴジャム? イチゴジャムには見えないなー・・・・という顔をする人が特に楽しい。そうだよねー。イチゴジャムにはなかなか見えないよねー。この日はこのウミウシの前にイチゴミルクウミウシにも出会っていたのでイチゴ祭りだ!!

      

最近頻繁に出会ってしまうこのウミウシたち。しかし名前がわからない。しかしこの突起の奇妙な形は忘れようにも忘れられない。この日は2個体がかたまっていました。

     

ヒメゴンベです。どこにでもいるし、簡単に見られるよね。いいポジションにいたらじっくり粘って撮影してみましょう。

    

あれれれれれれ? イボヤギになにがついているんだろう? と思ったら、誰かがエサとして持って入った魚肉ソーセージのカスを食べているところでした。こんなもの食べるんだ・・・・・・。いいのかなー・・・・。

    

穴の中にはイナセギンポが入っていて、その膨らみすぎたたらこくちびるを嘲笑。

          

浅瀬のジャパピグはなんとお腹が大きい個体であります。去年のように出産の瞬間に出会えるのかな? でも出会えたとしても肉眼ではほとんどわからないだろうけれどね。

     

ツバメウオ祭りは通年開催中ですが、今日もツバメウオと一緒に楽しんできました。

      

GW期間中開放された真栄田の階段の全貌を見よ。以前の崖くだりを知っている人にとって、この階段は革命そのものである。あまりにも容易なエントリーに物足りなさを感じてしまう人もいるだろう。しかし先頭の人が歩いているあたりの幅が狭くて惜しいんだよなー・・・・。あそこ、もう少し広げてくれたら完璧なのにねー。

     

今日はいい天気でした。


Date

2006/5/4

天候 晴れ
気温 27℃ 小潮

水温

23℃

透明度

15〜20M

1.5〜2.0M
GW中だが今日は二名で実にのんびりしたものである。

シマギンポが浅瀬で止まっていました。婚姻色が出ていたので、波に揺すられながらも懸命に紹介。私も撮ってみました。

           

どかっ!! と座っているかのようなポーズはセダカギンポ。見やすくていいのですが、撮り易くはなさそうです。けっこうちょこまか動きます。

     

泥地ではカスリハゼもいました。

     

ジョーは何個体かいるのだが、撮り易い奴をじっくり見て撮ってもらうようにしている。

           

アカクセニアウミウシ、久しぶりの出会いだ。冬初めにはいっぱい見られるウミウシであります。

       

モザイクウミウシです。実に奇妙な模様ですなー。

       

ムラサキウミコチョウは全然珍しくないけれど、ペアだったので、撮ってみました。

                

サラサウミウシもでかかったー。

               

けっこうお客様に好評なハマクマノミがいっぱいのここのポイント。はやく子供でもっといっぱいにならないかなー・・・・・。

      

他にはヤシャハゼ、オドリカクレエビ、ニセアカホシカクレエビ、バブルコーラルシュリンプ、クビアカハゼ、エリグロギンポ、モンツキカエルウオ、カゴシマオコゼなどがいましたよー。


Date

2006/5/3

天候 晴れそして曇り
気温 26℃ 中潮

水温

22〜23℃

透明度

15〜25M

1.5〜2.0M
GWのピークだけれど、ゲストは3名。1人でやっているからこんなもんだろう。あんまり多いとしんどいしね。ヒオドシベラ子供は最近のヒット。だけれど写真は本当に撮り難い。今日もピンボケ。だけれど載せてしまう。ごめんなさいね。

      

ムギワラエビspです。インパクトのある生物はガイドさんをおおいに助ける。こいつもその中の1人。

     

またこのウミウシに出会っちゃったよー。なんなんだろうか?

            

他にはアケボノハゼやハナゴンベ、シンデレラウミウシ子供、カノコイセエビ、スミレナガハナダイ、オドリハゼ、オランウータンクラブなどがいましたよー。


Date

2006/5/2

天候 怒涛の大雨
気温 25℃ 中潮

水温

22〜23℃

透明度

2〜20M

1.5〜2.0M
GW前半に滞在していただいたお客様のラストダイブ。寒さにやられてしまい、連日の2ダイブ。しかし寒いときに無理することはないよね。今日はまずリングアイジョーを見て、ウミウシカクレエビにも遭遇。カクレクマノミを冷やかして、ホシナシイソギンチャクエビも観察。浅場では大きなイソギンチャクエビやオランウータンクラブも見てきました。

2本目ではトウアカクマノミを見つつ、コノハガニやコシオリエビの仲間、ヤイトギンポなんかを見てきました。


Date

2006/5/1

天候 怒涛の大雨
気温 25℃ 中潮

水温

22〜23℃

透明度

2〜20M

1.5〜2.0M
昨日のお客様に追加で以前那覇にお住まいだったご夫婦が1ダイブだけネタチェックに同行参加されました。

本日は朝からポツポツと雨が降り、自然とテンションも下がる。1本目終了時には怒涛の大雨となり、寒いとか関係なく、誰もが「すごいねー」「すごいねー」といろんな意味のすごいねーを連発。

水中では、ヤシャハゼを見に行き、オドリカクレエビ、ニセアカホシカクレエビなどを観察し、ジョーフィッシュもかわいかったです。エリグロギンポが二匹で婚姻色を出していましたし、別の個体は巣穴の中に引きこもり、壁に産みつけた卵の世話に忙しいようでした。セダカギンポはサンゴの隙間から顔を覗かせていました。

ウミウシでは、写真のゾウゲイロウミウシが、三つ巴の交接中で、一番右側の個体はあぶれちゃったんだねー・・・・。かわいそうに・・・・・。

      

ウミウシでは、他にキャラメルウミウシに、コンシボリガイもいました。

いやー・・・、写真がないと、はかどるなー・・・・。