スピッツログブック
Date |
2005/11/30 |
天候 | 晴れ |
気温 | 22℃ | 潮 | 潮 |
水温 |
23〜24℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15M |
波 |
2.5M |
今日は恩納村漁協のウミンチュの方たちとサンゴの養殖についての勉強会であーる。サンゴがなくなりつつある沖縄本島だが、ウミンチュの方たちはサンゴもきちっり養殖し、今後増やしていこうと明確なビジョンを持っておられるのだ。 ウミンチュの方たちだけで植樹していく作業はとても大変で苦労も多く、ぜひこの自然再生プログラムにダイバーの力を借り、協力して恩納村の海を豊かなものにしていこうではないか・・・というすばらしく美しい心構えと共に発動したプログラムかどうかは定かではないが、貴重な試みであり、ぜひとも成功させたいプログラムである。 今日は午前中にサンゴ植樹方法の紹介と実技・・・というのかな? 夕方から講義というと大げさだがつまり説明会が催されました。 前兼久の港からは山田ポイント、恩納の港からはコーラルというポイントに植えられていく。すでに植樹されたサンゴは数年前からすくすく育ち、上記の二つのポイントでかなりの成果が見られるとのことです。 太陽の光が届いて、赤土の被害を受けにくく、流れもあり、深くない場所・・・・とサンゴ育成に好条件のそろう場所の岩肌にドリルで穴を開け、ネジにくっつけたサンゴの一枝を差込み、砂などで固定。そのまま放置してはサンゴ大好きなハギやチョウチョウウオに突っつかれて被害を受けるので、サンゴを覆うのに十分な大きさの網かごを用意し、それにかぶせ、両サイドをビスで留めます。 その網かごはサンゴの成長と共に大きなものに変えられていきます。 また網かごにはネームタグがつけられており、植樹した年月日、名前が記せる。これでお客さんが植樹したサンゴを個体判別することが容易になり、その後自分の植えたサンゴの育っていく様子を定期的に観察することも可能になるわけだ。 ふむふむ。 午前中に2ボート、一本目がサンゴの観察ダイビングで、二本目が植樹ダイビング。という形になりそうだが、細かい点はこれからいろいろ詰めていくことになりそうだ。 スピッツでもできるだけ参加して、恩納村の海をサンゴでいっぱいに変えていきたいので、興味のあるお客様、そう、そこのあなた、その隣のあなた! みんなでこのプログラムに参加してみようではないか。詳細、価格などはこの冬の間にウミンチュの皆さんと恩納村のショップが話し合い決定後随時報告していきますね。 |
Date |
2005/11/29 |
天候 | 曇りでたまに晴れ |
気温 | 21℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
23℃ |
風 |
南から北東 |
透明度 |
15M |
波 |
2.5M |
高校生のオープンウォーター講習2日目であります。あいにくの天候になったが、もとより崎本部で潜る予定だったのである意味予定通りの天候になったということか・・・・。崎本部では他にも団体の講習組が来ており、ビーチは講習生だらけでした。当然海の中も講習生だらけ。 体育会系の生徒さんたちだったので、とてもスムーズに講習は進み、順調に終了。午前の一本目に偶然緑色系のイザリウオ子供、3から4センチサイズを発見したので、生徒さんたちに紹介したのだが、やっぱりなかなかわかりづらかったようであります。まぁー当然だよね。私が悪かった。 しかし、それ以外はわかりやすい生物を紹介できたし、喜んでくれていましたよ。 |
Date |
2005/11/28 |
天候 | 晴れ |
気温 | 23℃ | 潮 | 潮 |
水温 |
22から23℃ |
風 |
南 |
透明度 |
10M |
波 |
2.0M |
高校生のオープンウォーター講習初日。スピッツに訪れてくれたお客さんではなく、他のショップのヘルプに行ってきました。総勢50名弱の講習でした。 初めはプールで講習するのだが、この時期の瀬良垣のプールはたまり水になってしまい、水温が海よりも下回ってしまうことが多く、この日もそーいうコンディションでした。 担当した生徒さんたちは女性3名だったので、ヒートロスにはかなり気を使いましたけれど、スキル面では私の心配をよそにグングン上達し、なかなかの出来でした。3人もいると誰かが何かのスキルでつまずくもんだが、今回はみんな上手でした。イントラさん大助かり。 午後から海洋実習も無難にこなし、南風も手伝って水面スキルもビシバシクリア。いやー・・・、若いってすばらしい。スキルを体力で乗り切れるもんなー・・・・。 明日も講習だ。 |
Date |
2005/11/27 |
天候 | 曇りでたまに晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
5〜10M |
波 |
4.0M |
スピッツリピーターさんとマンツーマンでのんびりダイビング。昨日見た、サラサハタのことを話すとぜひ見てみたい・・・と熱望されたので、早速直行。 昨日とまったく同じ場所で踊っていたサラサハタを激写。私は昨日撮影したので今日は外野で見物であります。ガンガゼの隙間に隠れたり、岩の隙間に入ったり、巧みに隠れる、隠れる。 他には写真のようなイトヒキハゼの仲間がペアでいました。単体ではよくいるが、ペアで同じ巣穴にいるこいつはあまり見ないのでちょっと撮ってみました。しかしこの後、このペアは別々の巣穴に入ってしまい、いつもの巣穴になってしまいました。私が邪魔してしまったようで、後味悪し。 ![]() うーん・・・・・。正体不明。ナガセハゼではないし、サルハゼの仲間かな? もう少し鮮明な写真が欲しいのだが、敏感極まりなくてすぐ逃げられました。 ![]() ヤツシハゼの仲間その4の背びれにくっついていたスミゾメキヌハダウミウシであります。こんなハゼにもくっつくんだね。 ![]() そしてお客様にも好評だった、セッパリハギ子供。透明な尾びれが目印なのだがサイズが小さい。2センチないぐらいであります。ヒルモに隠れていたのだが、その擬態も見事だ。こーいう生物のかわいさは老若男女あらゆる人種に受け入れられるんだろーなー・・・・・。 ![]() こいつのリクエストはなかなか手ごわい。探してもそうそう見つからないレアものであります。 |
Date |
天候 | 晴れ | |
気温 | 24℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
23℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜30M |
波 |
1.5M |
沖縄在住のリピーターの方とマンツーマンダイブ。ほんまに今年は暇だな・・・・。こんなんでいいのだろうか? いや、いかんだろう・・・・。うーん・・・・・。とりあえず今日のダイビング行ってみよう。 深い場所ではベニヒレイトヒキベラの成魚がヒレを広げてくれていました。よく見られました。子供もいたな・・・・。他にアケボノハゼ、スジクロユリハゼなんかも見られました。 ヤマブキスズメダイ子供がきれいだったり、下の写真のようなコンペイトウウミウシが早くも産卵していたり、ハナゴンベがたくさんいたし、キンチャクガニも見られましたよ。 ![]() うーん・・・・・。ニタリイロウミウシもしくはアラリウミウシと思われる固体の子供サイズであります。私の人差し指の大きさと比較してもらうとそのサイズがたやすくイメージできるのでは? とても小さいのだが移動速度はけっこう速かったのだ。 ![]() うーん・・・・・。この白くぼやけた体色が混じる青色は・・・・もしや・・・・。と思って撮影し図鑑と見比べてみたらやっぱりこいつは、シボリイロウミウシでした。あんまり見ないので、いつか見たいと思っていたのだが、図鑑を見てみると稀種とは書かれていない。ふーん・・・・。そんなもんなのかなー・・・・。 ![]() ガイドが助かるウミウシトップ5には入るであろうヒオドシユビウミウシにも出会いました。顔も楽しいし、なにより泳いでくれるので、ウミウシ嫌いな方にまでけっこうアピールできるパワーを持っています。顔が見たい人は写真館のヒオドシユビウミウシを見てみてね。 ![]() ガンガゼカクレエビのようにもガンガゼエビのようにも見えるが、大きさと太さから考えてきっとガンガゼエビでしょう。あまり停止していることはなく、名前のとおりガンガゼの棘から棘にどんどん移動していきます。ジャングルの木から木に飛び移るサルのようである。 ![]() イッポンテグリの大人はもはや珍しくもなんともない定番である。どちらかというとオスのほうが珍しい。この個体はメス。長く伸びた背びれが丸みを帯びているのがメスの特徴だと聞きました。 ![]() 今年はあまり大きい個体が見られないニュウドウダテハゼ。その大きさを知らない人に成魚を見せるとあまりの大きさにほぼ全員が驚くシロモノ。ぜひ一度見ていただきたいので、ガンガンリクエストしてください。一緒に住んでいる共生エビがこれまた大きいので、驚きは倍、さらに倍と加速すること間違いなしなのだ。 ![]() なんと・・・・・。こんなところで・・・・・。ペットショップでしかじっくり見たことのなかった憧れの魚に出会ってしまうとは・・・・・。サラサハタ子供であーる。大きさは10センチ弱あったので、子供といっていいのか気が引けるがその模様は間違いなく幼魚のそれであり、嬉しさはとどまることをしらない。お客さんよりも私のほうが叫んでしまった。 ![]() かわいいねー・・・・・。今日は内容の濃い3本でした。 |
Date |
2005/11/23 |
天候 | 曇りでたまに晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
5〜10M |
波 |
4.0M |
もう連休も終わり。お客さんも今日はスピッツリピーターの方が一人だけなのだ。前回の訪問時にお客様自身が見つけられたタイワンスズメダイを観察に行ってきました。今日のお客様はスズメダイ好きの方なので私も大変勉強になります。穴の奥にひしめくタイワンスズメダイをじぃぃぃぃぃぃっと観察し、もうひとつのリクエストだったモンキキンチャクフグもねっとり観察。たしかこのへんにいるはず・・・・・と探しているうちに、またもやお客さん自身が探し出しました。すごいねー。ガイドさん、大助かり。 下の写真がモンキキンチャクフグのペアである。 ![]() ムギワラエビの仲間もいましたよ。 ![]() あまり見ないウミウシだなー・・・・と思っていたのだが、単にサイズが小さいだけでよく見られるサキシマミノウミウシでした。画面左端は私の親指の爪先であります。 ![]() 他にはミミックオクトパスのリクエストもいただいていたのだが、今回はお見せすることができませんでした。またのリベンジをお願いします。すみませんでした・・・・。 |
Date |
2005/11/22 |
天候 | 曇り |
気温 | 23℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜30M |
波 |
3.0M |
うーん・・・・・。徐々に風は弱くなっているもののなかなかおさまらない北東風。海の荒れ方も若干弱くなったもののまだまだ荒れている。お客さんはうまいレベルだし、ちょっと無理してみようか・・・・・ということで、無理してスジクロユリハゼ、アケボノハゼ狙いで潜ってみました。 アケボノハゼは隠れていたのか姿を見ませんでしたが、スジクロユリハゼは確認できました。遠くにはオキナワサンゴアマダイもいました。コブシメが岩陰で浮いていたり、穴の中にはハナゴンベの姿もありました。浅場はまだまだうねっていたので、ゆっくりできませんでしたが、昨日の透明度に比べれば限りなくブルーでクリアーでお客様にも好評なダイビングでした。 2本目目でもできるだけクリアーな透明度を求めてダイビング。ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ狙いで潜ってみました。岩にはアカシマシラヒゲエビがたくさんいて、私の手をクリーニングしてくれました。 ![]() ウミシダの周囲にかわいいキンギョハナダイがいたので撮ってみました。こーいうのはただ単にいるだけできれいな写真になりやすいので、こーいう場面に遭遇したら紹介するようにしているのだが、今回は他の被写体にお客様は夢中だったため、紹介できませんでした。まぁータイミングというものもあるしね。 ![]() ニセクロスジギンポはここのポイントの常連。偽者の証として、目の中にばってんマークが入っている。悲しき性を、運命を背負った罪人のような魚である。ひっそりと穴にたてこもるその風貌はあたかも長屋に隠れ住む脱走した囚人のようで、ついお客様にも紹介してしまうのだ。哀れな奴め・・・・、おまえに罪はないのにねー・・・・。 ![]() サツマカサゴかな・・・・。目の上からなんかがぴょこんと出ているカサゴに出くわしました。背中が盛り上がっているのでセムシカサゴかなとも思ったが、サツマカサゴがそれっぽい。 ![]() 冬になっていよいよ増えてきたウルトラマンホヤ。これからのシーズンはホヤも楽しみな生物であります。ウミウシが増えてくるほんのわずかなこの刹那に増加したホヤの模様で遊びまくるのだ。もっと寒くなってウミウシがたくさん出てくると、どんどんホヤは食べられてしまい、あれよあれよという間に少なくなってしまうのだ。 ![]() きれいにウミシダのまわりにニシキフウライウオが漂っていました。私は根元に隠れているときに撮影したのでこんな汚い絵柄だが、お客さんが撮影しているときはちゃんとウミシダのトップ付近で漂っていたのできっと綺麗な写真になっていることだろう。 ![]() ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ共にたくさん見られて、それぞれのお客さんがマイハゼキープ状態で心行くまで撮影、観察できたようです。あっぱれ、あっぱれ。 また最後にはヤクシクイワシのとんでもない群れにここでも遭遇。浅瀬を埋め尽くすその魚群にお客様も大変喜んでおられました。 |
Date |
2005/11/21 |
天候 | 曇り |
気温 | 22℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
21〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
1〜6M |
波 |
4.0M |
いやー・・・・、過酷だ。なかなか好転しない天候を腹立たしく思いながら今日も3ダイブ。たくさん潜ってくださるゲストの皆々様には頭の垂れる思いでございます。北東の風が止まない日が続いているがスピッツならではのポイント選択でなんとか潜る、潜る、潜る。 まずたくさんのオキナワフグを観察。ここではツムギハゼやインコハゼ、クツワハゼの常連とオオウミウマ、ゴマアイゴ、ゴマフエダイの定番も観察・・・・といきたいところだが、あまりの透明度の悪さにちょっとダメダメ。いかに悪透明度に強いスピッツといえど、こんなに濁っていてはお手上げであります。 そんな中で下写真の変わったヨウジウオの仲間に出会いました。なんだろうか? 手元に図鑑がないので、また今度調べてここに記入しますね。 ![]() 2本目では、イソコンペイトウガニやミヤコイシモチ、ハダカコケギンポなどを観察するもここの透明度も悪い。うーん・・・・・。どこで潜っても今日は濁っているのかなー・・・・・。 他にはフタホシタカノハハゼ黄色やヒメイカなどを見ました。 3本目では写真のオオコノハミノウミウシの子供サイズを確認。ソフトコーラルを食事中だったところを撮影させていただきました。うーん・・・・・。見事な食いっぷりだ。 ![]() 他にはコノハガニやカゴシマオコゼ、イソバナカクレエビ、ヒレグロコショウダイ若魚、オランウータンクラブなんかを観察しましたが、やはりここも濁っていました。 今日はどこに行っても濁っていて、せっかく潜る気満々だったお客様の気力をそいでしまいましたが、きっと次回はもっとクリアーなダイビングができるでしょうから、またリベンジしてくださいねー・・・。 |
Date |
2005/11/20 |
天候 | 雨たまに曇り |
気温 | 22℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
5〜15M |
波 |
4.0M |
今日は昨日のお客様にもう一人追加になって3ダイブの日々が続いていく。寒い中、たくさん潜っていただき、感謝感激のスピッツであります。 今日もデジカメを携帯していないので、写真がない。しかしなかなかのネタが登場してくれたので、お客様に言って送ってもらいました。これはヒットだろう。 どうだ!! とちょっと自慢したくなるネタあーる。こんなの偶然じゃないと見つけられない。私の運の良さに我ながら感激であります。こんなところでヒゲモジャイザリに出会うとは。しかも子供であります。そしてこのイザリウオ、なんと砂の中に潜っていました。サンゴのガレが砂に埋もれていて、何気なくそれを持って引っ張り出したら、砂の中に隠れていた忍者が飛び出すかのように、ガレにくっついてぐぅわばぁーとヒゲモジャイザリの登場であります。一瞬海藻のくずとしか認識できませんでしたが、よぉーく見るとやっぱりイザリウオ。うううううううぅぅぅぅぅぅぅんんんんんんんんんんん・・・・・・・。こんな隠れ方されていたら絶対見つからないよ・・・・・と、呆れさせるのに十二分な場面でした。今回はほんまにラッキー。これが午前のダイビングで午後にもう一度同じ場所を探してみたのだが、もうどこにいるのかわからなかったのだ。ほんまに一期一会の出会いとはまさにこのこと。今でもあのポイントの砂中に潜んでいるのだろうか? うーん・・・謎だ。 ![]() えーと・・・・、他の生物は・・・っと、ツマジロオコゼ子供がいたでしょ、それから学名のみのエビ、フィコカリス・シムランスもいたし、クサイロモウミウシは最近の定番になりつつあるし、3本ラインのハマクマノミはリクエストにあったので見せられて良かったです。 チョウチョウコショウダイ子供は定位置だったし、パンダツノウミウシも定位置でした。しかしこのパンダ君、ものすごい食欲でお気に入りのカイメンを見事に食べていました。手のひらを越すサイズのカイメンだったのだが、このパンダ君一人で食い尽くすんじゃないかなー・・・・と心配するほどの食跡の数々。写真に撮れていたらかなりおもしろい現場でしたよ。 またゴルゴニアシュリンプもいたし、ミナミハコフグ子供もいました。ウミウシカクレエビはオオイカリナマコについていました。 |
Date |
2005/11/19 |
天候 | 曇りでたまに晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
25℃ |
風 |
北東から北 |
透明度 |
10〜15M |
波 |
3.0M |
今日から連休がスタートしました。スピッツも少しばかりのゲストに恵まれ日々ガイドであります。 まぁーまぁーの天候に恵まれお客様も3ダイブ。少し人数が増えると私はデジカメを携帯しないので、今日のログに載せる写真はなーい。文章で振り返ってみると、・・・・・・・、 一本目にヤシャハゼ、モンツキカエルウオ、タツノハトコ、ジョーフィッシュ、ハダカハオコゼなどを観察。ここではササハゼもいました。だいたい夏場に見られて、毎年台風の襲来と共に消えてしまうのだが、今年は今になっても確認できます。そう言えば、今年は直撃台風がなかったな・・・・・、そーいうことも如実に反映されているのですなぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・。 二本目ではグルクマ、ワモンダコ、オイランヨウジにヤイトギンポなどを確認し、ジョーフィッシュ祭りも開催。カクレクマノミなどの定番もいちおー押さえてみました。 三本目では、コブシメがあまり逃げないでみんなの中心を右往左往してくれました。色もグングン変わって、撮影しがいのある個体でした。他にはカスリハゼやオニハゼ、シマオリハゼの泥ハゼも見つつ、ワカヨウジやアカクセニアウミウシ、レモンウミウシもいました。そう言えば、冬の定番とも言える、スミゾメキヌハダウミウシが早くもヒメダテハゼの背びれにくっついていました。もうそんな季節なんだねー・・・・。 カゴシマオコゼの子供もかなり評判良かったです。エキジット直前の波打ち際に大人もいまして、お客様が自分で見つけていました。やりますなー・・・。 |
Date |
2005/11/18 |
天候 | 曇りでたまに晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
5〜10M |
波 |
4.0M |
いやー・・・。長い間、暇だったなー・・・。幸か不幸かその間に風邪をひいてしまい、倒れていたのでお客さんが入っていなかったのはやっぱり不幸中の幸いなのだろう。まだ鼻水はじゅるじゅるなのだが、明日からは頑張っていろいろ探していきましょう。 今日は北東の風が強く、潜れる海が限られてしまいましたが、ちょっとネタを探して潜ってきました。まずはアカクセニアウミウシ。前回はすごくたくさんいたので、今日も余裕でいっぱい見つけられるだろう・・・・と思っていたら、こいつ1個体しか見つけられなかった。みんなどこに行ったのだろうか?
フタホシタカノハハゼの大きな個体を発見。 他にはカスリハゼ、シマオリハゼ、シノビハゼなんかもいました。またイソバナカクレエビも二個体いました。こいつらはずっと前から見られます。 岩場の影にはカゴシマオコゼの子供がうねりをよけるように隠れていました。
そしてその上空をオビテンスモドキ子供がふらふら徘徊していました。
ササナミヤッコ子供は前から定位置でウロウロしていたのだが、見られたり見られなかったり・・・・。今日は無事に見られました。 ハマクマノミがたくさんいる場所があるよー・・・と聞いていたので、見てみると、本当にたくさんいました。でも浅い場所だったのでうねりが大きくて大変でした。
このうねり・・・・・、うーん・・・・、明日からどうしようかな・・・・。 |
Date |
2005/11/17 |
天候 | 晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
10〜15M |
波 |
4.0M |
うーん・・・・。予想以上に北東の風が強い。予定していたポイントは波が立っていて・・・・・、うーん・・・という感じ。じゃーどこか潜れる場所で潜りましょう・・・ということで、潜ってみた。チャレンジすることでまた新たな発見があるかもしれない・・・・。
スミツキアトヒキテンジクダイもいました。こいつスミツキだよね。エラの後ろに赤点がぼんやり見えますよね・・・。
コブシメもいました。・・・・・。いました・・・という報告形式でしか話せないな・・・・。
そしてミナミハコフグ子供も。まだ子供がいるんだな。ずいぶん遅く生まれた子供ですね。
ここのポイントはまさに草原。藻類がてんこもり。 その中の砂地に巣穴を作って隠れていた黒い魚。ハゼかな・・・・。ちょっと不明。 うーん・・・・。ポイントになるかどうかは不明。もう一度春に来よう。 |
Date |
2005/11/16 |
天候 | 晴れ |
気温 | 26℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
24〜25℃ |
風 |
北東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
4.0M |
寒くなってしまった。ああああぁぁぁぁぁ・・・・。昨日まではけっこう暖かかったのにな・・・・。でもしょうがない。もう11月だからね。ネタのストックでも作っておきましょう。 イトヒキハゼの仲間は今年、けっこう浅目に出てきてくれています。わりと大きな個体から小さいのまで見られますよ。
カスリハゼの黄色だと思います。黄色い個体がけっこうたくさん見られましたよ。
クロイトハゼの仲間ですな。青いラインがとてもきれいです。個対数はまだまだたくさんいました。冬場もずっと残ってくれるのかな? だいたい夏場に多く見られるハゼです。 ナガセハゼは今年も定位置。このハゼたちは本当に泥の中に住んでいる。隠れるときも巣穴とかあんまり関係なく泥の中にヌボッ! と隠れる。
有明海のムツゴロウは見たことないけれど、ムツゴロウってこんな感じなのかなー・・・・。大きさは十分にでかいサイズなので、警戒心の弱い個体に恵まれればおもしろい写真が撮れるでしょう。ただし本当に泥なので着底できませんよ。
ナガセハゼよりももう少し砂のところに住んでいるニュウドウダテハゼです。大きいのは見なかったけれど子供が何個体か見られました。
ウスゲショウハゼは砂泥底の常連。地味だけれど大きくてあまり逃げないので紹介はしやすい。 そしてツムギハゼも大きくて紹介しやすい魚。またこいつの警戒心はほとんどないというか、根性あるというか、けっこうどんな個体も逃げないのです。ぜひ撮ってあげてくださいませ。
うーん・・・・。華やかだね・・・・。インコハゼといいます。オバケインコハゼじゃなくてインコハゼ。背びれを広げた姿はほんまに美しい。こいつは、12〜13センチぐらいありましたよ。
子供のインコハゼはこんな感じ。背びれの模様が子供也に美しいのだ。
うーん・・・・・。なんだろうか? ツムギハゼが色を濃くしているだけの個体なのか? ちょっとわからなかった・・・・。この後穴の中に隠れてしまったのだ。 ワモンキセワタが底をもそもそ徘徊していました。 オオウミウマはこんな大きな岩に無理やりまきついていました。自分でも無理があるなーぁぁぁぁと思っているような後姿が切ないです。撮影場所の水深は20センチくらい。みんな適当に水中を歩いてしまうとこーいう生物を踏んでしまうので気をつけましょうね。
サザナミフグの子供が2個体いました。どちらも手のひらサイズでちょおぉぉぉぉかわいい。
ソリハシコモンエビかと思っていたらクリアクリーナーシュリンプでした。紛らわしいよね。こいつら・・・・・。
スミゾメスズメダイの子供です。大人は真っ黒け。子供のブルーはこんなに綺麗なのだ。
ハゼの巣穴のような穴に隠れていたウツボ? なんだろうか?
透明度4〜5Mで中層を泳ぐ60センチぐらいのオニカマスはなかなか怖い。見えてからデジカメの電源を入れて撮影するとこんな感じの後姿しか撮影できません。いつも電源をオンにしてすぐにシャッターを切れるハンターのように潜らなければ・・・・・とは思うのだが、実際そんなの無理であーる。
濁った水中を埋め尽くす大群に出会ってしまった。ゴマフエダイといいます。かなり大型で群れは迫力があるのだ。濁っていてもその迫力はなかなかのものであーる。
ゴマアイゴも群れていました。シルエットがピラニアに似ていて河口でこいつに出会うと日本だと分かっているのにちょっと怖い。そんな思いして潜っている沖縄のショップってあんまりいないだろうなー・・・。ピラニアはいないだろうに・・・・。
いろいろ見られた楽しいダイビングでした。 |
Date |
2005/11/11 |
天候 | 晴れ |
気温 | 29℃ | 潮 | 小潮 |
水温 |
27℃ |
風 |
南から南西 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
2.0M |
今年の講習生が早くもリピートしてくれました。嬉しい限りでございます。ツバメウオに巻かれたり、ハダカハオコゼを見たり、わかりやすい生物を観察しつつ、講習時のダイビングを思い出してもらうダイビングに終始。最後にはちゃんとフリー潜降もできるようになりました。 中層のグルクマが増えてきました。 |
Date |
2005/11/7 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
26℃ |
風 |
東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
11月か・・・・、暇なんだよな・・・、今年は。とりあえずネタでも探しに行くか・・・・と潜ったら喉が痛い。うーん・・・・、風邪ひいたかな? とりあえずちょっと海から上れるから、療養するか・・・・と思いつつログを更新していこう。 まずはウミウシたち。久しぶりに潜ったポイント、ウミウシたちは増えているかなーぁぁぁぁと楽しみに思いながら潜ったのだが、うーん・・・、まだイマイチかな・・・・。ホシゾラウミウシの子供サイズがいました。
センテンイロウミウシも子供サイズ。なんか子供が多い日でした。
クロモドーリス・プレキオーサ・・・・。定番というか、和名のないくせに学名しかついていないこのウミウシ。けっこう見られるから、早く和名がついてほしいものです。こいつも子供だった。
ミチヨミノウミウシが大発生。いたるところにこいつだらけ・・・・。大きいのから小さいのまでいろんなステージの個体たちを確認できました。
子供の個体は私の人差し指の大きさと比較していただきたい。どこにいるかわかるよね?
マダライロウミウシも内湾では定番ですな。
一方、キカモヨウウミウシはサンゴ礁でも内湾でも見られるウミウシ。幅広い生息域はガイドさんの大きな味方であります。
ホソスジスロウミウシも子供サイズ。「沖縄のウミウシ」の写真とよく似ている個体ですな。
ヒブサミノウミウシ。こいつの生息域もかなり広い。いろんな海で確認できます。
目の中に目玉がくりっ! と確認できるクリアクリーナーシュリンプ。ナマコの上にいました。
ヒラツノモエビの仲間だと思われる個体、けっこうたくさんいます。 他にもエビが数種類確認できたのだが、名前が全然わからない。 こいつの名前もわからない・・・・。 うーん・・・・・、図鑑で見るとマルハナシャコかな? シャコも名前が分からない奴が多いよね。 タツノハトコは数個体を確認。でも黒い奴はこいつだけでした。
名前のわからない魚が続いてしまうが、こいつの名前もわからない。ここで瀬能先生からのコメントを紹介しておきましょう。「●これは初めて見るものと思います。「日本のハゼ」には該当するものがありません 別の角度から撮影したものも載せてしまおう。
こちらはスピッツのアイドル、ハダカコケギンポであります。頭上のフサフサがチャームポイントです。かわいいねー、通年見られますので、ぜひリクエストしてくださいませ。
こちらもアイドルとして十二分に通用するマツバギンポ。目の上の2本のピロロローンと伸びた触角がかわいいです。
砂地からこちらをうかがっていたミミックオクトパス。
寄って行くと巣穴の中に隠れていきました。
砂の中にはセムシカサゴが隠れていましたけれど、まるわかりなのだ。
ツマジロオコゼの子供を数個体確認。が、こいつはツマジロオコゼなのだろうか? 顔周辺の白い部分は今までに見ているツマジロオコゼ子供2はなかった特徴だ。カゴシマオコゼの子供でもないだろうし・・・、かといって、数個体いたことを考えるとやはり普通種のツマジロオコゼだと考えるのが妥当な線か・・・・。ふぅーむ・・・・。
ニセゴイシウツボの若者ぐらい・・・かな・・・。あまり見ないよね。
ワカヨウジ、まだ小さかったです・・・。
貝はわからないんだよねー・・・・。勉強しないといかんねー・・・。 ホシダカラガイが砂の上を歩いていました。撮りやすかったので載せてしまった。
透明度が良くて気持ちよかったのだが、生物はやはり徐々に少なくなってきている感じがする。その分、ここではウミウシが増えていましたけれどね・・・・。 |
Date |
2005/11/6 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
26℃ |
風 |
東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
今日は3ダイブ。天候もよくて、ポカポカ温かくて、3ダイブしても全然快適。 1本目では、流れが少々。今日のお客様はみなさん、久しぶりにダイビングする人が多かったので、その流れにちょっとてんてこまい・・・・・。中性浮力を取って、アーチを通過したり、慣れるのに費やした・・・という感じでした。生物では、赤色と白色のハダカハオコゼを確認。 それを受けての2本目では砂地の上で癒し系ダイビング。メレンゲウミウシやオドリカクレエビ、ヒレナガネジリンボウ、トウアカクマノミなどを観察。するとウミテングのペアにも遭遇でき大変ラッキー。私も久しぶりに見たな。デジカメを携帯していれば・・・・・・。他にはコブシメやチョウチョウコショウダイ子供もいました。 3本目では、こげ茶色のハダカハオコゼを確認。
穴も綺麗だったし、モンハナシャコやツバメウオ、ヘコアユにバブルコーラルシュリンプ、オランウータンクラブなどいろいろ見られました。 透明度はどこのポイントでもよく、人も少なくて、なかなかなダイビングでした。 |
Date |
2005/11/5 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 中潮 |
水温 |
26℃ |
風 |
東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
講習の最終日。午前中に講習を終え、午後からファンダイビングしてきました。講習生の事前の心配をよそに講習は順調に進みました。むしろうまいぐらいだ。 午後からのダイビングでは、アオリイカの産卵シーンに出会えました。 大きなオスのイカが頑張ってメスを守ろうとしている場面に講習生さんたちもかなり興奮した模様。ダイビングのいろんな楽しみ方の序章を体験してもらえていたらいいなー・・・・。長く続く趣味になってくれればイントラとしてはこの上なく嬉しいのだ。 |
Date |
2005/11/4 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
26℃ |
風 |
東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
講習であーる。ご夫婦でカード取得に来られました。奥様はかなり不安だらけでやってこられたのだが、水中スキルもスイスイこなせて、とても優秀な生徒さんたちでした。 インリーフの透明度もよく、海況も穏やかで講習の進み具合に拍車をかけてくれました。 |
Date |
2005/11/3 |
天候 | 晴れ |
気温 | 28℃ | 潮 | 大潮 |
水温 |
26℃ |
風 |
東 |
透明度 |
15〜20M |
波 |
1.5M |
午前に2ダイブ。トガリモエビリクエストを頂いていたので、早速確認に行ってきました。午後からは学科講習で、これは真弓が担当。 ウミヅキチヨウチヨウウオの子供かな?
チョウチョウコショウダイ子供がクネクネしていました。変な角度で撮れた写真をアップ。 ヒメイカだと思われる個体がいました。 シマイソハゼの仲間でしょう。けっこういるんだけれど、紹介すると、ビュッ! って逃げちゃうんだよね。
アワツブアケウスか普通のアケウスか? どっちだろうか? カニらしく見えないかもしれないけれど、まぁーしようがない。疑っている人はぜひ来て、ナマで見てもらいたい。 そうかと思えば浅瀬にカラッパが登場。そそくさと砂中に隠れる様子はかわいらしいことこの上なし。誰もが微笑む場面の出来上がりであります。
眼鏡をかけているような顔つきが特徴のカザリイソギンチャクエビもいたるところで見かけますが、小さいし、色も薄いのであまり人気はない。
キリンミノの子供もいましたよー。
クサハゼもここでは常連。あいかわらずのボディーカラーでじっくり見れば見るほどため息の漏れる魚であります。
ムチカラマツエビは全部で3個体が並んでいました。
ニシキフウライウオも定位置から動いていませんでした。ふむふむ。助かるなぁぁぁぁぁ・・・・。
岩の下にはオニダルマオコゼが隠れていました。危ないねー。
最近見つけたのだが、きっと昔からずっといたのであろう、学名のみのエビ、フィコカリス・シムランスであります。
その反対にとても大きいトガリモエビsp。実に綺麗です。ぜひ見にきてもらいたい。
私の人差し指と比較してみました。ね? 大きいでしょ?
ウミウシカクレエビの大きな個体が2つ、並んでいました。宿主はオオイカリナマコであります。
ゼブラアナゴもいたんだけれど、と、遠い。こいつは寄れませんでした。 テヌウニシキウミウシにも再び遭遇。触らなければ、そんなに移動しないウミウシと見た。去年も荒れるまではだいたい同じような場所で見られたからね。
ウミヒルモについていたモザイクウミウシの子供。ちいさいねー・・・・。
おぅ! ・・・・・、パンダツノウミウシにも出会えましたよー。ラッキー。かわいいのでこのウミウシが好きな人は多いはず。今日のもかわいかったですよー・・・・。
他には・・・・、なにがいたっけ・・・、あ、イザリウオは行方不明になっていました。うーん・・・・。まぁーしょうがないか・・・。 |