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ツアー4日目メニュー

早朝イルカ  ギラーワルポイント  ハウスリーフ

昼食  3本目、オールドシャークポイント  イルカ

 

☆早朝イルカ

昨日に引き続いて今日も早朝ダイブで燃えてやるぜ!!

と、思っていたのだが、やはり安全ダイビングをしなければいけない

と思い、この日の早朝は止めにする。

しかし、目覚めは早く、6:30くらい。

働いていた当時は、やろうなんてミミズのうんこに群がっている

微生物のうんこにたかっているバクテリアほども思っていなかった

朝の散歩に出かけてしまい、つい、ふらふらとスタッフサイドに侵入しそうになってしまった。

なぜかというと、それはスタッフの朝ご飯のカレーが食べたくてしょうがなかったからだが、

もうスタッフではないのだし、入っていって、

「なんだ、おまえは、辞めた人間が、入ってくるんじゃーねぇーよ」

みたいなことを言われると、繊細な私は傷ついてしまって、その後のダイビングに

響いてくると思い、仕事熱心さも手伝って回れ右をし、砂浜にたたずんでいた鳥のサギと共に

悲しみを分かち合うのだった。

で、その頃、堤防では毎朝の日課のようにパパリン・ママリンが餌付けショウを始めており、

イルカ待ちをしている小笠原さんや看護婦さんも一緒にその様子を眺め、

ナポレオンのおねだりに驚嘆の声を上げ、朝にしてはハイテンションな風景となっていたのだが、

えらいさんとベジタブルミールさんは寝ていたようなのだ。沖縄民謡さんはきっと、

どこかでクールに南国を感じていたのであろう。

 

☆ギラーワルポイント

Date 2001/1/21  DIVE POINT ギラーワルポイント
気温 30℃ 水温 28℃
北東 透明度 15M
生物 ハナタカサゴ、パウダーブルー・サージョンフィッシュ、マダラタルミ、チョウチョウコショウダイ、ヨスジフエダイなど
コメント 以下参照

いい忘れていたのだが、今日から天気は持ち直して、最高にすがすがしいのだ。

海は凪、風もおさまり・・・・・って、おさまったから、海が凪いでいるのだが、

太陽は照り付け、南国、常夏、モルディブ、うぅぅぅぅぅぅぅん、素晴らしい。

と、素直に感動できるコンディションとなったのだ。

そんなわけだから、ドーニの上もたまらなくのんびりとしたもので、

45分かけてギラーワルポイントに向かうのだが、ものすごく

気持ちいいのだ。メンバーもたまらず船首の平らなスペースに陣取り、

思い思いに陽光を吸収し、体がほてった頃にドーニはポイントに到着したのだ。

 

ギラーワルポイントの思い出といえば、

30M前後で確認していたアケボノハゼ、ケーブのクダゴンベ

パウダーブルーの群れ、そして、ここでは一度だけジンベエザメを見たことがあるのだ。

そのジンベエは、体長は3〜4Mのほんまの子供だったのだが、触われるほどに・・・・

とはよく言うが、本当に触われるほどの距離で観察できたのだ。

 

そのとはきもうエキジットの時間帯で、すでに数名のダイバーはドーニの上に

上がっていました。

私ははしごにつかまりながら、お客様のフィン脱ぎのお手伝いをしていたのです。

で、その途中のできごと・・・・・。

底の方からなにやら大きなものが浮上してくる。

始めはドーニの影だと思っていたのですが、

影にしては白い点々がくっきりした影だったので、

むむむむむむむむむむむと思うやいなや、ジンベエだとわかり、その瞬間、

ジンベエを指差して、まだ水中にいるダイバーに教えました。

お客様には聞こえないまでも、レギをくわえながら、

ジンベエェェェェと叫んでいたとも思います。

ジンベエ君は浮上をまったく止めようとしないで、どんどん浅いほうに上がってきます。

おいおい。

こりゃー、私らも寄っていくしかないんじゃないの?

という感じで、つい私ははしごを離しそうになったのですが、

すでにエキジットしてしまった、非常に運のない方々にも当然教えなければ

いけないわけでして、

「おーい、ジンベエ、おーい、ジンベェェェェェェェェ」

と海面から叫ぶのですが、そんなことが起こるなんて予想している人はいませんので、

ドーニの上のみなさんは器材を解くのに大忙し。

エアーでレギのダストキャップを吹いている「しゅー、しゅー」という音で

私の声はかき消されてお客様には聞こえておらず、はしごの上で待っているドーニクルー

にだけは聞こえているのだが、日本語のわからない彼らは

普段とまったく変わらない態度で接するだけで、なかなか物事はうまくいかない。

もっと慌ててくれよ・・・・・。

そうしているうちにも、水中に残っていたお客様がジンベエに向かってダッシュして、

あぁぁぁぁぁ、私も寄っていきたいぃぃぃぃ、

という思いと、

やはり仕事なんだから、みんなに知らせないと・・・・

という思いが私の中で闘い・・・・・・、

しかしかし、

やはりチーフインストラクターとしての自覚からか、

ジンベエを置いて、私ははしごを上り始めてしまったのです。

 

うーん・・・・なんてかっこいい。

男らしい。

すばらしいんやない?

どうよ、これ?

この、行動。どんなもんなんよ・・・・・、

なかなかできひんのと、ちゃうのぉぉぉ?

 

そう、そして、はしごをどんどんと登り、ドーニの上が見渡せるポジションまで

登りきると、フィンもマスクも取らずに、いつでも海にそのまま落ちられる姿で、

「おーい、みんな、ジンベエが下にいますよぉぉぉぉぉぉ、

スノーケリングで飛びこめぇぇぇぇぇぇぇ」

と、できるだけ大きな声で言ってしまうと、「飛びこめぇぇぇぇぇ」

の、ぇぇぇぇぇぇぇの余韻がまだ消えないうちに、手ははしごを離れバックロールの

要領でそのまま入水して、いきなり猛ダッシュしました。

ミスターチルドレン風に言うと、「猛ダッシュでぇぇぇぇぇすぅぅぅ」

というフィンキックでした。

 

いや、やっぱり、見たいしさ、ジンベエって、大きいし。

言うだけ言ったんだから、もう行ってもええんちゃう?

だめですかね?

非難されますかね?

と、いうことで、この前のほめ言葉が長い前振りになっていました・・・・。

 

私の猛ダッシュの水流の消えない水面に、ボシュ、バシュとホーミングミサイルが

着水するような音が連続して聞こえ、ドーニ上からスノーケラーが入水してきました。

もう、あとは、野となれ山となれ、見たい人は飛び込むし、見れるかどうかは運次第。

 

すると、まだいてくれたのよね。

ジンベエ・・・・・・。水深は4〜5Mぐらいだった。

で、私もすぐにするすると寄っていったのだが、

流れは少しあるし、ジンベエもそんなに鈍感ではないから、

あんまりばたばたしたダイバーが寄っていくと、少し遠ざかったりして、

接近するのにはやっぱり丁寧さが必要なのだ。

で、私もするすると慎重に寄っていったのだ。

呼吸にも気をつかい、静かに丁寧に寄っていくと、

ほんとうに触われるぐらいまで寄れたのだ。

他のお客様も周りを囲み始め、

それは、もう・・・・、まるでまるで、ガンダムに喩えると、

宇宙空間でララーのエルメスと対峙しているガンダムのようで、

ニュータイプのアムロとララーがテレパシーで語り合ったように、

私はジンベエと語り合い、私の意識は海のブルーで覆われ、

昇天してしまうかのようなエクスタシーと言えば大袈裟だが、

それなりに気持ちのいい時間だったのだ。

 

で、なんの話やったっけ?

そうそう、ギラーワルポイントね。

ふぅぅぅぅぅぅ、長い話やった・・・・。

書くのでタイヘン。

なかなか前に進まないのは、こーいう思い出話が多いからやね・・・・。

それでもついつい、語ってしまうのは、やっぱりモルディブだから・・・・。

そして、ギラーワルでは、やっぱりパウダーブルー狙いでしょう。

私のいた頃も、こことライオンズヘッドはパウダー狙いで潜っていました。

ライオンズヘッドではサメの餌付けなんてこともやっていましたが、

私の滞在後半はほとんどサメも出なくなってしまいましたからね。

ライオンズヘッドの話はまた今度・・・・ということで。

 

そしてダイビング自体ですが、開始早々パウダーの群れに運良く出会えて、

もうこれだけでここはいいかな・・・・という感じでした。

透明度は15〜20Mくらいかな。

浅場の方はちょっとミルキーでした。

ミルクが混ざったような濁り方をミルキーというのは、世界的なものなのか?

日本では言わないよね。

ヨーロピアンダイバーはよく使っていたな。

 

小笠原さんの見たいものリストにはアケボノハゼがあり、

私は以前アケボノがいた場所を探してみたのだが、

その姿は確認できませんでした。

えらいさんの今回の獲物はクダゴンベだったようで、

クダゴンベェェェで粘る粘る。

しかし粘ったかいがあり、クダゴンペは撮り易いポジションで

止まってくれていた。

さてさて、写真のデキはどんなもんだったのだろうか?

 

そしてエキジット。

言い忘れていたが、エキジット後はいつもトイレタイムになっており、

みんな器材の片付けもそこそこにスーツを脱いで、海にジャンプし、

じょぉぉぉぉぉぉ・・・・という感じでありました。

この日はすがすがしい天候のもと、大海原でのトイレも気持ちよかったのだが、

中にはどうしてもできないゲストもいて、こればっかりは慣れるしかないのである。

もちろんその合間にも、えらいさんの、クダゴンベ、ゲッチューは何度も何度も

ドーニの上に響き渡り、たぶんこの頃には私だけではなくて、他のメンバーも

少しぐらいは、「だから、そのチューの指示代名詞が指しているのは・・・・」

と思っていたと思うのだが、どうなのだろうか?

そうして、ウァドゥーに戻るとハウスリーフの流れは北から南の程よい流れで、

透明度もアップしており、本日の2本目がスタートしたのである。

 

☆ハウスリーフ

Date 2001/1/21  DIVE POINT ハウスリーフ
気温 30℃ 水温 28℃
北東 透明度 20M
生物 ポーキュパインレイ、マダラトビエイ、ドラキュラパートナーゴビー、マルコバン、ムスジコショウダイ、ハナタカサゴ、ギンガメアジ、イスズミ、カスミアジ、ネムリブカ、オーロラゴビー、Yバーシュリンプゴビー、チンアナゴ、フリックルドガーデンイール、ツマジロオコゼなど
コメント 以下参照

いったい何本目のハウスリーフダイビングなのだろうか?

ガンガンの流れを期待したのだが、ぜんぜん流れていなくて

穏やかな海なのだ。

小笠原さんがこのダイビング前に、

「私、ドラキュラ、まだ見てない・・・・・・」

と、驚きの発言。

いままで何を見ていたのか・・・・・・?

まぁーそれじゃ、今度こそ見てもらうぜ!!

とかたく心に決め、いつものように北側に向かい砂地に着底。

ドラキュラを今度こそ見せようとする私の視界に

前方から突っ込んでくるポーキュパインレイが入ってきたのだ。

うーん、ここでポーキュパインに行けば、ドラキュラたちは

全部巣穴に引っ込んでしまうだろう・・・・・とは思ったのだけれど、

ポーキュパインの方が珍しいし大物だし、ついついポーキュパインを

みんなで取り囲んでしまったのだ。

だって、ドラキュラはいつでもいるからね・・・・。

小笠原さん、すまん。

 

そして、看護婦さんはまたもやツマジロオコゼにかぶりつきで、

うーん、こんなに何回も同じものにかぶりつけるなんて、たいした人だ・・・・、

と私はひどく感心し、今日の流れはあとあと南からに変わりそうだったので

ハウスの北端まで行かずに、途中でリーフ寄りを引き返したのだ。

いや、もしかしたら、この潜り方が昨日のハウスリーフで、

昨日の潜り方が今日のハウスリーフかもしれないが、ちょっと記憶が定かでは

ないのだが、まぁーそんなに大差はないと思うので、かまわずに読んでください。

ハウスリーフの流れは一瞬で変わるときもあるし、ゆっくりになっていって、

やがて止まり、そして動き出すときもあります。

速い流れが一瞬で変わり反対からの流れになる・・・・・、

というのは常識から考えるとありえないように思うのですが、あるのです。

そんな流れを海中で体験できたら、けっこうラッキーです。

怖いですけれどね。

音が聞こえるですよ。

水の流れが変わる音が。

私も1回しかないですけれど、聞いたことありますもん。

 

☆昼食

で、エキジット。

もう3日目ぐらいなので、メンバーも手馴れたもので、

パッパッと片付けて、シャワーを浴びて、昼食に出かけるのだ。

シャワーは部屋に1つしかないけれど、部屋には2人か3人で

泊まっているので、シャワー待ちという時間があるのだが、

ここで私が使っていたのは、飲みきったミネラルウォーターボトルに

お湯を入れておいて簡易シャワーにする方法なのだ。

ようするに、沖縄でビーチダイビングしてるのと同じ方法なのだが、

どうせあと2時間後ぐらいにはボートダイビングに出かけるのだから、

塩っ気を取るだけで十二分なのだ。

それで、昼食もゆっくり取れるし、昼寝の時間も増えるし、私はこうしていました。

そんでもって日曜日の昼飯はパスタなのだ。

あいかわらずパンは美味いのだが、たしかこの日あたりで、パンのお代わりをしたら、

パンは1人2個か3個までと決められていることが判明し、

「うぅぅぅぅもっと欲しいなぁぁぁぁ」

と思い始めたのを憶えています。

 

☆3本目、オールド・シャーク・ポイント

Date 2001/1/21  DIVE POINT ハウスリーフ
気温 30℃ 水温 28℃
北東 透明度 20M
生物 ナポレオン、ムスジコショウダイ、クロコショウダイ、ギンガメアジ、キンギョハナダイ、ハダカハオコゼ子供、モルディブアネモネフィッシュ、ゴシキエビ、アカマツカサ、クマザサハナムロなど
コメント 以下参照

パスタを食った後は、オールドシャークなのだ。

このポイントは私がウァドゥーで働き始めた頃から頻繁に使っていたポイントである。

よくブリーフィングで、「名前からして、サメが出そうではあるが、そんなにサメは出ない。

その昔、サメがいたというポイントである」なんてことを言っていましたが、

今もそのブリーフィングは健在だったのだ。

私が使っていた頃は曲がり角の水深25M付近によくネムリブカがうろうろ

していたものですが、私がウァドゥーを去る頃にはそのネムリブカですら

なかなか見られなくなりました。

でも、サメが少なくなったのは、このポイントだけではなくて、

首都のある島、マーレ近辺のポイント全般に言えることでした。

なんでかっていうと・・・・、推測の話ですが、やっぱり漁師が獲っているんでしょうね。

フカヒレってよく売れるって聞きましたから。

ライオンズヘッドのメジロザメも出なくなったし、悲しいことです。

モルディブは日本と違って、ダイビングの方が漁師よりも優先権があって、

ダイビングポイントで釣りをしてはいけない、というルールがありました。

でもそのルールが守られているか・・・って言えば守られていませんでした。

けっこうポイントで漁師にであいましたからね。

 

あと、今回のツアーで驚いたことの1つに、ティラフシというゴミの島の大きさが

あります。ちょうどこのオールドシャークポイントの後ろが、ゴミの島なんですが、

私が最後に見た島の大きさと、今の島の大きさがとんでもなく違っていたんです。

当然大きくなっていたんですが、なんか建物も多くて、だいぶびっくりしました。

 

で、ポイントに到着すると、けっこう水面が渦を巻いてました。

どーいうことかというと、流れが強いということです。

一本の長ぁぁぁぁぁぁぁいリーフをだらだらと潜るのであれば、強い流れは

そんなに恐れませんが、オールドシャークポイントはリーフの曲がり角(コーナー)を

潜るために、強流時に潜るときはかなり気を使います。

流れチェックから戻ってきたガイドさんによると、そんなに複雑ではなくて、

インリーフから水路に出ている流れだということで、

インリーフ側から水路に向けて流しながら潜ります。

リーフをいつもからだの右側に見て潜ります。

エントリー付近は角っこから離れているため、そんなに速くは流れませんが、

コーナーに近づくにつれて加速していきます。

潜り方としては、浅場で流しているとリーフに乗り上げる流れにつかまってしまうので、

コーナーの手前でインリーフのボトムに達するのが比較的楽な潜り方でしょう。

ここのボトムは水深25Mぐらい。インリーフのボトムはそんなに深くならないです。

みんなでエントリーし、深く行こうかな・・・・・というころあいで、

浅場にナポレオンが出現。

こーいうときは、ものすごく困ります。

そーいえば、まだナポレオンをそばで見てなかったし、ぜひともメンバーに見せたいのだが、

ここで浅場にみんなで行ってしまうと、リーフ乗り上げの流れにつかまって、

1番おもしろそうなリーフのコーナーを潜れないので、がんばって深場にナポレオンを落とそうと

したのだが、結局落とせなくてより浅場に消えていってしまったのだ。

そうなれば、後は深みに向けて潜るだけで、そのまま急潜降して、ボトムに着いた頃にはもう

コーナーだったのだ。

 

コーナーには大きな岩がごろごろしていて、細い通路が出来ています。

そんでそこを通れば、流れの陰になっているのでゆっくり止まっていられます。

流れの速い場所で止まるときは、陸上で風をよけるのと同じで、

大きな岩の後ろに行けば、びっくりするぐらい穏やかになってしまうものです。

で、その通路でハダカハオコゼやモルデイブアネモネ、ギンガメアジなどを見た後、

流れに乗ってリーフ沿いに流される。途中アップカレントがありましたが、

メンバーもヘコアユのように下を向いて泳ぎきり、無事に次の休憩地、横穴まで到着。

ここの穴ではクロコシヨウダイやチヨウチョウコショウダイの特大サイズが数匹いついていましたが、

今も健在でした。クダゴンベもいたのだが、それを確かめている時間はなかった。

なぜかというと、えらいさんの耳がぬけなくなったからであーる。

アップカレントで、ちょっと浅い方に持っていかれたので、穴に入るためには

もう一度潜降しなければいけなかったのだが、そのときに耳抜きがうまくいかず、もがいていたのだ。

おっ、仕事が出来た。と、私はもがくえらいさんの腕をつかんで、その上に開いている

もう1つの浅いほうの横穴にえらいさんを導き、そこにいるように!! とアイコンタクトと

手信号で強く言い、みんなの元に戻ると、パパリンもママリンも穴の中で静かに止まれており、

ひと安心だったのだが、やはり空気消費量がふだんよりもアップして、残圧が70ほどに

なっていたのだ。

で、私がガイドさんに、この2人が70だよん、とサインで告げると、

浮上のサインをくれたので、私は2人を連れて浮上し始めたのだ。

やっぱりこーいうときは、現地のガイドさんに指示をもらってから動くのが賢いのだ。

なぜかというと、グループコントロールをしているのはガイドさんなので、

よほど危険な指示が出ない限りは・・・・(ってそんな指示は出ないと思うのだが)

リーダーの指示に従った方がグループ内での混乱が起きなくていいのだ。

で、2人をドーニに乗せて、またもやダッシュしてみんなに合流。

ほっておいても大丈夫なメンバーだとは思うのだけれど、

やはり、なんだかんだで、みんなが心配なのだ。

と、いうのは、まるっきりの嘘ではないけれど、心のどこかに、

もしかしたら、とんでもないモノが出てくるかもわからへん、

見逃したらもったいない・・・・・という気持ちがあったことを

否定するわけにはいかないのだ。

すると、みんなはゴシキエビを見ている最中だったのだ。

 

ととととと、もしかしたら、これを読んでいる人で、

今度モルデイブに行って、バディをドーニに上げてから自分だけまたグループに

合流して潜ってやろう・・・・と思っている、いつもバディの空気消費の速さに

悩んでいるダイバーがいるかもわかりませんが、悪いことは言わねぇぇぇー。

そいつは、止めときな。

ケガするぜ。

1度グループから外れたら、特にリーフから離れながら浮上しているのなら、

もう1度グループに合流しようなんて甘い考えは捨てちまいな。

いいかい。

流れというのは、リーフのそばが1番遅くて、リーフから離れるにしたがって、

どんどん速くなるんだ。

だから、あんたがグループからそのまんま平行に移動して浮上したと思っていても、

あんたの流されているスピードはグループの流されているスピードよりもはるかに速いのだ。

こいつは、あんたが思っているよりもタイヘンなことなんだぜ。

悪いこたぁー言わねぇー。

止めときな。

まぁー、これをうまく使えば、ガイドしてるときのグループコントロールとかも

楽に行えるのだが、あんまりうまく使っているガイドにはお目にかからないのだ。

たとえば?

たとえばって、・・・・・

うーんとね、たとえば、潜っているうちに1つのグループが長ぁぁぁぁぁぁくなってしまう

時があります。

後ろの方の人がカメラ派だったりした場合ですね。

そうすると、ガイドからは最後尾がだんだん見えなくなってしまいます。

そんな場合グループ前方のお客様を何かにしがみつかせて、

後ろの人がやってくるのを待つ・・・・・という方法では、

何かにしがみついた前方の人を見た後方の人もなにかにしがみついてしまう場合が

あります。そうすると、結局グループはまとまらず、長く伸びたままで、

それぞれが何かにしがみつき何かを見ている、またはただしがみついている。

という状態ができあがるわけです。

これは、ダメェよぉ、ダメヨなわけです。

どうするかというと、まずグループ全体を水深6〜7M付近まで上げます。

グループは長くなっているので、全体をすぐには上げられませんが、

とにかく上げます。で、上がった頃合を見て、前方グループだけをまとめて、

リーフの奥の浅瀬に少しだけ上がります。このときにカメとかパウダーブルー、

ヨスジフエダイの群れなどか浅瀬にいると、みんながスムーズに浅瀬に入ってきてくれます。

そうすると、浅瀬の流れはゆっくりなので、何につかまるということをしなくても、

自然にグループ内の距離が短くなってきます。で、あとはタイミングをよく見て、

本流にまたみんなを乗せてあげればいいのであーる。

これは、けっこうスムーズに潜れるおいしい方法であーる。

でも、沖縄では、そもそもそんなに流れないしね。

こーいうことはしなくてもいいですけれど。

だけど、モルディブは流れる。

でもウァドゥーのガイドはそーいうの、うまくやってくれるぜ。

みんな安心して遊びに行ってほしい。

と、ウァドゥーを誉めることも忘れないのは、大人には大切なことなのさ。

 

で、結局その後はなにも出なくてエキジット。

初めての強流ボートダイビングにメンバーはみんな疲れたようだったが、

モルディブは流れが速いと、さんざん前振りをしておいたので、

その一端に触れ、しかもそれをすり抜け、

生きて戻ってこれたことで、みんなの顔は喜びに輝きもしていたのである。

 

村上龍さんもエッセイの中で書いているが、

ダイビングの楽しみは、1つは、「お魚さんになれる」ということで、

もう1つは、「生きていて良かった・・・」というシンプルなことが実感できる

ことだ。

ふだん陸上でだらだらと空気を吸って生きていると忘れてしまうのだが、

人間は空気を吸えないと死んでしまうというシンプルな事実をダイビングは

思い出させてくれる。

流れの速い場所でアップカレントにつかまりリーフにぶつかりそうになる、

レギュレーターをくわえているのが辛い、激しいフィンキックで呼吸が

上がってきた、苦しい・・・・・・・。

で、エキジット。ぷはーと空気を吸う。

「あぁぁぁぁぁぁぁ、また空気が吸える。生きてて良かった」

と生きていられることが単純にすごく嬉しくなってしまう。

この喜びに比べたら、普段のいざこざなど本当に微々たるモノだ。

生きているからこそ、いろんな思いができるのだ。

と、いうことがダイビングをしていると、非常に身近に感じられる。

と、私は思うのだが、みなさんはどうですか?

このときのメンバーの顔はそーいう喜びの顔をしていました。

生きられているって気持ちいいっていう感じでした。

 

 

今日の分、長いなぁぁぁぁぁぁ。

まだ続くぞ。

 

☆イルカ

夕方のハウスリーフは結局潜らなかったのだが、幸運なことに

この日は凪ぎのせいもあってか、イルカがど派手にジャンプしてくれたのだ。

小笠原さん、看護婦さんが大喜びで、パハリン・ママリンも登場し、

沖縄民謡さんはみんなとはちょっと離れた場所で観察し、

みんなそこそこ満足だったのだ。

 

はい。ここからまた日を改めて書いているのだが、

いい加減もう細かいことを忘れてきたぞ。

だいたい帰国日から何日たっているのだ?

えーと・・・、一ヶ月と少々か・・・・。

うんうん。

忘れててもしょうがないな。

これは。

確か、この夜ぐらいから、なんかメンバーが1つの部屋に集まって

ぺらぺら喋りだしたと思うのだけれど、それは次の晩だったかな?

あかん、ダイビング以外のことは忘れている。

 

申し訳ない。

と、いうわけで、明日に飛んでくれ。

そりゃ。

 

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