スピッツログブック

スピッツ ログインデックスへ

Date

2007/2/19

天候 曇りのち晴れ
気温 20℃ 大潮

水温

21℃

北東

透明度

5〜10

2.0M
ようやくログが追いついてきた。写真が多かったので、とても疲れる。だけど写真のないログのなんと不評なことよ。やっぱりわかりやすいからね。

さて今日は鹿児島からのお客様で、なんか久しぶりに生物全般を網羅するガイドでした。最近はハゼとかウミウシとか何かに特化するガイドが多かったけれど、久しぶりにこーいうのも新鮮で好きだなー。

午前到着のお客様だったので、午後からダイビング。ちなみに午前中は4名のスノーケラーと共に真栄田の洞窟に行ってきました。そして午後からこのダイビング。

フリソデエビは少しだけ動いていましたが、まだ見られました。またいなくなっちゃうのかなー? 今日はほんと挨拶程度見て、その場を後にしました。

     

うーん・・・・。イヌギンポかと思ったのだが、図鑑で見るとニジギンポの子供のように見える。ふむふむ。きっとニジギンポ子供だろう。

     

ニシキフウライウオは今日も3個体を見ることができました。

     

目が特徴的なシマギンポ。ここのポイントにもいるんだねー・・・・。けっこうどこにでもいるもんだ・・・。

     

ゴミがたまっているような場所にはあり泳ぎが上手でない魚たちも流れ流されたまっていく。ツマジロオコゼもそんな魚。

     

ガレ場にいたヨコシマエビ。腕をクリクリ動かす動作がとてもかわいいです。ぜひライブで見に来てくださいねー。

     

ヨウジウオの仲間がいました。ホソウミヤッコの子供にも見えるが、実際のところわからない・・・・ってぐらいに小さかったです。全長1.5センチぐらいでした。

     

チャマダラミドリガイだと思われるウミウシ。地味だねー。

     

ヒオドシユビウミウシがコケムシの類かな・・・、ヒドロ虫の類か・・・な・・・・を食べていました。食欲衰えを知らず・・・って感じで一心不乱でした。私たちが見ているのおかまいなしでした。

     

そんな場所にマツカサウミウシspがいました。画面右側の白黄色のクルクルはこのウミウシの卵である。そこから左にいったところに、マツカサウミウシspがいるのだが、どれがどれだかわからないのは写真のせいではない。そーいうウミウシなのだ。擬態しようとしているのだ。わかりにくくって当然だ。わかろうとする姿勢が大事なのだ。さすれば自ずと足はスピッツに向いてくる。ライブで見るしかないっしょ。こーいうのは。

     

なんか久しぶりに見たので、嬉しくて撮影。ゾウゲイロウミウシです。綺麗で人気があるのにけっこう普通に見られるありがたいウミウシであります。

     

さて、またしばらく暇になるのでみんな遊びにきてね。今週末はちょっとダメなんだけれど。平日は暇です。ウミウシ祭りもまだまだ開催中です。


Date

2007/2/17

天候 曇りのち晴れ
気温 23℃ 大潮

水温

22〜24℃

南西

透明度

1〜8

2.0M
昨日と同じお客様が続けて潜っていただけました。ありがたい。ただ天候はなんか曇った感じ・・・・。雨もそんなには降らないけれど、晴れ間もちょっとしか見えない。そんな天候。

まずはウミウシ。あまり見ない奴に出会えた。私は初めての出会いかな。アズキウミウシでしょう。多分・・・・・。サイズは小さくて6ミリぐらいでした。マクロレンズがほしい・・・・・。

     

おおおおおぉぉぉ。こんなとこに・・・・!! 以前にも何度か見たことのあるコソデ系ウミウシ。私の2006年スピッツ的生物ランキングウミウシバージョンにもランクインしているウミウシだ。

            

ウミウシカクレエビの特大がペアで登場。こいつらもずっといるね。ありがたいことに・・・・。

         

そして・・・、これ。なんだろうか? こんなの見たことないぞっ!! ちと興奮してお客さんに紹介して撮影。図鑑で調べてみると・・・・、載っているもんだ。ヒメイソギンチャクエビというそうな。イソギンチャクエビのような模様だが、歩脚に茶褐色の斑点が散在しているとのこと。ふむふむ。そうだー。こーいうところに隠れているのかー・・・・。ひとつ勉強になりました。

    

エビといえばフリソデエビ。お客さんが正面からではなく、後ろから撮影しようと頑張っておられたので、私も後ろから撮った奴をここに紹介。いつもは正面ばっかり紹介しているので、これはこれで新鮮か? でも体の模様自体が美しいエビなので、こーいうアングルも素晴らしいねー。アオヒトデをバリ食いしていました。

    

特になんてことはない・・・、ネッタイスズメダイ子供です。撮りやすかったので・・・。はい。

    

サンギルイシモチでございます。透明感が美しい。私の好きな魚。

    

イトヒキテンジクダイが少しだけ群れていました。青色がかわいい魚ですね。

           

ニシキフウライウオもペアでいましたが、その距離は微妙に離れてしまっていた。

           

こちらが現在、家庭内別居中の個体。私が見ている間もあっちにフラフラ。こっちにフラフラ・・・・。定住しな個体です。でもこのエリアからは出て行かないみたいで、それが一層家庭内別居雰囲気を醸しだし、現場にはぎこちない空気が・・・・・漂っていると感じるのはあまりにも無理やり・・・・。そんなことないない。

      

胸鰭基部上方に黄色班がないし、シリビレも綺麗じゃないので、オオモンハゼだと判断しましたがどうでしょうか? あまり逃げず、撮影しやすかったですよ。

     

サンカクハゼですな。第一背びれに黒点があるし他の特徴もあてはまるし。

     

オイランハゼはいい色を出しておられました。冬だから、・・・・ということもないですね。ただ敏感なのですぐに隠れてしまいます。お客様もその点を嘆いておられました。色はそこそこ出ていたのでねー。

        

ミナミホタテウミヘビの仲間、もしくはミナミホタテウミヘビそのもの。こーいう泥っぽい場所ではよく見られる個体です。

        

いろいろ見られた2日間でした。またのお越しをお待ちしております。よろしくお願いいたしますねー。


Date

2007/2/16

天候
気温 23℃ 中潮

水温

20〜21℃

南東

透明度

8〜10

1.5〜2.0M
昨晩到着したお二人のお客様とダイビング。タンザクハゼリクエストだったのだが、あいにくの南東風。昨日ならばベストだったのだが、そんなこと言っててもしょうがない。ベストを尽くすのみ。

柏島がホームということなので、ハダカコケギンポは定番生物かとも思ったのだが、紹介せずにはおられない。今日は黒と白の2色です。

        

白色の方は、頭上のフサフサがなんて物足りない。それとも短髪なだけ? ショートヘアーバージョンとでも言いましょうか?

             

久しぶりに出会えたので、たいした写真が撮れなかったのだけれど、載せてしまえ。ハタタテギンポです。お客様はいい写真が撮れたのかなー?

     

ヤツシハゼsp−4も定番ハゼ。なのに和名がないというのは辛い。spの何番という言い方も面倒くさいしね。

     

ニュウドウダテハゼはなんか例年よりも多い。

     

ここんとこ個体数も増えてきて、リクエストがあったら絶対見せられる。はぜの図鑑未記載種。図鑑「日本のハゼ」にも載っていないんだから、よほどの未記載種。だけど今は多い。ハゼマニアの方、潜りに来ないと・・・・・・。初めて見たときのログは2005年の7月まで遡る。ここには瀬能先生からのコメントもあるのでまた見といてねー。

     

イッポンテグリ大人も高確率で見られます。ここ何年もこーいう状況が続いている。嬉しいことだ。

     

なんだろうか? この貝・・・・。貝の名前を少し調べたのだが、図鑑が乏しくて全然ダメだ。ここで止まるとまったくログが進まなさそうなので、飛ばす。また時間のあるときに調べますね。

     

ウミシダヤドリエビ。お客さんが見つけてすごい勢いで撮影されていましたので、横から補助。エビが好きなお客様なのでした。

     

浅瀬にはツバメウオが・・・・、このときだけ見られました。その後行方知らず・・・。浮遊物が多くて写真はダメでした。

          

毎回頭だけは見られるミミックオクトパス。今日は全身見られました。どうやら砂地の上を散歩中に私たちと出くわしてしまったようで、どこに隠れようかウロウロしていました。

      

うーん・・・・。画像悪いな・・・・。中央に上を向いているミドリガイの仲間がいます。

           

マダライロウミウシは二匹で追いかけっこしている最中でした。よく見られる光景ですよ。

     

ででぇーんと大きいウミウシ。テヌウニシキウミウシspです。今年も見られました。毎年数回見ていますので、今年もノルマ達成。大きくて7センチぐらいあります。この子供の個体にはまだ出会えていません。

         

いろいろ見られましたが、リクエストでもあったリボンゴビーことタンザクハゼの写真はあまり良い出来ではなかったようです。リベンジ・・・といってもあまりにも泳がねばならない移動距離に辟易されていたので、多分二度目はもうないでしょうねー。またリボンゴビー以外リクエストでも全然可能ですので、また一緒に潜りましょうねー。


Date

2007/2/15

天候
気温 23℃ 中潮

水温

21℃

北東

透明度

8〜10

2.0M
今日のお客様は昨日の電話で入った飛び込みの那覇のリピーターさん。なんでも急に休みになったとのこと。ならば行きましょう。潜りましょう。ちょうどトラパニアspが出ているから、探しましょう・・・・と、ダイブ、ダイブ、ダイブ。の3本行ってきました。

ウミウシを何種類見つけられるかカウントしながら潜ってみましょう・・・ということで見られるウミウシを撮影しながら潜ることに・・・・。

こいつはボンボリイロウミウシ。図鑑の説明では潮通しの良いさんご礁浅場のガレ場から見つけられているが、こんな内湾でも生息しているんだねー。私はおそらく初めての出会いだ。

                

一度見つけられれば、次からも見つけられるようになるのはガイドの不思議。キャロットシードミノウミウシもゲットできました。あいかわらず小さい。

      

美しい。クロモドーリス・ヒントゥアネンシスという学名で呼ばれているウミウシでまだ和名がありません。まぁーまぁー珍しいかなー・・・という感じ。すっごいレアではないです。

     

こいつは・・・・。先日この子供らしい奴に出会ったばかりでした。サンカクウミウシに間違いないだろう。あいつがこの短期間にもしかして・・・、ここまで大きく成長したのだろうか? それとも別の個体? ちょっとそれはわからないけれど、特徴多いウミウシなので、今後は間違わないであろう。

      

ミヤコウミウシ。微妙な色彩のブルーがとても美しい。気持ち悪いと言うお客さんもいるが、個人的に好きなウミウシです。

     

なんだろうか? シロミノウミウシに似ているけれど、触角の色が違うよなーと思っていたのだが、こうやって写真を見てみると・・・・・、いよいよシロミノウミウシに見えてくる。シロミノウミウシのこんなバージョンもあるのかなー?

     

最近ずっと見られているこのオトメウミウシ系の奴。今日も3個体いました。

               

他にもいっぱい見たので、左から紹介。フリソデミドリガイ、ゴクラクミドリガイsp、ハナビラミノウミウシ、ハナミドリガイです。

  

左からホソスジイロウミウシ、表門イロウミウシ、イボヤギミノウミウシ、イガグリウミウシです。

  

左からコナユキツバメガイ、コノハミドリガイ、ミチヨミノウミウシ、ミドリガイの仲間。

  

左からタスジミドリガイ、モンジャウミウシ、ナギサノツユ、ニシキリュウグウウミウシsp。

  

左からニシキツバメガイ、クロモドーリス・プレキオーサ、レンゲウミウシ、リュウグウウミウシ。

  

左からリュウモンイロウミウシ、セトイロウミウシ、タスジミドリガイ触覚がノーマル色、アカフチミドリガイ。

  

小さいツマグロモウミウシは2個体いました。

      

うーん・・・・・。名前のわからない奴に出会ってしまった。ホリミノウミウシ系だとは思うんだけれど、図鑑では合致する写真を見出せなかった。後はネットか・・・・・。時間かかりそう・・・・。

    

お客様、Nさんの写真。トゲミノウミウシですね。はい。

    

うーん・・・・。またまたなんだかわからないぞ。ゼニガタフシエラガイの特徴である亀甲模様というのに見えないこともないけれど・・・・・。図鑑の写真とは合致しない。しかし他にこれらしき写真もなく、お手上げなり。ミクシィーやネットでいろいろ聞いて回ったら、名前判明。カメノコフシエラガイでした。普通種だそうです。ふむふむ。

    

コトヒメウミウシの黄色が少ないバージョンかな・・・・。他に思い当たらないぞ。

          

後ろから撮ってみました。触覚先端が黄色くなっているコトヒメウミウシが図鑑に載っていたので、多分そうだろうと思います。

                

お客様にも写真提供していただきました。Nさん、ありがとう。うんうん。コトヒメウミウシですね。

    


他にもムカデミノウミウシ、ヒブサミノウミウシなどもいたのでウミウシは全部で37種かな。40種いかなかったかー・・・・・。魚では大きなツマジロオコゼがいました。

     

タテフエダイはいつも見られるけれど、特にこれといって興味をひく容姿ではない。私もほとんど紹介しない。たいていスルーしてしまいます。

     

シマギンポが動かなかったので紹介。お客様のカメラにもちゃんと捉えられているだろうか?

     

リボンゴビーことタンザクハゼも見に行ってきました。

     

こちらはリボンゴビーspの方。なかなかヒレを開いてくれませんでした。

     

ハゼの未記載種は今日もいました。最近は絶対いる。リクエストしてもらったら必ず見せてあげるのだ。

     

ハゼの仲間その6もいました。

     

うーん・・・・。東北のウミクワガタみたいなエビが出現。わりと大きくてインパクトありましたよー。名前はただいま調査中です。

     

もっとウミウシ探し出したかったなー。いつも見られるコモンウミウシとかの普通種を見つけられなかったのはショック・・・・・。


Date

2007/2/14

天候
気温 22℃ 中潮

水温

21〜22℃

南から南西

透明度

5〜20

2.0M
リピーターの方とのんびりダイビング。潜りに来たんやでぇーというオーラを出しながら3本行ってきました。

コンペイトウウミウシは大きくて移動もあまりしないので、とても重宝している

      

天候が悪かったので、イソギンチャクが丸まっていました。空が暗いと、イソギンチャクは写真のように丸くなってきて、とてもフォトジェニックになります。

     

ツバメウオ祭りは今日も開催されていました。お客様も接近して果敢に撮影されていました。

            

リングアイジョーもかなり敏感になっていましたが、なんとかあまり隠れない奴に出会えました。それでも遠いけれどね。

                   

夏場はもっとたくさんいたけれど、今のガイドではあまり見かけなくなったアカメハゼ。ピンクの目玉がかわいいです。

     

他にはイッポンテグリ、トウアカクマノミなども


Date

2007/2/13

天候 晴れ
気温 23℃ 中潮

水温

22℃

透明度

20

1.5M
午前到着のお客様と1ダイブ。波もなく凪いだ海は絶好のダイビング日よりでしたよ。

写真はソバガラガニからスタート。

     

赤くて綺麗なヤドカリがいたので撮ってみました。名前のわかる人、教えてくださいませ。

     

キンチャクガニも久しぶりにみました。

     

クロフチウミコチョウです。そーいやー、しばらくウミコチョウ見ていなかった。これからもっと増えるでしょう。

             

今日は1本だけでした。
     


Date

2007/2/12

天候 晴れ
気温 23℃ 小潮

水温

21℃

東から南東

透明度

5〜20

1.5M
ウミウシ好きのリピーターの方とマンツーで3本潜ってきました。いろいろリクエストをもらっていたが、見せられたものもあるし、見せられなかったものもある。

まずずっと探していたキャロットシードミノウミウシ。実は一本目の最初の最初に見ていたのだが、その小ささから模様などが肉眼ではっきり確認できず、キャロットシードだと現場で判別できていませんでした。そのまま2本目も捜索は続行され、2本目終盤はほとんどこいつを探していたのだが、まったく見つけられなかった・・・・・。ダメだぁぁぁぁぁと悲嘆し、帰って、PCで写真見たら、ありゃ???? こいつ・・・、こいつがキャロットシードだったのかー・・・・と発見に至りました。情けないお話でございます。

     

エンビキセワタといいます。サイズは1センチぐらい。

          

フジナミウミウシもそんなに珍しくない。模様も大胆で判別しやすい種類ですね。

     

フリソデミドリガイもぼちぼち登場してくれるようになりました。

     

ゴクラクミドリガイの仲間はあいかわらず汚いし、汚れている。

     

反対に華やかできらびやかなハナビラミノウミウシ。

     

ウミウシらしく撮影できたものも貼っておきましょう。この日はハナビラミノウミウシだけで30個体以上は見ました。はっきり数えていないけれど、それぐらいは軽く見ているはず。いっぱいいました。過去にもこんなにいたのだろうか? ちょっと疑問・・・・・・。

     

真っ黒けといえば、きっとホンクロシタナシウミウシでしょう。きっとね・・・・・。

     

初めて見つけたときは、稀種に違いない!! と大興奮したこのウミウシも最早普通種以外のなにものでもないくらい頻繁に出会えています。

     

イボヤギミノウミウシも普通種だ。けっこういろんな場所で見るけれど、大きく育った個体よりも小さい個体の方が断然かわいいです。

     

ニシキリュウグウウミウシspは一時ほどの大発生は見られませんが、各所に分散し、ぽこっ、ぽこっと出会えます。

     

同じ場所にいた、このウミウシ。お客様がコミドリリュウグウウミウシ? と聞いていましたが、コミドリではなさそう。ニシキリュウグウウミウシspのラインが薄いバージョンに見えるけれど、実はミラーリュウグウウミウシの子供だったりするかなー? とも思ったりするが、サイズから考えてその線はないと思われるので、きっとニシキリュウグウウミウシspのバリエーションでしょう。

     

リュウモンイロウミウシはけっこう見られるようになりました。

     

サキシマミノウミウシspです。これもけっこう見られちゃいます。

     

太くてぼてっとしたサラサウミウシ。

     

パスタチゴミノウミウシですな。以前にも見たタイプ。前回のログでは正体不明になっていたけれど、きっとパスタチゴミノウミウシでしょう。

     

小せぇぇぇぇぇぇぇ・・・・。ごみかと思ったら爪に張り付くし、およよよよよ!!!! と触覚が伸びてきた。うーん・・・・、図鑑で見ると・・・・・、サンカクウミウシというのに似ているが、小さすぎてあまり判別に自信なし・・・・・。

     

うーん・・・・。書く手が止まるな・・・。名前がわからないよ。ミナミヒョウモンウミウシのようだけれど、前回見たミナミヒョウモンウミウシはもっと外洋のリーフトップで見られたので生息環境がまるで違う。こんな泥の内湾にも生息しているウミウシなのだろうか? わかりません・・・・。保留。

     

触覚先端がカールしているかのように丸まっているし、色あいなどもジボガミノウミウシに似ているが、はたしてそうだろうか? あまり自信が持てません。わかる人、教えてくださいませ。ちなみに「本州のウミウシ」掲載のジボガミノウミウシの写真とはまったく異なっています。

     

これまたわからない・・・・。カブシキオトメウミウシのようにも見えるけど・・・、もっと鮮明な写真がほしいですな・・・・。

            

そしてずっと会いたかった、お客様のリクエストにもあったトラパニアsp。体の模様がすごい!!の一言。こんなのがいるんだねー。

           

ウミウシ以外でもいろいろ見てきました。まずはキミシグレカクレエビ。毎年、忘れたころに定位置に見に行くのだが、変わらずにいる。ずいぶん長生きです。

     

イソハゼの仲間が動かなかったので撮ってみました。

     

まだ和名のないハゼもいましたよ。図鑑「日本のハゼ」の474ページ。ハゼ科の1種その6です。

     

三本目はうねり少々の海に果敢に挑んだのだが、そのウミウシの激減振りに驚く結果となりました。うねっているときに無理して入ってもいいことないんだなーと実感するダイビングでした。勉強になった。


Date

2007/2/11

天候 晴れ
気温 22℃ 小潮

水温

21℃

透明度

5〜20

1.5M
今日は那覇のお客様とマンツーでのんびりじっくりガイドだというのに、デジカメを車に積むのを忘れてしまったため、一枚も写真がない。

ヤシャハゼ、ヒレナガネジリンボウ、クサハゼ、ヒメクロイトハゼ、シマオリハゼ、ハチマキダテハゼなどを見つつ潜ったり、育卵中のニジギンポを見たり、ニシキフウライウオのペアと遊んだり、ウミウシカクレエビのペア、セボシウミタケハゼを見てきました。

ウミウシではジュッテンイロウミウシを2個体も見れました。ヒオドシユビウミウシ、サキシマミノウミウシ、モンジャウミウシ、オブラートウミウシ、マツカサウミウシ属の1種その3、タスジミドリガイなどを見てきました。ミミクズガニみたいな奴もいたし、ウバウオの仲間がゴロタの間で右往左往している場面にも遭遇しました。

お客様 が送ってきてくれた写真は一デジで撮影したもので、ほんまに色が綺麗だなー。

    

これがなんなのかはよくわからないんです。

    

かわいい貝もいました。

    

Nさんどうもありがとうです。
     


Date

2007/2/10

天候 曇り
気温 22℃ 小潮

水温

21℃

透明度

10

1.5M
連休だというのに、内地からのお客様は誰もいない。暇だなーと思っていたら、地元のお客様が飛び込んできてくれました。ありがたいことだ。嬉しいぞ。

なんだろうか? ただのチドリミドリガイだったので、お客様には紹介しなかったのだが、交わっているだけかと思ったら、・・・・・・?????? 二匹のチドリミドリガイの中央にある透明のものはなに? 先端には目のようなものまであるなー・・・。魚? うーん・・・・。邪魔したら悪いなーと思って撮影したらすぐに移動してしまったのだが、もっと見ておいたら良かったなー。

    

ここんとこずっと同じところにいるゴクラクミドリガイsp。いつまでたっても綺麗にならないけれど、どんどん汚くもならない。こんなもんなのだろうか?

    

ヒラミルミドリガイだと思われる個体に出会いました。でも触覚が白くなくて、黒っぽいし、体ものぺっとしているから、ヒラタミドリガイかもしれない。うん。そのように思えてきた。ふむふむ。ヒラタミドリガイだろう。

    

このキセワタガイも非常にたくさん見られるけれど、図鑑にはぴったり合致する写真が見当たらない。うーん・・・・。どうなってんだろうか・・・・。

    

お客様が見つけた白い貝。ヘコミツララガイだろうか?

           

判別しやすい個体にようやく出会えた。ミドリリュウグウウミウシです。大きくて見やすいウミウシ。

     

なんだろうか? オトメ系ウミウシであることは間違いなかろう。わからない。捜索続行中。情報求む。

     

レンゲウミウシです。名前のわかる奴に出会うとほっとしますな。

     

スミゾメミノウミウシのわりと大きな個体が巻きついていました。

     

こちらはハゼの体にくっついているところをよく見かけるスミゾメキヌハダウミウシ。次の体を求めて彷徨っているのでしょうか? 

     

タツナミガイの大きなサイズがいました。片手の掌でおさまらないぐらいのサイズでしたよ。

     

ツマジロサンゴヤドカリと思われる個体。・・・・・・。いや、ちょっとヤドカリがいたんでね・・・・。撮ってみただけなんですけれど・・・・。

     

トウアカクマノミも登場。こーいうセンジュイソギンチャクに住んでいるのはけっこう珍しいと思うのだが、ここの奴はよくこんな感じで住んでいる。ここでは極めて普通の住環境なのだろう。

     

ソバガラガニといいます。なんでソバガラなんでしょうね?

     

そして泳いでタンザクハゼまでいってきました。これがいつものタイプ。

     

そして幾分細身の背びれが長いタイプ。今日はヒレを広げてくれていたので、ちゃんとその長いヒレを確認することができました、ただ撮影のときに広げてくれなかったのは、非常に残念。

     

オキナワフグが浅瀬で日向ぼっこしているかのように、寝ていました。

     

シリビレまで、「かぁーっ!!」 と開いていたので撮ってみた、ニュウドウダテハゼ。

     

最近ずっといるコノハガニです。おっととととととと・・・・と声が聞こえてきそうな感じですね。

     

お客様からのリクエストだった黒のハダカコケギンポ。白点が綺麗です。

      

     


Date

2007/2/8

天候 晴れ
気温 22℃ 中潮

水温

21℃

南東

透明度

5〜8

1.5〜2.0M
今日もウミウシを探してみました。スピッツではよく見るアワツブガイの仲間がいました。

           

ヒブサミノウミウシは普通種ですね。

     

こちらはヒラミルミドリガイ。ヒラタミドリガイとは触覚の色が違うね。

     

鮮やかに綺麗なウミウシのくせに、ミチヨミノウミウシという変な名前の奴。

     

リュウモンイロウミウシは交わっておられました。

     

肝心の背ビレの模様が見えない写真になっているが、おそらくホシカザリハゼだと思われる個体であります。こーいうのをびしっ!! と水中で判別できるようになったらさぞかしガイドの腕も上がるだろうに・・・・・。日々精進。日々勉強だ。

     

ヘビギンポの仲間の分類もただいま大変熱い世界となっていますが、私も頑張っていろんなHPを見て勉強していますけれど・・・・・、個体識別の方法までしっかり書かれているサイトはなかなか見られないなー。知っている方、誰か教えてくださいませ。

     

マツバギンポはここの常連です。

     

こんなところにサンゴがある・・・・・、うん・・・、なんか動いた・・・。おっ。セダカギンポ子供? ふむふむ。間違いないねー。こんなところでこんな子供に会えるとは・・・・。こんなとこまで辿りついて大きくなっている個体がいるとは・・・・。びっくりです。

     



Date

2007/2/7

天候 晴れ
気温 23℃ 中潮

水温

20〜21℃

透明度

15〜25

1.5M
地元のダイバーの方が遊びに来てくれまして、2月でもダイビング。幸運にもポカポカ陽気に恵まれ、移動中の車内など初夏のよう。車窓全開でのドライブになりました。

2本をのんびりこなしてきました。まずはカクレクマノミのイソギンチャクに住んでいるアカホシカニダマシです。

    

サンゴの隙間にはゴマモンガラ子供が寝ていました。

    

深場ではスミレナガハナダイのおなべバージョンがいました。もうずっーとおなべです。

    

先日見つけたニシキフウライウオを早速見てきました。ちゃんとペアでいました。

    

水面にはサヨリがたくさん群れていて、日差しも強くて、水中にいても夏を感じるような風景でした。

    

底にはセソコテグリが・・・・。画面中央の大きい個体は撮影寸前まで背びれを大きく広げていたのだが、カメラを構えるとたたんでしまった。その後逃亡・・・・・。

    

シマヒメヤマノカミは背中にちょっとだけ寄生虫がつきはじめていました。

    

テンテンコノハミドリガイだと思って紹介していた個体だが、他のサイトで見てみると、コノハミドリガイになっている。テンテンコノハミドリガイはもっと別の色しているぞ。ふむふむ。

    

ウミウシではユキヤマウミウシがいました。今年は暖冬だけれど、この雪山はいつでも健在なのだ。・・・・・・・、書いてて自分でくだらねぇー・・・・と思いつつ書いてしまった。きっとたくさんのイントラがログでこんなことをぼやいているんだろーなー・・・・・。

    

センテンイロウミウシは本当にいっぱいいました。その中でもカラーバリエーションの個体がかたまっていた場面を撮影。

    

きっとアカテンミノウミウシだと思われるサイズ3ミリぐらいのウミウシ。もっとちゃんと撮れなかったのか・・・・と後悔ばかり・・・・。

                         

モンコウミウシは2個体いました。私は久しぶりに見れました。

    

サキシマミノウミウシでしょうね。なんか最近サキシマミノウミウシとハクテンミノウミウシの差異がごっちゃ・・・・。

                

オショロミノウミウシ系の奴もいたのだが・・・・、しっかり撮りたいなー・・・。カメラの限界を感じる・・・・。サイズは5ミリに満たないぐらいの小ささ。

           

ネコジタウミウシの仲間だということはすぐにわかったけれど、正式名称が出てこなかったこのウミウシ。帰ってきて図鑑を紐解く・・・・。うーん・・・。ネコジタウミウシ属の1種その2にしては、口触手の色が褐色ではない。

            

横から撮影したものも貼っておこう。体も後ろに長いし・・・・。またまた正体不明種です・・・・。

        

ウロコ系は見たいと思っていたので、嬉しい発見。カノコウロコウミウシです。体長は5ミリぐらい。今日見たウミウシは小さい奴が多かった・・・・。

     

フリソデエビがいなくなってしまったことが残念でならない。フリソデエビの場所に大きなキリンミノがでぇーんんんんと居座っていたので、もしかしたら食べられたのかもしれない。まぁーあれだけ逃げない個体だったし・・・・、プリプリだったし、美味しそうだったからなー・・・・・。合掌・・・・。チン。
     


Date

2007/2/5

天候 晴れ
気温 21℃ 中潮

水温

20〜21℃

北東

透明度

10〜15

1.5M
久しぶりにフラフラ潜ってきました。そうするとガラスハゼなんかもじっくり見れる時間がある。お腹には卵がたわわに入っています。

    

同じムチカラマツについていたのが上の個体と下の個体だけだったので、上の個体の卵はきっとこのカップルの宝物に違いなかろう。ハゼ図鑑で調べたけれど、どうやらほにょららガラスハゼとかじゃなくて、ただのガラスハゼだと思われます。

    

ウミタケハゼの仲間だろうと撮影。図鑑で調べてみたら、セボシウミタケハゼだと判明。判別ポイントの第一背ビレ基底に黒色の半楕円形斑が見やすく撮れていたので楽々わかりました。こーいう風に行きたいものだ。

    

判別する必要もないヒトスジギンポ。紹介しやすい魚はとても重宝するのだ。

    

よく太ったムチカラマツエビがいました。

     

ニジギンポが顔だけ出して、こちらを見ている。寄っても全然隠れないし、逃げもしない。ふむふむ。こーいうときは・・・・、

      

ふむふむ。やっぱり。穴の中を覗いてみると・・・・、やっぱり卵がありました。もう目玉が出来ているのだ。

     

そのニジギンポの横でヒレ全開にしているシノビハゼがいたので撮ってしまいました。まったくの普通種だけれど、ヒレを広げて逃げない個体がいたらとりあえず撮っときたいですよね? 予想通り、背びれには淡い模様が入っているのだ。創造の神様の細かい仕事に恐れ入ります。

     

ミナミイソスズメダイと思われる個体も数匹ウロウロしていました。スズメダイは勉強中なので、つい撮ってしまう。

     

ウミヘビが砂の穴の中に顔を突っ込んで逆立ち状態でした。しばらく見ていましたが、ずっと逆立ちしていましたよ。きっとハゼの巣穴とかにエサを求めて首を突っ込んでいる状態なのでしょうね。

                    

大きなウミウシカクレエビが巨大オオイカリナマコについていました。

     

ウミウシではハナミドリガイ。普通種だ。

     

ホシゾラウミウシ。ふむふむ。普通種だ。

     

ミゾレウミウシ・・・。普通種だ。

     

モンジャウミウシ・・・、普通種ばっかりだー。

     

シロアミミドリガイ・・・、まだ普通種だ。

                     

普通種だ!! って早い、あなた早すぎます。突っ込み早すぎますよ。いくらそんなに普通種がつづくからといってコメントの前に突っ込まなくても・・・・・。なんだろうね? ツノクロミドリガイというのに一番似ているようにも見えるが、画像が鮮明じゃないからなー・・・・。

      

美しい。とても美しい。フリソデエビだ。去年の12月中頃に見てからずっと同じ場所にいます。が、これが最後の姿になってしまった。惜しい。食べられたのかなー・・・・。

     

そしてニシキフウライウオもいました。
とんでもない色だ。去年は黒色ばっかり見ていたので、この色は本当に嬉しい。綺麗だぞ。しかもペアで、卵まで持っている。しばらくいてほしいなー・・・・。

     

こちらは同色だが、もうちょっと色が薄いバージョン・・・・。そう。その通り。今日はニシキフウライウオのこの色パターンの個体を2ペア、つまり4個体も見てしまったのだ。なんてこったい!!

     

派手な魚だ。ウミシダとオーソドックスに撮るもよし。バックを水で抜いて、うり芸術的に仕上げるもよし。私はこんな感じに撮ってみました。さぁー2月でも楽しいぞー。ウミウシも増えてきたし、潜らにゃー損ソン。メールをスピッツに打ってきましょう。


Date

2007/2/1

天候 晴れのちに曇り
気温 19℃ 大潮

水温

20〜21℃

北東から北西

透明度

15〜20

2.0〜3.0M
近隣のショップさんからの紹介で潜りに来て頂いた方とダイビング。海上自衛隊の方で昨日入港し明後日にはまた離港するというわずかな時間をダイビング。

お迎えには普段ほとんど行かない、新中城港まで行ってきました。地形リクエストだったのだが、あいにくの北風だったので、断念し、潜れるところで潜りましょう・・・となりました。

水中ではコブシメに頻繁に遭遇。2ダイブされたのだが、2本ともコブシメに出会えました。写真の個体は2本目に出会った奴で、砂の中に隠れていました。

      

ジョーフィッシュも紹介したのだが、やはり冬場はとてもシャイでなかなか顔を出してくれなかったのだ。

               

ヤクシマイワシの群れをワイドで狙いたかったのだが、もうすでにいなくなっていて残念極まりない。しかしハマクマノミいっぱいは変わらず、不変なネタなので、こちらと遊んできました。少し流れが出ていたので、普段よりもハマクマノミがイソギンチャクから離れて泳いでいました。

     

水温がとうとう20度を記録するようになりました。だけど、やっぱり例年よりも寒くなる速度が遅いよね。早く温かくならないかなー・・・・。