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ひとりごと

スピッツ

 

2000/10/30

なんや、なんや。

もう終わりやね。10月も。

けっこう忙しかった。良いことだ。すばらしい。

で、前々回の「ひとりごと誕生日スペシャル」で、

お客様と別れるときには握手して別れることにしよう・・・・・と

書いたのに、まったく実行できてません。

なに?

うそつき?

お調子者?

偽善者?

 

なんやなんや、言われたい放題やないか?

まぁーまぁー、なぜ私が握手できなかったかということを明快、かつ論理的に

解き明かしていくではありませんか。静まりたまえ。

 

はい。そーなんですよね。

握手しようと思っていたんです。感謝を伝えるために。

モルディブではよくやってましたもん。

だから、あの頃に戻るだけさ・・・・

と、思っていたのですが、握手しようと思ったときの周囲の雰囲気・・・・。

あれ? なにか違う?

なんで、なんで?

トラックが走っている。マクドナルドが見える。

横を2人のおばぁーが話しながら通り過ぎていく。

あれれれれ。

日本やん。

思いっきり、日本国やん。

握手・・・・か・・・・、そんな習慣のない国やもんな・・・・・。

なんか違うなぁぁぁぁぁ。

と、思っていたら、自然と私のコウベが垂れていました。

「実るほどコウベを垂れる稲穂かな」状態です。

「どーも、ありがとうございました・・・・」

あらららら、言っちゃったよ。帰っちゃったよ。

握手してないよ。

おかしいなぁぁぁぁ。モルディブでは自分から握手して、

「See you nexy year」

「Did you enjoyed trip?」

とか、喋っていたのに・・・・・。

あら? 英語じゃん。

握手しながら喋っていたのは、全部英語じゃん。

あるいは、モルディブ語だ。

「ラワ、ボドゥ、シュークリア、ド」とか。

うーん・・・・、そぉー言えば日本語喋りながらは握手してないかもな・・・・。

日本人にとって握手って、特別なことなのかも。

恋愛で、手をつなぐのって、スキンシップの第一歩ですよね。

肌と肌が触れることに対する感覚・・・・・。

私は、ヨーロピアンと比較したことを書けるほど、

このことについて詳しくないから、よくわからないけれど、

異性の手を握るということは、ある意味、現代ではセクハラになるかもしれないし、

同性の手を握ると、「ホモセクシャアル」もしくは「レズビアン」

じゃないかと疑われそう・・・・とか、思ってしまいません? 

私だけじゃないですよね。

他人の肌に触れるということに、とても敏感になってしまいます。

 

それはなぜかと言うと、やっぱり、突き詰めて考えていくと、言葉の問題だと思います。

日本という閉ざされた国の中で、日本語という日本だけでしか通じない言葉を使う民族の

問題なのではないでしょうか。(おおおお、なんか村上龍的な文章になってきた・・・・、

なってない? でも、村上龍はほとんど読破しているので、影響された考え方をしてますよ、私)

 

つまり、みんなが日本人で、日本語しか話していないので、知らない人と話すときも何も

考えずに日本語を話しているのです。そして、それで通じます。

これが異種民族の混ざり合った国だとしたら・・・・、たとえばあなたはサラリーマンです。

明日、あなたが仕事で出会う人はアフリカ人かもしれないし、ヨーロピアンかもしれないし、

シンガポール人かもしれない。

英語を話すのかもしれないし、フランス語かもしれないし、北京語かもしれない。

商談が成立するどころか、コミュニケーションすらロクに取れないかもしれない・・・・。

そんな緊張感を想像することは、日本にいる日本人には、かなり難しいことなんですが、

できるだけ想像してみてください。

で、外国人って、挨拶のとき、よく握手しますよね。

私が思うに、あれは、まだ形式的なものです。

「私はあなたを受け入れる用意があります」

という感じです。

で、あなたが話をします。しどろもどろになりながら、ボディーランゲージも混ぜて。

 

あなたの額には汗が出ています。脇の下も汗で濡れています。憶えていたはずの外国語の単語、

それがうまく呼び起こせない焦りと、それを実際に伝えるときの発音の難しさ、

頭に熱がたまったようになり、口の中は乾ききっています。

で、なんとかかんとか、意味が伝わりました。

相手が笑って納得してくれました。良かったですね。

なんとか伝わったみたいですよ。

 

あなた、そこでお辞儀しますか?

わかってくれて、ありがとうって、深深と頭を下げますか?

日本人だから、私のやり方はこうなんですって、コウベを垂れますか?

 

私の経験上、お辞儀という行為は出てこなかったです。

握手します。それも強い握手です。

2人の距離が縮まって、肩をたたきあいながらする握手です。

よかったよ、言葉も違うのに、コミュニケーションが取れて良かったよ・・・・

てな感じで握手します。

 

そこまでの緊張感が解きほぐされたときにこそ、握手って自然にできるもののような

気がします。日本人同士だと照れくさいのは、そーいう緊張感がない、ということも

原因なんじゃないのかな? 握手をする必然性がないというか・・・・。

いや、感謝してるから、スムーズに握手すればいいんだけど、そーいうバックボーンが

日本の握手にはないので、照れが出てしまうのではないかな? と思うのです。

でも、外国人って、同じ民族、同じ言葉の人たち同士でも、握手するもんな・・・・。

あれは、もう習慣になっているからなのかな・・・・。

うーん。

 

と、とにかく、対日本人のお客様にはコウベを垂れる稲穂になった方が、

感謝の気持ちが、私もお客様もお互いに照れずに、伝えられるのではないかな?

と思います。

日本人同士がする握手って、なんか違和感があるんですよね。

でも、もちろん、その垂れるコウベに高品質なガイドという実りが詰まっていることが

肝心なんですけどね。

 

ちょっと最後は支離滅裂になってしまって、無理やりまとめたけれど。

なんか、皆様、思うことがありましたら、掲示板もしくはメールに書き込みしてくださいませ。

 

2000/10/22

三十路に入り一回目のひとりごとです。

しかし、三十路とはいいものでございます。

まず、響きが良ろしおすな。

「あ、みそじ、みぃそぉじぃぃぃ」

んんんん、鼻歌なんぞも出てきおりますわ・・・・。

えええと、あと、いいところは・・・・。

うううううんんんんんんんと・・・・・。

今日からお客さんいるんだけど、

ちょっと時間あるし・・・・、

書けるかな? と思ったけれど、

無理ですね。進みません。

けっこう時間かかるのよ。

このひとりごと、書くの・・・・・。

じゃ、これからログづけです。

 

2000/10/19

今日はこれから空港に送迎があるんですが、ちょっと時間があったので、

自分のHPをだらだらと見ていたんですが、この「ひとりごと」をさらにだらだらと

読んでしまいました。

うんうん、みんながおもしろいと言ってくれるのも、わかるような気がする。

おもしろいこと書いてるときも、ある。

読んでしまうもん。

いいことだ。

 

で、今日は私の誕生日なのさ。もう30歳なのさ。

あぁぁぁぁぁぁ、三十路だ・・・・・。すごいな。

もう30歳だ・・・・・という気もする。

そして、まだ30年しか生きていない・・・・、という気がしたりもする。

 

人生80年だったら、まだ半分も生きていないんだな・・・と思うと呆然として、

愕然として、いろいろくだらないことを考えてしまいます。

でも、ほんとに、人生80年だったら、40まで生きて、やっこさ折り返しか・・・・・。

長い、長すぎです。今までの30年もけっこう長いと思っていたのに・・・・。

 

なんて考えられるのは、国が平和な証拠です。

まだまだ生きられる、生きていけるという予想がまかり通る国に

私は生きているんですね。

今の中東は大変です。いつ、殺されるかわからないし、そんな国では日々を生き残ることが

目標になるでしょう。

選んで日本に生まれたわけじゃないし、ほんとにたまたま日本に生まれて、日本人になって、

先人たちががんばって経済大国にしてくれて、豊かになって、

物心がついたときには、その恩恵にあやかって、いい暮らしができていて、

おまけに、ダイビングていうスポーツのような、リラクゼーションのような、

ちょっと曖昧なモノでお金を稼がせていただいて、ほんとに私は恵まれ者です。

 

誰に感謝するかというと、やっぱり、まず両親に感謝です。

産んでくれたし、育ててくれたし、守ってくれてるし、心配してくれてるし、

ほんとにありがたいことです。

 

次にはやはり、今まで出会ったいろいろな人たちに感謝ですね。

世の中には、ほんとにたくさんの人が生きていて、私が出会える人の数なんて

ほんとに少しだけれど、その人たちがあってこその今の私なので、このHPを

見ていただいているあなた。

そう、あなたにも、私は感謝せずにはいられません。

今、私の右手が・・・・・、

涙を拭ってかすかに濡れている私の右手が、熱い握手を求めてあなたに差し出されています。

さぁー、その手を取りましょう。

あなたの手の甲に落ちる私の涙が震えているのは、体からあふれた私の感謝がこぼれたからです。

あなたの手の甲を覆うように、私の感謝をしまいこむように、私の左手が重なります。

握手が震えてしまうのは、奮い立つ感情が押さえきれないからです。

「ありがとう」という言葉で私の気持ちが通じるのか? とても私は不安になります。

「ありがとう」という言葉に甘えていてはいけません。

言葉はただの記号です。

感謝は感情です。

「直接相手に触れて、意思を伝えたい」

握手とはそのような思いが溢れた結果であり、言葉が相手に何かを

伝えるための道具であるならば、握手こそが感情を伝える熱い言葉であります。

 

日本国に握手の習慣がないのは、ほんとうに残念なことです。

うむ。決めた。

今度からお客さんとは握手して別れる、ヨーロピアンスタイルにします。

 

 

ああぁぁぁぁ、いいこと書いてるなぁぁぁぁ。

なんて、私はいい人なんでしょう・・・・・。

うぅぅぅぅぅん。自分で書きながら、涙が止まりません。

良心という言葉が、そのまま人間になったら、きっと私のような姿かたちを

しているんじゃないだろうか? と思ってしまうほどです。

誠実な人間を探している人に、教えてあげたいくらいです。

私の胸から心臓をえぐりだして、「人間らしい真心」と名づけて博物館に寄贈したいほどです。

 

 

 

・・・・・・。

むむむむむむむむむ。

こーいう部分がきっと、私なんでしょうね。

自分で書いたイイコトをそのままにしておけないので、自分で照れ隠しに突っ込んで

しまう・・・・・という・・・・・、そして、そのコメントもちゃんとステップを踏んで、

3段階に上げていってます。(どーいう意味か、わかるよね?)

こーいう基本が大事なんですよね。

そう、

基本が大事なのよと、肝に銘じる三十路の私。

一句読み上げたところで、ちょいと時間となりました、笑点、このへんでお開き。

来週も沖縄文化会館からお送りします。

 

2000/10/15

さてさて、いったい何を書き始めましょうか?

今日も潜りましたが、海はあまりかんばしくありません。

北風・・・というか、北東の風が強くて海は波が高いです。

明日はまだ北東ですが、明後日は東風になるそうです。

そうなると、まぁーそこそこ潜れるようになるのですが・・・・。

 

で、モルディブツアーをとうとう募集してしまいました。

いったいどんな人が参加してくれるのか、かなりオロオロしています。

人数が集まるのにこしたことはないので、たくさんでボート1艘チャーター

できるぐらいの人数になればいいなぁぁと思います。

久しぶりにバナナリーフや、エンブドゥエクスプレスに潜れるなぁ・・・、

と、思ってしまうのは、私も普通の一般ダイバーと同じでございます。

ただ、私の場合、久しぶりにスタッフカレーが食べられるなぁぁぁ

とか、ハウスリーフのあの穴の中のカクレエビはまだいるんだろうか? とか、

ハウスリーフの底の生物はどんな感じに変わっているのだろうか? とか、

昔と比較しながら楽しめるというのは、とてもおもしろいことです。

 

よくお客さんに、「モルディブでは何を食べていたのですか?」なんて質問をされます。

「ゲストと同じものか、現地スタッフと同じものですよ」と答えます。

「現地スタッフは何を食べているのですか?」

「カレーですよ」

「カレーだけですか?」

いや、カレーだけではないけれど、とにかく、カレーがメインなんです。

具が変わります、チキンカレーとか、ベジタブルカレー、エッグカレー、

たまにビーフカレー。で、朝はナンで食べて、昼と夜は米で食べます。

大げさに言うと、モルディブ人は生まれてから死ぬまでカレーです。

3食全部カレーの日もあるし、1食だけがカレーの日もありますが、

とにかく、カレーを食べない日というのはなかったと思います。

 

「え? ずっとカレーなの?」

 

と驚きましたか?

でもね、その地で育ってきた人には、そんなことたいした問題ではないのです。

3食カレーがどうしたっていうんですか?

うまいですよ。カレー。

飽きる?

でも、日本人も味噌汁を飽きずに何歳になっても食べるじゃありませんか。

同じですよ。

味覚というのは、慣れるものなんでしょうね。

聴覚もそーですね。

はじめは変な曲だなと思っていた、モーニング娘。も、しだいに耳が慣れてきて、

あれよあれよで、なんだかんだで「ウッ! ハッ!」とか掛け声かけたりしちゃいますもんね。

慣れというのは恐ろしい機能ですが、これがあるから、人間は生きていけるんでしょうね。

 

でも、みなさんはふだん、たまに、あー、もっとうまいものが食べたいなぁぁとか思いますか?

たぶん思いますよね。私も思いますもん。

でも、そーいうのって、他にうまいものがあるって、知っていないと起こらない欲ですよね。

世の中にはまだまだうまいものがあるのに、今日もオレは焼きそばUFOを食べている、

あぁぁぁぁ、もっとうまいものをたべたいなぁぁぁぁぁって。

 

モルディブ人がそーいう風に思わないわけではないです。

テレビやレンタルビデオ(ほとんどがインド映画ですけど)があるから、

外からの情報は入ってきます。うまそうな食材の映像も見られます。

そんなんを見て、

「あの映像・・・・、食べたことはないけれど、

もしかして・・・・・、もしかして食べてみたら、うまいかもしれない・・」

なんて思っているかもしれない。

私らと同じで、思ってますよ。たぶん。

 

しかし、そこでおおいに影響しているのが国教でもあるイスラム教です。

豚、食べませんね。お酒飲みませんね。

彼らがそれらを拒否するのは、まずいから食べないんじゃないんです。

食べてはいけないと定められているから食べないのです。

もちろん、モルディブ人全員が規律を守っているとは思いませんが、

私の知っているモルディブ人の多くは規律を守っています。

すごいことです。

いかに子供の頃からの刷り込みとはいえ、大人になって、リゾートで

働いて、ヨーロピアンやアジア人が豚をがつがつ食べているのを見ても

ちょっと食べてみようかな・・・・とも思わないのですよ。

 

すごいでしょ?

すごくないですか?

なにがすごいって、そこまで影響している宗教がすごいです。

イスラムだけに限らず、キリスト教もヒンズーもそうですよね。

とんでもない影響力です。

彼らの後ろには神がいるんです。いつもそばに。日常に神様を感じているんです。

日本人って、そーいうところ、ゼロですよね。

都合のいいときだけの神頼みです。

 

彼らがそこまで信仰できる神という存在を持たないで、

我々日本人は、日々をへらへらと生きていていいんでしょうか?

 

モルディブツアーなんか組んだりしたから、

モルディビアンスタッフとカレーを食べながら、こんなことを考えていた頃を

ふと、思い出しました。

へらへらと生きているわけではないけれど、信仰できる神様は、

やっぱり日常には感じられないです。

リチャードバックの言葉。

「この世に神がいるのなら、それは創造の神がいるだけだ」というのに一番近いかな・・・・。

私の思いは・・・・・。

 

2000/10/11

あああ、久しぶりに写真館を更新しました。

で、お客さんからHPの評判を聞くと、

「写真館の写真の下のコメントがおもしろい」

というのをよく聞きます。

思い当たることを、テキトウに、たららららんと書いていたんですけど、

「へぇぇぇぇぇ、そんなに評判いいんや」

と思ってしまうと、今日の更新した写真のコメントは、なんか、

プレッシャーかかって、あんまりうまくいかなかったです。

というか、そんなに変化つけられないし、

おもしろくしよう・・・と思って、書くのは嫌いだし。

やっぱり、自然に出てくる言葉をただだらだらと連ねながらも、

校正して体裁を整えていくスタイルがいいので、

今度からは気楽にもっと、もっと、テキトーに書きたいと思います。

 

2000/10/10

今日がほんまの体育の日や、っちゅーねん。

そんな、遊びたいからといって、勝手に休日を第二月曜日とかに変えても

いいのか? おいおい。日本国、どうなってるねん?

そんなんやったら、もっと休日作ってほしいよ。

数学の日も、国語の日も作って休みにしてくれよ。

ホームルームの日も・・・・

って、まぁーいいんですけどね。

みなさんがお休みになって、私のところに遊びに来ていただければ、

私はもうそれだけで、十二分に幸せな日々でございますし。

 

この4日間、連休は、久々によく動きました。

えーと、4日間で、ダイビング本数は16本。ガイドと体験ダイビングがあいまみれて、

ごっちゃになって、ナイトの予約が入っていたり、早朝ダイブのリクエストがあったり、

まぁーてんやわんやな連休で、おまけにお客様がオニヒトデを触ってしまうし、

あぁぁぁぁ、ほんまによく動いた連休でした。

訪れていただいたお客様の皆々様、ものすごくありがとうございます。

また、お時間とお暇があり、手軽な南国をお求めでしたら、

ぜひともお声をかけて、訪れていただきたいです。

またがんばらせていただきますし。

と、このように語尾に「し」をつけると、なんか、締まりが悪くなるような気が

するのは、私だけでしようか?

と、またもや関係ないことを書いてしまうし・・・・・。

 

なんか、他に書くことあると思うんやけど、とりあえず、ちょっと休憩。

また明日に更新。写真館のネタも久しぶりに仕入れたし、この2日間ぐらいで、またもや、

どどどおぉぉぉぉぉぉんんんと更新するぜ。

ジャイアントツマジロンとアカククリ子供だけど。

ふふふふふふふふ。

 

あぁぁぁぁ、なんてやる気十分なんでしよう・・・・。

たまらんたまらん。

やるやんけ、ワタシ。

ははははははは。

 

2000/10/3

車の中ではFMをよく聞きます。

旅行に行ってレンタカーしても、たいていはFM聞いてます。

で、その土地土地のFMが楽しみなんですが、沖縄のFMにはたまげました。

とにかく、スローなんです。

夕方の5時くらい、東京や大阪だったら、流行っている洋楽、邦楽混ざり合って

がんがん流れている時間です。

そんな時間に、沖縄ではDJが、

「それでは次の曲は、さだまさしさんで・・・・」

と、言い出したので、

「おいおい、さだまさし? 夕方の、この時間に? 

ほんまかいな? 冗談ちゃうの?」

と、思っていたら・・・・、

「おいおい、ほんまに、かかってきたよ・・・・・・」

と、夕方の5時台にさだまさしです。

しかし、さだまさし、はまだいいほうで、まったく知らないフォークソングの

歌がとてもたくさん流れてきます。

「うーむ・・・・・・」

どうなっているんだ・・・・・。フォークソングスペシャルの日か?

と、そのときは、ちょっとしたカルチャーギャップに驚きましたが、沖縄では

それが日常のようです。

だって、いつもスローなんです。

比較的朝方の番組は今風の音楽を流しますが、3時ごろから5時ごろはスローです。

で、これが沖縄の人には非常に好評のようなんです。

リスナーはせっせとハガキを書いているようで、常連投稿者と、

それを読むDJの間にはなんともいえない、

ほのぼのとした情感がたちこめています。

なにがそうさせるかというと、私が思うに、

「沖縄のFMで、DJがハガキを読むときは、BGMが流れていない・・・・」

ということが、そうさせているのだと思います。

普通、音楽がまだかかっているときに、曲紹介、リクエストをくれた人のハガキなどを

読んでいくと思うのですが、ここでは、その音が止まってしまいます。

また常連投稿者へのコメントにも、親身に考えて答えます。

・・・・・、うん、こーいうのも、いいと思います。はい。

私も慣れてきました。

でも私は、内地DJの軽いところも好きなんですよね。

すごいシリアスな内容の悩みにも、

「そんなに気にすることないですよ、この曲、聴いて、元気出して」とか、

「がんばれ、オレが応援してる」などと、

口だけのことを言っているDJ。

私は好きです。

「ああああ、なんてテキトウにかわされているんだろう、

やっぱり、他人に相談したって、誰も親身になって考えてくれないんだ。

自分ががんばらないと・・・・・、なんとかしないと・・・」

と、素直に思えるからです。

だって、いくら親身になってくれたって、結局答えは自分次第ですから。

輪島の人生相談とかおもしろかったですよ。

「難しいことはよくわかりませんが、とにかくガッツあるのみです」

なんて、実にシンプルな答えを言ってくれます。

沖縄では、他人との距離が内地とは違うのか、同じなのか?

今後暮らしていく中で、とても重要なテーマだと思います。

 

うーん、長いな・・・・、この「ひとりごと」・・・・・。